Webマーケティング・SEO
E-E-A-Tとは?SEOで重要なGoogleの評価基準と対策をわかりやすく解説
公開日
ホームページを運営していると、「検索順位がなかなか上がらない」「コンテンツを増やしているのに成果が見えない」といった悩みに直面することがあるかもしれません。そうした課題の背景には、Googleがコンテンツの品質をどのように評価しているかという視点が関わっています。
その品質評価の考え方として、近年注目されているのがE-E-A-T(イーイーエーティー)です。これはGoogleが検索品質評価ガイドラインの中で示している概念で、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の4つの要素から構成されています。
この記事では、E-E-A-Tの基本的な考え方から、自社のホームページでどのように実践していくかまでを解説していきます。「SEOに詳しくないけれど、サイトの評価を少しでも改善したい」という方にとって、具体的な判断軸となる情報を整理しました。ホームページ制作会社であるWWGで実際に取り組んでいる内容なども交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
E-E-A-Tとは?Googleが示す「良いコンテンツ」の考え方
E-E-A-Tを構成する4つの要素
E-E-A-Tは、GoogleがWebページの品質を評価する際に用いている4つの観点の頭文字を取った略語です。それぞれの要素は以下のとおりです。
- Experience(経験):コンテンツの作成者が、そのトピックについて実体験や実務経験を持っているかどうか
- Expertise(専門性):そのトピックに関する十分な知識やスキルを持っているかどうか
- Authoritativeness(権威性):作成者やサイトが、その分野で信頼できる情報源として認知されているかどうか
- Trustworthiness(信頼性):ページやサイト全体が正確で安全であり、信頼に足る情報を提供しているかどうか

この4要素のうち、Googleが中心に位置づけているのがTrustworthiness(信頼性)です。経験、専門性、権威性の3つは、いずれも「そのページが信頼できるかどうか」を支える要素として機能しています。
なお、E-E-A-Tという表記になったのは2022年12月のことです。それ以前はExperience(経験)を含まない旧E-A-Tという3要素で構成されていましたが、ガイドラインの改訂により「経験」が独立した要素として追加されました。

品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加(Google Search Central Blog)
※参照日:2026年3月26日
E-E-A-Tは「ランキング要因」ではなく「品質の指針」
E-E-A-Tは、検索順位を直接決めるランキングアルゴリズムそのものではなく、スコアのような形で機械的に点数化されて順位に反映される仕組みでもありません。
一方で、Googleが「役に立つ・信頼できる情報」を評価するうえで重視する方向性を示す概念であるため、E-E-A-Tの観点で品質を高めたコンテンツは、結果として検索で評価されやすくなる可能性があります。
E-E-A-Tは、検索品質評価ガイドラインの中で示されている品質評価の指針であり、Googleが検索結果の品質をテストする際に外部の評価者(検索品質評価者)が参照する文書として公開されています。
検索品質評価ガイドライン(Google)
※参照日:2026年3月26日
E-E-A-Tの重要性
E-E-A-Tが注目されるようになった背景には、Web上の情報環境の変化があります。AI生成コンテンツの普及により、短時間で大量の記事を作成・公開することが技術的に可能になりました。その結果、検索結果に表示されるコンテンツの量は増え続けていますが、すべてが正確で信頼できる情報とは限りません。こうした状況のなかで、「その情報は誰の、どのような経験や知識に基づいているのか」を見極める基準として、E-E-A-Tの考え方がより重要視されるようになっています。
特に注意が必要なのが、YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる領域です。YMYLは、ユーザーの健康、お金、安全、生活に大きな影響を与える可能性があるジャンルを指し、医療、金融、法律などがその代表例です。Googleはこれらの領域において、より高いレベルのE-E-A-Tを求める傾向があるとされています。自社がYMYLに該当するかどうかは業種だけで単純に判断できるものではなく、不動産や保険、人材サービスなど、ユーザーの生活設計に関わるサービスを扱っている場合は広い意味で含まれる可能性があります。
SEOの基本的な仕組みや評価基準についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご参照ください。
関連記事
SEOの仕組みと基本対策を解説|検索エンジンで見つけてもらうWeb集客入門
