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明解!クラウドとSaaS、PaaS、IaaS、ASPの違いって?

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当ブログはさまざまなテクノロジーについてご紹介してきました。

今回はその中でも特に「クラウド」に関連する用語である「SaaS」、「ASP」を中心に、混同されがちなさまざまな用語をわかりやすくご紹介します。

※2020年11月24日現在の情報です

目次


  1. クラウドとその関連用語
    ①クラウドとは
    ②オンプレミスとは
    ③パッケージとは
    ④SaaS(サース)とは
    ⑤ASP(エーエスピー)とは

  2. クラウド・SaaS・ASPの関係
    ①クラウドはSaaS・ASPを実現するためのサービス
    ②SaaSとASPの違い
  3. SaaS(サース)・PaaS(パース)・IaaS(アイアース)の違い
    ①SaaS(サース)とよく似た用語
    ②PaaS(パース)
    ③IaaS(アイアース)
  4. まとめ

1.クラウドとその関連用語


①クラウドとは

クラウド(クラウド・コンピューティング)とは、インターネットなどのネットワークを経由してユーザーにサービスを提供する形態のことです。クラウド(cloud)は直訳すると雲を意味します。

②オンプレミスとは

オンプレミスは、英語でon-premisesと表記され、premisesは建物を表します。この事からもわかるように、オンプレミスはクラウドと比べて自社に設置する物理サーバーがある点が異なります。

オンプレミスで新規サーバーを導入する場合、工事費用、設定費用などがあるため、かなり導入にコストがかかります。それに対してクラウドの場合はサーバーの購入費用自体は発生しません。導入コストもオンプレミスに比べ安くなります。

また、オンプレミスの場合、管理や運営を自社で行わないといけません。運用コストの増加もオンプレミスのデメリットと言えます。

一方、クラウドにおいて細かなサーバーシステムの変更が難しくなる一方で、オンプレミスでは、自社のニーズに合わせてサーバーのシステムを細かく変えることができるのが大きなメリットと言えます。

③パッケージとは

パッケージ型のソフトウェアは、まずインストール作業が必要になってくるのがネックです。クラウド型のサービスにはインストール作業が必要ありません。そのため導入はパッケージ型よりクラウド型の方がスピーディーに済みます。

また、インストールした後はソフトウェアにはアップデートが求められます。ユーザーがアップデートの管理を行う必要があるパッケージタイプのソフトでは、アップデートが手間になることも考えられます。

クラウドを使えば場所や端末の制限もなくなります。パッケージ型のソフトを利用できるのはインストールした端末だけなので、パソコン、スマホ、タブレットなどマルチデバイスに対応しているクラウドと比べて、現在はパッケージ型の魅力は少なくなりつつあります。

④SaaS(サース)とは

SaaSは、「Software as a Service」の略で「サービスとしてのソフトウェア」を意味し、ソフトウェの機能をクラウドサービスで提供することを意味します。

ソフトウェアのデータはサーバー側にあり、ユーザーはクラウドを通してアクセスし、その機能を利用すればよいのでユーザーがソフトをインストールする手間がなく非常に利便性が良いです。私達が普段使っているGmail、SkypeなどもSaaSの内の一つです。

⑤ASP(エーエスピー)とは

ここでクラウドと比較したい「ASP」という用語は 「Application Service Provider」 の略で、インターネット経由でアプリケーションの機能を提供する事業者を指します。

間違えられやすい用語としてアフィリエイトにおいて使用される 「ASP」 は 「アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)」 の略で広告の成功に応じて報酬を支払う事業者を意味します。

2.クラウド・SaaS・ASPの関係


①クラウドはSaaS・ASPを実現するためのサービス

SaaS・ASPより後にクラウドという言葉は生まれました。

インターネットの普及により、SaaSとASPが実現可能になり、その後、クラウドのコンセプトが生み出されたという背景があり、クラウドはSaaS・ASPを実現するためのサービス形態を意味します。

②SaaSとASPの違い

では、 SaaSとASPにはどういった違いがあるのでしょうか。
大きな違いは以下の点です。

・SaaS アプリケーションやソフトそのものを表す
・ASP サービス、またはそのサービス提供事業者を表す

ただ、これらの言葉が使われる現場ごとに、少し呼び方の違いもあるようで、特にASPはSaaSよりも後発の言葉であるため、今後使われる頻度は減りそうです。

3.SaaS(サース)・PaaS(パース)・IaaS(アイアース)の違い


①SaaS(サース)とよく似た用語

先般ご紹介した通り、SaaSは「Software as a Service」の略で「サービスとしてのソフトウェア」 を意味します。例としてマイクロソフトの「Office 365」などが該当します。

一方でこの「ソフトウェア」を意味するSaaSの頭文字「S」が変化した、Saasとよく似た用語として、PaaS、IaaSがあります。どんなものなのか合わせてご紹介します。

②PaaS(パース)

PaaSは「Platform as a Service」 の略で「サービスとしてのプラットフォーム」を意味します。ネットワークやOSなどのアプリケーションを開発するためのプラットフォームをインターネット上に提供している仕組みです。料金は月額制や従量課金制であることが特徴です。

具体的なPaaSの例として、マイクロソフトが提供している「Microsoft Azure(マイクロソフト・ アジュール )」が挙げられます。

③IaaS(アイアース)

IaaSはアイアース、またはイァースとも呼ばれ 「Infrastructure as a Service」の略称です。IaaSは「サービスとしてのインフラストラクチャ」を意味します。また、インフラストラクチャーとは基盤のことで、よく「インフラ」と略されます。

IaaSはファイアーウォール、仮想サーバー、ハードディスクなどのインフラをインターネット上で提供している仕組みです。PaaSと異なる点として、プログラムを開発する上で、最小限の環境しか提供されず、開発の自由度が高いのが特徴と言えます。

料金はPaaSと同じく月額制や従量課金制であることが多いです。IaaSの具体的な例として、Googleが提供する「Google cloud Platform」やAmazonが提供する「Amazon Web Services(AWS)」などがあります。

4.まとめ


今回はクラウド・SaaS・ASP、その他関連用語ついて詳しく調べてみました。

まとめると、
SaaSの普及にともないASPという言葉が使われる機会は少なくなっていますが、それらは機能や用途について大きな違いはありません。

そのため、サービスを比較検討する際には、「SaaS、ASP、その他各用語によるサービスの良し悪しの判断」ではなく、「どちらがより自身、自社のニーズを満たしてくれそうか」という基準で選ぶことが重要だと考えられそうです。

ライター:井上

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