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SNSがあればホームページは不要?違いや連携方法を解説

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SNSがあればホームページは不要?違いや連携方法を解説

「今はSNSの時代だから、ホームページにお金をかける必要はないのではないか」 「InstagramやX(旧Twitter)のアカウントがあれば、お客様への情報発信は十分できるはずだ」

Web担当を任されたばかりの方や、経営層からコスト削減を求められている担当者の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。スマートフォンの普及により、誰もが手軽に情報を発信できるようになった現代において、SNSは非常に強力なツールです。実際に、SNSだけを活用して集客に成功している個人事業主や店舗が存在するのも事実です。

しかし、企業として持続的な成長を目指す場合や、数千万円規模のBtoB取引、あるいは人材採用を行う場合、「SNSだけで十分」という判断にはリスクが伴うことがあります。SNSとホームページは、それぞれ得意とする領域が異なり、どちらか一方があればよいというものではありません。むしろ、両者を適切に組み合わせることで、初めてビジネスの成果を最大化できるツールともいえます。

本記事では、数多くの中小企業のホームページ制作や活用を支援してきた知見をもとに、SNSとホームページの決定的な違いや、なぜ企業活動において両方の運用が推奨されるのかを、客観的な視点で解説します。「なんとなく」の判断で機会損失を生まないために、自社にとって最適なWeb戦略を考える材料としてご覧ください。

目次

SNSがあれば十分?「いらない派」が陥る落とし穴

「ホームページは制作費も維持費もかかるが、SNSなら無料で始められる」。このコストパフォーマンスの良さは、多くの企業にとって魅力的です。しかし、手軽さゆえに見落とされがちなビジネス上の課題も存在します。ここでは、なぜ「ホームページ不要論」が広まっているのか、そしてビジネスの本質においてSNSとホームページがどのように異なるのかを整理します。

「SNSがあるからホームページは不要かも」という考えがなぜ広まっているのか

近年、「ホームページはもう不要」「SNSだけで十分」といった 見方 が語られることがあります。このような考えが広まる背景には、主に以下の3つの要因が挙げられます。

圧倒的な手軽さと拡散力

アカウントを作成したその日から、スマートフォン一つで写真や文章を投稿でき、世界中に向けて発信できます。専門的な知識や高額なサーバー契約が不要であるため、スタートアップや小規模事業者にとって非常に低いハードルで導入できる点が大きな魅力です。

ユーザーの検索行動の変化

特に若年層を中心に、飲食店やファッションアイテムを探す際、Googleなどの検索エンジンではなく、InstagramやTikTokで検索する「タグる」行動が増えています。この現象を見て、「検索エンジン対策(SEO)よりもSNS対策の方が重要だ」と考える傾向が強まりました。

インフルエンサーや個人事業主の成功事例

SNSのみで商品販売や集客を行っているインフルエンサーの事例が目立ちます。これらは「個人」というキャラクターが商品価値の一部となっているケースが多く、組織としての「企業」にそのまま当てはまるとは限らない点に注意が必要です。

これらの要因は事実ですが、これらはあくまで「認知を獲得する」という点におけるメリットです。企業の信頼性や、複雑なサービス内容を理解してもらうプロセスにおいては、別の視点が必要になります。

ビジネスにおけるSNSとホームページの決定的な違い

SNSとホームページの役割を理解する上で最も重要な概念が、「情報のフロー型」と「情報のストック型」という違いです。

フロー型メディア(SNS) 

フロー(Flow)とは「流れる」ことを意味します。SNSのタイムラインは、常に新しい投稿が上書きされていく仕組みです。リアルタイム性が高く、今起きていることやトレンドを伝えるに優れていますが、過去の投稿はすぐに埋もれてしまい、後から見返されることは少なくなります。ユーザーは受動的に流れてくる情報を眺める傾向があります。

ストック型メディア(ホームページ・ブログ) 

ストック(Stock)とは「蓄積される」ことを意味します。ホームページ上の情報は、カテゴリごとに整理され、いつでもアクセス可能な状態で保存されます。また、ブログ記事などは時間が経過しても価値が変わらないものが多く、検索エンジンを通じて長期間にわたりアクセスを集め続けます。ユーザーは能動的に情報を探しに来る傾向があります。