中小企業こそE-E-A-Tを意識すべき理由
大手にはない「現場の経験」が武器になる
E-E-A-Tの4要素のなかでも、2022年に追加されたExperience(経験)は、中小企業にとって特に注目すべき要素といえます。大手企業や大規模メディアは情報の網羅性や発信量で優位に立ちやすい傾向がありますが、「現場で実際に手を動かした経験」や「お客様と直接やり取りしたなかで得た知見」は、現場との距離が近い企業のほうが豊富に持っていることが少なくありません。
自社で対応した施工事例の詳細や、お客様から寄せられた相談内容とその解決プロセスなどは、他のサイトでは得られない一次情報です。Web上の情報の多くが二次情報であるなかで、こうした実体験に基づくコンテンツは、E-E-A-Tの観点からも有効な差別化の手段になり得ます。
「誰が書いているか」が問われる時代
検索エンジンが情報の品質を評価するうえで、「そのコンテンツを誰が作成したのか」という点の重要性は高まりつつあります。Googleの検索品質評価ガイドラインにも、ページの作成者やサイトの運営者を明確にすることが求められている旨の記述があります。
社内の技術者やベテランスタッフが持つ専門知識を、著者情報やプロフィールとともに発信していくことで、「この会社はこの分野に詳しい」という認識をユーザーとGoogleの双方に伝えることができます。人材リソースが限られるなかでは、すべてのコンテンツに専門家のプロフィールを付けるのではなく、まずはサイト内の会社概要やスタッフ紹介ページを整備するところから始めるのも現実的な方法です。
E-E-A-Tの強化は「ホームページの設計段階」から始まる
E-E-A-Tへの対応というと、既存のコンテンツに著者情報を追加したり、記事をリライトしたりといった施策が思い浮かぶかもしれません。それらも有効ですが、より効率的なのは、ホームページの設計段階からE-E-A-Tを意識した構造にしておくことです。会社概要ページの情報量、スタッフ紹介の導線、実績ページの構成、ブログの運用フローなどは、サイトの新規制作やリニューアルのタイミングで設計に組み込むほうがスムーズです。
▼併せてチェック!
集客を意識したホームページ制作のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。本記事と併せてぜひご確認ください。
関連記事
集客できるホームページ制作のコツは?できない理由と効果的な改善方法を解説
この記事の内容を「自社の場合」に落とし込んでみませんか?
とことん親身なヒアリングと伴走型サポートをご希望なら【WWG】へ。
- 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
- リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
- 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
- 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい
\ まずは状況整理からでもOK! /
E-E-A-Tの4要素を自社サイトで実践する方法
E-E-A-Tの要素を実践するための方法について、具体例としては以下の図のようなものが挙げられます。

Experience(経験):自社の実体験・事例をコンテンツに反映する
Experience(経験)は、コンテンツの作成者がそのトピックに関する実体験を持っているかどうかを示す要素です。Web上の情報を整理しただけではなく、自社の現場で得た知見や体験を盛り込むことがポイントになります。
実際にサービスを利用したお客様の声や導入事例は、この要素を示す代表的なコンテンツです。課題の背景から導入後の成果までを一連の流れで掲載することで、読者にとっても具体的にイメージしやすい情報になります。また、日常業務で気をつけていることや、過去に対応したトラブルとその解決方法なども一次情報として価値があります。社内スタッフへのインタビューや、担当者の体験談をコラム形式でまとめるといった方法も有効です。
Expertise(専門性):専門知識を「わかりやすく翻訳」して発信する
Expertise(専門性)は、特定の分野における知識やスキルの深さを示す要素です。ただし、専門的な内容をそのまま掲載するだけでは、読者にとって理解しにくいコンテンツになることもあります。自社が持つ専門知識を読者の目線に合わせてかみ砕くことが大切です。
業界内では日常的に使われている用語でも、読者にとっては初めて目にする言葉であるケースは少なくありません。丁寧に説明するコンテンツは、専門性を伝えながらも読者の理解を助ける役割を果たします。また、会社や従業員が保有している資格や業界団体からの認定情報を会社概要ページなどに明記しておくことも、専門性を客観的に示す材料になります。ブログやコラムを運用する場合は、扱うテーマをある程度絞り込み、自社の事業領域に関連するトピックを深く掘り下げるほうが、サイト全体としての専門性が伝わりやすい傾向があります。
