ホームページ制作
ホームページ制作との打ち合わせで聞くべきこと|質問例5選
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ホームページ制作やリニューアルの担当になったものの、「制作会社との打ち合わせって、何を話せばいいんだろう…」と不安になっていませんか?社内には前任者のノウハウが残っておらず、制作会社から送られてきたヒアリングシートも専門用語が多くて、なんとなく埋めて返してしまう……。そんな状況は決して珍しくありません。
ホームページ制作の打ち合わせは、制作会社と情報やアイデアを出し合いながら「自社の目的や課題を一緒に整理していく場」と考えるとイメージしやすくなります。事前に準備をして、当日どんなポイントを質問するかイメージできていれば、専門知識がなくても社内に対して「この制作会社で大丈夫」と自信を持って報告できるようになります。
この記事では、ホームページ制作の打ち合わせを控えたWeb担当者の方向けに、打ち合わせの目的や意義、事前に整理しておきたい情報、制作会社とのコミュニケーションのコツを分かりやすく解説します。
あわせて「制作会社との打ち合わせで聞くべき質問5選」と「制作会社から聞かれる可能性のある質問5選」を具体例つきで紹介しますので、打ち合わせに向けて整理しておきたいポイントを確認する際にお役立てください。
※打ち合わせのタイミングや制作したいホームページの内容によって、打ち合わせの進め方や確認内容は変動します。本記事では、一般的な確認ポイントを中心に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ホームページ制作の打ち合わせの目的と重要性
まずは、なぜ打ち合わせが重要なのか、その目的を整理しながら確認していきましょう。
ホームページ制作で打ち合わせが欠かせない理由
ホームページ制作の打ち合わせは、「とりあえず顔合わせをする場」ではなく、これからの制作全体をスムーズに進めるための設計図を固めるスタート地点です。ここで目的やゴールを共有できているかどうかで、その後の提案内容やデザインの方向性、公開までのスケジュール感が大きく変わってきます。
打ち合わせが不十分なまま進んでしまうと、
- デザインや構成が何度もやり直しになる
- でき上がったサイトが社内の期待とずれてしまう
- 公開時期が遅れ、「結局どうなっているの?」と社内から聞かれてしまう といったことが起こりやすくなります。
反対に、最初の打ち合わせで方向性をそろえておくことで、制作会社も提案の軸を持ちやすくなり、担当者としても「この制作会社なら安心だ」という手ごたえを感じながらプロジェクトを進められます。
打ち合わせで整理しておきたい三つの視点(目的・ターゲット・ゴール)
ホームページ制作の打ち合わせで、特に意識しておきたいのは次の三つの視点です。
- 何のためのホームページなのか(目的): 単なる会社紹介か、採用強化か、問い合わせ増加か
- 誰に見てほしいのか(ターゲット): 潜在顧客か、既存顧客か、求職者か
- その人にどんな行動を取ってほしいのか(役割・ゴール): 資料請求、応募、電話、問い合わせ
たとえば「採用を強化したい」のか、「既存取引先への情報提供を充実させたい」のかによって、必要なページ構成やコンテンツの見せ方は変わります。
この三つの視点を打ち合わせの中で明確に言語化しておくことで、サイト全体の構成やコンテンツの優先順位が決めやすくなり、「なんとなく情報を並べただけのサイト」になりにくくなります。
打ち合わせの質が制作クオリティとムダなコストに与える影響
最初の打ち合わせの質は、そのまま「手戻り」と「コスト」に影響します。要件が曖昧なまま制作を進めてしまうと、後半になってから仕様変更や修正が増え、結果的にスケジュールも費用もふくらんでしまうことがあります。
一方で、打ち合わせの段階で、
- これは必ず実現したいこと(例:〇〇というキーワードで検索順位10位以内)
- 予算や納期の中で優先度を下げてもよいこと(例:細かいアニメーションは優先度低)
を整理しておけると、制作会社はその条件の中で最適な提案をしやすくなります。担当者にとっても、上司や関係部署に説明しやすくなり、「どうしてこの構成・見積もりになっているのか」を納得感を持って伝えやすくなります。無駄な追加費用を避けるためにも、最初の打ち合わせで要望を出し尽くすことが重要です。
不安を減らし、社内調整をしやすくするための役割
打ち合わせには、担当者自身の不安を減らす役割もあります。制作会社に直接質問できる機会はそれほど多くないため、「いま気になっていること」や「社内でよく聞かれること」をこのタイミングで確認しておくと、その後のコミュニケーションがぐっと楽になります。
また、打ち合わせの内容を整理して社内に共有することで、
