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手話と音声をテキストでつなげるSureTalk(シュアトーク)!手話データの提供を求む

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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>

・手話に興味があるけど難しい
・些細な事でもいいから社会貢献したい

現代社会は多様性が求められ、障がい者の方も住みやすい社会が望ましいとされています。

そのため「何かしら貢献できないだろうか」「少しでも社会の役に立ちたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

そんな方はぜひ最後まで本記事をご覧ください。

もちろん聴覚障がい者の方も大歓迎です。

手話の方と音声の方が、コミュニケーションを取りやすくなる素敵なサービスに一緒に貢献しませんか。

目次


  1. 手話について
    1-1.日本手話と日本語対応手話
    1-2.世界の手話
    1-3.手話の通訳
  2. SureTalk(シュアトーク)とは
  3. SureTalkができること
    3-1.手話と音声での会話
    3-2.AIで手話動作の精度の向上
  4. SureTalkの課題
    4-1.データ不足
    4-2.日本語対応手話のみに対応
  5. まとめ

1.手話について


手や腕を使ってコミュニケーションをとる方法です。手の形や位置、腕の動きなどを使って表現します。れっきとした言語の一つで、眼に訴えかける視覚言語に分類されます。

基本的には聴覚障がい者の方やそのご家族が利用するケースが多いです。

1-1.日本手話と日本語対応手話

手話とひと口に言っても実は日本では2種類あります。

「日本手話」と「日本語対応手話」です。

日本手話
聴覚障がい者同士がコミュニケーションをとる際に利用される手話です。文法や構成も日本語とは異なります。

日本語対応手話
日本語に手話の単語を合わせて考えられた手話です。日本語通りに口を動かしながら手話の単語を表現するので、基本的には文法は日本語と同様になります。

健常者や途中失聴者が手話を覚える場合は日本語対応手話を学ぶケースが多いです。

1-2.世界の手話

手話は世界共通言語だと思っている方もいらっしゃるようですが、手話は世界共通ではありません。音声ではなく身振り手振りで表現するため、勘違いしやすいのかもしれませんね。

英語を話すアメリカとイギリスでも、アメリカ手話とイギリス手話があり別々です。

ちなみに世界で使われている手話は、126種類あるといわれています。

1-3.手話の通訳

手話の通訳をする人を手話通訳士といいます。

手話通訳士は国家資格ではないので無資格でも通訳を行うことはできますが、裁判や選挙などの公的な場面の通訳には資格が必要となります。

資格試験も難易度が高く、手話通訳ができる人は決して多くないのが現状です。

そういった状況の中で、手話をテキスト化するツールの開発が進んでいるようなのでご紹介します。

2.SureTalk(シュアトーク)とは


SureTalk(シュアトーク)とは、手話と音声をテキスト化し、両者のコミュニケーションを円滑にすることを目的としたサービスです。

ソフトバンクと国立大学法人電気通信大学が共同開発しています。

現在は手話データの登録のみとなっていて、会話機能は一部の自治体など限られた場所で利用しているそうです。

参考:SureTalk
URL:https://www.suretalk.mb.softbank.jp/

登録については、Web版とiOS版があります。
Web版:https://app.suretalk.jp/
iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/id1572242181

3.SureTalkができること


現状一般ユーザーが利用できる機能は登録機能のみですが、どんなことができるサービスなのか紹介します。

3-1.手話と音声での会話

ネット環境さえあれば相手との会話が可能です。

カメラを通じて指・手首・肘・肩などの関節を追跡し手話の特徴を抽出することで、リアルタイムでのテキスト化を可能としているそうです。

3-2.AIで手話動作の精度の向上

手話の動作は人によって違いがあるので、AIに学習させることで精度を向上させていくとのこと。

また、手話を日本語のテキストとして変換しても、助詞が抜けているといった可能性があるそうです。その点は、AI技術の一つであるディープラーニング(深層学習)を取り入れることで、補完して文章を完成させているとしています。

4.SureTalkの課題


新たなコミュニケーションツールとして期待が高まるSureTalkですが、まだ課題が残っているようです。

4-1.データ不足

手の動かし方や動作の大きさ、角度など人によって違いがあり、方言のように地域によって異なる表現が手話にもあります。

さらに同じ動作でも、前後の文脈から単語の意味が変わるケースがあり、それもまたデータを必要とする点です。

4-2.日本語対応手話のみに対応

日本で使われている手話は日本手話と日本語対応手話がありますが、現状は日本語化しやすい日本語対応手話のみにとどまっているようです。

将来的には日本手話にも対応したいと述べているようなので、そのあたりは今後に期待ですね。

5.まとめ


手や腕を使って会話をする手話。日本には日本手話と日本語対応手話の2種類があります。

しかし手話を通訳できる人は決して多くはないのが現状です。

そんな中登場したSureTalk(シュアトーク)は、手話ユーザーと音声ユーザーに円滑なコミュニケーションをもたらすサービスです。

手話通訳士の方や筆談をする必要がなく、コミュニケーションが取れるのは画期的ではないでしょうか。

まだ試験段階で一般の方は会話機能を利用することはできませんが、サービスが本格化したらかなり有用なツールとなるのは間違いなさそうです。

そのためには多くのデータが必要なようなので、興味のある方や貢献したい方は登録してデータを提供してみてはいかがでしょうか。

ライター:彦坂

愛知 県内から 名古屋 を中心にホームページ制作を行っている会社
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愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F

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