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【iPhoneでも設定できる】VPNとは？そのメリット・デメリット
※先にiPhoneでのVPNの設定方法を知りたい方はこちらをご参照ください。
＜こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください＞
※操作説明や機能説明は申し訳ございませんが行っておりません…
・VPNって何？
・VPNのメリットとデメリットってどんなものがあるの？
「VPN」という言葉、
「どこかで聞いたことがある気がするけど、結局どういう意味なのかわからない」
‥そんな方もいらっしゃるかもしれません。
今回はVPNについて、できるだけわかりやすく解説してみたいと思います。
※2021年3月2日現在の情報です
目次
1.VPNとは
VPNは、Virtual Private Network（バーチャル プライベート ネットワーク）の略で、直訳すると「仮想専用線」となります。
私たちが普段利用するフリーWi-Fiなどの公衆ネットワーク上でやり取りをする情報は、悪意のある第三者によって、見られたり改ざんされる可能性があり、そのリスク回避に役立つのがVPNです。
インターネット上に仮想の専用線を設けることで、安全を確保して情報を守ることができます。
では、具体的にどのような仕組みでVPNは大切な情報を守っているのか見ていきましょう。
2.VPNの仕組み
VPNを設定することで、あなたが使っているスマートフォンやパソコンでアクセスする、LINEやTwitterなどのすべての通信先が、VPNサーバーという場所を通るようになります。
VPNは暗号化技術を使って、そこを通過する「クレジットカード情報」、「電話番号やメールアドレスなどのデータ」が第三者にわからないように守ってくれます。
通信内容を不正に見ようとしている第三者からすると、VPN通信は「中を覗くことのできないトンネル」を通っているように見えます。
そのため、この暗号化された通信のことをトンネリングと呼びます。
このトンネリングによって中身が暗号化されているため、VPN上の通信は第三者によって不正に盗まれるのを防ぐことができるのです。
3.VPNのメリット
①自宅Wi-Fiのセキュリティ強化
「通信内容を見られるリスク」というと、外で公衆Wi-Fiを使った時の話で、自宅のWi-Fiは関係ないと思う方もいるかもしれません。
しかし、自宅のWi-Fiにも第三者から侵入されるリスクは潜んでいます。
もし、あなたのパソコンがウィルスに感染し、ルーターのパスワードを初期設定から変更していない場合は、よくあるパスワードを片っ端から入力され、Wi-Fi内に侵入されてしまいます。
このようなリスクに対しても、VPNを入れておくことで、万が一自宅のWi-Fiに侵入された場合でも通信内容を盗まれないようにすることができます。
また、ユーザーが多いiPhoneの場合、始めから設定の中にVPNという項目があるので、そこから設定を行うことができます。また、Androidでも設定にVPNの項目がある機種もあります。
※当記事はVPNの概要を説明する内容になっております。具体的なVPNの設定方法などについては申し訳ございませんが、お答え出来かねます‥。
詳細な設定方法については、お手数ですがVPNを設定したいデバイスやサービスの提供元にお問い合わせをお願いします。
②会社Wi-Fiのセキュリティ強化
前述のWi-Fiへの第三者からの侵入リスクについての例は、会社のWi-Fiについても同じことが言えます。
セキュリティ管理者が不在の場合や、セキュリティ管理を外部に委託したものの、実際は適切に管理されていなかった場合などに、自宅Wi-Fiと同様の問題が起きる可能性が出てきます。
特に、個人以上に重要な情報をやり取りしていて、金銭に関わることが多い会社は、悪意のある第三者からターゲットにされてしまう可能性も高くなります。
会社の通信環境がセキュリティ対策の施されたものではなく、家庭用のネット回線と同等の回線を使っている場合には、VPNの導入が有力な対策になると考えられます。
4.VPNのデメリット
VPN自体にそれほど大きなデメリットはありませんが、小さなデメリットとして挙げられるのが「バッテリー消費量の増加」です。
VPNというネットワークを間に挟むため、スマートフォンなどのモバイル端末を利用している場合には、全体での通信の量が増えてバッテリー消費量が増加する可能性はあります。
しかし、よほどバッテリーが心配な場合を除き、大きなデメリットにはならなさそうです。
5.iPhoneのVPN設定方法
今回は「VPN Gate」という筑波大学が提供している無料で使えるVPNサービスを利用する方法をご紹介します。
①設定アプリを開いて「一般」→「VPN」をタップ
② 「VPN構成を追加…」をタップ
③「構成を追加」が表示されます。
④「タイプ」をタップして「L2TP」にチェック
⑤各項目を画像のように入力
※ パスワードとシークレットの部分にも、アカウント同様「vpn」と入力してください。
⑥「完了」をタップして「状況」をオンして「接続中」にする
⑦設定を一度行えば、次回からは設定の「VPN」をオンにするだけでVPN接続ができます！設定を切るときはオフにすればOKです。
6.まとめ
今回はVPNついて詳しく調べてみました。
まとめると、
VPNとは、VPNのネットワークを経由することで、その中を通る通信内容を暗号化し、第三者から通信内容を不正に見られるのを防ぐことができる機能です。
しかし、VPNも100％の安全を保証するものではなく、セキュリティ対策はVPN以外に、セキュリティソフトの導入や、フィッシングメール対策など、総合的に行っていくことが重要だと言えます。
今回の記事が、セキュリティ対策の参考になれば幸いです。
ライター：井上
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