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Webマーケティング・SEO

SEOの仕組みと基本対策を解説|検索エンジンで見つけてもらうWeb集客入門

公開日

SEOの仕組みと基本対策を解説|検索エンジンで見つけてもらうWeb集客入門

ホームページからの問い合わせを増やしたいのに、「とりあえずSEOは大事だから、なんとかしておいて」とだけ言われて、何から手を付ければいいのかモヤモヤしていないでしょうか。「SEO=検索エンジン最適化」と聞いても、専門用語が多くて、自社のホームページで何をどう変えればいいのか、具体的なイメージが持ちにくいという声もよく耳にします。

この記事は、SEOの専門用語に不安がある初心者の方でも、検索で見つけてもらう仕組みと、実務でどう生かすかをイメージしやすいようにまとめた入門ガイドです。「ホームページ」「Webサイト」を使って問い合わせや採用につなげたいけれど、WebマーケティングやSEOのことは詳しくない、という担当者の方でも、できるだけ簡単に読み進められる内容にしています。

技術的な細かい話よりも、「なぜ検索結果に出たり出なかったりするのか」「中小企業が限られた予算と人員の中で、どこから手をつけると効果的なのか」という、実務で迷いやすいポイントに焦点を当てて解説していきます。

読み進めることで

  • SEOとは結局何を指しているのか
  • 検索エンジンとSEOの関係
  • 自社で進めるときの優先順位の付け方


という点が、頭の中で一本の線につながるはずです。

「完璧に理解しないといけない」「全部自分でやらないといけない」と気負う必要はありません。この記事を通じて、SEOの全体像をつかみ、「自社ではここまではやる」「ここから先は制作会社に相談しよう」と判断できる状態になることをゴールにして、一緒に整理していきましょう。

目次

SEOの仕組み

まずは、「SEOとはそもそも何なのか」「なぜ“検索で見つけてもらう”ことにつながるのか」を、ざっくり整理しておきます。細かいテクニックの前に、この部分のイメージが持てているかどうかで、その後の理解のしやすさが大きく変わります。

日々、私たちが検索するとき、裏側では次のような流れが起きています。

  • ユーザーが知りたいことや悩みを、Google や Yahoo!、ブラウザの検索欄(例:Microsoft Edge のアドレスバー)など、検索エンジンの検索窓に言葉として入力する
  • 検索エンジンが、世の中の膨大なページの中から「ふさわしそうなページ」を自動的に選んで並べる
  • 並んだ結果の中から、ユーザーが「これが良さそう」と感じたページをクリックする

ここでいう「検索エンジン」とは、次のようなサービスの総称だと考えるとイメージしやすくなります。

  • Google 検索
  • Yahoo!検索
  • Bing(Microsoft Edge の標準検索エンジンとして利用されることが多い)

いずれも、「キーワードを入力すると、関連するページを探してきてくれる仕組み」です。

さらに最近は、「調べ物をするときに、検索窓ではなく AI チャットに聞く」というケースも増えています。


たとえば、次のような使い方です。

  • ChatGPT に「〇〇の違いを教えて」「△△の手順をまとめて」と質問する
  • Google Gemini に、「自社サイトの改善ポイントを教えて」と聞く
  • Microsoft Copilot に、「採用サイトの文章案を考えて」と頼む

これらの多くは、公開されている Web ページなどから集めた大量のテキストデータを学習し、場合によっては検索結果などと組み合わせながら回答をつくる仕組みだと説明されています。

そのため、

  • 検索結果で上位に出ている
  • 内容が整理されていて、テーマがはっきりしている

といったページほど、AI が回答をつくるときの「材料」としても扱われやすくなる可能性があります。実際にはサービスごとに細かな仕様は異なりますが、「Web 上にきちんと情報があるかどうか」が、検索結果だけでなく AI の回答内容にも影響し得る、という方向性は共通しています。

まとめると、検索や AI 利用の裏側では、次のような流れが動いています。

  • ユーザーが言葉(キーワードや質問)を入力する
  • 検索エンジンや AI が、Web 上のページを集めて解釈する
  • その中から順番を付けて、検索結果や回答として表示する

この一連の流れが、「検索で情報が出てくる」「AI が答えを返してくれる」ときに共通している基本的な仕組みです。

 次の章では、この仕組みを前提に「企業側としてどこに手を入れていくのか」、つまり SEO 対策の考え方を整理していきます。

SEO対策とは?

SEOは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略で、検索エンジンの仕組みに沿って、自社サイトを正しい方向に最適化していく取り組みです。

Webマーケティング全体の中では、「検索からの流入を増やし、問い合わせや資料請求などの獲得につなげていくための打ち手」のひとつと考えると整理しやすくなります。

Google 検索セントラルの公式ドキュメントでは、SEO を「検索エンジンにコンテンツを理解させることで、ユーザーが検索エンジンからサイトを見つけてアクセスすべきか判断できるようにする取り組み」といった趣旨で説明しています。

これを現場の担当者の言葉に置き換えると、SEO対策とは次のような取り組みの総称です。

  • 自社サイトの内容や構造を整え、検索エンジンに「このページはこういうテーマの内容だ」と正しく理解してもらう
  • 検索ユーザーの知りたいことに、きちんと応えられるページを用意する
  • その結果として、検索結果に表示される回数や順位を高め、「探している人の目に触れる機会」を増やす

あわせて押さえておきたいのが、「日本で SEO と言うと、ほとんどの場合“Google 対策”の意味合いが強い」という点です。

アクセス解析サービス Statcounter Global Stats が公開している、日本の検索エンジンシェア(デスクトップとモバイルの合算)のデータによると、2025年12月時点のシェアは次のようになっています。

  • Google:73.41%
  • Bing:15.84%
  • Yahoo!:8.96%

また、LINEヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN の運営会社)の有価証券報告書では、Google とのサービス提供契約(Google の検索技術および検索連動型広告配信技術に関する契約)について、契約期間が「2027年3月31日まで」であることが記載されています。

このことから、日本国内では、

  • 検索そのものの多くが Google 経由で行われている
  • Yahoo! 検索の裏側でも、Google の検索技術が使われている

という状況が続いていると考えられます。

そのため、実務上「SEO対策をする」と言った場合、実質的には「Google 検索で評価されやすいサイトに整えること」を指すケースが多くなります。ただし、Google のためだけに何か“テクニック”をするというよりは、「ユーザーにとって役立つ情報を、検索エンジンにも伝わりやすい形で整理する」という考え方が基本です。

