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【初心者向け】ランディングページ(LP)とは?目的や作り方を解説

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【初心者向け】ランディングページ(LP)とは?目的や作り方を解説

ホームページを運営していたり、Webマーケティングに関わる業務を担当していたりすると、ランディングページ(LP)という言葉をよく聞きます。

このランディングページ(LP)は、Webマーケティングを強化するうえで非常に重要な役割を担っており、とくに自社の商品やサービスへのお問い合わせ(コンバージョン)を増やしたい場合に効果を発揮します。

そこで今回は、「LP?なんとなくは分かっているけど、説明してくれと言われると難しい・・・」「ホームページとの違いが曖昧・・・」という初心者の方に向けて、ランディングページ(LP)とは何なのかについての基礎知識を、分かりやすく解説していこうと思います。

メモ

※本記事は2024年5月15日に公開した内容を、最新の情報にアップデートし公開しております。

ランディングページ(LP)とは

ランディングページ(LP)とは、検索結果やSNS、Web広告を経由して、ユーザーが最初にアクセスするページのことです。

Landing Pageという英語表記を略してLP(エルピー)と呼ばれることが多いです。Landing は、日本語で着陸、着地、といった意味があるため、ユーザーが最初に着地するページという意味からこの言葉が使われています。

ただし、今お伝えしたのは、一般的な広い意味の「広義なランディングページ」の場合のお話です。

一方で、Webマーケティングなどでよく利用されるランディングページは、「狭義のランディングページ」と呼ばれ、少し意味合いが変わってくるので、まずは広義なランディングページと狭義なランディングページの違いを確認していきましょう。

広義のランディングページ

広義のランディングページとは、先ほどご説明したようにユーザーが最初にアクセスしたページのことを指します。

流入経路の例としては、以下が挙げられます。

  • Googleなどの検索エンジンでの検索結果(自然検索)
  • リスティング広告などのWeb広告
  • InstagramやX(旧Twitter)などのSNS

たとえば、検索エンジンから訪れた人が、トップページに最初にアクセスしたらトップページがランディングページになります。同じように、会社概要に最初にアクセスしたら会社概要がランディングページになります。

つまり、広義の意味では「これがランディングページ」と決まったものがあるわけではなく、ユーザーが最初に訪れたページはすべてランディングページになるということですね。

ちなみに、マーケティングやホームページ制作の場では、次に説明する狭義の意味でのLPが使用されることが多いのですが、アクセス解析ツールGoogleアナリティクスでは広義の意味でのランディングページが使用されています。

もし、Googleアナリティクスを使った分析をおこなっている場合は「ランディングページ」という項目をチェックしてみると、自社のホームページに訪れているユーザーが最初にアクセスしているページがどこなのか、そのページでのセッション数やアクティブユーザーがどのくらいなのか、などの確認が可能です。

※セッション数とは:ユーザーがWebサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動を1としてカウントするものです。そのため、1つWebサイト内の複数のページを訪問したとしてもセッション数は1とカウントされます。ちなみに、Google アナリティクス4(GA4)の場合は、30分以上何の操作もなかった場合にセッションが切れるとされています。

狭義のランディングページ

狭義のランディングページは、コンバージョン(CV)獲得、つまり、サービスや商品をユーザーに購入・問い合わせしてもらうことに特化したページを指します。

ページ内に購入ボタンやお問い合わせボタンなどが配置された縦長レイアウトの商品紹介ページを思い浮かべていただくと分かりやすいかもしれません。(私はよく化粧品などを購入しようと色々調べていると、こうしたランディングページに辿りつきます・・・笑)

狭義のランディングページとは

コンバージョン(Conversion)とは、特定の目標や行動を達成することです。狭義なランディングページにおけるコンバージョンは、具体的にはユーザーがサービス・商品を購入したり、問い合わせを行ったりすることを指します。