ビジネスにおいては、この「流れる情報」と「蓄積される情報」の両方が必要です。毎日流れてくるニュース(SNS)だけで、その会社の深い理念や詳細なサービス仕様(ホームページ)をすべて理解するのは難しいのと同じです。

結論:SNSは「認知・拡散」、ホームページは「信頼・成約」

SNSとホームページは、対立するものではなく、顧客が購入に至るまでのプロセス(カスタマージャーニー)の中で担う役割が異なります。

SNSは、まだ自社のことを知らない潜在層に対してアプローチし、「認知」を広げたり、親近感を醸成して「ファン」を作ったりする段階で威力を発揮します。

一方、ホームページは、SNSや検索で興味を持ったユーザーが、「この会社は信用できるか」「具体的なサービス内容は何か」「料金はいくらか」といった詳細を確認し、最終的に問い合わせや購入(成約)といった行動を起こす場所として機能します。

つまり、SNSは「広場での呼び込みや交流」、ホームページは「店舗での接客や商談」に近いイメージです。広場で興味を持ってもらっても、店舗がなければ商品を詳しく説明して契約することはできません。逆に、店舗だけあっても、広場で知ってもらわなければお客様は来店しません。この両輪を回すことが、現代のWebマーケティングにおいて重要となります。

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【徹底比較】SNSとホームページ、何が違うのか?

ここでは、主要なSNSプラットフォームとホームページの特徴を、機能や運用面から比較します。それぞれの強みと弱みを把握することで、自社のリソースをどこに配分すべきかの判断材料となります。

主要SNSとホームページの機能・特性比較表

それぞれの媒体には得意不得意があります。以下の表は、一般的な傾向をまとめたものです。

項目ホームページ(Webサイト)SNS(X・Instagramなど)
主な役割信頼獲得、詳細情報の提供、問い合わせ獲得認知拡大、ブランディング、コミュニケーション
情報の性質ストック型(蓄積・整理される)フロー型(流れていく)
拡散力低い(検索流入が主)高い(シェア機能で爆発的に広がる可能性あり)
デザイン自由度高い(ブランドの世界観を表現しやすい)低い(プラットフォームの仕様に依存)
信頼性高い(公式情報としての重みがある)相対的に低め(なりすまし等のリスクもある)
コスト制作費・維持費がかかる基本無料(広告出稿は有料)
運用難易度更新には一定の知識が必要な場合があるスマートフォンで簡単に投稿可能

各SNSの特徴

Twitter / X

拡散力が非常に高く、リアルタイムな情報発信に適しています。半角280文字/全角140文字が目安の短文コミュニケーションが中心で(※URLや絵文字などはカウント方法が異なる場合があります)、BtoBからBtoCまで幅広く利用されます。リポスト機能により、フォロワー以外の層にも情報が届きやすいのが特徴です。※一部の有料プランではより長文での投稿機能も提供されています。

Instagram

写真や動画などのビジュアル訴求がメインです。世界観の表現に適しており、アパレル、飲食、美容、建築などの業種と相性が良い傾向にあります。近年は検索ツールとしての利用も増えていますが、投稿文(キャプション)にURLを書いても基本的にはクリックできるリンクとして機能しないため、プロフィール欄やストーリーズのリンクスタンプ等の導線を使って、外部サイトへの誘導に工夫が必要です。

Facebook

実名登録が基本であり、ビジネス層の利用が多いのが特徴です。BtoB企業や、決裁者向けのセミナー告知などで効果を発揮しやすい傾向があります。信頼性が高く、コミュニティ機能なども充実しています。

LINE

国内の月間利用者数が多く、幅広い年齢層にリーチできます。ただし、「拡散」よりも、すでに友だち登録してくれたユーザーとの「関係維持(リピート促進)」や「クローズドなコミュニケーション」に向いています。メルマガの代替として利用されることも多いツールです。

SNSの強み:情報の拡散とリアルタイムのコミュニケーション

SNSの最大のメリットは、その「拡散力」と「スピード感」です。ホームページで記事を公開しても、検索エンジンに評価されて順位がつくまでには時間がかかります。しかし、SNSであれば、投稿した瞬間にフォロワーに届き、さらにそのフォロワーがシェアすることで、短期間に多くの人に情報を届けることが可能です。