- 経営層や上司のイメージと大きくずれていないか
- 他部署からの要望をどこまで反映できそうか を早い段階で確かめることができます。
その意味でも、ホームページ制作の打ち合わせは、制作会社とのやり取りだけではなく、「社内の期待値をそろえ、担当者自身の責任を果たすための重要なプロセス」として位置づけておくとよいでしょう。
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- 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
- リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
- 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
- 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい
\ まずは状況整理からでもOK! /
打ち合わせまでに準備しておくと良いこと
打ち合わせ当日は、その場で考えることも多くなります。事前に少しだけ整理をしておくと、限られた時間で必要な話がしやすくなり、制作会社からも具体的な提案を受け取りやすくなります。ここでは、「ここまでできていれば十分」という準備内容を整理しておきます。
自社とサービスの基本情報を整理しておく
まずは、自社とサービスについて、制作会社に伝えたい基本情報をまとめておきましょう。たとえば、次のような内容です。
- 会社の事業内容・主な取扱サービス
- ほかの会社と比べたときの決定的な強みや選ばれている理由(USP)
- お客様から実際に寄せられた「喜びの声」や「感謝されたエピソード」
- 主力商品の価格帯やサービスプラン
- お客さまからよく聞かれる質問や、よくあるお問い合わせ内容
すでに会社案内やパンフレット、営業資料があれば、それをそのまま共有しても大丈夫です。担当者自身があらためて言葉にしてみることで、自社サイトで何を伝えるべきか、どんなメッセージが響くのかも見えやすくなります。
ターゲット像とホームページの目的をざっくりまとめる
次に、「誰に見てもらいたいサイトなのか」と「その人に何をしてほしいのか」を、ざっくりでかまわないので整理しておきましょう。
- 想定している業種・職種・担当者の立場
- 新規顧客向けなのか、既存取引先向けなのか、特に採用希望者向けなのか
- 資料請求や問い合わせ、エントリーなど、最終的に取ってほしい行動
たとえば「採用ページを強化したいので、20代の求職者が会社の雰囲気をイメージしやすい内容にしたい」といったレベルのメモでも十分です。目的とターゲットがある程度見えているだけで、打ち合わせの会話がぐっと具体的になり、制作会社が提案するコンテンツやデザインの方向性が決まりやすくなります。
競合・参考サイトをいくつかピックアップする
制作会社との打ち合わせでは、「競合や参考にしたいサイト」が話題になることが多くあります。あらかじめ次のような情報を集めておくと、話が早くなります。
- 同じ業界・同じ規模感の企業サイト(できれば3〜5社程度)
- 「こういう見せ方は分かりやすい」と感じたページ
- 逆に「この点は自社では表現しないようにしたい」と感じたポイント
必ずしも同業他社である必要はなく、「デザインの雰囲気が好きなサイト」「採用コンテンツが参考になりそうなサイト」なども候補になります。URLをメモしておくだけでも、十分な準備になります。
デザインやコンテンツのイメージを共有する材料
デザインの好みや、掲載したいコンテンツのイメージは、言葉だけでは伝わりにくいことがあります。次のようなものが用意できると、制作会社とイメージを合わせやすくなります。
- 会社ロゴデータやブランドカラー、既存のデザインルール
- 会社案内パンフレット、カタログ、展示会ブースなどのデザイン例
- 「落ち着いた」「スタイリッシュ」「親しみやすい」など、サイトの雰囲気を表すキーワード
- すでに社内で「載せたい」と話題に上がっているコンテンツ案(事例、インタビュー、ブログなど)
完璧な資料がなくても、「今あるもの」をまとめて持っていけば、その中から制作会社が使える材料を拾ってくれます。
SEOとサイト構造について最低限考えておきたいポイント
SEOと聞くと難しく感じてしまいますが、打ち合わせ前に考えておきたいのは、次のような素朴な疑問レベルで十分です。
- どんな言葉で検索されたときに、自社サイトを見つけてほしいか
- 具体的に「名古屋 〇〇(自社のサービス名)」や「愛知 中小企業 採用」といった地域性の高いキーワードで見つかってほしいか
- 自社の商品名・サービス名で調べたときに、どのように見つかってほしいか
- どんな情報カテゴリー(会社情報、事業紹介、採用情報など)が必要か
