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モバイルバッテリー購入前に!要チェックポイント

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スマートフォンを筆頭に、デバイスの持ち運びが当たり前になった今日この頃、デバイス本体と一緒に欠かせない存在なのが「モバイルバッテリー」。

出先で取引先と打ち合わせの電話、お店の待ち時間にスマホゲーム、観光地でSNS用の写真を撮影…気が付いたら、もうバッテリーがない!なんて、けっこう笑えないあるあるですよね。

そんな「もしも」に備えて持っておきたいモバイルバッテリー、今回は、購入前に確認しておきたいポイントをまとめてみました!初めて買う方も買い替え検討中の方も、ぜひチェックしてみてください!

目次


  1. モバイルバッテリーとは
  2. 注意!PSEマークとは?
  3. 選ぶときのポイントチェックリスト
    その電力はどこから?
    容量は何を基準にすればいい?
    充電スピードの目安
    持ち運ぶなら最重要項目!重さと形状
    スマホはいいけどゲームはNG?対応の挿し口
  4. まとめ

モバイルバッテリーとは


使いきりの乾電池などに対して、充電することで複数回使える「蓄電池」「充電式電池」。その中でも持ち運べるものを指してモバイルバッテリーと呼びます。

コンセントがない場所でも、スマートフォンだけではなく、タブレットや携帯ゲーム機、ノートパソコンの充電が可能なことから、幅広い年代の人に利用されています。どんなに荷物を減らしても、「モバイルバッテリーは絶対にバッグに入れています!」という方は多いのではないでしょうか?

注意!PSEマークとは?


購入前に絶対確認しておきたいのが、「PSEマーク」があるかどうか。これは、「経済産業省が定めた基準を満たしている安全な製品かどうか」という目印のことで、2019年2月以降、PSEマークが付いていない製品は製造も輸入も販売もできない決まりです。

それ以前に販売されたマークのない製品の使用を禁止されることはありませんが、「いらなくなったからフリマで売ろう!」というときには、お手元の製品を要チェックです。

同様にネットで購入する際、たいていはどこかに「PSE認証済み」という文言が書かれていますので、よくご確認ください。

選ぶときのポイントチェックリスト


一口にモバイルバッテリーと言っても、ライフスタイルによって適した製品は変わってきます。「どんなふうに使いたいかな?」と想像しながら、メリット・デメリットを合わせて確認してみてください。

その電力はどこから?

モバイルバッテリーには、「充電して使うタイプ」と「乾電池をセットするタイプ」があります。

近年ポピュラーなのは繰り返しの充電で使えるタイプ。エコで地球にやさしく、替えの電池を持ち歩く必要がないのがうれしいポイントです。反面、モバイルバッテリーそのものの充電が切れた場合、コンセントがないと電力の補給ができないので注意が必要です。

乾電池タイプの数は減ってきていますが、災害時など、コンセントがない場所でも乾電池の替えさえあれば電力補給ができるので、再び注目されているようです。

デメリットとしては、容量と荷物がかさばる点との兼ね合いです。乾電池だけでは、補充できる電力はどうしても少なくなりがち。ノートパソコンのように大量の電力が必要なものの充電には、必要な乾電池の本数も増えてきます。結果、荷物がかさばる原因に。

普段使いには充電式、災害時用には乾電池式、と使い分けるのがいいかもしれません。充電と乾電池の両方に対応しているものもあるので、ぜひチェックしてみてください。

容量は何を基準にすればいい?

