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Webマーケティング・SEO

「指名検索」とは?一般キーワードとの違いやSEOメリット、増やす方法を解説

公開日

「指名検索」とは?一般キーワードとの違いやSEOメリット、増やす方法を解説

Web担当を任されたばかりのあなたが、まず直面する課題は「どうすればホームページから問い合わせが来るのか」という点ではないでしょうか。会社からは「検索順位を上げてほしい」「SEO対策を強化してほしい」と指示され、日々、特定のキーワードでの順位チェックに追われているかもしれません。

もちろん、地域名や業種名を含むキーワードで上位表示されることは重要です。しかし、どれだけ順位が上がっても、実際の問い合わせや成約につながらなければ、会社としての投資対効果は低いままになってしまいます。

実は、Web集客に成功している多くの企業が、順位以上に注目している指標があります。それが「指名検索」です。 指名検索とは、会社名やサービス名そのもので検索されることを指します。この指名検索の数は、単なるアクセス数の一つではなく、Web上での「ブランド力」や「信頼度」を測るための重要なバロメーターといえます。

本記事では、数多くのコーポレートサイト制作の支援を行ってきた経験から、指名検索がなぜ重要なのか、そして中小企業がいかにして指名検索を増やし、強固な集客基盤を築くべきかを解説します。 テクニックや裏技に頼るのではなく、顧客からの信頼を積み重ねることで成果を出す、本質的なWebマーケティングの考え方をお伝えします。ぜひ、社内の会議や戦略立案にお役立てください。

目次

指名検索とは?一般キーワードとの違いを整理

SEO対策の話になると、「どのようなキーワードを選定するか」という議論になりがちですが、検索されるキーワードは大きく2つの性質に分類できます。それが「指名検索」と「一般検索(一般キーワード)」です。 この2つの違いを正しく理解し、それぞれの役割に応じた対策を行うことが、Webマーケティングを成功させるための第一歩です。

指名検索(社名・サービス名)の定義

指名検索とは、ユーザーが特定の企業名、店舗名、サイト名、あるいは具体的な商品・サービス名を入力して行う検索行動のことです。 たとえば、以下のようなキーワードが該当します。

  • 株式会社WWG
  • iPhone16 Pro
  • Google

ユーザーはすでに「あなた」を知っている状態

指名検索を行うユーザーは、すでにその企業や商品の存在を知っています。 「以前利用したことがある」「SNSで見かけて気になっていた」「知人から紹介された」「看板広告を見た」など、何らかのきっかけで認知し、さらに詳しく知りたい、あるいは再訪したいという明確な意図を持って検索しています。つまり、指名検索が多いということは、それだけ市場における認知度が高く、ユーザーの記憶に残っている状態であるといえます。

一般検索(悩み・目的キーワード)との役割の違い

一方、一般検索とは、特定の固有名詞を含まない検索のことを指します。ユーザーが抱えている課題や悩み、あるいは漠然とした目的をキーワード化して入力するケースが大半です。 代表的な例としては、以下のようなキーワードが挙げられます。

  • 名古屋 ホームページ制作会社
  • 業務効率化 ツール 比較
  • 近くの美味しいランチ
  • 法人税 節税方法

比較検討の真っ最中である

一般検索を行うユーザーは、「まだどの会社に頼むか決めていない」状態です。 たとえば「名古屋 ホームページ制作会社」と検索するユーザーは、表示された検索結果の上位から順にいくつかのサイトを閲覧し、制作実績や料金、信頼性などを比較します。この段階では、あなたの会社は数ある選択肢の一つにすぎず、競合他社と横並びで厳しく比較検討されています。

検索意図(インテント)の違い

両者の決定的な違いは「検索意図(インテント)」の明確さにあります。 一般検索のユーザーは「解決策を探している段階(探索型)」であるのに対し、指名検索のユーザーは「特定の対象にアクセスしたい(案内型)」または「特定の対象についてもっと知りたい・購入したい(取引型)」という意図を持っています。 一般検索で接点を持ち、その後の企業活動を通じて信頼を獲得し、最終的に指名検索で戻ってきてもらう。この流れを設計することが重要です。

