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最近、大きな話題を呼んでいるチャットGPT(ChatGPT)。
まるで会話をするかのように様々なことを質問できると、各種SNSなどで注目を浴びています。
今回は、そんなチャットGPTの概要や使い方、そして、実際に触ってみた感想などを紹介します!
よく比較されるGoogle Bird(グーグルバード)についてはこちらの記事をご参照ください。
↓
【使ってみた】Google Bard(グーグルバード)とは?登録方法から使い方まで解説【日本語対応?】
目次
1.そもそもチャットGPTとは何者なのか
チャットGPT、正式名称は「ChatGPT」。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ・プリ・トレーニド・トランスフォーマー)」の略です。
要約すると、大量のテキストデータから言語学習を行い、人間にとても近い自然な文章を生成することができるチャットボットです。
これは、OpenAIという非営利目的のAI研究所が開発をした、チャットボットです。
チャットボットとは、ユーザーがメッセージを入力、または質問項目などを選択するとそれに合った回答をしてくれるプログラムのことで、今までにも数多くのものが登場してきました。
現在でも、ビジネスなどで、便利なコミュニケーションツールとして利用されています。
チャットGPTは2022年の11月末にリリースを開始。公開から2023年2月に至るまで、なんとユーザーは1億人を超えています。
これは驚異的なスピードで、今までのサービスをはるかに超えて最速です。
iPhoneやInstagramのユーザー数が100万人を達成するのに要した時間が約75日なのに対し、チャットGPTはわずか5日で達成しています。
従来のチャットボットと比べ、いかに性能が高いかがうかがえます。
2.使い方は?
チャットGPTはPC、スマホ共に対応していて、ブラウザにて実行ができます。
スマホのアプリストアなどで「チャットGPT」と調べると、似たようなものがいくつか出てきますが、それらはすべて類似品です。
2022年3月現在時点では、公式からチャットGPTのアプリ版はリリースされていません。
しかし、LINEなどの様々なサービスがChatGPTと連携を始めているそうなので、いつかリリースされるかもしれません。楽しみですね。
無料登録する際に、電話番号とメールアドレスが必要ではありますが、それらを入力するだけで使えるので、利便性は圧倒的です。
無料で利用できるとのことなので、私もすこしだけ触ってみました。
2-1.まずはアカウント登録から
1.公式ページに入ると、英語でログイン、サインアップの画面が表示されます。OpenAIのアカウントを持っている人はログイン。持っていない人はサインアップを押しましょう。
ちなみに当時の私はアカウントを持っていなかったので、サインアップ。
2.メールアドレスを入力する画面に移行します。
Eメール、Gメール、マイクロソフトアカウント、いずれかを入力。
3.電話番号を入力する画面に移行します。
ショートメールで本人確認を行うための番号が送られてきます。
4.送られてきた認証番号を入力。これで登録完了です。
2-2.質問してみよう!
登録後、画面は移り、下の方にメッセージを入力するための枠が出てきました。
そこに、友人にメッセージを送るように自由に文字を打ち込んで質問をしました。
すると、チャットGPTが返答をしてくれます。
数秒から、数分かかることもありますが、入力カーソルのようなものが点滅するので、通信エラーなどの疑いや、変なストレスはかかえずに済みます。
また、画面上部の+ボタンを押すことによって、その質問したページを保存し、新たにチャットを始めることができます。
その保存されたページの名前を変更することも。メニューバーから確認できました。
3.なぜ注目されている?
とはいえ、どうしてそんなに注目を浴びているのか。
それは従来のチャットボットと比べ、非常に性能が高い。という点が理由にあげられます。そしてやはり、現在は利用するのに料金が発生しない。という点も、波が広がった理由のひとつです。
3-1.対応している言語が多い!