「SEO対策をしっかりしたい」とだけ伝えるよりも、「〇〇業界 〇〇サービス で調べた人に見てほしい」といった具体的なイメージがあると、制作会社も構成やページ数の提案がしやすくなります。
公開希望日とスケジュール感を社内でそろえておく
あわせて、「いつまでにホームページを公開したいか」という希望スケジュールも、社内で共有しておくと安心です。
- 公開しておきたいタイミング(新年度・決算期・採用シーズン・新商品リリースの前後など)
- 「この日までには必ず公開したい」という理由
- 多少であれば前後してもよいのか、日付が動かせないのか
このあたりを、上司や関係部署と事前にすり合わせておくことで、制作会社も「逆算したスケジュール」を組みやすくなります。ただし、制作会社との契約やスケジューリングにはタイムラグが発生しやすいため、希望納期から逆算して、できるだけ早く相談を開始することが成功の鍵です。
もし現時点で明確な公開日が決まっていない場合でも、「〇月中には公開したい」「採用のピークシーズンに間に合わせたい」といった目安があるだけでも、打ち合わせの精度が高くなります。
必要な機能と運用体制をイメージしておく
ホームページ公開後の運用についても、ざっくりイメージを持っておけると安心です。
- 問い合わせフォーム、資料請求フォーム、採用エントリーフォームなど、必要になりそうな機能
- お知らせやブログを社内で更新したいかどうか、その頻度(毎月、四半期に一度など)
- 更新を担当する部署やメンバーの候補
「今はまだ運用体制が決まっていないが、将来的には自社で更新できるようにしたい」といった希望も、遠慮せず共有してかまいません。打ち合わせの段階でここまで話せていると、制作会社からも「更新しやすい設計」や「運用を見据えた提案」が出てきやすくなります。
打ち合わせ前に押さえておきたい基礎用語
ホームページ制作の打ち合わせでは、どうしても専門用語が出てきます。ただ、すべてを完璧に理解しておく必要はありません。次の代表的な言葉のイメージだけでもつかんでおくと、制作会社の話を理解しやすくなり、打ち合わせの主導権を握りやすくなります。
■サイトマップ:ホームページ全体のページ構成を一覧にしたものです。「どのページがあって、それぞれがどうつながるか」を示す設計図のような役割があります。
■ワイヤーフレーム:文字や画像、ボタンなどを「どこに配置するか」をざっくり示したレイアウト案です。色や写真が入る前の、ページの骨組みと考えるとイメージしやすいでしょう。
■トップページ/下層ページ:トップページは、サイトの入り口となる最初のページです。それ以外の、事業紹介や会社概要、採用情報などの詳細ページを「下層ページ」と呼びます。
■CMS(コンテンツ管理システム):ブラウザからニュースやブログなどを更新できる仕組みのことです。WordPressなどが代表例で、「社内で更新しやすいかどうか」に関わるキーワードになります。
■レスポンシブ対応:パソコン・スマートフォン・タブレットなど、画面サイズに応じて自動的にレイアウトを調整する作り方です。最近はほとんどのサイトがレスポンシブ対応を前提にしています。
■ドメイン/サーバー:ドメインは「サイトの住所(例:https://〇〇.co.jp)」、サーバーは「ホームページのデータを置いておく場所」のようなイメージです。新規制作かリニューアルかによって、どう扱うかが変わります。
SSL(エスエスエル):サイトとユーザーの通信を暗号化する仕組みです。「https://」で始まるURLや、ブラウザの鍵マークがSSLの目印です。
これらの用語は、分からなければ打ち合わせの場でそのまま聞いても問題ありません。「この言葉の意味を簡単に教えてもらえますか?」と素直に聞けるようにしておくだけでも、コミュニケーションがかなり取りやすくなります。
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打ち合わせ時に制作会社へ聞くべきこと
打ち合わせ当日は、制作会社からもたくさん質問を受けますが、担当者側からも積極的に確認しておきたいポイントがあります。ここでの「聞き方」次第で、後からの認識のずれやトラブルを減らすことができます。
この章では、「この観点は必ず確認しておきたい」という大きな枠組みを整理していきます。(具体的な質問文は、このあとに続く「【質問例】制作会社への質問5選」であらためて紹介します)
プロジェクトの進め方と担当体制を確認する
最初に確認しておきたいのが「どういう体制・流れでホームページ制作が進むのか」という点です。ここが見えていないと、社内への説明もしにくくなってしまいます。
たとえば、次のような点を聞いておくと安心です。
- 自社側・制作会社側それぞれの担当者はだれになるのか
- 連絡はメール・チャットツール・オンライン会議など、何を中心に行うのか