狭義のランディングページを作成する場合に求められるコンバージョンの例には以下のようなものがあります。

  • 資料請求
  • お申込み
  • 商品やサービスへのお問い合わせ
  • 予約

広義の意味とは違い、購入や問い合わせを増やすために作られた特定のページが狭義のランディングページという解釈になります。

狭義のランディングページは1ページで構成されることが多く、縦長のレイアウトになるのが特徴的です。自社でもランディングページを制作させていただいた実績があるので、よかったら参考にご覧ください。

(株)WWG 制作実績 LP・チャネル

***

広義のランディングページと、狭義のランディングページ。同じランディングページという言葉でも使われ方が異なります。

そしてビジネスシーンでよく使用されるのが、狭義のランディングページになるので、ここからは「狭義のランディングページ」についてさらに詳しく説明していきます。

※これ以降登場する「ランディングページ」という言葉は、狭義のランディングページとなります。

ランディングページとホームページの違い

それでは次に、ランディングページとホームページの違いについてみていきましょう。両者の違いは、担う役割にあります。

ホームページは、「企業を紹介する」役割を担っており、訪問者が必要としている情報を分かりやすく提供して、関係性を築くために作成します。

ホームページに訪問するユーザーは、取引先や顧客、求職者など多岐に渡ります。そのため、訪問者それぞれのニーズに応えられる「役割が異なる複数のページ」を作成する必要があり、サイト内のページ数は大体5ページから10ページくらいになることが多いです。

一方、ランディングページは、主に「コンバージョン(CV)を誘導する」ためにあります。

特定の行動(コンバージョン)を起こすことにフォーカスしているため、情報をギュッと詰め込んで1ページで構成することが多くなります。また、ターゲットも「商品やサービスに興味を持っている見込顧客」となるので、ホームページに比べてターゲットが絞られます。

ホームページは、企業の紹介や採用、ブランディングといった様々な役割を担います。一方、ランディングページは、特定の商品やサービスに興味を持っている人達のコンバージョン数を企業の目標まで導く役割を担います。

ホームページと狭義のランディングページの違い

また、ホームページとランディングページには、SEOの観点で見ても違いがあります。

SEO対策とは、検索エンジン最適化のことで簡単にいうと、Googleなどの検索エンジンから特定のキーワードを検索した際に、自社のホームページが上位にヒットするように対策することです。

SEO対策については、下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。

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ホームページの場合は、検索ユーザーによって有益なコンテンツを増やしていくことでSEO対策(検索エンジン最適化)が可能です。SEO対策は分析やコンテンツの作成・改善に時間を費やす必要はあるものの、うまく対策できればWeb広告などのコストを押さえることができます。

一方、ランディングページは単体で存在するページになるため情報量が少なく、検索エンジンから評価されにくいと言われています。そのため、一定のアクセスを担保したい場合は、Web広告などを活用した集客が必要になることもあります。

このように、ホームページは長期的に育てていくもの、ランディングページは短期的な目標達成に使用されるもの、という違いがあります。

ランディングページのメリット

では、ランディングページのメリットも押さえていきましょう。今回取り上げるランディングページのメリットは以下になります。

  • コンバージョン(CV)に導きやすい
  • 適切な順番で情報発信しやすい
  • ページ移動による離脱を防げる
  • デザインで訴求しやすい

1つずつ見ていきましょう。

コンバージョン(CV)に導きやすい

先ほどもご説明した通り、ランディングページは特定の商品やサービスへのコンバージョンを促すことに特化したページです。

なぜコンバージョンを促すことに特化できるかというと、ターゲットを特定しやすく、必要な情報のみに限定した情報発信ができるからです。ホームページは様々な情報を発信できるメリットがありますが、その分目的のページに辿り着くのに時間がかかることもあるので、欲しい情報に辿り着く前にユーザーが離脱してしまう可能性もあります。

