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チャットAIって色々あって、「AIってそれぞれどう違うの?」とか「どうやって使い分けるのがいいの?」などよく分からない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
本日は、そんなみなさんの疑問を各チャットAI本人(?)に聞いてみたいと思います!
今回、取り上げるのはChatGPTとGoogle bardとMicrosoft 365 copilot(旧:Bing AI)の3つです。
それぞれの単独記事もありますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
【超便利⁉】今話題のChat(チャット)GPTとは?【実際に使ってみた】
【使ってみた】Google Bard(グーグルバード)とは?登録方法から使い方まで解説【日本語対応?】
【使ってみた】Microsoft Copilot(旧:Bing Chat)とは?話題のAI!機能検証!
目次
1.各チャットAIの特徴を自己紹介してもらった
1.1ChatGPTの特徴
ChatGPTとGoogle bardとMicrosoft 365 Copilot(旧:Bing AI)にそれぞれ「あなたについて詳しく教えてください。」と聞いてみました。
ChatGPTの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■ChatGPTは文章を理解し、それに基づいて新しい文章を生成する学習型のAI
■知識は2022年までのものなので、最新の情報は情報源を確認してほしい
一見、不利になりそうな点(情報の古さ)も、きちんと説明してくれているので、信頼感がありますよね。
1.2Google Bardの特徴
Google Bardの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■自然な会話形式で回答、テキスト生成、翻訳、クリエイティブコンテンツを作成できる
■さまざまな分野で活用される可能性があり、機能も追加されていく予定
Bard(吟遊詩人)の名の通り、クリエイティブコンテンツを作成することが得意なようですね。
さらに、「機能が追加されていくよ!」という部分もアピール上手でいいですね。
1.3copilot(旧:Bing AI)の特徴
Microsoft 365 Copilotの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■Word、ExcelなどのMicrosoft 365のアプリと連携できる
■プラグインで機能を拡張できるため様々なビジネスニーズに対応できる
やはり、一番の特徴と言えば、Microsoft 365のアプリと連携できるところ(現在はまだ一部のユーザーのみ)だと思います。
企業や教育機関で使用されることが多いアプリなので、AIと連携できるのは強みですよね。
2.各チャットの不得意なことを教えてもらった
自己紹介をしてもらって、得意なことは大体分かりましたね!
では、次に不得意なことを教えてもらいましょう。
各チャットAIには「あなたが不得意なことを教えてください。」と聞きました。
2.1ChatGPTの不得意なこと
ChatGPTの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■情報の最新性・個人情報の処理・感情や繊細な話題への対応・長期的な会話の記憶・特定の専門知識の欠如
■ChatGPTを使う際には適切な文脈で利用することが重要
特に、個人情報の処理や特定の専門知識の欠如については、特に使用する側としては重要な事項だと思うので、自ら申告してくれるのはとてもいいと思います。
2.2Google Bardの不得意なこと
Google Bardの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■推論・過去の会話内容の保持・感情の理解
■不得意な点は改善されていく見込み
確かに感情や推論は人間らしい部分なので、AIには難しいかもしれませんね。
しかし、この答え方も吟遊詩人のような柔らかい文章でとても良いですよね。
2.3Microsoft 365 Copilotの不得意なこと
Microsoft 365 Copilotの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■空白のファイルからのフルスクラッチ機能作成
■アプリケーションやゲーム固有のロジックの生成
■情報は2023年6月時点のものなので、今後変化する可能性あり
Copilotは、コードの生成が得意らしいのですが、そちらに焦点を当てた回答をしてくれました。
また、得意と不得意を両方提示してくれたところも分かりやすくていいですね。
2.各チャットAIにお互いを比較してもらった
ライバル同士どのように思っているのか気になりますよね!
ズバリ本人たちに聞いてみましょう。
3.1ChatGPTによる比較
ChatGPTの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■ChatGPTの利点は自然な会話ができるところと、多様なトピックに対応できるところ
■他2つのAIは検索エンジンと連携しているという点が強み
確かにGoogle bardとMicrosoft 365 Copilotは検索エンジンと連携しているという点がChatGPTとは違う点ですよね。
最後に、「ケースによって使い分けるとよい」と情報を教えてくれるところが親切だなと思いました。
3.2Google Bardによる比較
Google Bardの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■強み:ChatGPT→創造性、多様性、Google bard→精度、正確性、 Copilot→手頃さ、使いやすさ
■弱み:ChatGPT→誤った情報、意図しない結果、Google bard→創造性、多様性、Copilot→情報量、精度
表で比較してくれてとても見やすいです!
Google bardはクリエイティブコンテンツの作成ができると言っていますが、弱みに「創造性」が入っているところが謙虚ですね。
最後の用途別AIの表も分かりやすくていいですね。
3.3Google Bardによる比較
Microsoft 365 Copilotの回答
(クリックで画像拡大します)
人間による要約
■ChatGPT→テキスト生成と言語の翻訳が得意、Google bard→精度はまだ高くない、Copilot→Microsoft365のアプリと連携できる
■AIの進化に期待!
