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ホームページ制作の前に読みたい、誤解や疑問を解消するための準備記事

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名古屋のホームページ制作会社WWGにて取材ライターをしています、のっくんと申します。

どんな業界にもよくある「業界内だけの常識」。私も取材に出る際にお客様先で実感することがよくあります。初めて耳にする専門用語があったり、よく似ているものに対しての違いがよくわからなかったり。

私はそれを自分で調べたりお客様から聞き出すのが仕事ですが、私たちからお客様に伝えるケースでは違います。「お客様がわかりやすいように伝える」のが私たちの仕事です。

そこで今回は、制作の過程で「きちんと伝えなきゃいけないな」と感じることが多い「ホームページってこういうものなんだよ」について解説します!

ホームページのイメージ編

まずは、ホームページ制作を始める前の「ホームページってこういうものだよね」という一般的なイメージについてのお話です。以下の4つについて解説します。

  1. たくさん動くのが良いホームページの条件
  2. デザインが良ければ万事OK
  3. ホームページを作ったらすぐに問い合わせが増える
  4. 何か壮大な目的や目標がなければいけない

たくさん動くのが良いホームページの条件

大手企業のサイトやホームページの事例集などを見ると、トップページから凝った動きやギミックがたくさんあるページも多いです。見ていてすごく楽しいし、カッコイイなーって思いますよね!私もそういうページを見るのが大好きです。

では、そういうホームページだけが良いものなのか?と考えると、それは違います。

一番は、「見る人にとっていいものであるかどうか」ということ。たとえば、若い人向けに、商品の面白さやイメージを伝えたい!となったら、派手な動きや演出があったほうが伝わりやすそうです。

その一方で、もう少しご年配の方に向けて、正しい情報を発信するためのページだったらどうでしょう?たくさん動きがついているよりも、「文字が大きくて読みやすい」とか、「目に優しい配色」とか、そちらのほうが大事ですよね。

また、動きが多くなるとホームページが表示されるときの読み込み時間が長くなり、「なかなか開かないな。もういいや」と閲覧者の方が諦めて帰ってしまうこともあります。

「とにかくカッコイイアニメーションや工夫がいっぱいあればいいんだ!」というのは、ちょっぴり誤解という感じですね。

デザインが良ければ万事OK

ホームページのデザイン、めちゃくちゃ大事です!

黒っぽくてカッコイイサイトと、白を基調にした爽やかなサイト、見たときに受ける印象は全然違いますよね。「うちは頼れるプロフェッショナルがいっぱいいるよ」「フレッシュで親しみのある企業です」といったイメージを伝えるために、デザインは重要な役割を果たします。

また、どんなに面白い事業をやっていても、デザインが古すぎると「この会社、まだ存在してるのか…?」なんて思われてしまうことも。特に、採用を考えるのであればデザインはある程度新しいほうがいいですね。

かといって、デザインさえよければなんでもいい!というわけではないのがホームページの奥が深いところです。その理由についてご説明します。

閲覧者はデザインを見に来るわけじゃない

ホームページを見に来る人は、ほとんどが「そのページで公開されている情報」を見に来ます。

「こういう商品が欲しいんだけど、どこで売ってるのかな?」とか、「この会社に応募しようと思うんだけど、具体的にどんな事業をやってるんだろう?」とか。

デザイン性を優先したせいで複雑な構成になってしまい、なかなか欲しい情報にたどり着けない…となったら本末転倒ですよね。重要なのはデザインだけではなく、「デザインも含めた全体のバランス」です。

デザインは検索に引っ掛からない

せっかくホームページを作ったんだから、検索したら結果に出てくるようにしたい!が皆さんのご要望かと思います。

ところが、凝ったデザインのホームページを作っていたとしても、「凝ったデザインである」という事実が検索結果に反映されることはありません。

検索結果に出るかどうかは、ざっくり言うと「適切なコードでホームページを構築しているか」「適切な文章が書かれているか」が影響してきます。

なので、「デザインは普遍的な印象だけど、コーディングと文章がちゃんとしているから検索結果に表示されやすい」ということは当たり前にあることです。逆に、「デザインは素晴らしいのに、コードや文章がめちゃくちゃだから表示されない」もありえます。