【重要】一般検索で認知し、指名検索で成約する「勝利の方程式」

多くのWeb担当者が陥りやすい誤解に、「ビッグワード(検索ボリュームの多い一般キーワード)で1位を取れば、すべて解決する」というものがあります。 しかし、一般キーワードでの流入は、あくまで「初対面」のユーザーを増やす手段です。BtoBや高額商材では、初回訪問で即問い合わせに至らず、情報収集・比較検討を経て意思決定されることが多い傾向があります。

検討期間は商材や稟議プロセスによって幅がありますが、数週間〜数か月単位で進むケースもあるため、初回接点から再訪・指名検索・問い合わせまでの導線を設計しておくことが重要です。

理想的なユーザー行動のフロー

Webマーケティングにおいて成果を出し続けるための理想的なフローの例は以下のようになります。

  • 認知(一般検索):ユーザーが課題解決の方法を検索し、自社の記事やサイトを見つける。
  • 信頼(コンテンツ・接触):サイト内の情報が有益だと感じ、社名を記憶する。あるいはメルマガ登録やSNSフォローをする。
  • 比較・検討(再検索):他社と比較検討する中で、「あの会社はどうだったかな?」と思い出す。
  • 成約(指名検索):社名で検索してサイトを再訪し、問い合わせや購入に至る。

BtoBにおける検討期間と指名検索

特にBtoBでは、商材や稟議プロセスによって検討期間が長期化することがあり、数週間〜数か月単位で比較検討が続くケースもあります。検討が進んだ段階で、社名やサービス名で再検索して最終確認するユーザーもいるため、指名検索の増加は“有力候補として想起されている可能性”を示す指標として捉えられます。

したがって、「指名検索が増えている」ということは、「見込み顧客のリストの中で、自社が有力な候補として残っている」という可能性があるとも受け取れます。一般検索は「種まき」、指名検索は「収穫」と捉えると、その重要性が理解しやすいかもしれません。

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  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

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指名検索を強化する3つのメリット

指名検索が増えることは、単にアクセス数が増える以上の大きなメリットを企業にもたらします。特にSEO(検索エンジン最適化)の観点と、ビジネスとしての収益性の観点の両面から解説します。

Googleからの評価(E-E-A-T)が高まり、サイト全体が強くなる

Googleは検索品質評価ガイドラインにおいて、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を重要な評価基準としています。指名検索(社名・サービス名での検索)が増えることは、認知・想起が広がっている兆候として捉えられます。

ただし、Googleが「指名検索の多さ」をランキングの直接要因としてどの程度使うかは公式に明言されていません。そのため、指名検索は“検索順位のためのテクニック”というより、ユーザーに選ばれるブランド形成の結果として重要だと考えるのが安全です。

外部からの言及と指名検索の関係

多くの人がその会社名で検索するということは、世の中でその会社が話題になっていたり、必要とされていたりする証拠です。Web上での言及(社名の言及、記事・SNSでの取り上げ、外部サイトからの参照など)や、社名での検索が増えることは、市場での露出・認知の拡大を示すことがあります。

ただし、Googleがそれらをどのようにランキングへ反映しているかはブラックボックスであり、単一要因で説明するのは困難です。重要なのは、ユーザーにとって有益で信頼できる情報発信や体験を積み重ね、結果として“選ばれる状態”を作ることです。

一般キーワードの順位も底上げされる場合がある

指名検索が増える企業では、同時に露出増・被リンクや指名言及の増加・再訪の増加・コンテンツ改善などが進みやすく、結果として一般キーワードの評価が伸びるケースもあります。