注目を集める理由として、多くの言語に対応している。という点があげられます。
基本設定、表示言語は英語なのですが、日本語で質問をすると、日本語で返ってきます。
たまに、アルファベットを交えた質問をすると、英語で返答が来る場合もありました。しかし、続けて「日本語で返事が欲しい」旨を伝えると、しっかり日本語で答えが返ってくるのです。
私はこれに一番驚いていて、チャットGPTからは、違和感のないごく自然な日本語で返答がもらえました。実は私たちがなんとなしに使っている日本語は、世界でもかなり難しいとされる言語です。
従来の類似サービスでは、不自然な日本語が生成されていましたが、しかし今回はすこしレベルが違う模様です。
一体どれほどのテキストデータの学習を行ったのか、想像もつきません。
今後ユーザーが増加していくことも考えると、さらに性能が上がっていくと予想されます。
3-2.情報の引き出しが豊富
また、優れている点として、情報の引き出しが非常に多いところもあげられます。
専門的な話などに対応し、従来であれば「わかりません」や「質問のしかたを変えてください」などエラーが発生することがありました。
しかし、実際に私が試したところそのような返答はありませんでした。
(本の品質、紙質に対する相談をしたのですが、それぞれの利点と欠点を参照して答えてくれました)
従来に比べ、より質の高い回答、専門的な回答が期待できます。
3-3.優秀すぎて……
先ほどの情報の引き出しが非常に多い点。とても優秀ではありますが、実は欠点にもなりえます。
「わからない」とエラーを吐かない反面、あいまいな質問、明確な答えが無い問題などに対して、わからないことはわからない。と答えずに、ある程度捏造された回答が返ってくる場合があるためです。
チャットGPTは、web上のテキストデータを学習したAIであるため、最新情報をはじめ、人種、国、宗教、倫理的問題など、情報に偏りがないとは言い切れません。
専門的な質問に、丁寧に返してくれるチャットGPTですが、捏造、想像で補われる可能性があることを、利用する際に思い出してください。その答えが100%正しいとは限らないのです。
しかし、アメリカの学校ではチャットGPTを利用して、課題や小論文などを提出する学生が多発して、問題になっているそうで、学校側はこれら学生の対応に力を注いでいるのだとか。
そうやって、チャットGPTが優秀すぎるがゆえに、間違った使い方をする人も一定数存在するようです。使い方には十分注意したいですね。
様々なサービスに導入されている
LINEやSlackが、チャットGPTを利用した、新たなサービスを展開しました。
Slackでは、Slack上の会話の要約をしたり、メッセージの下書きの補助などをしてくれます。仕事の効率化や、チャットでの円滑な会議が期待できますね。
対してLINEは、「AIチャットくん」というチャットbotをリリース。
LINE上でチャットGPTの機能が使えるようになります。無料プランと有料プランが存在し、無料だと1日5回まで。有料だと、無制限にメッセージを送信することができます。
サインアップが必要なブラウザで使わせるのは少し不安だけど、LINEなら。という方にオススメです。
OpenAIはチャットGPTをAPI提供を始めており、他にも今後様々なサービスで見かけることになるでしょう。楽しみですね。
4.得意なこと/苦手なこと
さて、そんなチャットGPTですが、得意なことと苦手なことがあるようです。
4-1.得意なこと
先述したように、チャットGPTは捏造、想像で補って返答をする場合があります。
つまり、チャットGPTは、「創作する能力がある」ということなのです。
ものは試しに、と「パンを買いに行く子どもと、道端に咲いたお花の小説を書いて」という明るいテーマから、「迫害された動物と、人間の小説を書いて」というかなり重めのテーマを送ってみると、それぞれある程度しっかりとした物語が返ってきました。
起承転結も整っており、内容が面白いかはさておいて、普通に読むことができます。
小説のほかに、詩やエッセイさえも書くことができてしまうその性能は、すごすぎてちょっとびっくりですね。
4-2.苦手なこと
創作が得意な反面、チャットGPTは、複雑な計算が苦手です。
電卓で計算ができるレベルの数式ならすぐに答えを出してくれますが、試しに素因数分解の問題を打ち込んでみると、解答までに非常に時間がかかりました。時には、答えを出せないことも…。
web上のデータを参照して学習しているため、計算式のような数字が変動する問題は苦手なのだと、私は推測します。教科書の数字をすべて覚えても、テストで問題が解けないのと同じですね。
あくまで推測の域を出ませんが……
仮にもし、計算をも得意とし、複雑な素因数分解ができてしまったら、銀行などの多くのセキュリティが手軽に突破されてしまうこととなります。これには、苦手でよかったと胸をなでおろすばかりです。
5.まとめ
今回は、チャットGPTの基礎的な能力について紹介しました。
近年すさまじい発展を遂げているAI。
チャットGPTはかなり完成度が高く、とても面白いのと同時に、ほぼ人間と同等のレベルの文章を生成できるその能力は驚きですね。
今回はあまり触れませんでしたが、このままチャットGPTが進化した場合、検索エンジンとして、Googleをも上回る可能性が大いにあります。
そうなった場合、これまでの、キーワードを打ち込んで検索する形から、対話形式で検索する形式に変わっていくこととなります。
さらに発展を遂げ、音声認識や画像、映像認識までできるようになれば、SF映画も夢じゃないかもしれません。
非常に高い精度を誇るChatGPT(チャットGPT)。正しい使い方をして、ビジネスに役立てていきたいですね。
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