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こんなにある!ドメインのさまざまな種類とその選び方
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前回までホームページ作成に関するさまざまなトピックをご紹介してきました。今回は、ドメインのさまざまな種類とその選び方をご紹介します。ホームページ作成を検討する際の参考になれば幸いです。
※2020年12月24日現在の情報です
目次
ドメインの概要

ドメインとは
インターネット上のコンピューターやネットワークを識別するための名前で、よくインターネット上の住所に例えられます。
ホームページがどこにあるのかを識別するにはIPアドレスというものが使われます。IPアドレスは「000.00.00.00」のように数字のみで構成されており、数字だけでは覚えにくいため、ドメイン名に変換してホームページの場所を示しています。
ホスト名とドメイン名
例えばGoogleのURLは https://www.google.com/ ですが、
その内wwwの部分がホスト名です。(下記青マーク部分)
そして、 google.com の部分がドメイン名です。(下記赤マーク部分)
https://www.google.com/
私達が普段利用しているホームページのURLはドメインの前に「www」のようなホスト名があり、その後に.「.(ドット)」が続き、最後にドメイン名がくるという形で構成されています。
ドメインの種類

独自ドメイン
独自ドメインとはその名の通り、ユーザー自身が独自に名前を決めて自分の好きなように利用できるドメインを指します。
世界に1つしか存在しないオリジナルのドメインを取得することができ、一度取得したら更新をやめない限り、法人・個人に関わらず利用し続けることができます。
サブドメイン
ドメインをさらに細分化して複数のユーザ、またはサービスに割り振るためのドメインを指します。
「name.com」という独自ドメインをもっていた場合、 「○○○.name.com」の ○○○ の部分を好きな文字列で指定することで、目的や用途別に分けて利用することができます。
例として下記のようにYahoo!の各サービスはサブドメインを用いてそれぞれを運営しています。
サービス名 | URL | ドメイン名 |
---|---|---|
Yahoo! JAPAN | https://www.yahoo.co.jp/ | yahoo.co.jp |
Yahoo!ショッピング | https://shopping.yahoo.co.jp/ | shopping.yahoo.co.jp |
Yahoo!天気 | https://weather.yahoo.co.jp/ | weather.yahoo.co.jp |
ドメインの分類
ドメインは「.(ドット)」で細かく分けられています。
ドメイン名の一番右から順に
①「トップレベルドメイン」赤マーク部分
②「セカンドレベルドメイン」青マーク部分
③「サードレベルドメイン」緑マーク部分
と呼ばれています。
例:yahoo.co.jp
さらにトップレベルドメインにはさまざまな種類があります。
分野別トップレベルドメイン
分野別トップレベルドメインとはgTLDとも呼ばれ、利用者の住んでいる国に関係なく誰でも取得できるドメインで下記のようなものがあります。
com | commercialの略で企業や商用サービス用のドメイン |
biz | businessの略でビジネス目的用のドメイン |
net | networkの略でネットワークサービスの提供者用のドメイン |
org | organizationの略で非営利団体用のドメイン |
info | informationの略で情報サイト用のドメイン |
国コードトップレベルドメイン
国コードトップレベルドメインはccTLDとも呼ばれ、国・地域ごとに割り当てられたドメインです。そのため、基本的にその国や地域に住んでいる個人や団体でないと取得できません。 国コードトップレベルドメインには下記のようなものがあります。
jp | 日本国内用のドメイン |
cn | 中国国内用のドメイン |
ru | ロシア連邦用のドメイン |
gb | イギリス用のドメイン |
eu | ヨーロッパ連合用のドメイン |
属性別JPドメイン
属性別JPドメインは、 国コードトップレベルドメイン の 【 jp 】 の中でも、セカンドレベルドメインの部分に指定の文字列が入ることで、その文字列ごとに取得可能な組織が限定されるドメインです。 属性別JPドメインには下記のようなものがあります。
co.jp | 株式会社、有限会社、合名会社など日本国内に登記のある会社・企業用のドメイン |
or.jp | 財団法人、社団法人、医療法人、宗教法人、など特定の法人組織用のドメイン |
go.jp | 日本国の政府機関、各省庁が管轄する研究所、特殊法人用のドメイン |
ne.jp | 主にネットワークサービス用のドメイン |
ac.jp | 大学、大学校、高等専門学校など学校教育法等で認められた学校用のドメイン |
ドメインの選び方

わかりやすいドメイン名をつける
ドメイン名は、その会社の製品やサービスをそのまま紹介するホームページを作るのであれば、その名前をそのまま使用するのが最も一般的な方法です。
ポイントとしては、分かりやすく短いものである方が好ましいので、長くなりそうであれば短縮したり、頭文字を使用するのが良いと考えられそうです。
また、日本国内の法人で新しくドメインを取得する際には、日本国内の法人を表す 【co.jp】 を選ぶことで、信頼感を得られやすいと考えられます。
特殊なドメインも場合により有効
トップレベルドメインには普段目にすることがないものが数多く存在します。
例として、フォトアルバム・写真関連サイト向けの「.photos」、建築業者用の「.builders」、人材派遣や求人サイト用の「.careers」などはユーザーには珍しい印象を与えそうです。
そのため、サービスの認知などを目的とした印象づけを重視するのであればこうしたドメインを選ぶのも有力だと考えられそうです。
わかりやすいスペルを心がける
ドメイン名はユーザーが目にしたり、口頭で伝えられたりする際に発生するスペルの間違いに注意する必要があります。例えば「oと0」「lと1」「cとk」「rとl」などはよく間違えやすいと考えられるため、可能であれば他の文字列で置き換えることが好ましいと言えそうです。
まとめ
今回はドメインの種類とその選び方について詳しく調べてみました。
国や組織ごとに取得できるドメインは分けられており、その中で適切なものを選ぶことが大切です。それに加え、ドメイン選びの際に自社の製品またはサービスを簡潔に表し、且つスペルなどをわかりやすいものを使用するように意識することは、自社の製品・サービスをより広く認知してもらうことにつながると言えそうです。