ただし「指名検索が増えたから順位が上がる」と単純な因果で語るより、ブランド活動やユーザー体験の改善が総合的に効いて、SEOにも良い影響が出ることがある、と捉えるのが適切です。特定のキーワード対策(SEOテクニック)だけに終始するのではなく、企業としてのブランド力を高めることは、結果としてSEOにも良い影響を与えることがあります。

Googleの公式ドキュメントでも、コンテンツの品質を評価する問いとして「著者やコンテンツを公開しているサイトの背景情報を示すなど、信頼できると感じさせるような方法で情報を提供していますか?」といった主旨の内容が明記されています。 つまり、検索エンジンは「どこの誰が発信している情報か」を重視しており、社名で検索される状態は、少なくとも「その会社を思い出して探している」という意味で、認知・想起が形成されているサインと考えることができます。ただし、指名検索が発生する理由は(良い評判だけでなく)採用目的やトラブル確認など多様です。よって、指名検索は“信頼の証明”と断定するより、検討度が進んだユーザーが増えている可能性がある指標として扱うのが安全です。

引用
“コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。”

・出典:
有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 |(Google 検索セントラル):
※参照日:2026年2月23日

競合他社と比較されにくく、成約率(CVR)が飛躍的に向上する

一般検索経由のユーザーは「比較」モードですが、指名検索経由のユーザーは「指名買い」モードに近いです。 「株式会社Aに相談したい」と思って検索してくるユーザーは、すでに自社の強みや特徴をある程度理解しており、他社と比較するつもりがあまりないケースも多々あります。

相見積もりの回避と価格競争からの脱却

指名検索経由の問い合わせは、相見積もりになりにくい、あるいは相見積もりになったとしても「本命」として扱われる傾向があります。 ユーザーは「安さ」ではなく、「その会社への信頼」や「期待」を理由に選んでいるため、無理な価格競争に巻き込まれるリスクを減らすことができます。これは利益率の確保という点でも経営に大きなインパクトを与えます。

コンバージョン率(CVR)の違い

指名検索で来訪するユーザーは、すでに企業名を把握しているため、一般検索よりも検討が進んでいることが多く、結果としてCVRが高くなるケースがあります。

ただし、CVRは商材・価格帯・検索意図(採用/評判確認/問い合わせ等)によって大きく変わるため、自社のデータ(GA4・Search Console・CRM)で実測して判断することが重要です。少ないアクセス数でも、指名検索の割合が高ければ、効率よく問い合わせを獲得することが可能です。

広告費に頼らない、安定した資産性の高い集客ができる

Web集客において、リスティング広告(検索連動型広告)は即効性のある有効な手段ですが、近年はクリック単価(CPC)の高騰が課題となっています。 リスティング広告のクリック単価(CPC)は、業種・地域・競合状況によって大きく変動し、高騰が課題になるケースがあります。

特に競争が激しい領域ではCPCが高くなることもあるため、広告だけに依存せず、指名検索やオーガニック流入など中長期で効く集客基盤も並行して育てるのが有効です。

コストパフォーマンスの改善

一般キーワードで広告を出し続けるには多額の予算が必要ですが、指名検索による自然検索流入(オーガニック検索)には広告費がかかりません。 ブランド名が定着し、指名検索が安定して発生する状態を作ることができれば、広告予算を抑制しても集客数を維持できるようになります。

資産性の高さ

広告は出稿を止めれば流入がゼロになりますが、築き上げたブランド認知と指名検索の流れは、企業の資産として残り続けます。 長期的な視点で経営を考えるならば、フロー型の広告集客だけに依存せず、ストック型の指名検索を増やす施策にリソースを配分していくことが賢明な判断といえるでしょう。

指名検索の対策をしなかった場合のデメリットや懸念点

「うちは指名検索なんて大層なことは考えなくていい」と思っていても、インターネット上にはすでに自社の情報は存在し、ユーザーに見られています。 指名検索への対策(=検索結果画面のマネジメント)を怠るということは、自社のブランドイメージをコントロールできず、外部の要因に振り回される状態を放置することを意味します。 ここでは、対策を行わなかった場合に発生する具体的なリスクと機会損失について解説します。