また、ユーザーとの心理的な距離を縮められる点も大きな強みです。投稿に対する「いいね」やコメント、ダイレクトメッセージ(DM)機能を通じて、双方向のコミュニケーションが生まれます。企業側から一方的に情報を伝えるだけでなく、ユーザーの反応をリアルタイムで受け取ることで、商品開発やサービス改善に活かすこともできます。「中の人」の人間味が見える運用は、企業への親近感を高め、熱心なファンを育てることにつながります。

ホームページの強み:情報の網羅性と資産としての信頼性

ホームページの強みは、情報を体系的に整理し、ユーザーが求める答えを網羅的に提供できる点にあります。SNSの投稿は断片的になりがちですが、ホームページであれば「会社概要」「サービス詳細」「料金体系」「よくある質問」「導入事例」といった情報を、構造化して見せることができます。

特に、商品購入や契約を真剣に検討している段階のユーザー(ホットリード)は、より詳細で正確な情報を求めます。「本当にこの会社に任せて大丈夫か?」「トラブル時のサポート体制は?」といった不安を解消するには、SNSの投稿だけでは不十分なケースが多いです。

また、独自ドメイン(.comや.co.jpなど)で運用されるホームページは、インターネット上の「自社ビル」のような存在であり、その存在自体が社会的な信用につながります。デザインやコンテンツを自由に設計できるため、他社との差別化やブランドイメージの構築においても、ホームページは中心的な役割を果たします。

SNSだけでは不十分な「5つの理由」

ビジネスを行う上で、なぜSNSだけでなくホームページが必要とされるのか。ここでは、感覚的な話ではなく、機能面やリスク管理の観点から5つの理由を解説します。

社会的な信頼性(クレジット)の構築

企業間の取引(BtoB)において、ホームページは「Web上の名刺」以上の意味を持ちます。新規の取引を開始する際、相手企業のホームページを確認することは、与信管理の基本プロセスの一つとなっているからです。

会社概要、代表者メッセージ、沿革、プライバシーポリシー(個人情報保護方針)などがしっかりと明記されているホームページが存在することで、「実態のある企業である」という証明になります。逆に、SNSアカウントしか存在しない場合、「個人の副業レベルなのか?」「いつ連絡が取れなくなるかわからない」といった不信感を与え、契約の土台に乗れない可能性があります。

また、求職者(採用活動)にとっても同様です。応募を検討する際、多くの人が企業のホームページや発信情報を確認し、社風や業務内容、募集要項などをチェックします。ホームページがない、あるいは情報が極端に少ない企業は、人材確保の面でも不利になることが予想されます。

検索エンジンからの流入獲得

SNSの投稿がGoogle等の検索結果に表示されるケースもありますが、基本的には一時的な表示や特定の指名検索に限られることが多く、すべての投稿が検索対象になるわけではありません。また、SNS内の検索機能はハッシュタグやアカウント検索が中心であり、複雑な「悩みを解決する方法」を体系的に探すのには不向きな側面があります。

一方、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用するユーザーは、「名古屋 ホームページ制作」「オフィスの防犯対策 費用」など、具体的な課題やニーズを持って検索しています。これはいわゆる「今すぐ客」と呼ばれる、成約に近い層です。

ホームページを持ち、適切なSEO(検索エンジン最適化)対策を行うことで、これらの能動的なユーザーに見つけてもらえる可能性が高まります。SNSが「こちらから見てもらうのを待つ」あるいは「プッシュする」媒体だとすれば、検索エンジン対応のホームページは「探している人に見つけてもらう」ための受け皿となります。

情報の整理と「情報の出し分け」が容易

SNSのタイムラインでは、重要な告知も日常の投稿もすべて時系列で並んでしまいます。例えば、「年末年始の営業時間」や「商品の返品規定」といった重要な情報を、ユーザーが過去の投稿から探し出すのは困難です。

