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【簡単】誰でも文章が上手くなる!ライターが気をつけているコツ3選

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こんにちは!名古屋のホームページ制作会社WWG、取材ライターのわくわくさんです。普段はホームページに掲載する文章のために、取材とライティングを主に行っています。

そんな私が普段気をつけている「文章を書くときのコツ」を3つご紹介します。

たった3つの簡単なポイントに気を配るだけで、いつもの文章がワンランクアップします!ぜひ取り入れてみてください。

目次


  1. 文章を書くときのコツ3選
    1-1.コツ①:一文を短く区切る
    1-2.コツ②:漢字の閉じ開きを意識する
    1-3.コツ③:文章の最初と最後をそろえる
  2. まとめ

1.文章を書くときのコツ3選


お客様がライターをご希望される理由はさまざまですが、特に多いのが「プロにお願いして、いいものにしたい」「第三者から客観的に自社の良さを書き表してほしい」「文章を書くのが苦手だから一任したい」といったものです。

私は文章を書くのが好きなので「喜んで~!」という感じなのですが、やっぱり本人が書いた文章が一番伝わるんだよなあ…と思っているのも事実。

そこで、文章を書くことに対するハードルを下げたい!という目標のもと、簡単かつ実践的なコツを3つピックアップしています。「書かなきゃいけないけど難しそうでつらい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

コツ①:一文を短く区切る

これさえできればほぼ完璧といっても過言ではありません。いや、ちょっと過言かな。でも、これだけで劇的にいい文章になります。一般的な文章術の実用書でも必ず取り上げられるほど、絶対に外せないコツです。

まずは以下の例文をお読みください。しんどかったら途中でやめて大丈夫です。

Before

昨日公園で犬を見たんですけど、何の犬種かわからなくて飼い主さんに聞いたら「ミックスです」と教えてくれたので、「何と何のミックスですか?」と聞いたら、「何と何だと思いますか?」と質問で返されたので、これは犬好きとして間違えられないぞ、と妙な緊張感を覚えて真面目に考えたのですが、熟考しすぎて5分くらい無言の間が生まれてしまい、「そんなに真剣に考えなくても」と飼い主さんを苦笑させてしまったので、真面目であるというのは必ずしもいいことだとは限らないのだな、と思いました。

最後まで読めましたか?
たぶんしんどかったんじゃないかな~と思います。お疲れ様でした。

スタートから、最初に出てくる「。(句点)」まで233文字。ここまでくるといっそ清々しいですね。言わずもがな、文章がずーっと続いているので読んでいて非常に疲れます。

「こんな文章書くやつおらんやろ~!」と思うかもしれませんが、世の中には意外とこの手の文章が多かったりします。不思議なことにこのタイプの文章って、書くのはすごく楽しかったりするんですよね…。楽しくてノリノリだからこそ、こういう文章が生まれるのかもしれません。

これを短く区切ることで読みやすくします。

After

昨日公園で犬を見たんですけど、何の犬種かわからなくて飼い主さんに聞いたんです。そうしたら「ミックスです」と教えてくれたので、「何と何のミックスですか?」と聞きました。さらに「何と何だと思いますか?」と質問で返されたので、これは犬好きとして間違えられないぞ、と妙な緊張感を覚えまして。真面目に考えたのですが、熟考しすぎて5分くらい無言の間が生まれてしまったんです。結果的に、「そんなに真剣に考えなくても」と飼い主さんを苦笑させてしまったので、真面目であるというのは必ずしもいいことだとは限らないのだな、と思いました。

適当にそれっぽい場所で区切りました。ついでに「そうしたら」「結果的に」というような、次の文章に続けるための言葉も付け加えています。

たったこれだけのことで、だいぶ読みやすくなったと思いませんか?

「、(読点)」だけで文章を続けると、読み手は受け取った情報を現在進行形で記憶しながら読み進めなければいけません。「。」で区切ることで、「いったん、この内容まで理解すればいいんだな」と一呼吸つけるので、グッと理解度が上がります。

休憩なしで1,000m走るよりも、こまめに休憩しつつ1,500m走ったほうが完走しやすい…みたいなことです。…そうかな?たぶんそう。

ちなみに、短く区切ったことで改行を入れやすくもなりました。

After 2

昨日公園で犬を見たんですけど、何の犬種かわからなくて飼い主さんに聞いたんです。そうしたら「ミックスです」と教えてくれたので、「何と何のミックスですか?」と聞きました。

さらに「何と何だと思いますか?」と質問で返されたので、これは犬好きとして間違えられないぞ、と妙な緊張感を覚えまして。真面目に考えたのですが、熟考しすぎて5分くらい無言の間が生まれてしまったんです。

結果的に、「そんなに真剣に考えなくても」と飼い主さんを苦笑させてしまったので、真面目であるというのは必ずしもいいことだとは限らないのだな、と思いました。

改行も、読み手に対するこまめな休憩のひとつです。意識的に入れていって、1,500m完走を目指しましょう。

コツ②:漢字の閉じ開きを意識する

文字を漢字で表記することを「閉じる」、ひらがなで表記することを「開く」といいます。

文章の中で、閉じ:開きの比率は一般的に「3:7」がいいとされています。この比率が極端に偏ると文章が読みにくくなってしまうので、注意が必要です。

Before

昨日はどうも有難う御座いました。御陰様で書類の提出締切の時間に間に合いました。稀にあの様な不調で動か無くなる事が有りまして、如何にかしなければと社内でも検討中で御座いました。兎に角、昨日は本当に有難う御座いました。何卒引き続き宜しく御願い致します。