今回こちらのCopilotの回答は「よりバランスよく」というモードでお願いしたのですが、他のAIよりもあっさりした回答な印象ですね。
この特徴は、早く簡単に情報を知りたい時に役立つと思います。
3.各チャットAIによる画像生成対決
画像生成の精度はどんなものかも気になりますね。
画像生成はできるAIとできないAIがありますので、まず本人たちに画像生成ができるかどうかを聞きます。
ChatGPTの回答
(クリックで画像拡大します)
「できません」という回答だけでなく、代替案を教えてくれるところは、社会人としてとても見習いたい姿勢です!
Google bardとMicrosoft 365 Copilot(旧:Bing AI)は画像生成できるようなので、2つのAIにはこの記事のサムネイルを作ってもらうようお願いしましょう。
「ChatGPTとGoogle bardとMicrosoft 365 Copilot(旧:Bing AI)を比較するブログのサムネイル画像を作ってください。サイズは1024px×784pxでお願いします。」
とお願いしました。
Google Bardの回答
(クリックで画像拡大します)
「サムネイル作りましたよ!」と言ってくれていますが、Webから引用した画像のようです。
(画像引用元:https://kingsite.jp/blog/0124)
画像生成はまだ、サービス対応していないようですね。
これからに期待です!
Microsoft 365 Copilotの回答
(クリックで画像拡大します)
すごく良い画像を作ってくれました!
今回は、下段左の画像をサムネイルに採用させてもらいました。
「サイズは1024px×784pxでお願いします。」と指定しましたが、「1024px×1024px」の画像が生成されました。
もしかしたら現在は、正方形の画像しか生成できないのかもしれませんね。
画像生成に関しては、 Copilotが一歩リードかなと思いました。
4.ケースで使い分けるチャットAI
ここまでの結果を踏まえて、「使い分けをするとしたらこういう場面にオススメ!」と人間の筆者が説明していきたいと思います。
4.1「翻訳」はChatGPTがオススメ
ChatGPTは翻訳機能が優れていると思います。
他の2つのAIがWebからの情報をもとにしているのに対し、ChatGPTは過去の学習をもとにつくられたAIなので、正確でスムーズな言葉で翻訳してくれます。
試しに、自社のコーポレートサイトにある言葉を翻訳してみましょう。
株式会社WWGは、愛知県名古屋市にある中小企業専門のホームページ制作会社です。
親身な対応と制作で、企業の魅力を最大限に引き出したホームページを制作します!
(クリックで画像拡大します)
これを再翻訳してスムーズな日本語になるか調べてみました。
(クリックで画像拡大します)
大まかな意味は同じなので、内容には問題がないように思います。
次は、韓国語に訳してみましょう。
(クリックで画像拡大します)
筆者は韓国語がすこーし分かるのですが、「愛知県名古屋市」の前に「日本(일본)」という言葉を付け足してくれています。
この気遣いはすごい!
再翻訳をしてみましょう。
(クリックで画像拡大します)
さすがですね。
翻訳はChatGPTがオススメです!
4.2「メールの下書き」はGoogle Bardがオススメ
情報の正確性が高いという特徴から、メールの下書きにはGoogle Bardがオススメです。
試しに「取引先に宛てて、時間と場所を変更するメールを作成してください。変更前→1/1 会社前。変更後→1/11 喫茶店前。」とお願いしてみました。
(クリックで画像拡大します)
「こうすれば、もっと良いメールになるよ!」という情報を教えてくれました。
このフィードバックはとても役立ちますよね。
言われたとおりに、情報を付け足して「打ち合わせの概要は、ホームページの制作。変更の理由は、参加者が変更になったからと追加してください。」と指示をしました。
(クリックで画像拡大します)
メールの内容も正確ですが、「概要」を記載することのメリットを提示してくれるところが良いですよね。
メールの下書きにはGoogle Bardがオススメです。
4.3「検索」は、Microsoft 365 Copilotがオススメ
検索には、Microsoft 365 Copilotがオススメです。
検索エンジンと連携しているため、さっと情報を知りたいときに便利です。
「名古屋市内のおしゃれなカフェを教えてください。」と聞いてみました。
(クリックで画像拡大します)
出典元にリンクで飛べるようになっているので、「どんなお店かな?」とすぐに調べることができます。
新店舗をたくさん教えてくれるのは嬉しいですね。
次は、もっとジャンルの幅を狭くして「名古屋市内のあんかけスパがおいしいお店を教えてください。」ときいてみました。
(クリックで画像拡大します)
最後にハワイアンのお店が出てきたので、「ちゃんとあんかけスパがあるのかなぁ?」と思ったのですが、情報どおりおいしそうなあんかけスパがありました!
以上のように検索結果の正確性が高いため、検索には、Microsoft 365 Copilotがオススメです。
5.まとめ
■ChatGPTは、学習型AIなので文章作成や翻訳が得意
■Google Bardは、情報の正確さから文章作成や検索が得意
■Microsoft 365 Copilotは、3つの中で唯一画像生成ができ、検索も得意
三者三様、個性がありましたね!
書いていてとっても楽しい記事でした。
皆さんも是非、色々なAIを試してみてください。
愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F
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