バッテリー容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表示されています。簡単に言えば「どれだけの電力を蓄えておけるか」という数値。もちろん、数字が大きければ大きいほど、より多くの電力補充が可能です。

数値の相場は5,000~27,000mAh前後といった印象。10,000mAhからは「大容量」、20,000mAhを超えると「超大容量」といった売り文句が付きます。

10,000mAhあれば、iPhone 11 ProMax なら2.5回、12.9インチのiPadが1回フル充電できます。Androidスマホの人気機種のバッテリーはおおむね3,000~4,000mAhのものが多いので、3~2.5回程度のフル充電が可能です。

出先で動画再生や高画質のゲームを頻繁にプレイする…というわけでないのなら、10,000mAhくらいで十分かな、という印象ですね。

ただし、実際には長く放置することで自然放電されてしまったり、電圧の変換に電力を利用したりで、常に10,000mAh分の充電ができるわけではありません。目安としてお考えください。

充電スピードの目安

流れる電流量を示す「A(アンペア)」の数値が大きいほど、充電スピードは速くなります。

出力Aはモバイルバッテリーから別のデバイスを充電する速度で、入力Aはモバイルバッテリーそのものを充電する速度です。

タブレットを使う場合に注意したいのが、この出力A。iPadをはじめとした大半のタブレットを充電するためには、約2Aの電流が必要になります。スマホの充電だけなら1Aで十分です。

持ち運ぶなら最重要項目!重さと形状

「とにかくmAhとAの数値が大きいものを買えばいい!」とならないのがモバイルバッテリーの難しいところ。素早く大量に充電できるものほど、本体は大きく重たいものになります。“モバイル”ですから、やっぱり持ち運びやすいものがいいですよね。

現在販売されているタイプは、おおまかに以下の4つ。

1.細身のスティックタイプ
2.コンセントに直挿しできるACアダプターのようなタイプ
3.手のひらに収まる小型タイプ
4.スマホと同じサイズ感の板状タイプ

なんとなく下のものほどmAh数が高くなっている印象です。当然、容量の多いものは分厚くなりますが、スマホを操作しながら充電するなら、一緒に重ねて持てる4のタイプが一番便利そう。

「緊急用に念のため持っておきたい」「荷物を少なくしたい」という方は1か3、コンセントの挿し口がある場所で作業することが多い方は、ACアダプター兼用の2がおすすめです。

スマホはいいけどゲームはNG?対応の挿し口

モバイルバッテリーの挿し口は、基本的に「デバイス充電用のUSBポート」と「モバイルバッテリー充電用の挿し口」の2つ。

最近増えているのが、充電コードが本体に付属しているタイプです。別途コードを持ち歩く必要がないので、荷物を減らしたい方にぴったり。コード同士の絡まりによる断線も防げるので、人気が高い型です。

注意しておきたいのは、この「付属コードの挿し口が何か」というところ。

現在販売されているものは、コードが1本or3本が基本です。3本のものは以下すべてのコードが付いていますが、1本の場合は自分が充電したいデバイスをよく確認してから購入してください。

【充電コードと対応デバイス】
・Lightning(ライトニング)…iPhone、iPad、AirPodsなどのApple製品
・Micro USB Type-B(マイクロUSB)…Androidスマホなど
・USB Type-C(タイプC)…MacBook、NintendoSwitchなど

Androidスマホ、ハンディ扇風機、コードレスイヤフォンなどはMicro USB Type-BのものとUSB Type-Cの両タイプがあります。見分け方としては、デバイス本体の挿し口が台形のような形のものがMicro USB Type-B楕円形のものがUSB Type-Cです。

以下、写真付きの記事で紹介しているので、「よくわからないかも…」という方はぜひご参照ください!
>意外と知らない!?USBの様々な種類とその違い

まとめ


特定のオフィスを持たないノマドワーカーや、時間潰しのゲーム、電子書籍、動画視聴…ありとあらゆる場所で電力が必要となる昨今、モバイルバッテリーは1人1つの時代かもしれません。

気を付けたいポイントを以下にまとめたので、購入・買い替えを迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

・必ずPSEマークが付いているものを選ぶ
・普段使いなら「充電式」、非常時などに備えるなら「乾電池式」
・スマホを普通に充電するなら10,000mAh程度で十分
・タブレットの充電には2A以上必要
・コード有タイプは「Lightning」「Micro USB Type-B」「USB Type-C」をそれぞれ確認

ライター:野倉

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