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名古屋市の地下鉄 路線のイメージ ~ファンなら知りたいカラーコード付き~

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突然ですがみなさん、普段電車は利用されてますか?

名古屋で身近な交通手段といえば「地下鉄」のイメージが強いのではないでしょうか。本数も多く早朝から深夜まで私たちの生活を支えてくれています。

社会人になって数十年になる私ですが、他県出身なのに名古屋でしか勤務したことがなく、通勤で地下鉄を使わなかったことがないくらいの超ヘビーユーザーです。

今回は、そんな私が独断と偏見でお伝えする名古屋の地下鉄のイメージをご紹介する記事になります。

それではどうぞ。

目次


  1. 地下鉄の基礎知識
  2. 始まりの東山線
  3. 環状化した名城線
  4. 港へ行くよ名港線
  5. 東西に延びる鶴舞線
  6. 名駅まで一本の桜通線
  7. 日本一短い上飯田線
  8. まとめ

1.地下鉄の基礎知識


地下鉄の歴史は1863年のイギリスに始まります。

ロンドンの地下を走ったのが最初とされ、日本では1925年に仙台が最初になります。名古屋では1936年に計画されて1957年に名古屋-栄町間が開業しました。

ちなみに1863年といえば、日本は幕末で大混乱の真っ只中。1936年は「オッス!オラ孫悟空」の野沢雅子さんが生まれた年で、1957年はジョン・レノンとポール・マッカートニーがリヴァプールのとあるパーティで出会った年らしいです。

地下鉄を運営している名古屋市営交通は、1922年に市電とともにはじまり2022年に100周年を迎えています。これからご紹介する路線の多くは1960~80年代にその原型ができており、そこから路線延長が進み、路線が追加され2011年の桜通線の延長を経て今のかたちになっています。

2.始まりの東山線


東山線の歴史と由来

名古屋の地下鉄で最初に開業した路線です。ラインカラーはウィンザーイエロー。DICナンバーは 2534、RGBだと#FAB123 です。

1957年に名古屋-栄間だった区間が、池下駅まで延び、東山公園、星が丘が終点になったのが1967年。最終的に1969年に藤が丘が終点になりました。

路線にある東山動植物園にちなんで「東山線」と名付けられたとのことです。

名駅、栄と繁華街を通ることもあり、県外からは最初に利用する名古屋の地下鉄というイメージが強いかと思います。そのためか利用者がとても多く車両も他路線と比べて小さいためとにかく混雑している印象が強い路線です。

東山線の個人的なイメージ

通勤で利用するとき朝は2分間隔という驚異のダイヤだったため大変助かっていました。

ピーク時の混み具合は結構なもので、栄-名古屋間は途中の伏見駅では、ドアが開いても乗車できないこともしばしば。週末は観光目的で利用される方も多く、「コスプレサミット」と「にっぽんど真ん中祭り(どまつり)」がある8月は、様々な人たちが利用し非日常的な風景が見られたりします。

今池を過ぎると繁華街の雰囲気が一転して、高級住宅街の覚王山や星が丘がありその先にあるのが東山動植物園といくつもの顔を持ちながらどれもが名古屋を代表するものが多い路線というイメージです。

市バスの拠点が大きいのは、かつて終点が池下と星が丘だったことが関係しているのかなと思っています。

3.環状化した名城線


名城線の歴史と由来

1965年に栄から今の名古屋城駅までを開業したのを皮切りに、1967年に金山、1971年に名古屋港(後に名港線に)、同じく1971年に大曾根、1974年に新瑞橋とその範囲を広げ、1989年に久屋大通駅を作り桜通線の乗り換えを実現させます。ナゴヤドーム(現在のバンテリンドーム)ができた後に、2000年には砂田橋まで延びました。大曾根からドームまで歩いたの懐かしいです。

そして2004年に砂田橋と新瑞橋がつながり環状線となりました。

テーマカラーは東山線と正反対の補色である紫が採用されています。DICナンバーは106、RGBだと#B074D6です。いわずもがな名古屋城を通ることから「名城線」となりました。

名城線の個人的なイメージ

バンテリンドーム(旧:ナゴヤドーム)で野球の試合やイベントがある日はとても混雑します。

他球団やアーティストのファンが見られるのが名城線ならではの風景です。また大相撲の季節は力士と同じ車両になることも多くあの独特な鬢付け油の香りがすると今年もこの季節かといった気持ちになります。

名古屋のシンボルである名古屋城やグランパスのホーム瑞穂運動場にも駅があるので、他県から利用者が多い路線のイメージです。

4.港へ行くよ名港線


名港線の歴史と由来

1971年に開通していた栄-金山間を名古屋港までを繋げるかたちで開業しました。

名古屋市民会館、センチュリーホール、名古屋港ガーデンふ頭などイベント会場が点在。我らが名古屋港水族館も擁しており、こちらも東山線や名城線と同様に県外からの利用が多い路線です。

名古屋城の「名城線」に対して、名古屋港の「名港線」が名前の由来です。テーマカラーは名城線の紫に白が加わったものが採用されています。紫は同じく、DICナンバーは106、RGBだと#B074D6です。

名港線の個人的なイメージ

やはり水族館に行くときに利用するというイメージが強いです。夏とクリスマスに花火があったり、遊園地があったりと、世代を問わず楽しめるので賑わいがあります。帰りは「遊び疲れて金山まで爆睡」なんてことも多く、終点で良かったということもしばしば。