- 打ち合わせや確認のタイミングは、全体で何回くらいを想定しているのか
- 相談や質問が出てきたとき、どの程度スピーディーに返答をもらえるのか
プロジェクトの進め方を具体的にイメージできるようになると、「この時期までに社内の原稿をそろえよう」「このタイミングで上司に途中報告しよう」といった動きも計画しやすくなります。
制作範囲・スケジュール・見積もりの前提条件を確認する
次に重要なのが、「どこまでが見積もりに含まれていて、どこからが別料金になるのか」という制作範囲の確認です。ここが曖昧なまま進むと、後半になってから「それは見積もりに含まれていません」といった認識のずれが生まれやすくなります。
打ち合わせでは、たとえば次のような点を確認しておきましょう。
- 何ページ分の制作費を想定しているのか
- 原稿や写真・動画はどこまで制作会社が対応し、どこからが自社準備なのか
- 打ち合わせ回数や修正回数の上限があるのか
- 希望している公開時期に向けて、だいたいどのようなスケジュールになるのか
あわせて、「スケジュールが遅れやすいポイント」や「この作業が遅れると全体に影響しやすい」なども聞いておくと、社内調整の際に役立ちます。
サイトの目的と成果指標について共通認識を持つ
ホームページ制作では、「何のためにサイトをつくるのか」という目的を、制作会社と同じ目線で共有しておくことがとても重要です。同じ「問い合わせを増やしたい」という言葉でも、イメージしている成果が会社によって違うことがあります。
そこで、打ち合わせでは次のような観点で質問してみるとよいでしょう。
- 今回のサイト制作で、制作会社はどのような成果を目指して設計したいと考えているか
- 具体的な指標(問い合わせ件数、採用エントリー数、閲覧数など)を設定するとしたら、どのような考え方になるか
- 自社の目的を踏まえたとき、制作会社としてはどのページやコンテンツを特に重視したいと考えているか
こうした会話を通じて、「どのページに力を入れるか」「どこに予算や工数を多く割くか」といった優先順位も見えやすくなります。
デザインとコンテンツ制作の方針を確認する
デザインやコンテンツは、「でき上がってからイメージと違った」と感じやすい分野です。打ち合わせの段階で、考え方や進め方を聞いておくことで、後のギャップを減らすことができます。
確認しておきたいポイントの例は、次のとおりです。
- どのようなプロセスでデザイン案を作成するのか(参考サイトのヒアリング、ラフ案の数など)
- 写真素材は自社提供が基本なのか、撮影や素材提案もしてもらえるのか
- 原稿は自社で書くのか、ライティングやリライトのサポートはあるのか
- 会社らしさやブランドイメージをデザインに反映する際、どのような情報があると提案しやすいか
「かっこいいデザインにしたい」「親しみやすい雰囲気にしたい」といった抽象的な希望でもかまいませんので、その希望をどのように形にしていくのか、事前に話しておくと安心です。
SEO・集客・アクセス解析の対応範囲を確認する
ホームページ制作とあわせて、「検索で見つけてもらえるようにしたい」「アクセス状況をきちんと把握したい」と考える企業も多いと思います。その場合、制作会社がどこまで対応してくれるのかを早めに確認しておくことが大切です。
たとえば、次のような質問が考えられます。
- サイト構造やページ設計の段階で、基本的なSEOを意識してもらえるのか
- タイトルやディスクリプション、見出しなど、検索対策に関わる部分はどこまで設定してもらえるのか
- アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)の導入や初期設定は含まれているのか
- 公開後、数値の見方や改善の相談に乗ってもらえるプランはあるのか
ここで確認しておくことで、「公開して終わり」ではなく、「公開後の集客・改善」までを見すえたサイトづくりがしやすくなります。
公開後の運用サポート・保守体制を確認する
最後に、ホームページ公開後のサポートについても、打ち合わせの段階で方向性を聞いておきましょう。運用やトラブル対応のイメージが持てているかどうかで、社内の安心感も変わってきます。
たとえば、次のような点を確認しておくとよいでしょう。
- 公開後の保守・サポートプランの有無と、その内容(問い合わせ窓口、対応範囲など)
- 更新作業を自社で行う場合のサポート(マニュアルや操作レクチャーなど)があるかどうか
- システムやプラグインの更新、セキュリティ対策はどのように行うのか
- 万が一サイトが表示されなくなった場合、どういった流れで対応してもらえるのか
こうした点を打ち合わせで確認しておくと、「公開したあとに誰に何を相談すればよいのか」が明確になり、担当者としても安心してプロジェクトを進めることができます。
制作会社とのコミュニケーションのコツ
