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意外と知らない!?USBの様々な種類とその違い

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私達がPCやスマートフォンなどの各デバイスの接続に使っている「USBケーブル」、その種類は非常にたくさんあります。

今回はその種類や、各USBごとの特徴などをお話ししたいと思います。

「USBケーブルを買おうと思っているけど、どの種類を買ったらいいかわからない‥」そんな方の参考になれば幸いです。

目次


  1. USBの基礎知識
    ①USBとは
    ②主なUSBの種類
  2. USBの種類
    ①USB 1.0 & USB 1.1 Type A
    ②USB 2.0 Type A
    ③USB 2.0 Type B
    ④USB 3.0 Type A
    ⑤USB 3.0 Type B
    ⑥USB 3.1 Type C、USB 3.2 Type C
  3. miniUSBの種類
    ①miniUSB mini-A
    ②miniUSB mini-B
  4. microUSBの種類
    ①Micro USB Micro-A
    ②Micro USB Micro-B
  5. Apple製品はUSBとLightningケーブルの2種類が存在
  6. まとめ

1.USBの基礎知識


①USBとは

まず、私達は普段なにげなく「USBケーブル」と呼んでいますが、この「USB」とは一体何のことなのでしょうか。

USB は「ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)」の略で、PCやスマートフォンなどのデバイス同士でデータを転送するための接続規格の内の一つです。

USBは形や性能などの異なる非常に多くの種類が存在します。

②主なUSBの種類

USBの種類は大きく分けて三種類あります。

USB(ユーエスビー)
mini USB(ミニ ユーエスビー)
Micro USB(マイクロ ユーエスビー)です。

では、次の章からさらに種類ごとの違いを整理しながら見ていきましょう。

2.USBの種類


①USB 1.0 & USB 1.1 Type A

USB1.0は1996年に発売された最初のUSBの規格で、最大12Mbpsの転送速度です。

しかし、後に発売されたUSB1.1と共に、それ以降の規格との互換性に問題があり、現在は1.0や1.1の機器やケーブルはほぼ流通していません。形状は下記USB2.0 TypeAと同じです。

②USB 2.0 Type A

USB 2.0 Type Aは非常に多く普及している種類です。接続部分の形は、USB 1.1と同じく長方形になっていますが、そのデータ転送速度はUSB1.1の約40倍の最大480Mbpsと大きく異なります。

この「TypeA」と呼ばれる長方形の接続部分をもったUSBは多くのパソコンに搭載されており、現在もマウス、キーボード、ハードディスクなどの周辺機器を接続するのに使用されています。

③USB 2.0 Type B

※画像はイメージです。

USB 2.0 Type Bは家庭用プリンターや外付けHDDなどのデバイス側に採用されている事が多いです。 コネクタ部分の形状は正方形に近い台形をしています。TypeAに比べ見かけることはほとんどないかもしれません。

④USB 3.0 Type A

USB 3.0 Type Aの形状はUSB 2.0 Type Aとほぼ同じですが奥にピンが5本追加されている点で異なります。また、USB2.0以前のケーブルとの見分け方として、内部のパーツが青色になっている事が多いです。

そしてUSB 3.0の一番の特徴はそのデータ転送速度です。USB3.0の最大5Gbpsの転送速度は一世代前のUSB 2.0の約10倍程です。

また、接続部分の形状がUSB 2.0 Type Aと互換性がありますので、USB3.0の高速データ転送は利用できませんが、USB 2.0 Type A用の接続ポートに、USB3.0 Type Aのケーブルを挿して使うこともできます。

⑤USB 3.0 Type B

USB 3.0 Type Bは、USB2.0のType B端子と比べると、さらに端子が5つ新たに加えられ合計9ピンで構成されています。

また、形状もUSB2.0 TypeBとは大きく違うので、USB3.0 TypeBとUSB 2.0 TypeBを接続する事はできません。

⑥USB 3.1 Type C、USB 3.2 Type C

USB 3.1 Type C、USB 3.2 Type CはAndroidスマートフォンやMacBookを中心に現在広く使われている種類です。非常に多くの機能があるため、その特徴を3つに分けて紹介します。