ホームページであれば、情報をカテゴリごとに分類し、メニューバーやサイトマップを設置することで、ユーザーを迷わせることなく目的のページへ誘導できます。これを「ユーザビリティ(使いやすさ)」や「カスタマーエクスペリエンス(CX:顧客体験)」の向上と呼びます。

また、ターゲットに合わせて情報の出し分けができるのもホームページの利点です。「初めての方へ」「法人のお客様へ」「採用情報」など、入り口を分けてそれぞれのターゲットに最適な情報を届ける構造を作ることで、問い合わせ率(コンバージョン率)の向上を図ることができます。

資産としての蓄積(ストック効果)

SNSの投稿は、基本的に「使い捨て」に近い性質を持ちます。数日経てばタイムライン上で埋もれやすく、継続的に見られ続けるには工夫や再投稿が必要になりがちです。常に新しい投稿をし続けなければ、ユーザーの目に触れる機会は失われてしまいます。これは、運用担当者が走り続けなければならないことを意味します。

対して、ホームページ内のブログ記事や事例紹介は、一度作成して公開すれば、サーバー上に残ります。質の高い記事は、公開から数年が経過しても検索結果の上位に表示され続け、毎月安定したアクセスと問い合わせを生み出す「資産」となります。

労働集約的に情報を発信し続けるSNSに対し、ホームページは時間をかけて積み上げることで、自動的に集客してくれるシステムを構築できる点が大きなメリットです。

プラットフォームの規約変更や閉鎖リスクの回避

ビジネスのリスク管理として忘れてはならないのが、「SNSは他社のプラットフォームを借りている」という事実です。

各SNSには利用規約があり、運営側の判断でアカウントが突然凍結(BAN)されたり、サービス自体が終了したりする可能性があります。また、アルゴリズムの変更により、今まで多くの人に見られていた投稿が急に表示されなくなる(インプレッションが激減する)ことも珍しくありません。

もしSNSだけで集客を行っていた場合、こうしたプラットフォーム側の事情により、一夜にして顧客との接点をすべて失うリスクがあります。

一方、ホームページは、自社でドメインとサーバーを管理している限り、SNSのようにプラットフォーム側の都合で突然表示仕様が変わったり、運用ルールの変更に大きく左右されたりしにくいのが強みです。ホームページを情報の「本拠地(ハブ)」とし、SNSはあくまでそこへ集客するための「経路」の一つとして位置づけることで、外部環境の変化に強いマーケティング体制を築くことができます。

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どっちを優先すべき?状況別「判断の目安」

ここまで、SNSとホームページそれぞれの特性や、ビジネスにおける役割の違いを解説してきました。しかし、限られた予算と人員の中で、すべての施策を同時に進めることが難しい場合もあります。

「今の自社にとって、どちらを優先すべきか?」

この問いに対する答えは、企業の業種、ターゲット、現在の成長フェーズによって異なります。ここでは、判断の基準となる状況別の目安を紹介します。これらはあくまで一般的な傾向であり、最終的には自社の戦略に合わせて柔軟に判断することが大切です。

SNSに重点を置いても良いケース(一例)

ホームページよりもSNSの運用を先行させる、あるいはリソースを集中させることが有効なケースがあります。

流行の移り変わりが早い商品を扱っている

アパレル、スイーツ、雑貨など、トレンド性が高く、ビジュアル(写真や動画)での訴求が購買決定に直結する商材です。ユーザーは「今話題のもの」をSNSで探す傾向があるため、ホームページを作り込むよりも、InstagramやTikTokでの露出を増やし、認知を獲得する方が短期的な売上につながりやすい場合があります。

既に強力なインフルエンサーやファンが身近にいる

経営者自身が発信力を持っていたり、すでに熱狂的なファンコミュニティが存在していたりする場合です。この場合、SNSでの発信そのものが集客エンジンとなるため、ホームページは最低限の情報を載せた「ランディングページ(LP)」のような簡易的なものでスタートし、SNS運用に注力する戦略も考えられます。

まずは「認知」を広げるフェーズである

創業直後や新ブランドの立ち上げ時など、世の中にまだ知られていない段階では、「検索されること」自体が期待できません。検索エンジンは「知っている言葉」で検索されることが前提だからです。まずはSNS広告や投稿を活用して、潜在層の目に触れる機会を増やす「プッシュ型」のアプローチが有効です。

