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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>
・360度動画とは?
・VRとどう違うの?
YouTubeなどの動作サイトで「360度動画」を見たことがありませんか?Googleマップのストリートビューみたいに、画面が回せる動画です。
ほかにもVR動画というものがありますが、どう違うのでしょうか。
今回は360度動画とは?から始めてVRとの違いや活用事例などをお話していきます。
目次
1.360度動画とは?
360度動画とは、映し出されている映像を360度の角度で視聴できる動画です。パノラマ動画や全天球動画とも呼ばれています。
視聴者が映像を操作することで、上下左右問わず360度すべてを見渡すことが可能です。そのため、まるでその場にいるかのような臨場感が味わえます。
通常の動画とは明らかに違うので、360度動画をまだ見たことない方は1度見てみることをお勧めします。YouTubeなどで「360度動画」と検索すればたくさん出てきます。初見だと感動するかもしれません。
1-1.360度動画の種類
360動画には主に3つの種類があります。
①ドームマスター形式…360度撮影された映像を1つにまとめたもの。プラネタリウムでの利用が多い。
②正距円筒図法形式…パノラマ形式とも。球面状に撮影された映像を平面に置き換えるタイプ。風景動画で主に利用される。
③キューブマップ形式…立方体の中心から周りを見渡す感じの映像。3DCGのマッピングでの利用が多い。
2.VRとの違い
「VRとなにが違うの?」と思ったかもしれません。
VR(バーチャルリアリティー)とは、仮想現実を意味し、専用のゴーグルやヘッドセットを使って仮想の空間を360度楽しめる映像です。
「自分で操作できる」「360度のアングルで楽しめる」など、似ている部分も多く混同してしまうかもしれませんが、厳密にはこの2つは異なるものです。
2-1.360度動画の特徴
①動画内の移動
映像を見渡すためのボタンをクリックしたり、スワイプのように画面を動かしたりすることで幅広い角度から映像を楽しめますが、「移動」が自由にできません。
あくまでも撮影者の動きに合わせて動画が見渡せるのが360度動画です。
②専用の装置
対応しているブラウザであれば視聴できます。スマートフォンの場合は専用のアプリがあればOKです。
イメージ的には「自分は現実世界にいながら映像の中を好きな角度で楽しめる」 といった感じです。
2-1.VR動画の特徴
①動画内の移動
自分で移動が可能です。自分がしゃがめば視点もしゃがんだ状態になります。
②専用の装置
専用のゴーグルやヘッドセットが必要です。
イメージ的には「自らが仮想世界に入り込んで楽しむ」といった感じです。
3.360度動画の活用例
すでに各分野で使われている360度動画。どのように利用されているのかを紹介します。
①工場や農場の見学
畑やものづくりの工程などを体験できます。通常であればなかなか行く機会がない場所を見渡すことができ、企業PRとしてもメリットは大きそうです。
②展示会などのイベント会場
例えば住宅展示場やモデルルームなど。静止画や普通の動画だけで見るよりも、商品の魅力が伝わるのではないでしょうか。
③動植物園
来園しなくても動植物の様子を見られます。「近くにないし、行く時間がない」「一人では行きづらい」など、動物園や植物園から足が遠のいている方も楽しめると思います。
④その他
ゲームの広告や体験型アトラクションなど、プラネタリウムなど幅広く利用されています。
さらに求職者に向けた会社内の案内動画、店舗の内部映像など、まだまだ活躍の幅は広がりそうです。
今まで普通に見ていただけの動画がもしかしたら360度動画だった、なんてこともあるかもしれませんね。
4.360度動画の課題
高い臨場感や没入感が魅力の360度動画ですが、メリットだらけというわけにもいかず、デメリットや今後の課題のようなものも想定されます。
例えば「360度好きな角度で見える」という、このメリットがそのままデメリットになるケースも考えられます。
視聴者がどのタイミングでどこを見るか?といったことがコントロールできないため、裏方など視聴されることが好ましくない部分が見られてしまうかもしれません。
また、360度見られても飽きられない演出や被写体がないと、普通の動画でよかったという結果になってしまうことも考えられます。
高い演出プランが用意できそうにない場合や、広く見渡すよりも見せたい商品や演出が決まっている場合などは、通常の撮影と使い分けたほうが魅力的なコンテンツが作れるかもしれません。
5.まとめ
360度動画とは、パノラマ動画や全天球動画とも呼ばれ、360度好きな角度で映像を楽しめる動画。
画面をドラッグするように動かしたりボタンをクリックしたり、自分で操作できるので、その場にいるかのような臨場感が魅力です。
360度動画には以下のような種類があり、目的に応じて使い分けられています。
①プラネタリウムなどで利用されるドームマスター形式
②パノラマ形式とも呼ばれ風景映像で使われる正距円筒図法形式
③3DCGマッピングで利用されるキューブマップ形式
同じようなものにVR(バーチャルリアリティー)がありますが、両者にはいくつか違いがみられます。
①動画内の自由な移動
360度動画→移動不可
VR→移動可能
②専用の装置
360度動画→対応しているブラウザがあればOK。スマホの場合は専用のアプリ
VR→専用のゴーグルやヘッドセットが必要
自分の立ち位置を想定するとわかりやすいかもしれません。
・現実世界で映像を好きな角度で楽しむのか?
・仮想世界に入り込んで楽しむのか?
といったイメージです。
現在360度動画は以下のような使われ方をしています。
①工場や農場見学
②イベント会場
③動植物園
④広告や体験型アトラクション
など。
会社案内や店舗紹介など、アイディア次第でまだまだ有効に活用できそうです。
360度視聴できることで好ましくないものが見られてしまうことも考えられるため、通常の撮影と使い分けをするなどして、より効果的なアピールをしていきたいですね。
ライター:彦坂
愛知 県内から 名古屋 を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
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