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エッジデバイスって何?いまさら聞けないワード・シリーズ

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エッジデバイスってなんだかご存知ですか?

日常生活では聞きなれない言葉かもしれませんが、このページを閲覧しているスマホやタブレットやパソコンが、まさに「エッジデバイス」なんです。

今後ますますの進化が期待されるエッジデバイスについて、入門的な知識を中心にご紹介します。

目次


  1. エッジデバイスとは?
  2. IoTとは?
  3. クラウドとは?
  4. エッジデバイスで広がる可能性
    日常生活に与えるメリット
    今抱えている課題
    AIの活躍の場になる
  5. まとめ

エッジデバイスとは?


インターネットに接続された製品のことをエッジデバイスといいます。

エッジ(Edge)は「端の」「末端」「ふち」、デバイス(Device)は「装置」という意味です。直訳すると「末端の装置」というニュアンスになります。

IoTを利用した製品としての末端(最前線)にあたるので、このような言い方をします。

インターネットを利用して動く家電や端末が集めたデータを、ユーザーの手元に届ける最終地点、というイメージです。

IoTとは?


IoT(アイオーティー)とは「Internet of Things」の略です。「モノのインターネット」を示します。

物を直接インターネットに接続する仕組みのことで、パソコンやスマートフォン以外のものもインターネットにつなぐことができます。こういった、インターネット回線を利用した家電を「IoT家電」と呼び、近年高い需要があります。

「外出先から、スマホを使ってお風呂のお湯を沸かす」「朝、時間になったら自動でカーテンが開く」といったことが可能になります。

IoT家電は、エッジデバイスの一種にあたります。

基本的には、ユーザーの利用データをクラウドに送り、計算してから送り返す、という工程で動いています。たとえば「利用が少ない時間帯の電力を節約する」といったことを、デバイス側が判断して実行してくれるんです。

IoT家電は、現在以下のようなものが多く販売されています。

・音声を認識してネット検索等を行うスピーカー
・外出先から室内を確認できるカメラ
・テレビ、ネット動画が映せるプロジェクター
・カレンダー、天気予報などと連携して通知する時計
・位置情報を発信できるキーホルダー

IoTについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
IoTって何?仕組みから活用例まで解説!

クラウドとは?


クラウド(Cloud)とは、インターネットを経由して利用できるサービスなどの中で、「ユーザーがデータやアプリの所在を認知していなくても利用できるもの」を指します。…と、言われてもわかりにくいですね。

たとえば、旅行先のきれいな風景をスマホで撮ったとします。その写真は「手元のスマホの中」にありますよね。

では、その写真を友人に送るために、データ共有サービスにアップロードして、スマホの中にあったものは消してしまったとしましょう。今、写真はいったいどこにあるのでしょうか?

もちろん、データ共有サービスのフォルダに入っているでしょうが、それが具体的に「どこ」か知る手段はありません。なんというサーバーの中の、どんなマシンで管理しているのかは不明です。管理しているのがサービスの提供者で、自分ではないからです。

でも、画像を保存したり、取り出したり、ということはできます。「データやアプリの所在を認知していなくても利用できる」というのはこういうことです。

クラウドと呼ばれるようになった由来は諸説あります。

「インターネットのイメージを図解する際、雲のイラストを用いることが多かったから」あるいは、「どこにあるかわからなくても使える=雲のようにつかめないものだから」といった説がありますが、どれも確定的なものではないようです。

エッジデバイスで広がる可能性


すでに充分すごい機能を持っているエッジデバイスですが、さらなる進化で、もっと便利になる可能性を秘めています。

日常生活に与えるメリット

エッジデバイスが進化することで、より速い処理が可能になります。
従来のIoT家電は、

・データをクラウドへ送る
・集積したデータを計算する
・計算結果を返送する
・結果をもとに動作へ反映する

という流れで動いていました。

ですが、エッジデバイスそのものが進化すると、自分で計算ができるようになり、「データをクラウドへ送る」「計算結果を返送する」という過程が省略されます。

今までは「作業を行う機械」と「計算を行う機械」で分かれていたものが、「その場で計算して作業を行う機械」になるわけです。

これにより、以下のようなメリットが発生します。

・動作が速くなる
・回線の負担が減る
・使用容量の削減
・接続障害が起きたときに影響が出にくい
・情報漏洩が起こりにくい

とくに乗用車の自動運転などは、レスポンスが速く、接続障害の影響を受けない…となると、今以上に安全に使えそうですね。

今抱えている課題

発展途上の分野であるがゆえに、改善すべき課題も抱えています。

主なものとしては、以下のものが挙げられます。

・エッジデバイスの価格が高い
・データの保存量に限界がある
・データが消失した際のバックアップがない
・システムが複雑になる

普及するにつれて、価格は下がっていく可能性があります。データやシステムに関しては、技術がどのように進化していくのか楽しみなところですね。

AIの活躍の場になる

エッジデバイスは、AIと非常に相性がいい仕組みです。

AIとはArtificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略です。「人工知能」を意味します。エッジデバイスは、収集した情報をその場で計算する仕組みです。ここにAIが加わることで、より高度な計算結果・効果を出すことができます。

たとえば「外出先から、スマホを使ってお風呂のお湯を沸かす」というやり取りを繰り返すうちに学習し、「入浴の時間や、気候に合わせた温度に自動で調整する」ということができるようになったり、「朝、時間になったら自動でカーテンが開く」という動作から「支度にかかる時間を学習して、カーテンを開ける時間を自動で設定する」なんてことまで進化したりするかもしれません。

繰り返し行った動きを集計し、学習して結果に活かす、というAIの性質上、リアルタイムでデータの収集を行うエッジデバイスとは、親和性が非常に高いと思われます。

まとめ


耳慣れないですが、生活の中に身近にあるエッジデバイス。気にかけていなかったけれど、実はその恩恵を受けていた、という方も少なくないでしょう。IoTやクラウドと密接な関わりをもち、AIとの組み合わせによって日常生活をより便利にしてくれる可能性を秘めています。

仕組みを知ったうえで、今後も生活の中に取り入れていきたいですね。

ライター:野倉

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