アルゴリズム(評価のルール)の細部をすべて理解していなくても、

  • 検索する人
  • 検索結果や AI の回答を並べる仕組み(検索エンジンや AI)
  • その中に並ぶ自社サイト

という関係をイメージできていれば、日々の改善の方向性は見えやすくなります。

SEOの重要性とメリット

ここでは、企業サイトの担当者という立場から、SEO のメリットを整理してみます。中小企業に限らず、多くの企業に共通して関係するポイントです。

営業色が強すぎない自然な出会い方ができる

検索からの訪問は、ユーザー自身が「●●について知りたい」「●●の解決方法を探している」と思って行動を起こした結果として、自社サイトにたどり着く流れになります。

こちらから売り込みに行くのではなく、

  • 相手が知りたいタイミングで
  • 相手が自分の意思でページを選び

そこに必要な情報が用意されている、というコミュニケーションになるため、受け手の心理的なハードルが低くなりやすい特徴があります。

特に、中小企業は大手のようにテレビCMや大規模なWeb広告で一気に認知度を上げるのが難しいケースが多いです。名古屋周辺の企業でも、「知る人ぞ知るいい会社」なのに、そもそも存在を知られていない、というご相談はよくあります。

その意味で、検索やコンテンツを通じて「お客様のほうから能動的に見つけてもらえる仕組み」は、とても相性が良い手段です。大きな広告費をかけなくても、困りごとを抱えた見込み顧客が自社の情報にたどり着いてくれる、この“インバウンドの導線”は、中小企業にとって非常に心強い武器になります。

広告費をかけ続けなくても「資産」として積み上がる

検索結果の上部に表示される広告枠(リスティング広告)は、クリックされるたびに費用が発生しますが、SEO で評価された通常の検索結果(オーガニック検索)は、クリックそのものに料金はかかりません。

もちろん、

  • 記事やコンテンツを企画・制作する
  • サイトの構造や表示速度を改善する

といった取り組みにはコストがかかります。ただ、一度作ったページが長く検索され続ければ、広告のような「出稿を止めた瞬間に止まる」集客とは異なり、時間とともに蓄積していく“資産”のような性質を持つようになります。

検索結果での上位表示を継続的に実現できれば、広告費を増やさなくても、見込み顧客との接点を安定して増やしていくことが可能になります。

そのためには、検索する人にとって良質で有益な情報を提供し、長期的に信頼されるWebサイトに育てていくことが重要です。

問い合わせの質を高めやすい

たとえば「製品名」や「会社名」だけでなく、

  • 「業界名 × 課題(例:製造業 生産性 改善)」
  • 「サービス内容 × 地域名(例:ホームページ制作 名古屋)」

といった“悩みや条件に近いキーワード”で見つけてもらえると、その時点でニーズがある可能性が高くなります。
こうしたキーワードで検索から訪れたユーザーは、すでに比較・検討のステージに入っていることも多く、問い合わせや資料請求といったアクションにつながりやすくなります。

単にアクセス数を増やすことよりも、「狙ったキーワードで、狙った相手に見つけてもらう」ことを意識すると、SEO の価値が実務の感覚に結び付きやすくなります。

採用・ブランディングにも波及効果がある

SEO は、直接の問い合わせだけでなく、採用やブランディングにも良い影響を与えることがあります。

  • 求職者が会社名で検索したときに、分かりやすいコーポレートサイトや専門性のあるコンテンツが上位に並ぶ
  • 取引先候補が「会社名+評判」「会社名+サービス名」で検索したときに、信頼感のある情報が出てくる

といった状態がつくれていると、「この会社はきちんとしていそうだ」「仕事をお願いしても大丈夫そうだ」といった安心材料になります。 直接的な数値には表れにくい部分ではありますが、中長期的には「選ばれやすさ」を左右する土台のひとつになっていきます。

このように、SEO の目的は「アクセス数を増やすこと」そのものではなく、「検索で見つけてもらうことで、売上や採用など事業の成果につなげること」です。

そのために、検索エンジン側の仕組みや、AI を含む「情報を探す場の変化」を理解しつつ、「どんな人に、どんな検索や質問を通じて、どんなページを見てほしいか」を逆算してコンテンツを設計していくことがポイントになります。

そのうえで、検索結果だけでなく AI の回答の根拠としても選ばれるような、質の高いコンテンツを積み上げていくこと が、これからの SEO 対策の大きな方向性と言えます。

検索エンジンの仕組み

ここでは、「ホームページを公開してから、どうやって検索結果に出てくるようになるのか」を、できるだけ専門用語を使わずに整理します。インデックス登録までの詳しい期間やケース別の違いは、「サイトがインデックスされるまでの期間は?|検索エンジンの仕組み」で深堀しているので、ここでは全体の流れと要点に絞って説明します。

関連記事

サイトがインデックスされるまでの期間は?|検索エンジンの仕組み

検索結果に表示されるまでの3ステップ

Google 検索は、公式ガイドの中で「大きく3つのステップ」で動いていると説明されています。

クローリング(見つけにいく)

まず、インターネット上を自動で巡回するプログラム(クローラー)が、公開されているページを次々と見つけていきます。
このとき、ページのURLやリンク構造、HTMLの情報などが機械的に読み取られ、「こういうページがここにある」という存在自体が把握されます。

インデックス登録(理解して、しまっておく)

次に、見つけたページの中身(文章・画像・動画など)が解析され、「何についてのページか」「どんなキーワードと関係がありそうか」が判断されます。
そのうえで、ページの情報が Google の巨大なデータベース(インデックス)の中に整理されて保存されます。本や資料を本棚にしまっておくイメージに近く、「どの棚に、どのラベルで入れておくか」を決めている段階だと考えると分かりやすくなります。

ランキング・検索結果の表示(並べて見せる)

最後に、ユーザーがキーワードを入力したとき、インデックスの中から関連しそうなページが探し出されます。そのなかから「どのページを、どの順番で見せると良いか」を決めて、検索結果として一覧表示されます。

