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ドメインってなに?古いドメインは悪用される可能性があるの?

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みなさんは、サイト運営に必要な「ドメイン」についてどのくらいご存じですか?

ドメインという言葉は知っているけど、どれを指すのか分からない?実際にドメインを取得したけど、変更したい?

今回は、ドメインとは何かという基本的な説明から、ドメイン取得やドメイン変更するときの注意点まで解説していきます。

目次


  1. ドメインとは
  2. ドメインの種類
    2.1gTLD(分野別トップレベルドメイン)
    2.2ccTLD(国コードトップレベルドメイン)
    2.3独自ドメインと共有ドメイン
  3. 独自ドメインの取得方法
  4. ドメイン変更の注意点
    4.1過去の外部リンクが全て切れる
    4.2ドメインエイジがリセットされる
    4.3古いドメインが悪用される
  5. まとめ

1.ドメインとは


ドメインとは、簡単に言うとインターネット上の住所のことです。

例えば、弊社のURLで説明すると、「https://wwg.co.jp/」の中で、「wwg.co.jp」の部分がドメインにあたります。

2.ドメインの種類


2.1gTLD(分野別トップレベルドメイン)

gTLD(分野別トップレベルドメイン)は、その名の通り分野別に指定されているドメインのことです。誰でも、どの地域の人でも取得することができます。

代表的なgTLDは以下の通りです。

■.com→商用を意味する
■.net→ネットワークを意味する
■.org→非営利団体を意味する
■.info→情報を意味する

上記のようにそれぞれに一応意味がありますが、用途の制限はないので、好きなものを選べます。

2.2ccTLD(国コードトップレベルドメイン)

皆さんもよく目にする「.jp」などの、2文字で国や地域を現したドメインのことです。「.jp」はもちろん日本を表す2文字ですが、例えばオーストラリアだったら、「.au」、南極だったら、「.aq」になります。

ccTLDには、gTLDとは違い取得のための条件があります。

例えば、「.jp」の場合、住所が日本であることが条件になります。その他「.jp」が付くドメイン(属性型jpドメイン)で、よく目にするものですと以下のような条件があります。

■.co.jp→企業を意味し、日本に登記がある企業
■.ne.jp→日本に住所や登記があるネットワーク提供者
■go.jp→日本の政府機関や各省庁所管の研究所、特殊法人、独立行政法人

2.3独自ドメインと共有ドメイン

ドメインは、さらに2つの分け方ができます。独自ドメインと共有ドメインです。

独自ドメインとは、世界で一つしかないオリジナルのドメインです。自分の好きな文字列を指定して取得します。

弊社のURLでしたら、「https://wwg.co.jp/」の中で、「wwg.co.jp」の部分がドメインにあたると説明しましたが、「wwg.co.jp」は独自ドメインです。ですので、弊社以外の人が「wwg.co.jp」でサイトやブログを作ろうと思っても作ることができません。

一方で、共有ドメインはサービス運営会社のドメインをユーザーが共有する形式です。

ブログを開設したいと思ったときに、「アメーバブログ」「はてなブログ」といったサービスを利用して作成するとします。すると、「ameblo.jp」「.hatenablog.com」というドメインを使うことになります。

これは、どのユーザーのURLにも共通でついている文字列ですよね。これが共有ドメインです。

独自ドメインが一軒家、共有ドメインがマンションというふうにイメージすると分かりやすいかなと思います。

3.独自ドメインの取得方法


せっかくなら、自分・自社のサイトには独自ドメインを使いたいですよね。ここからは独自ドメインの取得方法を説明します。

➀希望するドメイン名が取得できるか確認する

先ほど説明したように、独自ドメインは唯一無二のものです。例えば、これから独自ドメインを取得しようとする人が、「wwg.co.jp」を取得しようと思ってもできません。

ですので、希望するドメイン名が使えるのかどうかを空きドメインを検索するツールで検索しましょう。

➁ドメインの取得

希望するドメイン名が空いていたら、レンタルサーバーかドメイン専門会社のどちらかでドメインの取得をします。

ここで注意するべき点は、取得料金と更新料金があるということです。取得したドメインには有効期限があり、そのドメインを使い続けるには更新料金を支払う必要があります。取得料金の他に、必ず更新料金も確認しておきましょう。

4.ドメイン変更の注意点


ドメイン変更とは、ドメインの文字列そのものを変えることを指します。社名やサービス名などにするのが主流なので、それらの名称の変更に伴ってドメインを変えることが多いようです。

ドメインを変えるということは、サイトの全アドレスを新しいドメインに置き換えることになります。
その影響で、さまざまなデメリットが出てくる恐れが。内容をしっかり理解して、ドメイン変更をするかどうかを検討してください。

4.1過去の外部リンクが全て切れる

例えば、外部サイトで記事が取り上げられたり、SNSで引用されたりしていた場合、URLが全て無効になってしまいます。その影響で、検索順位の低下につながることも。見てくださる方の立場になって考えても、「URLを押したらページがなかった…」なんてとき、ガッカリしますよね。

自社記事や商品ページなど、シェアされているページが多い場合は要注意です。

4.2ドメインエイジがリセットされる

ドメインエイジとは、そのドメインの年齢と言えます。長期間維持されるほど、サイトの信用性が向上し、検索順位でも高くなりやすいのですが、ドメイン変更をすると、ドメインエイジもリセットされます。

何十年も画家として活躍していた人でも、営業職といったまったく畑の違う仕事についたら、また新人としてゼロからのスタートになりますよね。

それと同じことで、「このサイトはできたばかりだな」と判断され、検索順位が下がったり、上がりにくくなったりすることがあります。

4.3古いドメインが悪用される

ドメインを変更したり、サイトを削除して解約したり、契約を更新しなかったりすると、そのドメインは「誰も使っていない状態」になります。そしてそのまましばらく経つと、そのドメインを別の人が取得することが可能になります。

そうした「使用期限が切れたドメイン」を再登録できるタイミングを狙って第三者が取得する手法は「ドロップキャッチ」と呼ばれます。

ドロップキャッチで、古いドメインを悪用する例があります。

ニュースになったものですと、サイト運営の委託先との契約解除後に放置していたことが原因で、地方自治体が取得していたドメインがアダルトサイトに転用された例があります。

公的な事業やイベントで使うドメインは、ドメインの価値が高いため狙われやすいのだそうです。また、公的なサイトにリンクされたまま放置されている場合もあるため、クリック率が高くなることも狙われる原因のようです。

他にもNTTドコモが「ドコモ口座」のドメインを誤って手放し、400万円で取り戻した事例もあります

この場合、もしも別の人にドメインが渡ってしまうと、運営者はNTTドコモと無関係であるのに、NTTドコモの一事業のサイトだと勘違いされかねないことになりますし、NTTドコモを騙った詐欺に発展する可能性もあります。そのため、高額でもNTTドコモがドメインを取り戻しました。

このように、ドメイン変更や契約更新・解除後の放置などで、あなたが使っていたドメインが悪意を持った他社に使われてしまうこともあります。注意しておきたいですね。

5.まとめ


■ドメインとはインターネット上の住所
■ドメインには様々な種類がある
■ドメイン変更をする場合はデメリットを把握する

ドメインと一言で言っても様々なものがあることが分かりましたね。

また、ドメインを変更する際は、元のドメインを他者に取得・悪用される恐れがある点も留意しておきましょう。

これから独自ドメインを取得して、サイトやブログを運営してみたいと思っている方は、ぜひメリット、デメリットを把握してから始めてみてください。

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