あくまでデザインは閲覧した“人間”に向けて、言語化しにくいイメージや雰囲気、ブランド感を伝えるためのもの。非常に重要な要素のひとつではあるものの、ホームページのすべてではないんですね。

ホームページを作ったらすぐに問い合わせが増える

ホームページを公開して、世の中の人から見られる状態になるところまでが一区切りです。

ではあるものの、それ“だけ”でいろんな人に見てもらえて、サービスへの問い合わせや採用のエントリーが来るわけではありません。

外に向けた宣伝が大事

ホームページとはいわば「実店舗」みたいなものです。

お店の建物を建てたからといって、通りすがりの人が立ち止まることはあっても、お客様が殺到するとは限りません。お店のオープンを知らせるチラシを配ったり、SNSで宣伝したり、知り合いに声をかけたりして、ようやくお客様が増え始めます。

同じように、ホームページを開設したら、名刺やチラシにアドレスを載せたり、広告を出して宣伝したり、といった入り口を作る活動が必要です。

更新や活用がキーポイント

作ったままで放置、最終更新日は5年前…となると、見る人としては「まだ事業はやっているのかな…?」とちょっぴり不安です。

また、せっかく割引やキャンペーンといった取り組みをやっていても、ホームページに載っていない情報は見る人にとって「存在しないこと」と同じ。積極的にPRしていきたいですね。

上記のように、実際の企業活動と連動させて活用していくことで、ホームページの真の効果を発揮することができます。

何か壮大な目的や目標がなければいけない

これはあくまで自社のケースですが、お客様の中には「事業に対するこんな想いを表現して、この目標をいつまでに達成したい」という方もいらっしゃれば、「今までホームページがなくて不便だったから、作った方がいいかと思って」という方もいらっしゃいます。

最終的に「何のためにホームページを作るのか」というゴールの部分は必要です。採用のためなのか、商品を売るためなのか。

ですが、「事業の目標が云々」みたいな壮大な計画が絶対に必要なわけではありません。

「お客様と話していると、『ホームページはないんですか?』って聞かれることが多いので、信頼性アップのために」なんてイメージでも十分です。

制作途中の「あれ?」編

今度は、制作が進む中ですれ違いが起きやすい内容をまとめてみました。ポイントは以下の3つです。

  1. デザインがシンプルすぎる
  2. 文章が変なところで改行される
  3. 変更をお願いした場所が変わっていない

デザインがシンプルすぎる

「作ってくれたデザイン、シンプルすぎてイメージと違うような…」というケースは、おおむね以下の2点がお客様にうまく伝わらないと起こりやすいことです。

なので、自社ではデザインデータを送る際になるべく丁寧に説明させていただいております。(わからないことがあったらいつでも聞いてくださいね!)

デザインではなくてワイヤーフレームかも

デザインを作る前の段階として、「ワイヤーフレーム」というものを作ります。

これはホームページの設計図のようなもので、「このページにはこの順番でこんな情報を載せるよ」を視覚化したものです。ぱっと見はすごく簡易的なデザインに見えることもあるので、誤解されるのもやむなし…!

情報量が多く複雑なページは、ワイヤーフレームをお送りして「このページにこの情報を入れる予定なんですが、いかがでしょう?」という確認をお願いすることがあります。

「この情報は載せたくないな」とか、「ここは箇条書きではなくて表にしてほしい」とか、「AよりBのほうが人気だから上にしてほしい」とか、そういったご要望を伺いたくてお送りしているので、気になった点を伝えていただけたら嬉しいです。

関連記事

【ホームページ制作初心者向け】ワイヤーとデザインの違いについて

動きがイメージしづらいからかも

デザインの確認をご依頼する際には、一枚の画像にしたものをお送りしています。

実際のホームページではスクロールに合わせて背景が変わったり、ふわっと文字が浮かび上がってきたり、画像が移動したり…といった動きがつくのですが、この段階では実際の動きまで確認していただくことが難しいです…。