ユーザーが検索窓に入力する言葉は、「検索クエリ」と呼ばれます。検索エンジンは、このクエリの意図を推測し、事前に収集・整理しておいた膨大なWebページの中から、より関連性の高いページを探し出して並べています。その際には、「ページの内容」「ページ同士のつながり」に加えて、検索結果がどのように利用されているかといったユーザーの行動データなど、さまざまな情報を組み合わせて分析する仕組みが働いています。

Google 自身も、「Google 検索は完全に自動化されており、ウェブクローラーが定期的にウェブ上のページを探し出し、インデックスに追加する」と説明しています。

この3ステップのどこかでつまずいてしまうと、

  • そもそも検索結果に出てこない
  • 出てきても、内容と合っていないキーワードで表示されてしまう

といった状態になりがちです。SEO は、この3つの流れを前提に、「自社がコントロールできる部分」を整えていく取り組みだと捉えると整理しやすくなります。

Google のランキングアルゴリズムの考え方

検索結果の「順番」を決めている仕組みは、一般的に「ランキングアルゴリズム」や「ランキングシステム」と呼ばれます。Google はその概要を「Google 検索のランキング システム ガイド」などで公開しており、複数の自動システムが組み合わさって順位を決めていると説明しています。

細かい計算式は公開されていませんが、公式情報から読み取れるポイントを、担当者目線で整理すると次のようになります。

検索意図との関連性

入力されたキーワードや、その背景にある「何を知りたいのか」という意図に対して、そのページの内容がどれだけかみ合っているかが重視されます。単にキーワードが含まれているかどうかだけでなく、ページ全体のテーマや文脈、見出し、画像・動画なども含めて総合的に判断されると説明されています。

自社サイトがどんなクエリで表示され、どのページにクリックが集まっているかは、Google Search Consoleという無料の公式ツールで確認できます。

こうしたツールを使って、定期的に検索状況を分析することも、正しい方向に改善を続けるうえで役に立ちます。

情報の質と信頼性

コンテンツの独自性・専門性・分かりやすさに加えて、他サイトからの言及(リンクなど)、そのサイト全体の信頼度といった要素も考慮されます。
Google は評価の目安として「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」という考え方を示しており、「誰が、どんな経験にもとづいて書いているのか」といった文脈も重要視しています。

使いやすさ(閲覧しやすさ)

スマホでも読みやすいレイアウトになっているか、ページの表示速度が極端に遅くないか、誤ってクリックしてしまうような広告配置になっていないか、といった「ユーザーが使いやすいかどうか」も評価の対象です。
Google はモバイルフレンドリーやページエクスペリエンスに関するガイドも公開しており、技術面での最低限のラインを明示しています。

検索の文脈(場所・デバイスなど)

同じキーワードでも、国や地域、使用している言語、スマホかPCかといった条件によって、適切な検索結果は変わります。
Google は、ユーザーの大まかな位置情報や利用環境に応じて、「今この人にとって最も役立ちそうな結果」を出すように調整していると説明しています。

Google はこうした仕組みをまとめて「ランキング システム」と呼び、複数のシステムが同時に動いてコンテンツの有用性や信頼性、表示形式などを判断していると公表しています。

***

このように、検索エンジンは、

  • ページを見つける(クローリング)
  • 内容を理解してデータベースにしまう(インデックス)
  • 条件に合わせて順番を決めて見せる(ランキング・表示)

という流れで動いています。
次の章では、この仕組みを踏まえて「SEO と検索エンジンがどう関係しているのか」「企業としてどこに手を入れていくべきか」を整理していきます。

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  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

\ まずは状況整理からでもOK! /

SEOと検索エンジンの関係

ここまでで、「検索エンジンの中で何が起きているか」という仕組みをざっくり見てきました。ここからは一歩進んで、「その仕組みの中で、SEOはどんな役割を果たしているのか」という関係性を整理しておきます。

担当者の方からよく聞く声として、

  • 検索エンジンをだますテクニックがSEOなのでは
  • Googleのルールと、SEOの施策がぶつからないか心配

といった不安があります。この章では、そのあたりのモヤモヤを少しずつほどいていくイメージで読んでもらえれば大丈夫です。

検索エンジンが目指していること

検索エンジンの一番の目的は、とてもシンプルです。
検索した人に対して、

  • 今知りたいこと
  • 今解決したいこと

にできるだけぴったり合った情報を、上から順に並べてあげることです。

そのために、検索エンジン側は、

  • 内容的に信頼できるか
  • 分かりやすく整理されているか
  • スマホでも読みやすいか

といった点を、機械的にチェックしながら順位を決めています。裏では高度なアルゴリズムが動いていますが、根っこの発想は「ユーザーが喜ぶ情報ほど上に出したい」という、非常に人間的な考え方です。

SEOは検索エンジンとユーザーの橋渡し

一方で、企業側の目的は「問い合わせや資料請求、採用応募などの具体的なアクションにつなげたい」というところにあります。ここで、検索エンジンと企業の間に入って調整役になるのがSEOです。

少し整理すると、次のようなイメージになります。

  • ユーザーの知りたいことを言葉に落とし込む
  • その言葉で検索されたときに、自社のどんなページを見てほしいかを決める
  • 検索エンジンが理解しやすい形(タイトルや見出し、構造など)でページを整える

こうした流れを通じて、 検索エンジンの「良い情報を上に出したい」というゴールと、企業の「見込み客に出会いたい」というゴールを、できるだけ同じ方向にそろえていくのがSEOの役割です。

特に中小企業の場合、

  • 大手と比較すると認知度に差が出やすい
  • 広告予算も限られている

といった前提があることが多いです。その中で、ユーザーの悩みにしっかり寄り添ったページを作り、検索エンジンからも「このテーマならこの会社のページが役立ちそう」と判断される状態をつくることができれば、規模のハンデを超えて勝負しやすくなります。

やってはいけないSEOとガイドライン

ここで触れておきたいのが、「検索エンジンと同じ方向を向くSEO」と「検索エンジンのすき間をつくテクニック的なSEO」は、結果が大きく変わるという点です。

たとえば、次のような方法は、Google 検索のスパムに関するポリシー(旧・品質ガイドラインに相当する位置づけ)で、好ましくない行為として明確に示されています。

  • ユーザーには見えない場所に、キーワードだけを大量に詰め込む
  • 自動生成した質の低いページを大量に量産する
  • 実態のないサイト同士で、不自然なリンクを張り合う