検討していた顧客が、他社へ流れてしまう可能性がある

「社名で検索してくれたのだから、確実に自サイトに来てくれるはず」と考えるのは危険です。 検索結果画面(SERPs)の上部には、多くの場合、リスティング広告枠が表示されます。もし対策をしていなければ、そこが競合他社の独壇場になっている可能性があります。

競合の広告に顧客を奪われる

ユーザーが自社の名前を入力したにもかかわらず、一番上に「●●をご検討の方へ。××社なら、より低コストで導入可能」といった競合の広告が表示されていたらどうなるでしょうか。 特にコスト意識の高い担当者や、まだ検討初期段階のユーザーであれば、「念のためこっちも見ておこう」と競合サイトへ移動し、そのまま契約を奪われてしまう(スイッチされる)リスクがあります。 指名検索対策をしないということは、見込み客を競合他社に明け渡す隙を作っているのと同じことなのです。

この記事の内容を「自社の場合」に落とし込んでみませんか?
とことん親身なヒアリングと伴走型サポートをご希望なら【WWG】へ。

  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

\ まずは状況整理からでもOK! /

ネガティブな情報が「自社の第一印象」になってしまう

公式からの情報発信が少なかったり、検索結果の管理(Googleビジネスプロフィールや関連サイトの整備)が不十分だったりすると、検索エンジンの上位を意図しない情報に占領されてしまうことがあります。

誤解や不安を与えるリスク

たとえば、数年前の古い口コミ掲示板、管理されていない求人サイトの自動生成ページ、あるいは事実とは異なるネガティブな書き込みなどが、公式サイトよりも目立つ位置に表示されてしまうケースです。 初めてその会社を検索したユーザーにとって、検索結果の1ページ目は「会社の顔」そのものです。そこでネガティブな情報や古い情報が目に入れば、「この会社は大丈夫だろうか?」「管理が行き届いていないのではないか」という不信感を与え、問い合わせ前の離脱につながってしまいます。

認知から問い合わせまでの導線が途切れてしまう

展示会で名刺交換をした、SNSで投稿がバズった、あるいは知人から紹介された。せっかくリアルやSNSで認知を獲得できても、その受け皿となる「検索」の導線が整備されていないと、すべてが無駄になってしまう恐れがあります。

「探しても見つからない」は最大の機会損失

ユーザーがいざ社名で検索したときに、公式サイトがすぐに出てこなかったり、Googleマップの情報(住所や電話番号)が間違っていたりしたら、どう感じるでしょうか。 「検索しても出てこない怪しい会社」と思われるか、「探すのが面倒だからもういいや」と諦められてしまうのがオチです。 現代の購買行動において、検索はゴールへのラストワンマイルです。ここが繋がっていないということは、マーケティング活動における最大の「機会損失(穴の空いたバケツ)」状態であるといえます。

今日からできる!指名検索の「育て方」と具体策

指名検索を増やすには、Web上のテクニックだけでなく、「ユーザーの記憶に残る活動」の総量を増やす必要があります。 ここからは、明日から実践できる、具体的なアクションプランを紹介します。まずは、認知の入り口となる「接触回数の増加」と、検索時の受け皿となる「情報の整備」から始めましょう。

SNSやオフライン施策で「社名」に触れる機会を増やす

Webマーケティングの担当者であっても、視野を「インターネットの中だけ」に限定してはいけません。特に地域密着型のビジネスの場合、オフライン(現実世界)での接点は、指名検索を生み出す強力なトリガー(きっかけ)となります。