その点、ランディングページは1ページで構成されており、ユーザーが知りたい情報のみが集約されているため、ピンポイントで情報を届けることで目的を達成しやすくなります

つまり、ランディングページは売上に直結しやすいとも言えますね。

適切な順番で情報発信しやすい

ユーザーに情報を正しく届けるために重要なのが、「適切な順番で情報を発信すること」です。商品やサービスに魅力を感じてもらうためにはこの点がとても大切になります。

ランディングページは、上から下へスクロールさせる1ページの構成で作成されることが多いため、読ませたい情報を上から順に配置していくことで、自然と理想的な順序で情報を発信できます。

たとえば、よくあるページ構成だと以下のような例が挙げられます。

ページ構成の例


(1)こんなことでお悩みではないですか?
⇒課題やニーズを引き出す

(2)実はこの商品を使うとそのお悩みを解決できるんですよ!
⇒商品をアピール

(3)商品愛用者からのお墨付きも!
⇒客観性を持たせる

(4)今ならお得な割引もありますよ!
⇒お得感で購買意欲を高め、購入を促す

これは、実際に店員が商品を売るときの流れに似ていて、商品を売るのに適した順番になっていますよね。このように最も効果的な順番で情報を提供することで、コンバージョンにつながりやすくなります。

ページ移動による離脱を防げる

必要な情報が1ページにまとまっているため、ページ移動による離脱が少ない点もランディングページのメリットです。

ホームページの場合は、訪れたユーザーのニーズに合わせて役割の異なるページを複数用意しています。たとえば、ホームページのトップページの他に、会社概要、企業理念、サービス一覧・・・という形で、それぞれの情報を詳しく解説するためのページが存在しています。

そのため、ユーザーは自分で欲しい情報を探す必要があり、ユーザーがストレスなく欲しい情報に辿り着くためには、サイト構成やデザイン・レイアウト等の工夫が必要になります。(ここを怠ると、情報が全然見つからない!と離脱されやすくなってしまいます)

また、レイアウトやデザインを工夫したとしても、自分でページを遷移して情報を探す必要があることから、伝えたい情報が閲覧される前にサイトから離脱してしまう可能性が高まります。

一方ランディングページは、上から下までスクロールするだけのシンプルな構成になっています。必要な情報を、適切な順序で発信していくことで、ユーザーがわざわざ他のページに遷移して欲しい情報を探す必要がないため、その分離脱率を下げることにもつながります。

コンバージョンを促すうえでは、十分な情報を伝えたうえで商品やサービスの理解を深めてもらうことが重要です。ランディングページであれば、伝えるべき情報を限定し、必要な情報を1ページに集約できるので、ユーザーが迷うことも少なく、離脱を防ぎながらコンバージョンを促すことができます。

デザインで訴求しやすい

ランディングページは、コンバージョンを目的とする独立したページなので、達成したい目的にフォーカスした自由なデザインが可能です。

たとえば、ホームページは、全体のバランスが大切ですよね。たくさんのユーザーが見ることを前提として、企業イメージを損なわないようにする必要があります。

また、さまざまなコンテンツを発信していくため、サイドメニューが必要だったり、検索窓が必要だったり・・・と機能的な面でも考慮すべき点があり、レイアウトにも制限が出てきます。

一方、ランディングページであればこうした制限ありません。「買ってもらうこと」「お問い合わせしてもらうこと」など、目的のコンバージョンを促すことに集中して自由にデザインすることができます。

さらに、独立しているランディングページでは、必ずしも企業イメージを重視する必要はなく、商品やサービスの魅力が最大限伝わるような写真、画像、図などを取り入れながら、インパクトあるデザインに仕上げることも可能です。

このように、デザイン面からもコンバージョンを意識した訴求をおこないやすい点も、ランディングページのメリットです。

ランディングページのデメリット

では次に、ランディングページのデメリットもみていきましょう。

主なデメリットは以下になります。

  • 直帰率が高いため、ファン化には向いていない
  • SEO対策の効果が得られにくい
  • 制作には工数やコストがかかる

こちらも順番に解説してきます。

直帰率が高いため、ファン化には向いていない

直帰率とは、ユーザーが最初にアクセスしたページしか見ずにページを離れた割合のことを指します。

先ほどもお話した通り、ランディングページはページ移動による離脱を極力減らすために、コンバージョンに関係する「申し込み」や「問い合わせ」以外のリンクがないことが多いです。