短期的に順位が動くことがあっても、アルゴリズムのアップデートで急に評価を落としたり、最悪の場合は検索結果から除外されてしまう可能性もあります。

一方で、中長期的に評価されやすいのは次のような取り組みです。

  • 実際の顧客からよく聞かれる質問を、分かりやすい形で整理して記事にする
  • サービス内容や事例、会社の実績などを、具体的なデータやストーリーと一緒に公開する
  • スマホでの見やすさや、問い合わせまでの導線を少しずつ改善していく

どれも派手なテクニックではありませんが、

  • ユーザーにとって役立つ
  • 検索エンジンから見ても理解しやすい

という二つの条件を、どちらも満たしやすいアプローチです。

また、Google は公式ドキュメントとして「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」を公開しており、避けるべき行為やコンテンツの例を具体的に示しています。

  • どこまでが許容されるのか
  • どのような行為がポリシー違反になるのか

を確認したいときは、この公式ポリシーを「やってはいけないSEO」の基準として参照しておくと安心です。

AIチャットの時代になっても、この方向性は変わりません。 AIも結局は、検索エンジンやクローラーを通じて集められた「Web上の情報」を材料にして答えを組み立てています。

  • きちんと整理された情報
  • 誰に向けて、何を伝えたいかがはっきりしているページ

のほうが、検索結果でも、AIの回答の中でも、選ばれるチャンスは大きくなります。

そして、こうした取り組みを効率的に進めるためには、「どんな種類のSEO施策があるのか」を整理しておくことも大切です。次の章では、内部対策と外部対策という二つの観点から、限られたリソースの中で何を優先して進めるべきかを一緒に整理していきます。

SEO対策の種類

ここまでで、「検索エンジンの中で何が起きているか」と「SEOがどんな役割を持っているか」を整理してきました。ここからは、担当者の方がよく耳にする「内部対策」「テクニカルSEO」「外部対策」について、できるだけ専門用語をかみ砕きながらまとめていきます。

ざっくり分けると、次のようなイメージです。

  • サイトの中身や方向性を整える:内部対策
  • サイトの構造やHTML、表示速度などを整える:テクニカルSEO(内部対策の一部)
    他サイトや外部からの評価を高める:外部対策

中小企業では、どうしても「人も時間も足りない」という前提があるので、「全部やる」ではなく「どこから手をつけるか」がとても大事になります。その意味でも、対策の種類ごとに役割を理解しておくと、社内の相談や関連部署への説明がしやすくなります。

内部対策の重要性とやるべきこと

内部対策は、ひと言で言うと「自社サイトの中身を整えること」です。この土台がしっかりしていれば、外部対策や広告など、他の施策もすべて安定します。限られたリソースの中で、もし一人で取り組むのであれば、まずはこの「内部対策」から手をつければ大丈夫です。
 

ここを押さえておくことで、「あれもこれもやらなきゃ」と焦らずに、安心して次のステップに進めるようになります。

サイト全体の方針とキーワードの整理

最初にやっておきたいのは、「このサイトは誰向けに、何を提供するためのものか」をはっきりさせることです。

  • どんな業界/どんな課題の人に来てほしいのか
  • 自社の強みが最も生きるサービス・商品は何か
  • 検索されそうなキーワードの候補
  • (例:ホームページ制作 名古屋/採用サイト 制作/コーポレートサイト リニューアル/製造業 採用課題 解決/名古屋 業務効率化 ツール など)

特に中小企業の場合は、「業種+課題」や「地域名+ニッチなテーマ」といった複合キーワードを意識すると、狙うべき方向性が見えやすくなります。
最初は完璧でなくて構わないので、

  • 主要サービスごとに狙いたいキーワードをいくつか決める
  • そのキーワードと紐づくページ(サービスページ・事例・ブログなど)を整理する

といったレベルから始めれば十分です。

コンテンツSEO(ユーザーの疑問に答えるページ作り)

内部対策のなかでも、中長期で効いてくるのが「コンテンツSEO」です。これは、商品の説明だけでなく、見込み顧客が知りたいことに答える情報を、記事やコラムとして公開していく取り組みです。

たとえば、次のようなテーマはコンテンツ化しやすいです。

  • 営業や問い合わせの現場で、よく聞かれる質問
  • 初めて検討している人がつまずきやすいポイント
  • 比較・費用感・選び方に関する素朴な疑問
  • 導入事例や、お客様の声、活用の具体例

中小企業の場合、営業担当や現場の担当者が持っている生の知見が、そのまま強いコンテンツになります。 日々の会話の中で「また同じ質問を聞かれたな」と感じるものをメモしておき、1つずつ記事化していくだけでも、検索からの流入や商談前の理解度アップにつながりやすくなります。

良質なコンテンツというと難しく聞こえますが、「検索してきた人にとって有益かどうか」という視点で考えるとシンプルです。よくある質問への回答や、失敗しない選び方、事例紹介などを、丁寧に記述していくことが、結果的にSEOにもプラスに働きます。

▼コンテンツマーケティングとSEO対策の違いや、SEOを意識したブログの書き方について詳しく知りたい場合は、下記の記事もおすすめです。

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テクニカルSEO

テクニカルSEOは、内部対策の中でも「サイトの構造」「HTMLの情報」「表示速度やモバイル対応」など、検索エンジンがページを理解しやすくするための“裏側の整備”に近い領域です。担当者がすべてを一人で対応する必要はありませんが、どんな観点があるかを知っておくだけでも、制作会社やシステム担当との会話がぐっとスムーズになります。

サイト構造とナビゲーションを分かりやすくする

まず、サイト全体のメニューや階層構造を見直します。

  • メインメニューを見ただけで「何ができる会社か」が分かるか
  • 重要なページが、トップページから2〜3クリック以内でたどり着けるか
  • 同じような内容のページがバラバラに増えていないか

検索エンジンは、リンク構造を手がかりにサイト全体を理解します。
ユーザーにとっても「どこに何があるか」が分かりやすいサイトは、そのまま検索エンジンにも優しい構造になりやすいです。

タイトルタグ・ディスクリプションを整える

各ページごとに設定するタイトルタグ(検索結果に太字で出る部分)と、ディスクリプション(タイトル下の説明文)は、 「このページは何についてのページか」を伝える大事な要素です。ページの内容と検索クエリに最適なタイトルを付けることで、ユーザーにも検索エンジンにも「何のページか」を伝えやすくなります。