オフライン媒体での「検索行動」への誘導

名刺、封筒、会社案内、チラシ、看板、営業車、展示会のブース装飾など、自社が持つあらゆる物理的な媒体を見直してみてください。 そこに、単にURLやQRコードを載せるだけでなく、「〇〇で検索」という検索窓のデザインや、検索を促す明確なCTA(Call To Action)を配置することが有効です。 特に、社名がアルファベットで覚えにくい場合や、URLが長い場合は、カタカナや短い略称での検索を促すことで、ユーザーの入力ハードルを下げることができます。 「名古屋の〇〇といえば(社名)」といったキャッチーなフレーズをラジオCMや交通広告(地下鉄駅のポスターやサイネージ)で展開し、純粋想起(ヒントなしでブランド名を思い出す状態)を高める戦略も、地域No.1を目指す上では検討に値します。

SNS運用における「顔の見える」発信

X(旧Twitter)、Instagram、FacebookなどのSNSは、指名検索を増やすための重要な認知チャネルです。 しかし、単に新着情報やプレスリリースを流すだけのbotのような運用では、ファンは増えにくい傾向にあります。指名検索につなげるためには、企業としての「人格」や「体温」を感じさせる運用がカギとなります。 たとえば、以下のようなコンテンツは、ユーザーの親近感を醸成しやすいといわれています。

ユーザーの心を掴むSNSコンテンツ例

  • 担当者の日常や裏話:「中の人」の個性を出し、ビジネスライクすぎない投稿をする。
  • 開発秘話や苦労話:商品が完成するまでのストーリーや、失敗談を共有する。
  • 地域ネタ:名古屋市内のランチ情報や、地元企業のニュースに触れる。

SNS上でユーザーと積極的にコミュニケーションを取り(リプライやいいね)、エンゲージメントを高めることで、「この会社、なんか面白いな」「誠実そうだな」という好意的な印象が蓄積されます。 ある時、ユーザーが何かの課題に直面した際に、「そういえば、あのSNSの会社がこの分野の専門だったはず」と思い出し、指名検索を行ってくれる。これがSNSから指名検索が生まれる典型的なパターンです。

検索結果(ナレッジパネル)を整えるGoogleビジネスプロフィール活用

指名検索を行ったユーザーが最初に目にするのは、自社サイトのトップページへのリンクだけではありません。特にPCでの検索時には、画面の右側に「ナレッジパネル」と呼ばれる情報ボックスが大きく表示されます。また、スマートフォンでは地図情報とともに店舗・企業情報が表示されます。 ここには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の情報が反映されます。このエリアの情報が充実しているかどうかで、検索したユーザーの印象は大きく変わります。

NAP情報の統一による基礎固め

Googleビジネスプロフィールの活用において、基本にして最も重要なのが「NAP情報」の統一です。 NAPとは、以下の3つの要素の頭文字です。

統一すべきNAPの3要素

  • Name(会社名・店舗名)
  • Address(住所)
  • Phone(電話番号)

自社サイト、SNSのプロフィール、求人サイト、ポータルサイトなど、Web上に存在するあらゆる自社情報の表記を、Googleビジネスプロフィールの登録情報と一言一句違わず統一させることが、SEO(およびMEO:Map Engine Optimization)の観点から推奨されます。 表記ゆれ(例:「株式会社」と「(株)」、「1丁目2番地3号」と「1-2-3」の違いなど)があると、検索エンジンが同一の存在として認識しづらくなり、評価が分散してしまう可能性があります。地味な作業ですが、情報を整理整頓しておくことは、指名検索時の信頼感に直結します。

クチコミ対応が生む「誠実さ」の可視化

ナレッジパネルには、ユーザーからのクチコミや評価(星の数)が表示されます。

良いクチコミだけでなく、時には批判的な意見が投稿されることもあります。重要なのは、これらすべてのクチコミに対して、企業として誠実かつ迅速に返信を行うことです。 検索したユーザーは、クチコミの内容そのものだけでなく、「そのクチコミに対して企業がどう対応しているか」を見ています。 厳しい意見に対しても真摯に受け止め、改善の姿勢を示す返信があれば、むしろ「信頼できる会社だ」という評価につながることもあります。