そのため、「他の商品も見てみたい」「提供元の会社がどんな企業なのか知りたい」といった+αの興味関心・ニーズには応えにくい構造になっています。

ランディングページはコンバージョンに特化している分、それ以外のユーザー体験・行動には訴求しづらく、ブランドイメージを伝えたり、ファンになってもらうための関係性を構築していったり・・・という目的にはあまり向いていないとも言えます。

SEO対策の効果が得られにくい

「ランディングページとホームページの違い」でも少し触れましたが、ランディングページはSEO対策の効果を得られにくい点もデメリットの1つです。

ランディングページは、内部や外部リンクが極端に少ないため、ページの構造上、Webサイトを循環するクローラーに見つけてもらいにくいとされています。

また、発信する情報量が少ない点も、検索エンジンの評価を上げにくい理由です。

たとえば、商品やサービスの訴求に重点を置くランディングページのでは、画像による表現が中心になることが多く、見出しや説明文も画像で作成されているケースがあります。

しかし、検索エンジンは画像内の文字情報を十分に認識できないため、キーワードを含んだテキスト情報が不足してしまい、SEOでは不利になる場合があります。

このように、ランディングページは自然検索での集客には不向きであり、Google広告やSNS広告など、外部からの流入を前提に運用するケースが一般的です。

ランディングページはあくまでも検索エンジンでからではなく、「広告やSNSからの流入を狙う」と割り切り、そちらからの流入を増やす方法を考えるのが良いかもしれません。

※クローラーとは :Webサイトを巡回し、情報を収集する自動プログラムのことです。クローラーが巡回し、集めた情報を検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)することで、ユーザーが検索した際に、その情報が検索結果として表示される仕組みになっています。クローラーは、リンクをたどってWebサイトを巡回するため、内部リンクや外部リンクが少ない独立したランディングページの場合は、見つけてもらいにくくなります。

制作には工数やコストがかかる

制作に工数やコストがかかる点も、ランディングページのデメリットです。ランディングページは特定の目的にのみ特化したページなので、目的に合わせて都度制作する必要があります。

そして、訴求力があるランディングページを作るためには、ノウハウが必要です。たとえば、ランディングページは縦に長いため、すべて読み切る前に飽きてしまうと離脱されやすくなるので、ユーザーを飽きさせない構成や見せ方にする必要があります。

訴求の仕方によっては、押し売り感や、広告感が強くなってしまい、十分なコンバージョンを得られない可能性もあるので、効果的なランディングページを作成するのは、実はとても難しいんです。

こうした理由から、効果を見込めるランディングページを自作することは難易度が高いため、プロに制作を依頼するのが一般的です。最近ではスマートフォン(スマホ)からの閲覧が増えていることから、ユーザーの閲覧環境を考慮し、最適化されたページを作るためには、さらに費用がかかるケースもあります。

また、自作する場合であっても、外注する場合であっても、商品やサービスの魅力を最大限伝えられるページを作るためには、原稿の作成やデザインの考案に注力する必要があります。

外注するからといってすべての対応を委託できるわけではなく、自分たちでも考えなければいけないポイントが多いので、制作には費用面でのコストはもちろん、一定の工数が伴います。

効果的なランディングページを作るコツ

それではここからは、効果的なランディングページの作り方についても押さえていきましょう。

ランディングページでは、目標やターゲットを明確にし、どういった流れで商品の魅力を伝えるかが、コンバージョン率を高めるうえで非常に大切になります。

効果的なランディングページを作成するコツは以下になります。

  • 目標やターゲットを明確にする
  • ページ内の構成を考える

順番に見ていきましょう。

目標やターゲットを明確にする

ランディングページの良いところは、ターゲットを限定して情報を届けられるところにあります。そのため、まずはこれから作成するランディングページで達成したい目的が何なのか、その目標を達成するためには、誰に向けて訴求していくべきなのかを明確にしましょう。