ホームページ制作は、どうしても専門的な話が多くなりがちです。その中で「聞いていいのかな」「こう言ったら失礼かな」と遠慮してしまうと、制作会社も本音をつかみにくくなり、結果的にお互いにとって進めづらいプロジェクトになってしまいます。
ここでは、担当者として意識しておくと、やり取りがぐっとスムーズになり、プロジェクト進行を担当者自身が主導しやすくなるコミュニケーションのコツをまとめます。
最初にゴールと動かせない前提を共有しておく
良いコミュニケーションの土台になるのは、「ゴール」と「前提条件」が早い段階で共有できていることです。特に、動かしづらい条件を明確に伝えておくと、制作会社は現実的な提案に集中しやすくなります。
たとえば、次のような点を打ち合わせの中であらためて言葉にしておくと安心です。
- このホームページ制作で何を一番の目的にしたいのか(認知度向上、問い合わせ獲得、採用強化など)
- 想定している予算の目安や、大きくは変えにくい公開希望時期などの条件
- 社内の承認フロー(承認者の人数や最終決裁者)や関係者の人数
担当者としては、「現時点で分かっていること」と「まだ決まっていないこと」を分けて伝えるだけでも十分です。制作会社側も、「この前提ならここまでは提案できる」「この点は決まったら教えてほしい」と整理しながら進めることができます。
「好み」ではなく「理由と背景」を添えてフィードバックする
デザイン案や構成案を見たときに、「何となく違う気がする」と感じる場面はよくあります。そのときに「イメージと違います」だけで終わってしまうと、制作会社は修正の方向性をつかみにくくなってしまいます。
フィードバックをする際は、「誰に」「どう見えてほしいか」という視点で、理由と背景を添えて伝えてみてください。
- 「色合いは好きなのですが、ターゲットの40代経営者には少し若く見えるかもしれません。もう少し信頼感のあるトーンに寄せたいです」
- 「この写真はきれいですが、実際の現場の親しみやすい雰囲気と少しギャップがありそうです」
- 「かっこいいデザインですが、当社は信頼感を最優先したいので、もう少し落ち着いたトーンを強めたいです。上司も『安心感』を最優先しています」
完璧な言葉でなくてかまいません。「誰のためのサイトか」という視点で理由を足していくと、制作会社も修正の方向性をつかみやすくなります。
迷ったら早めに相談し、社内調整の期限を決める
ホームページ制作では、「どちらの案がよいか決めきれない」「社内の意見が分かれている」といった場面も出てきます。そうしたときに、担当者だけで抱え込まず、早めに制作会社へ「迷っていること自体」を相談することが大切です。
- 「社内で意見が分かれているので、プロの視点でアドバイスがほしいです」
- 「この二つの案の違いを、もう少し詳しく教えてもらえますか」
といった形で共有すると、制作会社からも判断材料や第三者視点のコメントをもらいやすくなります。
あわせて、決定が遅れるとスケジュール全体に影響するため、「社内調整の期限」をあらかじめ制作会社とすり合わせておけると理想的です。
- 「次の水曜日までに社内で結論を出したいと考えていますが、スケジュール的に問題ないでしょうか」
- 「小さな決定(トップページの画像選定)は今日中に、大きな決定(サイト全体の構成)は来週までに決める形にしませんか」
一度に大きな決断をするのではなく、小さな確認を積み重ねることで、プロジェクトが停滞するリスクを減らせます。
連絡手段と社内の意見を整理して伝える
制作会社との連絡方法や、社内から集まる意見の扱い方は、担当者が意識しておきたいポイントです。
まず、連絡手段については、制作会社から提案されたチャットツールやオンライン会議ツールが、自社の情報共有ルールに合っているかを確認しておきましょう。
- 「日々のやり取りはチャットで構いませんが、正式な承認はメールで履歴を残したいです」
- 「重要な仕様変更は、議事録やメールでまとめておきたいです」
といった形で、自社のルールや運用に合わせて調整を相談しておくと、後から「どこに何が書いてあったか分からない」という状態を防ぎやすくなります。
また、社内から集まった意見については、そのまま一覧で共有するよりも、可能な範囲で優先順位を整理してから制作会社に伝えるとスムーズです。たとえば、次のような観点です。
- 絶対に反映したい意見(サイトの目的やブランドに関わる最優先事項)
- 可能であれば反映したい意見(予算や工数に余裕があれば検討したい事項)
- 技術的・スケジュール的に実現が難しく、いったん保留にしている点
「現時点でここまで整理できています」といった形で共有するだけでも、制作会社は判断しやすくなります。
打ち合わせ内容は必ずメモや議事録で残す
「いつ、どのような前提で決めたのか」という認識のずれは、後から大きなトラブルに発展することがあります。そうしたリスクを減らすためにも、打ち合わせの内容は記録に残しておくことをおすすめします。