水族館を囲む商業施設のかつての賑わいを知っているだけに、今のこじんまりしたのもいいんだけどねって気持ちになります。

近年はららぽーとができたり賑わいがありますが、同じ港区を走るあおなみ線にあるレゴランドやポートメッセ名古屋に人の流れが分散しているのが原因かもしれません。

5.東西に延びる鶴舞線


鶴舞線の歴史と由来

1957年に開業した東山線から20年後、1977年に伏見-八事間が開業しました。その後、東は赤池まで伸びて名鉄とつながり1979年に豊田までつながります。西は1981年に浄心、1984年に庄内緑地公園、1993年に上小田井まで伸びて、同じく名鉄と繋がり犬山まで行けるようになります。

1976年に公募で路線愛称が募集され、候補の中から鶴舞公園にちなんで「鶴舞線」に決まっています。テーマカラーは名鉄線の赤と区別するために青を採用。DICナンバーは138、RGBだと#009BBFです。

鶴舞線の個人的なイメージ

庄内緑地公園や鶴舞公園、大須商店街など、東山線や名城線とは違って名古屋市民に根付いた路線のイメージがあります。住宅街を多く通り学校も多く、風営法の影響があるためか結果的に治安のよいエリアが多いです。また大きな公園や図書館など文教地区としての位置づけが大きいです。

昔からの住宅が多く、「住んでこそその魅力がわかるエリア」を通る路線かなと思います。

名駅や栄は通らないですが、伏見からならどちらもアクセスが良く、西は犬山、東は豊田まで行けるので実は大変便利な路線だったりします。

6.名駅まで一本の桜通線


桜通線の歴史と由来

1989年に今の太閤通駅から今池までの区間で開業しました。その後、1994年に野並まで延長され名城線と乗り換えができるようになります。2011年には野並から徳重まで延長され今の形になりました。

1989年の開業時に地上の桜通の下に路線の多くが通ることから「桜通線」と名づけられています。テーマカラーは計画段階で使われていたこと、他路線と違う色という理由で赤が採用されました。DICナンバーは2492、RGBだと#C92F44です。

東山線の混雑緩和を目的につくられた路線で、既存路線を多くまたぐことで路線内の輸送の効率化も期待されてできた路線でもあります。

名古屋駅や久屋大通、今池を擁しながらも、吹上より先は学校や商業施設、病院などがあり、ベッドタウンとして非常に住みやすいエリアです。名古屋駅までに1本で行けるメリットに加え、他の路線をまたぐように走るためとても利便性が高いですね。

桜通線の個人的なイメージ

まず名前がいいです。そこで既に魅力を感じます。WWGがある国際センター駅もこの路線にあり、出口に(ほぼ)直結の最寄り駅でもあります。

名古屋駅のホームの印象なのかホームが遠いイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。

ほかの駅や路線を避けてつくられたため、より深い地下にホームがあり、乗り換えまでが遠いイメージに拍車をかけます。それでも中心地から郊外までのびるこの路線は、鶴舞線と同じく住んでこそわかるものなのでしょう。

今回のブログを機に調べたところ徳重からさらに東へ、太閤通からさらに西へ延長される計画があったようですが、建設費やリニア中央新幹線のトンネル建設の影響からか可能性はまだ低いようです。そもそもこれ以外にも地下鉄自体に路線延長の構想はあったようで、夢のある話ってことで気になりますね。

ちなみに東山線の柳橋駅もこの話題に上る幻の駅となっています。

7.日本一短い上飯田線


上飯田線の歴史と由来

2003年に開通した最も新しく最も短い路線です。上飯田駅と平安通駅をつなぐ日本で最も短い地下鉄路線(2024年2月現在)です。上飯田駅からは名鉄小牧線となり犬山駅まで行くことができます。

名城線の平安通を抜けて、東山線の新栄町を通過し、鶴舞線の上前津と鶴舞の間に、新しく「丸田町駅」を作る計画があったとかですが、今の1区間になったようです。

「上飯田線」の由来ですが、おそらく行先から取ったものでしょう。テーマカラーは計画段階で使われていたこと、他路線と違う色という理由で桃色が採用されました。理由は桜通線と同じですね。DICナンバーはF180、RGBだと#EC78B4です。

上飯田線の個人的なイメージ

とにかく短いです。区間を地上で歩いたことがありますが、にぎわった通りで市バスもあり、あっという間に平安通に到着しました。この平安通駅からの乗り換えで利用する方がとても多く、名城線の乗車率が一気に激減するので生活の一部としてしっかり利用されている印象があります。

一度だけ名鉄名古屋駅から、上小田井経由で犬山に行き、犬山から上飯田を通って平安通に行ったことがありますが、地下鉄と名鉄が連携してくれているのでとてもスムーズに移動できた印象があります。

また、上飯田駅からは市バスが多方面に出ており交通の拠点としても便利です。

8.まとめ


今回は名古屋の地下鉄で各路線のイメージをまとめてみました。

それぞれに特色があってどれも魅力的でした。また車社会と言われる愛知でも、2011年まで路線の延長がされていたことに驚きました。

地下鉄といえば都会の象徴みたいなイメージがあって、利用しだしたころはこの街の人になっていくのだなみたいな期待と郷愁があったのを覚えています。

さて今名古屋駅では来るべきリニア中央新幹線の開通に向けて工事が進んでいます。これがどう影響を与えるのか楽しみですね。

愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F

TEL: 052-890-7007
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コジコジ

デザイナー

2020年入社。20年以上に渡りデザイナーとしてWEBはもちろん、パンフレットや、ロゴ、各種広告など幅広いデザインに従事。デザインの記事をメインに楽して役立つブログを心がけております。

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