よくある課題として、

  • どのページも同じようなタイトルになっている
  • 会社名だけで、内容がイメージしづらい
  • キーワードを詰め込みすぎて、逆に読みにくい

という状態があります。

「このページは何についてのページなのか」を一文でまとめるイメージでタイトルを作り、
「どんな人が読んで得をするページなのか」を、やさしい言葉でディスクリプションに書いておくと、ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすくなります。

見出しと本文で「何のページか」をはっきりさせる

ページの中身についても、

  • h1(ページの大見出し)
  • h2・h2 などの小見出し

を通じて、「このページは何のテーマについて、どういう順番で説明しているのか」が分かるようにしておきます。

  • 見出しに、狙いたいキーワードを自然な形で含める
  • 見出しを追うだけで、内容の流れがつかめるようにする
  • 1つのページにテーマを詰め込みすぎず、テーマごとにページを分ける

といった工夫をしておくと、検索エンジンがページのテーマを理解しやすくなりますし、読む側も途中で迷いにくくなります。

内部リンクで情報同士をつなぐ

ページ同士をつなぐ「内部リンク」も、テクニカルSEOの重要な要素です。

  • 関連するページへの「こちらもおすすめ」「合わせて読みたい」リンク
  • サービス紹介ページから、関連する事例・FAQへの導線
  • ブログ記事から、問い合わせや資料請求ページへの導線

こうしたリンクを丁寧に設置しておくことで、ユーザーが知りたい情報にたどり着きやすくなるだけでなく、検索エンジンにとってもサイト全体の構造が理解しやすくなります。

表示速度・モバイル対応などの基本を押さえる

最後に、表示速度やスマホ対応といった技術的な部分も、必要な範囲で確認しておきます。

  • スマホで表示したときに文字が小さすぎないか
  • 画像が重すぎて、読み込みが遅くなっていないか
  • 不要なプラグインやスクリプトで動作が重くなっていないか

などは、制作会社や社内のシステム担当と相談しながら改善していく領域です。
すべてを一度に完璧にする必要はありませんが、

  • スマホでの閲覧に大きなストレスがないこと
  • あまりにも遅い、もしくはレイアウトが崩れているページがないこと

という点は、最低限のラインとして押さえておきたいところです。

テクニカルSEOの役割分担イメージ

テクニカルSEOは、「全部自分でやらなければいけない」というよりも、役割分担を意識して進めると負担がぐっと軽くなります。

【担当者側で見るべきこと

  • タイトルや見出しの内容
  • ページごとのテーマ設定
  • 内部リンクの方針
  • どのページを重要ページにしたいか

【制作会社・システム担当に任せること

  • HTMLやCSSの調整
  • 表示速度の改善
  • サーバーやCMSの設定
  • スマホ表示の細かな調整

このように「担当者は内容と設計」「プロは技術面」というイメージで役割を分けておくと、どこまで自分たちで頑張るか、どこから制作会社に相談するかが判断しやすくなります。まずは、自社でコントロールしやすい『コンテンツSEO』や『タイトル・見出しの整備』から、焦らず一歩ずつ進めていきましょう。

▼テクニカルSEOについての詳しい解説は、下記の記事で取り上げています。もっと詳細にやるべきことを解説しているので気になる方へぜひチェックしてみてください。

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テクニカルSEOとは?やるべき施策やコンテンツSEOとの違いを解説

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とことん親身なヒアリングと伴走型サポートをご希望なら【WWG】へ。

  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

\ まずは状況整理からでもOK! /

外部対策の重要性と自社でできること

外部対策は、「サイトの外からの評価」を高める取り組みです。主なイメージは「他のサイトからの紹介リンク(被リンク)」ですが、単にリンクの数を増やせば良いわけではありません。

中小企業の場合、「お金を払ってリンクを買う」といった方法はリスクが大きく、避けたほうが安全です。ここでは、自社で取り組みやすい「自然な外部評価の高め方」に絞って整理します。

自然な被リンク(紹介リンク)を集める土台づくり

まずは、「紹介したくなるだけの情報が、自社サイトの中にあるか」を見直します。

  • サービスの特徴や料金が分かりやすくまとまっているか
  • 導入事例が、業種や規模ごとに整理されているか
  • ホワイトペーパーやお役立ち資料など、参考にしやすいコンテンツがあるか

こうしたページがあると、メディアやパートナー企業、採用関係のサイトなどから自然とリンクされるきっかけが増えます。

事例・実績ページを「外部から紹介されやすい形」にする

事例ページは、外部から紹介されやすい代表的なコンテンツです。

  • どんな課題を持った企業が
  • どのような取り組みを行い
  • どのような結果につながったのか

といった流れを、読者目線で分かりやすくまとめておくと、お客様自身が自社サイトやSNSで紹介してくれたり、業界メディアに取り上げられたりする可能性が高まります。

パートナー企業・団体との連携で信頼性を高める

取引先や協業パートナー、業界団体などとの関係も、外部対策の一部として活用できます。

  • 共同セミナーやイベントのレポートをお互いのサイトで紹介する
  • 共同で制作した資料やホワイトペーパーを、それぞれのサイトから案内する
  • 取引先紹介ページ・パートナー紹介ページを作り、適切な形で相互にリンクする

といった取り組みは、ユーザーから見ても「この会社は、こういう企業と一緒に仕事をしているのか」と信頼感につながりやすく、結果として検索エンジンからの評価にもプラスに働きやすくなります。

SNSやメールマガジンと連動して露出を増やす

外部対策は、必ずしも「リンク」だけとは限りません。

  • 自社で更新したブログ記事を、SNSやメルマガで紹介する
  • セミナーやイベント情報を、複数のチャネルで告知する
  • 採用向けコンテンツを、求人媒体や社員のSNSから案内する

といった動きも含めて、外部との接点を増やすことで、結果的にリンクや検索数の増加につながっていきます。

こうした露出が増えることで、直接リンクが張られていなくても、「あの会社についてもっと調べたい」と会社名やサービス名で検索してくれる人が少しずつ増えていきます。
このような、会社名やサービス名での検索は「指名検索」と呼ばれ、ブランド力が高まっているサインとして、決裁者への報告材料にも使いやすい指標のひとつです。