たとえば、コンバージョン率の目標を数値化したり、ペルソナを作ってターゲットを明確にしたり・・・と、一般的なマーケティング施策を実施する場合と同様に、目標やターゲットを事前に決めておくことが大切です。

また、1つのランディングページで目指すコンバージョンを1つに絞ることも大切になります。たとえば、「購入してもらうこと」を目指すのか、「お問い合わせしたもらうこと」を目指すのかによっても、適切なランディングページの内容が変わります。

ランディングページは、目的を絞ってダイレクトに訴求できる点がメリットなので、目標とするコンバージョンはなるべく1つに絞る方が、効果的なページを作成しやすいです。

※コンテンツマーケティングにおける目標設定や、ターゲット設定の具体的な方法については、下記の記事で解説しています。ぜひ併せてチェックしてみてください。

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ページ内の構成を考える

ランディングページでは、ターゲットが欲しいと感じる情報を適切な順番で発信することが求められます。一般的に効果があるとされる構成は、以下の三部構成であると言われています。

  • ファーストビュー
  • ボディ
  • クロージング

ランディングページのページ構成(ファーストビュー、ボディ、クロージングの三部構成)

それぞれの要素で押さえるべきポイントは以下になります。

ファーストビュー

ファーストビューは、最初に表示される範囲のことです。

ここではまず、画像やキャッチコピーなどを使って、「ページ訪問者のお悩みや要望と、その解決策」を提示します。またコンバージョンを促すCTA(行動喚起)ボタンも、ファーストビューに設定しておきます。

ファーストビューでいかに訪問者が興味や期待感を抱いてスクロールしてくれるかがカギになるので、最も重要なエリアです。

ファーストビューで、「自分の悩みが解決できる可能性」や「具体的に起こせる行動(商品の購入?カウンセリング?など)」を最初に明示し、ランディングページの内容が「自分に関係のある有益な情報」だと判断してもらうことを意識しましょう。3秒で興味を持たせるつもりでキャッチコピーを考えるといい案が浮かぶかもしれません。

ファーストビューの制作のコツ

※もし「CTAってなんだっけ」と思った方は、下記の記事も併せてご覧ください。

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ボディ

ファーストビューをスクロールして進めた先にあるのがボディです。ボディは、ランディングページのなかで最も範囲が広く、情報量が多いエリアになるので、商品やサービスの魅力や特徴の詳細は主にボディで伝えることになります。

そのためボディでは、ページ訪問者のお悩みや要望を深掘り共感を得られるストーリーを展開したうえで、具体的な解決策として、商品やサービスを紹介するのが効果的です。

【ボディで取り上げるべき内容の具体例】

  • お悩み発生シーンの提示や、お困りごとの深堀り(共感を得る)
  • 自社の商品やサービスの紹介(どう解決に導くのかを知ってもらう)
  • レビュー(お客様の声)や導入事例を掲載(解決策になる根拠を見せる)
  • 商品やサービスを利用する方法
  • よくある質問やお問い合わせ(不安の払しょく)
  • 客観的な実績(表彰歴や取引件数など)があれば提示(信頼の獲得) …など