①上下の区別が不要になった

一般的に「Type-C」と呼ばれるこの接続部分の一番の特徴は上下の区別がないことで、USBを接続する際に向きに注意しながら接続するというストレスがなくなりました。

②転送速度が格段に速くなった

先に紹介した通りType-AやType-Bで一番速い規格はUSB3.0で、転送速度は最大で5Gbps程です。

その一方で、Type-CはUSB 3.1とUSB 3.2というさらに新しい規格に対応しています。 USB 3.1はUSB3.0の2倍の10GbpsUSB 3.2 は USB3.0の4倍の20Gbpsもの転送速度を誇ります。

③さまざまな規格を扱えるようになった

Type-Cには「オルタネートモード」という機能が搭載されています。これはType-Cのケーブルで別の規格の信号を流せる技術で、これまで対応していなかった「Thunderbolt」、「HDMI」、「DisplayPort」といった規格にも対応し、電源供給や映像出力もType-Cケーブルだけで行えるようになりました。

3.miniUSBの種類


①mini USB Mini-A

以前はデジタルビデオカメラなどに利用される事が多かった種類です。

接続部の形状は台形を逆さまにしたようになっており、mini USB Mini-Bと似ているので注意が必要です。

②mini USB Mini-B

Mini-Aと同じくデジタルカメラなどに多く使用されており、形状は側面に段差のついた台形のような形になっています。

MiniUSB Mini-A、B共に 現在はあまり使われることはなくなっています。

4.MicroUSBの種類


①MicroUSB Micro-A

形がMicro USB Micro-Bと似ているので注意が必要です。

Micro USB Micro-A は長方形になっているのが特徴です。

②MicroUSB Micro-B

形状は台形に近く、Androidスマートフォンの接続部分は、数年前まではこのMicro USB Micro-Bがほとんどでした。

現在のAndroidスマートフォンは前述のUSB 3.1 Type Cが主流になっています

5.Apple製品はUSBとLightningケーブルの2種類が存在


上記のようにAndroidでは汎用性の高いmicroUSBやUSB Type-Cなどが採用されていますが、iPhoneを始めとするApple製品では、Lightning(ライトニング)ケーブルが多く使わています。

LightningケーブルはApple社が独自開発した規格でありUSBとは異なります。ですので、接続部の形状がUSBとLightningケーブルでは全く異なり、USBを採用しているAndroidにLightningケーブルを直接挿して使うことはできません。

一方で、MacBookやiPad Proなど一部Apple製品はUSB Type-Cも採用され始めています。今後、iPhoneも含めたApple製品全体がUSB Type-Cで統一されるのか、それとも LightningケーブルとUSB Type-Cが併用されるのか、今後の動向が楽しみですね。

6.まとめ


ここまで、さまざまなUSBの種類をご紹介してきました。

その中でもモバイル端末を中心にUSB Type-Cが特に積極的に採用されているようです。 これからスマートフォンなどの新しいデバイスを購入予定の方は、USB Type-Cにデバイスが対応しているかどうかがデバイスを選ぶ際の一つの大きな判断材料になるでしょう。

また、各USBの規格は、ケーブルだけでなく、接続するデバイスでもその規格に対応していることが重要になります。

「早くデータを転送をしたくて USB3.0対応のパソコンを買ったけど、挿しているケーブルがUSB 2.0だったのを知らなくて、実際はUSB3.0の転送速度を使えていなかった!」

そうならないよう、ケーブルだけでなく、接続するデバイスがどのようなUSBの種類に対応しているかをよく確認し、その機能を存分に活かすことが重要だと言えるでしょう。

ライター:井上

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