特に、次のような項目は押さえておきたいところです。
- その打ち合わせで最終的に決まったこと(例:トップページのデザインはA案で進める)
- 宿題になったこと(例:誰が、何を、いつまでに確認・提出するのか)
- まだ保留になっていること(例:採用ページの動画制作の有無)
制作会社側で議事録を作成してくれる場合は、担当者側で内容を確認し、「この認識で合っています」と一言返すだけでも、共通認識を持ちやすくなります。
信頼関係を育むポジティブなひと言を意識する
最後に、意外と大きな効果があるのが、ポジティブなひと言です。
- 「ここは社内でも好評でした」
- 「分かりやすく説明してもらえて助かりました」
- 「この案は、社内で話していたイメージに近いです」
といった前向きなフィードバックがあると、「もっと良いものをつくりたい」と感じやすくなります。
もちろん、気になる点を遠慮なく伝えることも大切ですが、「良かった点」と「改善してほしい点」をセットで伝えるイメージを持っておくと、担当者と制作会社が同じチームとして協力しやすくなります。
ホームページ制作は、担当者と制作会社が同じ方向を見ながら進めていく共同作業です。細かいテクニックよりも、「どうすればお互いに気持ちよく、かつ効率的に仕事ができるか」という視点でコミュニケーションを意識していくことが、結果的に良いサイトづくりにつながっていきます。
【質問例】制作会社への質問5選
ここからは、打ち合わせの場でそのまま使える「具体的な質問例」を5つ紹介します。すべてを完璧に聞く必要はありませんが、「このあたりを聞けていれば、打ち合わせとしては十分」という目安になる内容です。
質問1|今回のホームページ制作のゴールを、どのあたりに置くのが現実的か一緒に整理してもらえますか?
最初に確認しておきたいのは、「今回のホームページ制作で、どこまでをゴールとして考えるのが現実的か」というポイントです。 ここでの目的は、「成果を約束してもらうこと」ではなく、「制作会社がどんな考え方でゴールを設定しようとしているのか」を一緒に整理することです。
まだ目的がざっくりしている段階でも、例えば次のような聞き方で相談してみると会話がしやすくなります。
- 「現時点では『問い合わせを増やしたい』くらいのイメージなのですが、この状況なら、どのあたりをゴールとして設計するのが現実的でしょうか。」
- 「半年から一年くらいで、どんな状態になっていれば『今回のリニューアルは成功』と言えそうか、一緒に整理してもらえますか。」
- 「サイトだけで完結する話ではないと思うのですが、御社としてはホームページにどこまでの役割を持たせる想定でしょうか。」
こうした質問を通じて、
- サイトが担うべき役割
- どの指標を見ていくとよさそうか
- どのページや導線を特に重視すべきか
といった「ゴール周りの考え方」を共有しやすくなります。
質問2|制作の進め方と、私たち側に求められる役割・対応内容を教えてもらえますか?
プロジェクトをスムーズに進めるためには、「制作会社がどのような流れを想定しているのか」と同時に、「自社側がいつ・何をする必要があるのか」を早めに把握しておくことが大切です。
具体的には、次のような点を確認してみてください。
- 「全体の流れ(ヒアリング、設計、デザイン、制作、公開)を簡単に教えてもらえますか。」
- 「各フェーズで、私たち側は何を用意すればよいでしょうか。(原稿、写真、社内確認など)」
- 「連絡手段は、メール・チャットツール・オンライン会議など、何を中心に進める想定でしょうか。」
- 「社内の承認フローや情報共有ルールがあるのですが、連絡方法は調整してもらえますか。」
ここで、進め方と役割分担のイメージを持てていると、社内の段取りもしやすくなります。
質問3|見積もりに含まれている範囲と、追加費用になりやすいポイントを教えてください。
費用や見積もりは、担当者にとっても上司・経営層への説明に直結する重要なポイントです。「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を早めに確認しておくと、後半でのトラブルを防ぎやすくなります。
たとえば、次のように聞いてみると整理しやすくなります。
- 「今回のお見積もりには、何ページ分の制作が含まれていますか。」
- 「原稿や写真・動画は、どこまで御社で対応いただけて、どこからが別途費用になりますか。」
- 「修正回数や打ち合わせ回数に、目安や上限はありますか。」
- 「過去の事例で、どのようなケースで追加費用が発生しやすかったか教えてもらえますか。」
「どこからがオプションなのか」を事前に確認しておくことで、社内にも説明しやすくなります。
質問4|デザインやコンテンツは、どのような進め方・体制だと良いとお考えですか?