Authoritativeness(権威性):外部からの評価・言及を積み重ねる
Authoritativeness(権威性)は、他者からの評価や認知によって形成される要素です。自社の発信だけでコントロールできる範囲には限りがあるため、4要素のなかでは対策の難易度が高い側面があります。
他のWebサイトから自社サイトへのリンク(被リンク)は、権威性を示すシグナルの一つになり得ます。特に、関連性が高いサイトから自然に得られるリンクは、外部からの評価として受け取られやすい傾向があります。質の高いコンテンツを公開し続けることで、業界メディアや関連サイトから自然にリンクされる機会が生まれます。また、サイテーション(リンクの有無に関わらず、自社の会社名やサービス名がWeb上やSNSで言及されること)の蓄積も権威性に寄与します。SNSでの情報発信の継続や、地域のイベント・業界の活動への参加を通じて認知を広げていくことが、結果的にこれらの蓄積につながります。
Trustworthiness(信頼性):運営者情報・実績・セキュリティを整備する
Trustworthiness(信頼性)は、E-E-A-Tの中心に位置する要素です。他の3つの要素がいくら高くても、サイト自体の信頼性が低ければ全体の評価にはつながりにくいとされています。
サイトの運営主体を明確にすることは信頼性の基本です。会社名、所在地、連絡先、代表者名、事業内容などを会社概要ページにわかりやすく掲載しておくことが出発点になります。SSL(暗号化通信)への対応も基本的な要件で、未対応のサイトはブラウザ上で警告表示が出る場合があるため、ユーザーに不安を与える要因になります。あわせてプライバシーポリシーページの設置も信頼性の土台です。Googleビジネスプロフィールへの登録も、実在する事業者であることを第三者に伝える手段として有効で、特に地域に根ざしたビジネスではローカル検索からの流入にもつながります。
▼併せてチェック!:ローカルSEOについて詳しく知りたい!という場合は、下記の記事で丁寧に解説しています。ぜひチェックしてみてください。
関連記事
地域集客に効くローカルSEOとは?MEO対策との違いとポイントを解説
E-E-A-Tを高めるために「ホームページの設計」で意識したいこと
デザイン・構造・コンテンツの三位一体が信頼を生む
ホームページの信頼性は、見た目のデザインだけで決まるものではありません。デザイン、サイト構造、そしてコンテンツの質という3つの要素が連動して初めて、訪問者に「この会社は信頼できそうだ」という印象を与えることができます。デザインが整っていても会社概要の情報が薄かったり、コンテンツが充実していても導線が分かりにくかったりすれば、信頼の形成は難しくなります。E-E-A-Tの観点からサイトを見直す際は、「情報の中身」と「それをどう届けるか」の両方をセットで考えることが大切です。

「誰が運営しているか」を伝えるページ構成
Trustworthiness(信頼性)やExpertise(専門性)を示すうえで重要なのが、運営主体を明確に伝えるページ群です。会社概要ページには基本情報に加え理念や方針を記載しておくことで、企業としての姿勢が伝わります。スタッフ紹介ページでは、顔写真、担当領域、経歴、保有資格などを掲載することで発信者への信頼感が高まります。読者にとって関心の高い職種を優先して掲載するのも現実的な対応です。
導入事例や制作実績のページは、Experience(経験)とExpertise(専門性)の両方を示す役割を持っています。課題の背景、対応の内容、その後の成果まで記載することで、情報の具体性と独自性を伝えやすくなります。
コンテンツ発信を「仕組み化」して継続する重要性
E-E-A-Tの評価は、一度対策をすれば完了するものではなく、継続的な情報発信と更新を通じて積み重ねていくものです。社内で「誰が・何を・どのような頻度で発信するか」をあらかじめ決めておく仕組みづくりが重要になります。月に1本のコラムを目標にする、テーマの候補リストを事前に用意しておくなど、運用ルールを設けることで継続しやすい体制を整えることができます。
WWGが実践している「一次情報」の活かし方
ここでは、WWGが自社のコラム運用のなかで実際に取り組んでいる事例を紹介します。
WWGではSEO対策やお客様向けのお役立ち情報コンテンツを充実させる目的でのコラムの制作・運用を行っていますが、専門的な情報の網羅性を担保するだけでは記事の評価を高めていくことが難しいと感じる場面が増えてきました。そこで運用方針を見直し、社内スタッフの実務経験をコンテンツに反映する取り組みを進めています。
具体的には、記事のテーマに合わせて質問案を作成し、ディレクター、デザイナー、コーダー、ライター、営業といった各セクションの担当者に回答を依頼します。その回答をもとに、本文のなかに自然に馴染む形で一次情報を追加していくという流れです。この取り組みの意図は、「ホームページ制作」「Web制作」という分野において、自社が持つ独自の知見や判断基準も発信していくことで、専門性の評価を後押しすることにあります。