逆に、放置されていたり、感情的な反論をしていたりすると、ブランドイメージを損ないます。 また、「最新情報」の投稿機能を活用し、ブログの更新情報、セミナーの告知、長期休暇のお知らせなどを定期的に発信することで、ナレッジパネル自体の情報鮮度を保ち、「現在も活発に活動している企業である」ことをアピールできます。

▼併せてチェック!地域に根ざすビジネスを展開する場合に押さえておきたいMEO対策については、「地域集客に効くローカルSEOとは?MEO対策との違いとポイントを解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

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地域集客に効くローカルSEOとは?MEO対策との違いとポイントを解説

ここまでで、オフライン施策やGoogleビジネスプロフィールといった「認知の入り口」と「受け皿の整備」について解説しました。 ここからは、より実践的かつ本質的なWebマーケティングの手法である「SEO(検索エンジン最適化)」を活用して、指名検索を生み出す具体的なアプローチについて深掘りしていきます。 特に、まだ知名度が十分にない中小企業にとって、コンテンツマーケティングは最強の武器となり得ます。

【実践編】まずは一般検索(SEO)で自社を知ってもらう

ここまで繰り返しお伝えしてきましたが、無名の状態からいきなり指名検索を増やすのは非常に困難です。現実的な戦略として最も確実性が高いのは、「一般検索(悩み解決キーワード)」でユーザーとの接点を作り、そこから信頼を獲得して指名検索へとつなげるルートを開拓することです。

指名検索への「入り口」としてのコンテンツSEO

ユーザーは何か悩みや課題を抱えたとき、解決策を求めて検索エンジンを利用します。 たとえば、「名古屋 採用 難しい」「製造業 DX 事例」「法人税 節税 方法」といったキーワードです。これらのキーワードに対して、プロフェッショナルとしての見解や解決策を提示するブログ記事(コンテンツ)を用意します。 この段階での目的は、商品を売り込むことではなく、「この会社の情報は役に立つ」「この分野の専門家だ」と認識してもらうことです。

「悩みに答える」ことが信頼残高を増やす

有益なコンテンツを通じてユーザーの課題を解決することは、企業への「信頼残高」を増やす行為に他なりません。 一度の記事閲覧で社名を覚えてもらうのは難しいかもしれませんが、何度も検索するたびに同じ会社の記事が上位に表示され、そのたびに役立つ情報が得られれば、ユーザーの意識は変化します。 「またこの会社の記事だ。ここなら間違いない」という刷り込み(ザイオンス効果)が生まれ、やがて「検索キーワード」ではなく、「社名」で直接サイトを訪れてくれるようになります。

専門性(E-E-A-T)をアピールする記事構成

単に情報を並べるだけでなく、自社ならではの視点を盛り込むことで、競合他社との差別化を図り、指名検索につなげやすくなります。 以下のような要素を記事に組み込むことを推奨します。

信頼を獲得するためのコンテンツ要素

  • 執筆者・監修者の明示:誰が書いた記事なのか(資格、経歴、実績)を顔写真付きで掲載し、情報の責任と権威性を示す。
  • 一次情報の活用:自社の事例、アンケート結果、現場の写真など、他では得られないオリジナルデータを提示する。
  • 独自の見解:一般論だけでなく、「弊社ではこう考える」「長年の経験からこう推測する」といったプロとしての意見を述べる。

このようにして作られた「SEOに強いブログ」は、24時間365日働き続ける優秀な営業マンとなり、未来の指名検索ユーザーを育ててくれます。 ブログ記事の具体的な書き方や構成の作り方については、以下の記事で初心者向けに詳しく解説しています。これからコンテンツ制作に力を入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

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【初心者向け】SEOに強いブログの書き方の基本<br />

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  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