デザインやコンテンツは、「でき上がってからイメージと違った」と感じやすい部分です。進め方を話し合っておくことで、途中でのすれ違いを減らすことができます。
次のような聞き方が考えられます。
- 「デザイン案をつくるとき、参考サイトや好みのイメージはどのタイミングでお伝えするのがよいですか。」
- 「写真素材は、自社で用意する場合と、撮影や素材提案をお願いする場合で、品質や費用にどのような違いがありますか。」
- 「原稿は、私たちでたたき台を用意したほうがよいのか、ゼロからライティングをお願いすることも可能でしょうか。」
- 「ブランドイメージや会社らしさをデザインに反映するには、どのような情報を共有しておくとやりやすいですか。」
制作会社にとっての「進めやすい形」を聞きながら、自社の体制に合うやり方を一緒に探していくイメージです。
質問5|公開後の運用・改善は、どこまで相談・サポートしてもらえますか?
ホームページ制作は「公開して終わり」ではなく、その後の運用や改善のフェーズも続いていきます。公開後のサポートや相談の窓口について、最初の打ち合わせで聞いておくと安心です。
たとえば、次のような点を確認してみてください。
- 「公開後の保守・サポートプランには、どのような内容が含まれていますか。」
- 「ニュースやブログを自社で更新したいのですが、操作説明やマニュアルの提供はありますか。」
- 「アクセス解析や改善提案など、公開後の運用面について相談できるサービスはありますか。」
- 「万が一、サイトが表示されなくなった場合や不具合が出た場合、どのような流れで対応いただけますか。」
公開後のイメージを早めに共有しておくことで、「運用を見据えた設計」や「将来の拡張性」を踏まえた提案をしてもらいやすくなります。
制作会社から受ける可能性のある質問5選
打ち合わせでは、制作会社側からもいくつかの質問が投げかけられることがあります。これらの質問は、制作の方向性を決めるうえで非常に重要なものばかりです。事前に回答を準備しておくことで、打ち合わせがスムーズに進み、自社の課題に合った効果的な提案を受けやすくなります。
質問1|ターゲットはどのような方々を想定されていますか?
ターゲットユーザーの明確化は、ホームページ制作の中で最も重要な要素の一つです。制作会社は、どんな人々に向けたサイトにするのかを知ることで、デザインやコンテンツの方向性を決めるための基本的な指針を得ます。
たとえば、次のような点を整理しておくと良いでしょう。
- 年齢層や職業、業界など、具体的なターゲット像
- ターゲットのニーズや関心事、検索時にどのようなキーワードを使っているか
- 採用を強化したい場合、どのようなスキルや価値観を持つ求職者層を狙いたいか
- ターゲットが抱えている問題や悩み
「ターゲットが20代後半〜30代の若手社員で、主にキャリアアップを目指している方々」というように、具体的に描くとより良いサイト提案が生まれやすくなります。
質問2|自社の強みや特徴をどのように表現したいと考えていますか?
制作会社は、自社の強みや特徴をどのように打ち出すべきかを考え、提案を進めていきます。そのため、どんな要素を最も強調したいのか、何を伝えたいのかをあらかじめ整理しておくことが大切です。
次のようなポイントを考えておくと良いでしょう。
- 競合他社と比べたときの自社の強み
- 顧客が自社を選ぶ理由(価格、サービスの質、独自性、名古屋・愛知地域での実績など)
- 客観的な証拠となる実績や数字(例:創業〇年、受賞歴、顧客満足度〇%)
- 自社が提供する価値やサービスの特徴
この情報を伝えることで、制作会社が自社らしさを表現したデザインやコンテンツを提案しやすくなります。
質問3|サイトを通じて、どのような行動を促したいとお考えですか?
制作会社は、サイトに訪れるユーザーに対して、どんな行動を起こしてほしいのかを明確にすることが重要です。そのため、具体的な目標やアクションを共有しておくことが、成功するホームページ制作に欠かせません。
以下のような点を整理しておくとよいです。
- 問い合わせフォームからの送信
- メールマガジンやニュースレターの購読
- 商品の購入やサービスの申し込み
- 採用ページからのエントリー
- 資料請求やデモのリクエスト
「どの行動を最も重視したいか」を伝えることで、制作会社がその目的に沿ったユーザー導線を設計しやすくなります。
質問4|競合や他社サイトについて、参考にしているものはありますか?
制作会社は、他社のサイトや競合のサイトを参考にして、どのような方向性で制作を進めるべきかを判断することがあります。そのため、参考になるサイトがあれば、早めに共有しておくことが重要です。
たとえば、次のような観点で共有する方法があります。
- 「デザインが気に入った」「使いやすい」など、特定のサイトの要素
- 競合他社がどのようなデザイン・機能を導入しているかの例
- 参考にしたい業界のサイトや、自社に似た事例
「この部分が良かった」「あのサイトの使い勝手が気に入った」「この表現はなるべく避けたい」など、具体的に伝えることで、制作会社がイメージに近い提案をしやすくなります。
質問5|今後のサイト運営や更新について、社内で既にご要望や方針が出ている部分はありますか?