こうした一次情報の重要性は、最近のGoogleの動向からも感じています。2026年2月には、GoogleがDiscover向けの「February 2026 Discover core update」をリリースしました。
2026年2月の Google の Discover コア アップデート(Google Search Central Blog)
※参照日:2026年3月26日
一方で、同年3月についてはWeb検索で順位変動が話題になる場面もありましたが、2026年3月23日時点でGoogle公式のSearch Status Dashboard(Ranking履歴)にはランキングアップデートとしての掲載はありません。
Google Search Status Dashboard
※参照日:2026年3月26日
なお、Discoverの更新とWeb検索のランキング更新は必ずしも同一ではありませんが、品質評価の方向性を捉えるうえで参考になる動きとして注目しています。
あくまで体感レベルの話ではありますが、ログイン状態や閲覧履歴などの影響をできるだけ避けた環境(例:シークレットモードやゲストモードなど)で特定のキーワード検索を行い表示順位を目視で確認したところ、「お客様の声」や、課題背景から成果までが記載された「制作事例」を掲載しているページが相対的に上位に現れやすくなっている印象があります。
この点から感じているのは、「制作した実績がある」という情報だけでなく、「その制作がどのような成果につながったのか」が明確に伝わるコンテンツが、以前よりも評価されやすくなっているのではないかということです。こうした、その企業ならではの「一次経験」がより重要視され始めているのかもしれません。
よくある誤解と注意点
では最後に、E-E-A-Tに関する注意点についても確認していきましょう。

「E-E-A-Tを上げればすぐ順位が上がる」わけではない
E-E-A-Tは直接的なランキングアルゴリズムやスコアではありません。著者情報を追加した、SSLに対応した、といった個別の施策を実施しても、それだけで検索順位がすぐに変動するとは限りません。E-E-A-Tへの対応は、サイト全体の品質を中長期的に高めていくための方向性として捉えるのが適切です。
形だけの著者情報やプロフィール追加では不十分
著者名やプロフィールをページに記載すること自体は、信頼性を伝えるうえで意味のある対応です。ただし、名前だけが記載されていてコンテンツの中身に経験や専門性が反映されていない場合は、形式的な対応にとどまる可能性があります。プロフィールの整備と、コンテンツの質の向上はセットで進めていくことが大切です。
AIコンテンツとE-E-A-Tの関係
AIを活用してコンテンツを作成すること自体は、Googleのガイドライン上、禁止されているわけではありません。Googleは公式に、「コンテンツの作成方法を問わず、E-E-A-Tの品質を満たすオリジナルで高品質なコンテンツであることが重要」という見解を示しています。ただし、AIが生成した文章をそのまま公開するだけでは、Experience(経験)の要素が欠けたコンテンツになりやすい点には注意が必要です。自社の実体験や独自の視点を加え、情報の正確性を確認したうえで公開するという運用が求められます。
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス(Google Search Central Blog)
※参照日:2026年3月26日
まとめ
E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツの品質を評価するうえで重視している4つの観点、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を示す概念です。
ここまで解説してきたとおり、E-E-A-Tは即効性のあるSEOテクニックではなく、「どのような姿勢で情報を発信するか」という方向性を定めるための指針です。現場での経験や専門知識を日々蓄積している企業であれば、その強みをコンテンツに反映していくことで、サイト全体の信頼性を高めていくことができます。
大切なのは、一度にすべてを整えることではなく、できるところから着手し、継続的に改善していくことです。会社概要やスタッフ紹介の充実、事例ページの整備、ブログでの定期的な情報発信など、自社の状況に合わせて優先順位をつけながら取り組んでいくことが、長期的な成果につながっていきます。
株式会社WWGでは、集客サイト、採用サイト、ブランディング強化…といったお客様のさまざまな目的に合わせたサイト制作のご提案をおこなっています。
「自社のホームページをどこから見直せばよいかわからない」「E-E-A-Tを意識したサイト設計について相談したい」といったご要望がありましたら、お気軽にWWGまでお問い合わせください。とことん親身で丁寧なヒアリングをもとに、現状のサイト分析から、改善の方向性のご提案まで対応いたします。
\まずは気軽にお問い合わせください!/