実店舗・ローカルビジネスなら、地域での口コミ・レビューを整える

実店舗を持つ企業や、地域密着型ビジネスの場合は、

  • Googleビジネスプロフィールの情報整備
  • マップ上の口コミ・レビューの管理
  • 地域ポータルサイトや業界のローカルメディアへの掲載

といった取り組みも、外部対策の重要な一部になります。

「名古屋 ホームページ制作」「名古屋 ○○(業種名)」のように、地域名を含む検索では、マップや口コミ情報が目立つ位置に表示されることも多いため、ホームページだけでなく、こうしたローカル情報も合わせて整えておくと、問い合わせにつながる導線を増やしやすくなります。

なお、「外部対策は、大手企業のような圧倒的なリンク数で勝負する必要はありません。むしろ、地域内での信頼性や、ニッチな業界内での専門的な紹介(質の高いリンク)が、検索エンジンの評価にもプラスに働きやすくなります。自社の強みが活きる分野で、積極的に情報発信していく意識が大切です。

▼併せてチェック!:
実店舗を持つビジネスの場合、Web上の口コミや地域情報は検索評価に影響を与える重要な要素の一つです。Googleマップでの露出を高める『ローカルSEO(MEO)』の仕組みやポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事

地域集客に効くローカルSEOとは?MEO対策との違いとポイントを解説

***

内部対策(方針・コンテンツ) → テクニカルSEO(構造・技術) → 外部対策(評価・露出)という順番で、少しずつ手を入れていくイメージを持っておくと、「今はどこに時間をかけるべきか」「制作会社にどこまでお願いするか」が判断しやすくなります。


次の章では、こうした対策を進める際の「注意点」や「デメリットになり得るポイント」を押さえながら、限られたリソースで無理なく続けるための考え方を整理していきます。

SEO対策の注意点やデメリット

ここまでで、SEOにはたくさんのメリットがあることを整理してきました。
一方で、担当者として押さえておきたい「注意点」や「デメリットになり得るポイント」もあります。

ここでは、

  • 期待値のギャップでガッカリしてしまうケース
  • 進め方を間違えたときに起きがちなトラブル
  • SEOに力を入れすぎた結果、バランスを崩してしまうパターン

といった観点から、先に知っておくと安心なポイントをまとめておきます。

短期で結果が出にくい

SEOは、広告のように「出稿したらすぐに表示される」ものではありません。
新しく公開したページが検索エンジンに認識され、評価され、狙ったキーワードで上位に出るまでには、一定の時間がかかります。

  • 1〜2週間ではほとんど動きが見えないこともある
  • 数か月〜半年スパンで見ていく必要があるケースも多い
  • 競合が強いキーワードほど、結果が出るまで時間がかかりやすい

といった性質があります。

そのため、「来月の展示会までにSEOで問い合わせを増やしたい」といった超短期の施策とは相性がよくありません。短期は広告や既存顧客へのアプローチ、中長期はSEOと役割を分けて考えておくと、社内の期待値も調整しやすくなります。

広告はどちらかというと「そのときだけの費用」、SEOは「自社サイトという資産への投資」と捉えると分かりやすくなります。この考え方をあらかじめ社内で共有しておくと、短期的な順位やアクセス数の上下に一喜一憂しにくくなります。

成果の予測がしづらい

SEOは、検索順位や流入数が「競合」「検索ボリューム」「アルゴリズムの変化」など、さまざまな要因に影響されます。

  • どれくらいの期間で何位まで上がるか
  • そこからどの程度の問い合わせにつながるか

といった点を、事前に細かく保証することはできません。

制作会社やコンサルティング会社の中には、「必ず1位にします」「半年で問い合わせ◯倍になります」といった言い切りをするところもありますが、アルゴリズムが変わる可能性がある以上、現実的にはリスクのある約束です。

そのため、

  • 「順位」自体よりも「問い合わせ数・問い合わせの質」
  • 単月の数字よりも、半年〜1年単位の変化

といった視点で成果を見るようにしておくと、ブレに振り回されにくくなります。

コンテンツ制作・運用の負荷がかかる

SEOは、設定さえしておけば自動的に回る仕組みではなく、「コンテンツをつくる」「既存ページを改善する」といった継続的な運用が必要です。

  • 社内で原稿を用意する時間が取れない
  • 担当者が他業務と兼務で、更新が止まってしまう
  • 更新のたびに、社内確認・承認で時間がかかる

といった理由で、途中で息切れしてしまうケースも少なくありません。最初から完璧を目指すのではなく、

  • 月に1本だけでも良いので「優先度の高いテーマ」から記事を作る
  • 既存ページの「タイトルと見出しだけ」でも改善してみる

といった、続けやすいミニマムな単位を決めておくと、負担感がぐっと下がります。

また、コンテンツのネタ出しや文章の執筆、タイトルやディスクリプションなどのSEO設定は、外部の制作会社に手伝ってもらうやり方もあります。
たとえば、自社側は「日々のお客さまの声や事例を共有する」「原稿の最終チェックをする」といった役割に集中し、記事の構成づくりや原稿案の作成は制作会社に任せるイメージです。
人手や時間に余裕がない場合こそ、こうした形でプロの力をうまく借りながら、無理なく続けられる体制を整えていくことも選択肢になります。

やり方を間違えると、逆にマイナス評価になることもある

「やってはいけないSEO」で触れたような、

  • キーワードの詰め込み
  • 自動生成コンテンツの乱発
  • 不自然な被リンク対策

といった施策は、短期的に順位が動いても、長期的にはマイナス評価になってしまう可能性があります。また、悪気はなくても、次のようなケースで評価を落としてしまうこともあります。

  • 旧URLから新URLへのリダイレクト設定をしないまま大規模リニューアルをしてしまう
  • 重要なページを削除してしまい、関連するリンクが一気に切れてしまう
  • コンテンツを丸ごとコピーしたページを複数作ってしまう

どの行為がどこまで問題になるかはケースバイケースですが、「構造を大きく変える」「大量のページを一気に公開・削除する」といった施策を行うときは、制作会社や専門家に一度相談してから進めるのがおすすめです。

SEOに依存しすぎるリスク

SEOはとても強力な手段ですが、「SEOだけ」に頼りすぎるのも、実はリスクがあります。

  • アルゴリズムの大きなアップデートで、一時的に順位が下がる可能性がある
  • たまたま強いキーワードに依存していると、そのキーワードの検索数が減ったときに影響が大きい
  • 検索以外の接点(紹介・展示会・SNS・既存顧客)がおろそかになってしまう

