ブログ
BLOG
最近では、今までとは違ったSNSへ移行する動きが散見されています。
その影響で、分散型SNSが少しずつ注目を浴びています。中でもX(旧:Twitter)でひと際注目を集めたSNSがありました。そう、「Misskey(ミスキー)」です。
以前は新規アカウントの登録を停止、既存ユーザーの招待コードからのみ登録が可能な状態でした。
2024年2月9日現在、新規登録は可能です。
登録できない方は、使用できないユーザー名(他者がすでに使っている文字列)を入力している可能性があります。数字などを組み合わせて、ほかの方と被らないようなものにしてみてください。
ユーザー名の下に「利用できます」と表示されていればOKです!
あとから変更はできないのでご注意ください。
さて今回は、そんなミスキーの特徴や、実際に使ってみた使用感などをご紹介します!
「Misskeyってどんなものなのかな」「新しくSNSを始めようかな」という方の参考になれば、幸いです。
※今回は「misskey.io」というインスタンスを利用させていただきました。
目次
1.Misskey(ミスキー)とは
Misskeyは、syuiloという人物によって開発された、短文投稿型のSNSです。
似たようなサービスといえばX(旧:Twitter)ですが、あちらは「集権型」であることに対して、ミスキーは分散型のSNSです。
分散型のサービスとして有名なのは「Mastodon(マストドン)」ですね。名前を知っている人も多いかと思います。
分散型SNSとは、簡単に言えば企業などの一人の管理者が存在しない、ユーザー主体のSNSです。
ひとりのユーザーがサーバー(インスタンスと呼ばれます)を作成し、私たち一般ユーザーはその数あるインスタンスのうちどれかに所属するなどして、SNSを楽しみます。
いわゆる分散型SNSは、インスタンスの集合体のようなイメージです。
分散型SNSに関してはマストドンと共に紹介しているので、こちらをご覧ください!
Mastodon(マストドン)とはどんなSNS?わかりやすく解説!
2.特徴
ミスキーの他にも類似したサービスは存在しますが、なぜ注目を浴びているのでしょうか?
特徴を見ていきましょう。
2-1.リアクション機能
ミスキーには、マストドンやツイッターにあるような、「いいね」が存在しません。
その代わりに、絵文字やカスタムスタンプを投稿につけることができます。
身近なものだと、LINEや、Discordのリアクション機能ととても似ていますね。表情のある絵文字や、ハンドサインなどのあれです。
ミスキーのカスタムスタンプはとても種類が多く、シンプルなものから、色が変わったり動いたりするものまで様々です。見ていてとても楽しい気分になりますね。
また、このスタンプもユーザーの手によって増えていく点も面白いです。その日のうちに、気が付いたら知らないスタンプが増えていた!なんてことも。
スタンプを活用することで、投稿への「いいね」だけでは伝えきれない感情や思いを表現することができますね!
おそらく、ここがミスキーの注目ポイントで、多くの話題を集めたのではないでしょうか。
2-2.タイムライン
なんと、ミスキーにはタイムラインが4種類も存在します。
ホーム、ローカル、ソーシャル、グローバルの4つで、それぞれ表示される内容も違っていて、以下の通りです。
①ホーム……自分がフォローした人の投稿
②ローカル……自身が所属しているインスタンス内の投稿
③ソーシャル……ホームとローカルを同時に
④グローバル……所属インスタンスとつながっているインスタンスすべての投稿
グローバルタイムラインという感覚になじみが無い方のために簡単に説明すると、同じ通信規格を持ったインスタンスの投稿をすべて閲覧できるタイムラインのことです。
よって、これを利用することで、他インスタンスのユーザーをはじめ、なんと別サービスであるマストドンのユーザーの投稿なんかも見ることができます!
分散型SNSの大きな特徴のひとつです。
投稿の公開範囲などによって細部は異なってきますが、一般利用する際にはおおむねそのような感覚で大丈夫だと思います!