動きまで実装したあとでデザインに大幅な修正が発生してしまうと、直すのにとんでもない時間がかかることもあるので…まずは画像の段階でご確認いただいて、イメージと相違なければ動きをつけていくことになります。

画像でデザインをご確認いただく際は、参考として同じ動きをするホームページのURLをお送りしています。

「ここの部分は、このサイトの動きと同じようになる予定です」といった感じですね。

実物を見ないとイメージできないこともあるので、100%確認していただくのが難しいとは思うのですが…!「実際に動くと、画像のときよりいい感じですね!」と言われることもあるので、「なんかシンプルすぎるかも…?」と感じたときは、一緒に沿えた動きの説明を参考にしていただけたらと思います。

文章が変なところで改行される

これはテストページ、先の項目で触れた「動きがついた状態」で確認していただいた際に起こるすれ違いです。

画像の段階では、パソコンやスマホ、どのデバイスで確認しても同じものが見えています。

しかし、テストページではパソコンとスマホで見え方が変わってくるんですね。基本的に、パソコンでは横幅が広く、スマホでは縦長になります。

もちろん、お送りする前に社内でもパソコンとスマホの見え方を確認しているのですが…デスクトップパソコンかノートパソコンか、スマホの画面の大きさはどのくらいか…という部分の差異によって、見え方が違います。

また、閲覧する方がブラウザの拡大率を変えていたら、それもまた見え方が変わってしまう原因に…。

となると、文章が改行される箇所も変わってしまう場合があります。

文章においては特に「100%全部、どんな環境でも同じ見え方」にすることはできません…これは技術的な問題ではなく、仕様上どうしようもないことなんですね…。

ですが、極力自然な見え方になるように調整は行っています。

コードの工夫はもちろんのこと、漢字をひらがなにしたり、別の単語を使ったり…といった修正で文字数を調整して、改行位置をコントロールすることもあります。

もし気になるところがあれば、「これって調整できますか?」と相談していただけたら嬉しいです!

変更をお願いした場所が変わっていない

「依頼した修正が直ったって連絡がきたけど…変わっていないような?」というケースも、ホームページ制作あるあるです。

これは、「キャッシュ」によるものの可能性が高いです。

キャッシュとは、一度表示したホームページのデータを保存しておくことで、次回表示されるときに早く見られるようにする仕組みのこと。一度読んだ本の要約をまとめておいて、次回読むときは頭からもう一度読むのではなく、そのまとめを参考にして読む…とたとえるとイメージしやすいかと思います。

ところが、このキャッシュが残っていることで、せっかく変更したホームページも古いバージョンが表示されてしまうんですね。

なので、修正点のご確認をお願いする際、当社ではキャッシュクリアの手順をお伝えして、「保存しているホームページのデータ」をクリアしてからご確認いただくようにしています。

詳しい手順については以下の記事をご参照ください。

関連記事

ホームページの修正を反映!|キャッシュを削除する方法

まとめ

今回は、ホームページ制作に伴う誤解や疑問について解説いたしました。

同じ業界に長くいると、「この知識は一般的なのかどうか」がついついわからなくなりがちです。加えて、相手によって「どこまで詳しいのか」もまったく違います。常に相手に正しく情報を伝えることを第一に考えながら、お客様とコミュニケーションをとっていきたいです。

ホームページ制作は、お客様と二人三脚で行うもの。

私たちだけで頑張っても、残念ながらいいものはできません…。お客様のご協力が必要不可欠です。

お互いの想いや考えを共有しながら、一緒にいいホームページを作っていきたいと思います。ぜひ、ホームページ制作でお困りの際は私たちに相談してくださいね。

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person_editこの記事を書いた人
ライター のっくん
プロフィール写真

2020年にWWGへ入社。Webサイトの文章作成をはじめ、キャッチコピー、Web記事、座談会ページ、インタビュー、校正など、ライティング関係の業務を担う。最近 趣味の個人サイトをWordPressで作ったのでコーディングを勉強中。

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