といった状況になると、社内の売上計画が検索の動きに振り回されてしまいます。

ただし、中小企業の場合は、最初から「業種+課題」「地域名+ニッチなテーマ」といった、比較的ニッチな課題解決型キーワードを複数組み合わせて狙っていくケースが多くなります。 最初から一つの大きなキーワードに依存するのではなく、複数のキーワードを分散して育てていくことで、リスクを抑えながらアクセスと問い合わせを増やしていくイメージです。

この意味でも、「特定のキーワードひとつに頼りきりになっていないか」を意識しながら、狙うキーワードを少しずつ増やして分散させていくイメージを持っておくと安心です。

情報が多すぎて迷いやすい

SEOは情報が多く、「何を信じて良いのか分からない」という声もよくあります。

  • ある記事では「文字数が重要」と書いている
  • 別の記事では「とにかく更新頻度が大事」と言っている
  • SNSでは「被リンクがすべて」と主張している人もいる

このように、断片的なノウハウが飛び交っているため、担当者が混乱しやすい領域でもあります。

迷ったときは、

  • Google公式ドキュメントで否定されていることはやらない
  • 「ユーザーにとって役立つかどうか」という軸に戻る
  • 担当者だけで抱え込まず、制作会社にも率直に相談する

といったシンプルな基準を持っておくと、過度に振り回されずにすみます。

***

この章で挙げた注意点やデメリットは、どれも「SEOそのものが良くない」という話ではなく、

  • 期待の持ち方
  • 進め方
  • 依存しすぎないバランス

の問題であることがほとんどです。

次の「中小企業でのSEO対策のポイント」では、ここまでの内容をふまえて、限られたリソースでも無理なく続けていくための考え方や、「何から優先するか」の具体的なヒントを整理していきます。

中小企業でのSEO対策のポイント

ここまでで、SEOの仕組みやメリット・デメリット、内部対策・外部対策の全体像を見てきました。ここからは、いよいよ「中小企業ならではのポイント」に踏み込んでいきます。

  • 大手と比べて、どうしても知名度で劣りやすい
  • 広告費や人員に、そう大きな余裕はない
  • それでも、地域やニッチな領域では強みがある

といった前提を踏まえながら、「どこで勝ちにいくか」「何をあきらめ、何に集中するか」を整理していきましょう。

ドメインパワー・ブランド力のハンデを前提にする

検索結果を見ると、どうしても大手企業や有名サービスが上位を占めているキーワードがあります。たとえば「ホームページ制作」や「求人サイト制作」だけのような広いキーワードでは、

  • 予算も人手も豊富な事業者
  • 長年コンテンツを蓄積してきたメディア
  • 全国展開しているサービスサイト

などが強く、同じ土俵で真っ向勝負をするのは、かなりの長期戦になります。

ここで大事なのは、

  • ドメインパワー(サイトの総合的な評価)やブランド力では、最初から不利なことが多い
  • だからこそ、戦う土俵を少しずらす必要がある

と割り切って考えることです。

広く浅く、何でも載せたサイトを目指すのではなく、自社の得意領域や、地域・業種・課題を絞り込んで深く掘ることで、「このテーマならこの会社」と検索エンジンにも伝わりやすくなります。

最初から大きな言葉で1位を狙うのではなく、

  • 小さくていいので勝ち筋のあるテーマを見つける
  • そこで確実に成果を出しながら、少しずつ領域を広げる

という進め方のほうが、中小企業には現実的です。

勝てるキーワードの選び方(ローカルと現場を味方にする)

キーワード選びは、いわば「どの土俵で戦うか」を決める作業です。特に中小企業の場合、「ローカル」「ニッチ」「課題ベース」の三つを意識すると、勝ち筋が見えやすくなります。

ローカルキーワードで「探している人」と出会う

地域密着でサービスを提供している企業にとって、ローカルキーワードは大きな武器になります。

  • ホームページ制作 名古屋
  • 名古屋 製造業 コンサル
  • 一宮市 税理士 相続相談

のように、「サービス名+地域名」「業種+地域名」といった組み合わせです。

実際に依頼してくれる可能性が高いのは、「自社の商圏の中」で「今まさに探している人」です。そのため、広いエリアを一気に狙うよりも、まずは自社のエリアに絞ったキーワードから優先して整えていくのがおすすめです。

ニッチ・専門分野に寄せる

自社の強みが発揮しやすい「業界」「サービス領域」も、キーワードに落とし込んでいきます。

  • 製造業向け ホームページ制作
  • BtoB 企業 コーポレートサイト
  • 建設業 採用サイト リニューアル

のように、「誰向けか」「どんな用途か」が伝わる言葉を組み合わせるイメージです。

大手が広くカバーしているキーワードを追いかけるよりも、自社の専門性が伝わりやすいキーワードを選んだほうが、少ない記事数でも「この分野に強い会社」という印象を持ってもらいやすくなります。

課題ベースの複合キーワードを意識する

もう一つのポイントは、「ユーザーが抱えている課題」をキーワードに含めることです。

  • 採用ページ 応募が来ない
  • 会社サイト 古い イメージ改善
  • 業務効率化 ツール 比較 名古屋
  • 製造業 IT導入 補助金
  • BtoB 営業資料 作成 代行

のように、「状態」や「悩み」を表す言葉を掛け合わせるイメージです。

製造業をはじめとした企業からは、「IT導入」「人手不足」「業務効率化」といったテーマで相談を受けることもあります。自社が実際によく受ける相談を、そのまま言葉にしてキーワード候補にしていくと、より現場に近いSEOになっていきます。

こうした複合キーワードで検索する人は、すでに課題の自覚があり、解決策を探している段階にいることが多いため、問い合わせや相談などのアクションにつながりやすい傾向があります。

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  • 今のサイトの状態が、正直どのレベルなのか知りたい
  • リニューアルすべきか、部分改善で良いのか判断に迷っている
  • 何から手を付けるべきか、整理しながら相談したい
  • 作って終わりではなく、公開後の活用まで見据えて進めたい