こうした情報は、自社の商品やサービスの魅力や特徴を自然に伝えるうえで有効です。事例やレビュー、表彰歴といった第三者の評価を交えることも効果的です。

共感持ってもらったうえで、信頼を獲得することを最優先に掲載内容を精査しましょう。

ボディの制作のコツ
クロージング

クロージングは最後の仕上げ・・・訪問者に対して具体的なアクションを促すためのエリアになります。

ここでは、CTA(行動喚起)を目立つように設置しましょう。具体的には、購入手続きやお問い合わせフォームに進むようなボタンです。

なお、クロージングエリアでCTAを設置する場合は、CTAを押すことで得られるベネフィットを明確にしておくことが大切です。

【クロージングエリアで発信すると効果的なこと(例)】
・安心感や手軽さをアピール
例:「まずは無料相談から」「たったの3ステップ」「30秒で完了」

・限定感や特典を提示
例:「新発売記念!先着○○名様まで、50%OFFクーポン配布」

・保証やサポートがあることを提示
例:「安心の1年保証あり」「丁寧なアフターサポートが好評です」

クロージングエリアまで見てもらえているということは、コンバージョンまであと一歩まで来ているということでもあります。

最後の一押しなる情報を加えたうえで、より多くのコンバージョンを獲得できるように「クリックしたくなるCTA」を目指しましょう。

クロージングの制作のコツ

***

このように、効果的なランディングページを作成するためには、訪問者の興味関心を引き、訪問者が欲しいと思った情報を丁寧に提供したうえで、具体的な行動を促す工夫が必要になります。

最近では、スマートフォン(スマホ)からの閲覧も増加しています。そのため、どの端末からでも見やすいページを意識することも大切です。パソコンからの見え方だけを意識していると、スマートフォンで閲覧した場合に非常に長いページになってしまい、読みづらくなってしまいます。

「商品を売りたい」「たくさんの情報を届けたい」といった企業側の視点を重視するのではなく、「ユーザーが知りたい情報が入っているか」「見やすいページになっているか」などの視点を重視しましょう。

ランディングページを最大限活用する方法

作成したランディングページをどう活用するかも、コンバージョン目標の達成率に大きく関わるポイントです。

押さえるべきは、「ページのアクセス数を増やすこと」とです。まずはページに訪れてもらわなければ、何も始まらない・・・ということですね。

ランディングページのアクセス数を増やすには、以下のような方法があります。

  • SNSやメルマガでランディングページをPRする
  • チラシやパンフレットから二次元バーコードなどで読み取れるようにする
  • Web広告の遷移先をランディングページにする
  • SEO対策をしているホームページやオウンドメディアからの導線を確保する(バナーを設置するなど)

まずは見てもらうことを意識して、活用してみましょう。

最後に、ランディングページの作成や運用において、PDCAサイクルが非常に重要である点もお話させてください。

正直にお伝えすると、成果が得られるランディングページが作ることはとても難しいです。ターゲットを決めて、色々なことを考えてページを作ったとしても、最初からニーズを網羅した完璧なページを作ることはなかなかできることではありません。

そのためランディングページを作成して運用したあとは、効果があったのかを分析することが大切です。

ランディングページを分析する方法は様々ですが、たとえば「アクセス数や、コンバージョン率といったデータが目標の数値に達したのか」という数値面での振り返りや、ヒートマップを活用したユーザーの行動分析などがあります。

※ヒートマップとはどういったものなのかについては、下記の記事で解説しているので、もしよければ併せてチェックしてみてください。ページを視覚的に分析できるのでとてもおすすめです。

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作成したランディングページに対して、分析をおこなったうえで、ターゲットを見直したり、ページを改修したりする「PDACサイクル」を継続することが、ランディングページ施策を成功へと導くためにはとても大切になります。

まとめ:CVを促すランディングページを追及しよう

今回は、ランディングページ(LP)とは何なのかについての基礎知識を解説しました。ランディングページは、ホームページよりもユーザーに直接訴求しやすい分、効果を得られるページを作るためには、知識や経験、ノウハウが必要です。

ランディングページは作って終わりではなく、分析と改善を続けながら「より良いランディングページ」を目指して少しずつステップアップしていくことが大切ですね。

当社WWGでは、ランディングページの制作や運用に関するご相談も承っています。いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。(無料相談可能です)

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ライター おっしー
プロフィール写真

WWGのブログ記事作成専門チームに所属するWebライターです。ホームページ制作やWEB・AIに関することをはじめ、デザイン・コーディング・SEO・人材採用・ビジネス・地元についてのお役立ち情報やニュースを発信しています。【最近のマイブームはChatGPTと雑談をすること】

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