ホームページを優先すべきケース(一例)

一方で、SNSよりもまずはしっかりとしたホームページを構築・運用すべきケースも多く存在します。特に「信頼」が取引の前提となるビジネスでは、ホームページの優先度が高くなります。

BtoB企業や高単価サービスで「信頼」が成約の鍵

企業向けサービス(SaaS、コンサルティング、製造業など)や、住宅・リフォーム、高額な美容医療などの分野です。これらの商材は、衝動買いされることは稀で、比較検討のプロセスが長く慎重に行われます。決裁権を持つ上司や家族を説得するための「しっかりした資料(Webサイト上の情報)」が必要です。ホームページがない、あるいは情報が薄い場合、検討の土台に乗らないリスクがあります。

採用活動に力を入れたい(ミスマッチを防ぎたい)

求人媒体やSNSで興味を持った求職者は、ほぼ確実に企業のホームページを確認します。「どのような理念で働いているのか」「先輩社員の声」「福利厚生の詳細」など、深く網羅的な情報を掲載することで、自社にマッチした人材からの応募を促すことができます。採用サイトの充実は、採用コストの削減や定着率の向上にも寄与します。

問い合わせや資料請求の「窓口」を一本化したい

SNSのDM(ダイレクトメッセージ)で注文や予約を受け付けることも可能ですが、数が増えてくると管理が煩雑になり、対応漏れやトラブルの原因となります。ホームページに専用の「お問い合わせフォーム」や「予約システム」を設置し、顧客対応を自動化・効率化したい場合は、ホームページの構築が優先されます。また、顧客リストを自社で管理(CRM連携など)する上でも、ホームページをハブにすることが望ましいでしょう。

結論:多くの中小企業は「ハイブリッド」が最適解

上記の通り、ケースによって優先度は異なりますが、中長期的な視点で見れば「どちらか一方だけ」でビジネスを拡大し続けるのは困難になりつつあります。

SNSで認知を広げ、ホームページで信頼を獲得して成約する。この「役割分担」こそが、Webマーケティングの基本です。

リソースが不足している場合は、「100点満点のホームページと毎日更新のSNS」を目指す必要はありません。「情報は薄くても信頼性を担保するホームページ(名刺代わり)」を用意しつつ、「無理のない頻度でSNSを更新する」といった、スモールスタートからのハイブリッド運用を目指すのが現実的な解といえます。

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成果を最大化する「理想の連携戦略」

SNSとホームページ、両方のアカウントやドメインを持っているだけでは不十分です。重要なのは、この2つを「つなぐ」ことです。ユーザーがストレスなくSNSとホームページを行き来できる導線(パス)を設計することで、集客効果は相乗的に高まります。

ここでは、SNSからホームページへ、そしてホームページからSNSへ、双方の強みを活かした連携の具体的な方法を解説します。

SNSからホームページへ:関心を「確信」に変える誘導の仕組み

SNSでたまたま投稿を目にしたユーザーは、まだ「興味」の段階です。このユーザーを、より深い情報があるホームページへ誘導し、サービスへの理解や信頼(確信)を深めてもらうための工夫が必要です。

プロフィール欄の最適化

InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのプロフィール欄は、唯一とも言える「固定された入り口」です。ここにホームページのトップページURLを貼るだけでなく、「何ができる会社なのか」「クリックするとどんなメリットがあるのか(例:無料カタログ配布中、事例集はこちら)」を明記します。複数のリンク先がある場合は、「Linktree(リンクツリー)」のようなまとめツールを活用し、採用サイトやブログ記事へもスムーズに移動できるよう整えます。

投稿からのスムーズな導線設計

投稿内容に関連するホームページ上の記事やページがある場合、積極的に案内を行います。ただし、単にURLを貼るだけではクリックされにくい傾向があります。「続きはWebで」といったありきたりな表現ではなく、「この事例の『かかった費用』と『期間』はWebサイトで公開しています」「さらに詳しい3つのポイントをブログにまとめました」など、クリックする動機付けを行うことが重要です。