文章がかたーーーい!そして画面が黒い!これも極端な例ではありますが、やっぱり上記に近いものを目にすることもあったりなかったり…。

上記の漢字比率は4割ちょいくらいでした。明らかに多いですね。半分近くが漢字か…我ながらいい例文です。では、これを適度に開いてみましょう。

After

昨日はどうもありがとうございました。おかげさまで書類の提出締め切りの時間に間に合いました。まれにあのような不調で動かなくなることがありまして、どうにかしなければと社内でも検討中でございました。とにかく、昨日は本当にありがとうございました。何卒引き続きよろしくお願いいたします。

上記は漢字の比率が2割くらいですね。人によっては「ひらがなが多い」と感じるかもしれません。開きがちなのは私のクセです。

漢字を閉じるか開くか迷った際、ふたつの判断基準があります。

ひとつは、「品詞が何か?」ということ。基本的に「動詞・名詞・形容詞は閉じる」「副詞(とにかく)や補助動詞(~いたします)は開く」くらいで覚えておけば、だいたいのケースに対応できます。

もうひとつは、「その言葉の意味をどれだけ強調したいか?」「漢字にしたほうが読みやすいか?」を基準に判断することです。

「まれに」とか、ぶっちゃけそんなに強調して伝える必要はないですよね。

でも「昨日」は漢字にしておいたほうが、字面で「ああ、昨日の話をしているんだな」とスムーズに伝わるので、漢字にしたほうがよさそうです。

「本当に」はそんなに重要ではなさそうですが、念押ししてお礼を言いたい気持ち、その後に続く「ありがとうございました」がひらがなであることを考えると、漢字にしたほうがいいですね。

…というように、「なんか読みづらいな!?」と感じたら、上記の点を気にしながらチェックしてみてください。

コツ③:文章の最初と最後をそろえる

文章あるある、「長く書いているうちに、最初と最後の文章が合わなくなる」です。言葉で説明するとややこしいので、実際の例をご覧ください。

Before

友人の趣味は、休日に木々の緑に囲まれながら、爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込み、山登りをします。

上記の例では「友人の趣味さんが山登りをします」という、趣味の擬人化が発生しています。こわい。「趣味は何か」というテーマで始まったのであれば、最後の結論は「~します」という動きではなく、「山登り」「山登りをすること」で終わらなくてはいけません。

After

友人の趣味は、休日に木々の緑に囲まれながら、爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込んで行う、山登りです。

友人の趣味は、休日に木々の緑に囲まれながら、爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込み、山登りをすることです。

ほかの部分でもうちょっと整えることはできそうですが、最初と最後の整合性はとれてますね!

一般的にこの状態は「主語と述語のねじれ」といわれます。文章を書いているうちにどういう書き出しでスタートしたのかを忘れて、ちぐはぐな結論で終わってしまうことで起こります。

Before

これを防ぐためには、文章のテーマと結論だけを抜き出してくっつけることで、違和感を発見することができます。

はい!はい出ました!↑はまさに最初と最後がちぐはぐな例です!言った矢先に自分が書いてしまいました。人ってなんて愚かなんだろう。

せっかくなので、これをきちんとした文章に整えましょう。

この文章のテーマは「これ(主語と述語のねじれ)を防ぐためには」です。で、結論は「違和感を発見することができます」です。

「これを防ぐためには、違和感を発見することができます」

わけがわかりません。それはそう。でも、説明するにはちょうどいい「悪い例」ですね。自分を褒めていきましょうね。大事です。

After

これを防ぐためには、文章のテーマと結論だけを抜き出してくっつけることで、違和感を発見する必要があります。

②これを防ぐために、文章のテーマと結論だけを抜き出してくっつけることで、違和感を発見することができます。

最初の文章に合わせてみたパターン①と、最後に合わせてみたパターン②です。

①は「これを防ぐためには、違和感を発見する必要があります」でOKです。が、②は書き出しを変えたことにより、「テーマ」の部分が「文章のテーマと結論だけを抜き出してくっつけることで、どうなるのか?」に変更されているので、「~くっつけることで、違和感を発見することができます」で繋がっていればOKです。

ちょっと難しかったかもしれません。書いてる私が混乱してきました。

要するに、「この文章は何について書いてるんだろう?」というテーマを抜き出し、「そのテーマに対してどのような結論を伝えているんだろう?」を見つけて、後ろにくっつければ完了です。ね、簡単でしょ?

2.まとめ


ホームページ制作会社の取材ライターである私が、ライティング時に意識しているコツを3つご紹介しました。

もちろん、本当はもっといろんなことを考えて、ひいひい言いながら書いています。それがメインのお仕事なので…。実際、この記事の構成を考えた段階では「コツ5選」だったのですが、ひとつずつがあまりにボリューミーになりすぎて3つに減らしました。無念。

文章って、こういう細かい気遣いの積み重ねによって、より良いものになっていきます。最初から「倒置法を使ってインパクトを出しつつ効果的に…」みたいなことは考えなくて大丈夫です。

あなたが「伝えたい!」と思っていることを、あなたの持っている言葉で、ストレートに書いてください。

「もっと伝わる言い方はないかな?」とか、「やっぱり客観的な視点から、プロに書いてほしい!」と思った際には、もちろん私たちを頼ってください!文章を書くのが大好きなライターが、お客様のお話をじっくりお伺いして、素敵なホームページに仕上げます。

愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F

TEL: 052-890-7007
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プロフィール写真

わくわくさん

ライター

企画・開発部 ライター。2020年にWWGへ入社。Webサイトの文章作成をはじめ、キャッチコピー、Web記事、座談会ページ、インタビュー、校正など、ライティング関係の業務を担う。3日に1回は日焼け止めを塗り忘れる。

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