\ まずは状況整理からでもOK! /

ユーザー体験(UX)を高め、再訪したくなるサイトにする

指名検索が増えるもう一つの大きな要因は「リピーター」の存在です。 一度サイトを訪れたユーザーが、「見やすかった」「使いやすかった」「また見たい」と感じなければ、二度と戻ってくることはありません。つまり、Webサイトのユーザー体験(UX:User Experience)を高めることが、結果的に指名検索の増加につながります。

表示速度とモバイルフレンドリーの徹底

現代のユーザーは非常にせっかちです。そのため、表示速度はユーザー体験と直結します。Googleの調査として、モバイルページの読み込みが遅いほど離脱率が上がる旨のデータが紹介されています。(例:3秒超で離脱が増えるという指標)

そのため、表示速度改善やモバイル最適化は、SEOだけでなく問い合わせ導線の観点でも優先度が高い施策です。

どれだけ有益な情報が書かれていても、表示が遅いだけでユーザーはストレスを感じ、その会社に対してネガティブな印象(「この会社、Webに弱いのかな?」など)を抱く可能性があります。 また、BtoBであってもスマートフォンでの閲覧比率は年々高まっています。PCだけでなく、スマホでも快適に閲覧・操作できる「モバイルフレンドリー」な設計は必須条件です。

「また見たい」と思わせるデザインと導線

再訪を促すためには、サイトのデザインや情報の探しやすさも重要です。

文字ばかりで読みづらいページや、どこに何があるかわからない複雑なメニュー構造は、ユーザーを遠ざけます。適度な余白、読みやすいフォント、直感的なナビゲーションを意識し、「居心地の良いサイト」を目指しましょう。 また、一度の訪問で離脱させない工夫も大切です。「関連記事」へのリンクを適切に配置したり、メールマガジンへの登録を促したりして、ユーザーとの継続的な接点(タッチポイント)を維持する仕組みを作ることが、将来的な指名検索につながります。

まとめ:指名検索は“想起・検討の深さ”を示す重要指標

本記事では、指名検索の定義から、一般検索との決定的な違い、そして中小企業が取り組むべき具体的な育成方法までを解説してきました。 最後に、改めて指名検索の本質について整理します。

検索窓に入力されるのは、ユーザーの“想起”のサイン

ユーザーがわざわざキーボードやスマートフォンで社名を入力するという行為には、少なからず熱量が必要です。 「なんとなく」ではなく、「この会社が見たい」「この会社に相談したい」という明確な意思を持って検索してくれるユーザーは、企業にとってかけがえのない財産です。 小手先のSEOテクニックで一時的に検索順位を上げることはできるかもしれませんが、指名検索(社名で探してもらえる状態)を増やす近道はありません。日々の誠実な企業活動、顧客への真摯な対応、そしてユーザー目線に立った有益な情報発信の積み重ねだけが、指名検索という成果となって表れます。

Webマーケティングは魔法ではありませんが、正しい方向性で努力を続ければ、必ず成果として返ってくる分野です。 「一般検索で広く出会い、良質なコンテンツで信頼を育み、指名検索で深くつながる」。このサイクルを意識してホームページを運用し、Webとリアルを融合させた一貫性のあるブランド作りを進めていきましょう。 そうすることで、競合他社との価格競争から抜け出し、地域社会や業界内で長く愛され、選ばれ続ける強い企業体質を築くことにも繋がるはずです。

株式会社WWG(ダブル・ダブル・ジー)では、単に見栄えの良いホームページを作るだけでなく、企業の強みを徹底的にヒアリングし、「選ばれるブランド作り」をサポートしています。 「自社の指名検索が少ない」「どのようにWeb戦略を立てればよいかわからない」「コンテンツSEOを始めたいがリソースがない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。 これまで、多くの中小企業様のホームページ制作や活用を支援してきた経験豊富なスタッフが、お客様の課題に合わせた最適なプランをご提案いたします。

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