とくにローカルやグローバルは、ツイッターなどの他サービスとは比にならない速度でタイムラインが更新されていくので、見ているだけでなんとなく楽しい気持ちになります。
2-3.投稿
ミスキーの投稿は、ノートと呼ばれます。X(旧:Twitter)で言うところの「ツイート」ですね。
ノートでは、他のノートを引用したり、画像、映像、オーディオ、他にも小さいファイルなどを添付したりすることができます。
また、投稿の公開範囲も設定することが可能です。このような点は他SNSと似ていますね。
しかし、他とは大きく違う点がひとつあります。
1回のノートにつき、なんと3000文字まで書くことができるということです。
これは他サービスと比べても群を抜いて多いですね。
また、投稿にMFM機能と呼ばれるものを活用することもできます。
MFM(Markup language For Misskey)とは、簡単に言えばミスキー上で使われるコードのこと。
つまり、投稿に専用のコードを入力することで、文字に色を付けたり形を変えたりなどができるようになります。そのために、文字制限が多いのかもしれませんね。
これを利用するだけで、文字だけの投稿でもとても華やかになります。
ツイッターでの投稿がついつい長文になってしまう人や、文字だけでは表現しづらい感情などを投稿する際にはピッタリの機能です。
3.スマホアプリ版は?
そんなミスキーですが、2023年7月現在では、公式からのスマホアプリがリリースされておらず、開発もされていない様子です。
しかし、公認されたクライアントによって、スマホアプリのように使えるものが存在します。
私が今回試してみたのは、「MissRirica」と「MissCat」のふたつです。
3-1.MissRirica
MissRiricaは、まずアカウントにアクセスするために、前準備が必要です。
アプリを立ち上げると、インスタンスとアクセストークンを入力する枠が表示されます。
サインアップやアカウント登録は、アプリからではできませんでした。なので、一度ブラウザからアカウントを作成、そしてアクセストークンを用意する必要があります。
アクセストークンは、簡単に説明するとアカウントにアクセスするための鍵のようなものです。
アクセストークンは複数人に譲渡することもでき、それぞれトークン毎に権限の縛りを入れることもできます。
自分で使う場合は、全権の許可を与えたトークンを作成しましょう。
アカウントの設定画面にあるAPIという項目から、作成することができます。
ログイン後は、ブラウザ版と同じようにミスキーを楽しむことができました。使用感も大差はありません。
ログインする際にひと手間かかりますが、一度ログインをすればそのままでいい点は便利です。
3-2.MissCat
MissCatは前者とは違って、アプリからアカウント登録をすることができました。
また、アクセストークンを入力しなくても、アカウントIDとパスワードだけでログインが可能でした。登録、ログインが簡単なのはうれしいですね。
「MissRirica」と同じく、使用感は特別変わりなく、いつも通り利用できます。
しかし、画面左上部にブラウザバックボタンが存在するため、一つ前の画面に戻ろうとして誤ってタップしてしまうことが何度かありました。
ブラウザバックするとログアウトしてしまい、またアプリを落としてもログアウトしてしまいました。
しかし、操作に慣れれば気になることもなく利用できるかな、とは思います。ログインするまでに、必要な手順が少ないのが便利ですね。
実際に使ってみたところ、両者とも特別UIが異なるわけではありませんでした。
恒常的に利用する場合には「MissRirica」たまに利用するなら「MissCat」がオススメです。
しかし、サードパーティ製のアプリはアップデートや新機能への対応が遅れてしまいますので、公式サイトでは、とくにこだわりが無いのであれば、ブラウザ版を推奨しているようです。
4.まとめ
今回、私も初めてミスキーを利用してみたのですが、全体的な気色としてエンタメ性のかなり強いSNSでした。
特定の誰かと連絡を取り合うというよりかは、不特定多数に向けて話しかけているような感覚です。よりカジュアルな気持ちで、SNSを楽しめます。
しかしそのせいもあって、ツイッターのように情報を集めたり、共有したり、拡散したりといった使い方は、苦手な印象でした。
2016.2017年のツイッターを彷彿とさせるその雰囲気が個人的にとても好きなので、また利用してみようと思いました。
また、何でもないような発言でも、誰からかすぐに反応がもらえるので、「真面目なSNSに疲れてしまった時」「一息つきたい時」などに、いかがでしょうか。
愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F
TEL: 052-890-7007(2021-12/16~変更)
※ ホームページ制作や活用サポートのお問い合わせはコチラから
株式会社WWG ブログ編集部
ライター K
WWGのブログ記事作成専門チームです。ホームページ制作やWEBに関することをはじめ、デザイン・コーディング・SEO・人材採用・ビジネス・地元についてのお役立ち情報やニュースを発信しています。