ストーリーズ(Instagram)のリンクスタンプ機能や、Xのツリー投稿などを活用し、ユーザーがアプリを切り替える手間を感じさせないような誘導を意識しましょう。

■併せてチェック!:以下の「SNS活用でホームページへの誘導を増やす方法は?集客や連携のポイントを解説」の記事では、SNSからホームページへの具体的な誘導テクニックについてさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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SNS活用でホームページへの誘導を増やす方法は?集客や連携のポイントを解説

ホームページからSNSへ:ファン化を促進する仕組み

ホームページを訪れたユーザーは、すでに一定の関心を持っていますが、その場ですぐに問い合わせをするとは限りません。「今はまだ検討中」というユーザーに対し、SNSをフォローしてもらうことで接点を持ち続け(囲い込み)、将来的な成約につなげることができます。

サイト内へのSNSタイムライン埋め込み

トップページやサイドバーに、InstagramやFacebook、Xのタイムラインを埋め込んで表示させます。これにより、ホームページ自体は静的な情報であっても、最新の活動状況や「動き」を伝えることができます。「更新が止まっているサイト」というネガティブな印象を払拭する効果も期待できます。WordPressなどのCMSを使用している場合、プラグインを利用することで比較的簡単に実装可能です。

フォローボタンの適切な配置

ヘッダーやフッターといった共通部分だけでなく、ブログ記事の文末や、サンクスページ(問い合わせ完了画面)にもSNSのフォローボタンを設置します。特に、役立つ記事を読んだ直後は「今後もこの会社の情報を追いたい」という心理が働きやすいため、フォローにつながる可能性が高まります。「最新情報はInstagramで発信中!」といったマイクロコピー(短い案内文)を添えるのも有効です。

シェアボタンによる拡散の促進

ブログ記事やニュースリリースには、ソーシャルボタン(シェアボタン)を設置します。読者が「これは役に立つ」「誰かに教えたい」と思った瞬間に、ワンクリックでSNSに拡散できる環境を整えておくことが大切です。特にBtoBの記事であっても、FacebookやXでシェアされることで、思いがけない業界関係者の目に留まるケースがあります。

このように、SNSとホームページを相互に行き来できるサイクルを作ることで、一過性のアクセスを「資産」としての顧客リストに変えていくことが、連携戦略の核心です。

失敗を防ぐ!運用・使い分けのチェックポイント

SNSとホームページを連携させることの重要性は理解できても、実際に運用を始めると「更新が続かない」「効果が実感できない」といった壁に直面することがあります。Webマーケティングの効果を最大化し、無駄なコストや労力を避けるために、運用を始める前に確認しておきたいチェックポイントを3つ紹介します。

目的(KPI)を明確にする

「なんとなく周りがやっているから」という理由でSNSやブログを始めると、ゴールが見えずに運用が形骸化しがちです。媒体ごとに明確な目的と評価指標(KPI)を設定することが重要です。

フォロワー数だけを追わない

SNS運用において、フォロワー数は分かりやすい指標ですが、ビジネスのゴールはあくまで「問い合わせ」や「採用応募」であるはずです。フォロワーが何万人いても、自社のサービスに関心のない層ばかりであれば、売上にはつながりません。「フォロワー数」よりも、「Webサイトへの遷移数」や「エンゲージメント率(いいねやコメントの割合)」を重視するなど、目的に応じた指標を設定しましょう。

最終的な導線の確認

「SNSで興味を持ってもらう」→「ホームページで詳細を見てもらう」→「問い合わせフォームから連絡をもらう」という一連の流れがスムーズにつながっているかを再確認します。例えば、SNSの投稿で紹介した商品の詳細ページがホームページ上に見当たらない、問い合わせフォームへのリンクが分かりにくい、といった分断が起きていると、せっかくの集客が無駄になってしまいます。

ターゲットに合わせたプラットフォーム選び

「流行っているからTikTokをやる」「BtoBだからとりあえずFacebook」といった短絡的な選び方ではなく、自社のターゲット顧客が「いつ」「どこで」「どのような情報を」求めているかを想像してプラットフォームを選定します。