\ まずは状況整理からでもOK! /

リソースが限られているからこその優先順位の付け方

中小企業では、どうしても「全部はできない」という現実があります。
その前提に立って、「やることを増やす」よりも「やることを絞る」ことが大切です。

まずは「指名検索」で来た人にちゃんと応えられる状態にする

会社名やサービス名で検索されたときに、コーポレートサイト・サービスページ・採用ページが分かりやすく並んでいるかを確認します。
あわせて、事業内容・所在地・連絡先・実績・採用情報など、基本情報が最新かどうかもチェックしておくと安心です。

すでに自社のことを知って検索してくれた人が、「よく分からない」「古い情報しか出てこない」とがっかりしない状態を整えるのが、最初の一歩です。

指名検索対応チェックリスト(最初にやること)

「まずは指名検索から整える」といっても、具体的にどこを見れば良いか分からない、というケースもあります。
最初の確認ポイントとして、次のようなチェックリストを用意しておくと便利です。

  • 会社名やサービス名で検索したとき、自社サイトが1ページ目に表示される
  • コーポレートサイトの会社概要・事業内容・所在地・連絡先が最新になっている
  • 主要サービスページへの導線が、トップページとグローバルナビゲーションから分かりやすく用意されている
  • 採用情報ページがあり、最新の募集状況、もしくは「現在募集中ではありません」といった情報が明記されている
  • 実績・事例・お客様の声など、信頼性を伝えるページが最低1つは公開されている

このあたりが整っていれば、「指名検索で来た人が、安心して問い合わせ・応募まで進める状態」にかなり近づきます。

次に、「今すでに強みのある領域」のキーワードから整える

次のステップとして、今すでに強みがある領域に関するキーワードから優先して整えていきます。たとえば、次のような観点で洗い出してみます。

  • 実際に受注が多いサービス
  • 評判が良い、得意だと言われる領域
  • 営業や紹介でよく話題に上るテーマ

今、会社として勝ちやすいところに関連するキーワードからページを整えていくことで、限られた本数でも成果につながりやすくなります。

そのうえで、将来伸ばしたい領域のキーワードに手を広げていく

土台と現在の強みがある程度整ってきたら、次の段階として「これから伸ばしたい領域」に関するキーワードも少しずつ追加していきます。

新サービスや、新しく狙いたいターゲット向けのコンテンツは、どうしても成果が出るまで時間がかかることが多いため、

  • まずは既存の強みで成果をつくる
  • その成果を土台に、中長期で育てたい領域を広げていく

という順番を意識しておくと、社内の理解も得やすくなります。

このように、「誰が見てもここから整えたほうが良いよね」という順番をあらかじめ共有しておくと、社内の合意も取りやすく、担当者が一人で悩みを抱え込まずに済みます。

目標設定の工夫(アクセス数より「問い合わせ率」)

SEOというと、「アクセス数をどれだけ増やせるか」が話題に上がりがちです。もちろん、ある程度の訪問数は必要ですが、中小企業にとって本当に重要なのは「問い合わせや商談にどれだけつながったか」という点です。

たとえば、次のような見方に切り替えていくと、成果が判断しやすくなります。

  • 単純なアクセス数よりも「問い合わせ数」や「フォーム送信数」を見る
  • さらに、「問い合わせの中身」がターゲットに合っているかも確認する
  • アクセスが少なくても、狙ったキーワードから来た人の問い合わせ率が高ければ成功と捉える

とくに二つ目の「問い合わせの中身」は、担当者自身の評価にもつながりやすいポイントです。たとえば、「先月はアクセス数はほぼ同じですが、商談につながりそうな問い合わせは2倍になりました」のように、数だけでなく「質の変化」をあわせて報告できると、キーパーソンや決裁者からの信頼も高まりやすくなります。

また、

  • このキーワードから来た人の問い合わせが増えた
  • このページを公開してから、こういう種類の相談が増えた

といった変化も、できる範囲でメモしておくと役立ちます。 SEOの数字を追うこと自体が目的なのではなく、「検索で見つけてもらった結果、どんな良い出会いや商談が増えたのか」を丁寧に言語化していくことが、社内理解を得るうえでも大きな力になります。

まとめ:「どういうキーワードで見つけてもらうか」が重要

ここまで、SEOの基本的な仕組みから、検索エンジンの考え方、内部対策・外部対策の種類、中小企業ならではの戦い方まで整理してきました。

振り返ると、共通していた軸は「どういうキーワードで、どんな人に見つけてもらうか」を意識することです。

  • なんとなくアクセス数を増やすのではなく、「こういう課題を持った人に見つけてほしい」と決める
  • 会社名やサービス名で検索した人に、きちんと情報を届けられる状態をつくる
  • ローカル・ニッチ・課題ベースのキーワードを組み合わせて、「勝ち筋のある土俵」を選ぶ

こうした考え方が土台にあると、日々の更新やコンテンツ作りの方向性もブレにくくなります。

また、AIチャットサービスでの情報収集が増えてきた今は、単に検索結果の順位だけでなく、「AIが根拠として参照したくなるような内容かどうか」も、じわじわと効いてくる時代になりつつあります。ユーザーの疑問にしっかり答え、具体的で、現場の温度感が伝わるコンテンツを積み重ねていくことが、検索エンジン・AIのどちらに対してもプラスに働いていきます。

担当者の立場からすると、

  • すべてを一気にやろうとしない
  • まずは「指名検索」と「今の強みの領域」から整える
  • 少しずつ、狙うキーワードとページを増やしていく

というイメージを持っておくと、現実的な範囲でSEOと付き合っていけます。
「完璧なSEO」を目指すというより、「自社らしい強みが伝わるサイトを育てていく」くらいのスタンスのほうが、長く続けやすくなります。もし、

  • 自社の状況で、どこから手をつけるべきか整理したい
  • キーワード戦略とあわせて、ホームページのリニューアルを考えたい
  • 採用サイトやコーポレートサイトも含めて、全体を見直したい

といったお悩みがあれば、外部の専門家に相談してみるのも一つの方法です。当社、WWG(ダブル・ダブル・ジー)では、SEOを意識したサイト設計やキーワード戦略の整理を含めて、コーポレートサイト・採用サイトの制作やリニューアルのご提案を行っています。

「本格的な依頼をするかはまだ分からないけれど、まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも大丈夫です。自社の現状や課題感を共有していただければ、どこから手をつけると良さそうか、一緒に整理していくこともできますので、気軽に相談できる窓口のひとつとして覚えておいてもらえたらうれしいです。

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