ホームページ制作後の運用や更新は、SEOや集客に大きな影響を与えるため、事前にどのような運用が必要かを整理しておくことが重要です。 自社の運用に対する考えや方針がすでに決まっている場合、その方向性を制作会社と共有することで、より効果的な提案を得やすくなります。
以下のような点について、社内での意向があればお聞かせください。
- コンテンツ更新はどの程度自社で行いたいとお考えですか?それとも外部に依頼するご予定ですか?
- 更新頻度について、すでに決まっている方針(例:月1回、四半期ごとなど)はありますか?
- 更新担当者は社内で決まっていますか、それともまだ検討中でしょうか?
- SEO対策や集客の改善提案に対して、どの程度のサポートをご希望ですか?
これらの点を整理していただけると、制作会社は自社の意向に沿った運用プランを提案しやすくなります。
***
このように、制作会社から受ける可能性のある質問を整理しておくことで、打ち合わせがスムーズに進み、双方の認識を合わせながら進行できるようになります。
この記事の内容を「自社の場合」に落とし込んでみませんか?
とことん親身なヒアリングと伴走型サポートをご希望なら【WWG】へ。
- 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
- リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
- 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
- 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい
\ まずは状況整理からでもOK! /
まとめ:WWGと一緒に進めるホームページ制作【打ち合わせが成功のカギ】
ホームページ制作は、見た目を整えるだけの作業ではなく、会社の認知や問い合わせ、採用など、事業の成果にも関わる大きな「未来への投資」です。
この記事を通してお伝えしてきたように、制作会社との打ち合わせをうまく活用できるかどうかが、その後の進行や仕上がりに大きく影響してきます。そして専門知識がなくても事前準備をしっかりすれば、打ち合わせをスムーズに行うことができます。
打ち合わせで重要なのは「しっかりとした準備と明確な目標設定」
あらためて今回の内容を振り返ると、ポイントは次の二つに集約されます。
- 打ち合わせ前に、自社の情報・ターゲット・目的・公開希望時期などをできる範囲で整理しておくこと
- 打ち合わせの場では、「何となく」ではなく、目的や優先順位を制作会社とすり合わせながら、一緒にゴールを言語化していくこと
事前に準備しておくことで、打ち合わせの時間を「聞かれたことに答えるだけの時間」から、「自社の方向性を一緒に整えていく時間」に変えやすくなります。
また、制作会社からの質問に答えるだけでなく、この記事で紹介したような質問をこちらから投げかけていくことで、
- 進め方や役割分担がはっきりする
- 見積もりやスケジュールの前提がわかる
- 公開後の運用まで見すえた話がしやすくなる
といったメリットも期待できます。
「完璧に準備できていないといけない」ということはありません。大事なのは、打ち合わせを通して少しずつ目的や方針を具体的にしていこう、という前向きなスタンスを持っておくことです。
WWGの強み:相談しやすい距離感と豊富な経験
当社、株式会社WWG(ダブルダブルジー)は名古屋を拠点とするホームページ制作会社です。これまでさまざまな企業のホームページ制作やリニューアルをお手伝いしてきました。その中で大切にしているのが、「相談しやすさ」と「丁寧な打ち合わせ」です。
- 専門用語をなるべくかみくだいて説明すること
- ヒアリングを通してお客さまの想いやお考えを一緒に言葉にしていくこと
- 社内事情や承認フローも踏まえた現実的な進め方を一緒に考えること
こうした点を意識しながら、打ち合わせの時間を「話しづらい場」ではなく、「何でも相談できる場」にしていきたいと考えています。
また、デザインや構成だけでなく、
- 公開後にどのように更新していくか
- 検索や集客の面で、どのような育て方をしていくか(Webマーケティング・SEO対策)
といった、サイトを作ったその先の活用まで含めてご相談いただくケースも多くなっています。はじめてのホームページ制作やリニューアルで不安を感じている場合や、「よいサイトを作るためには具体的にどうすればいいか分からない」という場合でも、気軽にご相談いただけます。
これからホームページ制作の打ち合わせを控えている方にとって、この記事が当日のイメージづくりや準備のヒントになればうれしいです。「自社の状況も一度相談してみたい」と感じていただけたときには、ぜひお気軽にお問い合わせください。