プラットフォームごとの一般的なユーザー属性と傾向

Facebook 
30代以上のビジネス層や経営層の利用が多く、実名制であるため信頼性が高い傾向にあります。セミナー集客やBtoB企業同士のつながり作り、決裁者へのアプローチに適しています。

Instagram 
10代から30代の女性ユーザーが多いイメージがありますが、近年は利用層が拡大し、男性や40代以上の利用も増えています。ビジュアルで直感的に魅力を伝えられるため、美容、飲食、アパレル、建築、インテリアなどの業種と相性が良いです。また、「発見タブ」による検索行動も活発です。

X(旧Twitter)
情報の拡散スピードが速く、リアルタイムな話題やトレンドに敏感なユーザーが多いです。IT、エンタメ、ガジェット系の情報発信や、ユーザーとのフランクなコミュニケーションに適しています。炎上リスクへの配慮も必要ですが、爆発的な認知拡大(バズ)が期待できる媒体です。

LINE公式アカウント 
既存顧客へのリピート促進や、1対1のクローズドな対応に適しています。メールマガジンの開封率が低下する中、到達率の高いプッシュ通知手段として有効です。飲食店やサロンの予約、クーポンの配布などで活用されます。

***

これらはあくまで一般的な傾向であり、自社の商材やターゲットによっては例外もあります。複数のSNSに手を広げてすべてが中途半端になるよりは、ターゲット層が最も利用していそうな媒体を一つに絞り、集中的に運用する方が成果が出やすい場合もあります。

運用コストとリソースの配分

ホームページもSNSも、継続して運用しなければ効果は薄れます。しかし、専任のWeb担当者がいない中小企業にとって、毎日の更新は大きな負担となります。

優先順位の明確化

すべての媒体を毎日更新する必要はありません。「ホームページのブログは月に1回、質の高い記事を書く」「SNSは週に3回、写真をアップする」といったように、無理のないルールを決めます。重要なのは頻度よりも継続です。

リソースの最適化

社内で運用する余裕がない場合は、部分的にアウトソーシング(外部委託)を検討するのも一つの手段です。例えば、「記事の執筆はプロに任せる」「SNSの画像作成だけ依頼する」など、自社の苦手な部分を外部リソースで補うことで、効率的に運用を続けることができます。

また、「一点突破」のスモールスタートも有効です。まずはホームページの整備を最優先し、それが完了してからSNSを一つだけ始める、といった段階的な導入計画を立てることで、リソース不足による挫折を防ぐことができます。

まとめ|ハイブリッド運用がビジネスを加速させる

本記事では、「SNSがあればホームページはいらないのか?」という問いに対し、両者の役割の違いや連携の重要性について解説してきました。

SNSは「認知と拡散」に優れ、多くの人に自社を知ってもらうきっかけを作ります。ホームページは「信頼と情報の網羅性」に優れ、興味を持ったユーザーの不安を解消し、成約へと導く受け皿となります。これらは決して対立するものではなく、互いの弱点を補い合う「車の両輪」の関係です。

現代のユーザーは、SNSで情報を発見し、検索エンジンで評判を調べ、ホームページで詳細を確認するという複雑な行動をとります。このユーザー行動に合わせ、SNSとホームページを「どちらか」ではなく「どちらも」活用するハイブリッド運用こそが、ビジネスの成長を加速させる鍵となります。

「ユーザーが情報を得やすく、問い合わせしやすい環境」を作ること。このユーザー目線(CX)を常に意識し、自社にとって最適なWeb戦略を構築していってください。

株式会社WWGについて

株式会社WWG(ダブル・ダブル・ジー)は、愛知県名古屋市を拠点に、中小企業のコーポレートサイトや採用サイトの制作・運用支援を行っています。(もちろん全国どこでも対応が可能です!)WWGでは、単なる「デザインが良いだけのサイト」ではなく、サイトに訪れるユーザーの流れや動きをもとに構成する「成果につながるホームページ」をご提案します。これまで積み上げてきた制作実績とノウハウをもとに、お客様の課題に合わせた最適なプランニングを行わせていただきます。

些細なことでも大丈夫ですので、Webサイトに関するお困りごとがある場合は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の現状を分析し、最適な解決策を一緒に考えます。

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