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スーパーに行っても、卵が買えない!
2023年初夏。
卵を求めて、3日目でラスト1パックをゲット!というくらい買えない時期がありました。
その日はうれしくて3個分の卵焼きを作ったのは言うまでもありません。
買えたとしても300円前後で、「ここ最近高いのが続くよね…」と思われた方も多いことでしょう。
思えば消費税が10%になり、毎月何かが値上がりするニュースが流れ…。
駆け込み需要と、価格据え置きとかもありつつ、聞き慣れてきたように思えます。
本記事では、卵を筆頭とした「昔の値段」を理由とあわせてご紹介したいと思います。
目次
1.物価の優等生「卵」
世界で2番目に卵を食べる国、それが日本。
物価の優等生と呼ばれたこともありますが、2001年ごろから200円前後のままで20年以上、安定した価格を維持してきたことに由来します。
単体で調理しても、いろんなメニューに加えても、味変に使ってもOK。
主役から脇役まで、ジャンルを問わないオールラウンダーですね。
ちなみに映画ロッキーのジョッキ飲み(生卵をジョッキに複数割り入れ、そのまま飲み干す)は、「卵を生食するリスクが高い」されるアメリカでは危険行為らしいです。
話がそれました。
卵のことになると何故筆が進むのか、自分でもよくわかりません。
(“卵のこと”についての詳細はコチラ:社内コミュニケーションを活性化して業務を円滑に!【気になること聞いてみた】)
今の価格は、世界的なインフレ傾向に加え、軍事侵攻による国際情勢の影響で飼料が高騰し、鳥インフルエンザの流行がそれに拍車をかけたのが要因のようです。
日本で卵が食べられるようになったのは江戸時代で、1個400円だったそうです。
そんな高級品だった卵も1962年に輸入自由化をきっかけに価格が急激に下がりました。
1974年に340円近くまで持ち直して以降、物価上昇が進む中で、ゆっくりと価格を下げていったゆえに優等生と呼ばれるようになっていったようです。
また一つ、卵のことを知ることができました。
2.おつりのために値下げ「缶ジュース」
私が子供だった1980年時代。
缶ジュースはワンコインの100円でした。
250mlの細長い缶が主流だった記憶があります。
最初の値上げは原材料高騰による1992年の110円です。
えっ?消費税3%が1989年だから違うんじゃない?と思った貴方。
実は3%のときは値上げされていません。
企業努力で変わらなかったようです。偉い!
実はちゃんとした理由があって、当時1円や5円のおつりが出るように自販機を改良するにはコストがかかりすぎるのが原因だったようです。
電子マネーが普及した今では考えられないですね。
そういえば花火大会の後とか、つり銭が出ない自販機ありましたね。
こういう時に限って紙幣しかないってパターンです。
100円の壁を越えた後は、本体の価格と消費税が両方上がっていきました。
1998年に原材料費の高騰で120円に、2014年に消費税8%で130円に。
2019年に10%になりましたが、軽減税率で8%の130円が現在の価格です。
今では、立地の違いで数十円違ったり、ディスカウントストアだと旧パッケージのものが破格の値段で売られていたり、サイトごとに価格が違ったりといった時代となりました。
ちなみに、抽選があるタイプの自販機で「当たった!」と思い込み、もう一個買ってしまったことがあります。
機械に入ったままのおつりだと気が付いたときは時すでに…でした。
3.少年時代のバイブル「少年ジャンプ」
少年の心のよりどころ週刊少年ジャンプ。
帰宅して本屋さんへ走って平積みのジャンプを買うあの瞬間。
世のキッズたちは、帰りの家までの最短ルートを常にアプデしていたことでしょう。
そんな1980~1990年当時は170円か190円でした。
親に頼むと間違えて他誌を買ってしまった体験はどこも同じでしょうか。
大人になるとその気持ちがよくわかる。
巻頭カラーからラストの先生のつぶやき(今思うとフォーマットはtwitterに近いですね)から、ラストの謎の筋トレグッズの広告まで今では考えられない集中力で読んでいました。
この内容で200円以内とはすごい時代です。
2023年現在の価格は290円。
消費税の税率と並行して1年に1年に4.5円くらいずつ上がっている計算です。
スマホで見られる定期購読なるものもあるようで、便利になったものです。
土砂降りの日にどう持って帰るか悩みましたね。
4.世界に誇る国民食「カップヌードル」
学生のときも、社会人の時もいつもそばにあったカップヌードル。
あまりに知ってる味で、昔から知っている友人のような心許せる存在です。
近所のスーパーでのセール後の価格差の印象から特に値が上がったと思ったら、ラーメン自体がカップ、袋問わず23年6月から値上げになりましたね。
22年に続いて2年連続らしいです。
レギュラーサイズの現在の価格は、2022年の170円から22023年も値上がりして190円くらい。お店によってはもう少し高い場合が多いです。
そんなカップヌードルも発売当時の1971年で100円。
52年の間で約2倍になった計算です。
デザイナーの立場からすると、広告が良くてどの時代も楽しませてもらってます。
シュワちゃんとか懐かしい。
あと、ふたのシールなくなりましたね。まだ慣れてません。
5.そのほか
輸入自由化前のバナナが今でいうと5,000円だったとか。
中世ヨーロッパでは胡椒が金と同じ値段だったとか。
時代が変われば物の値段も様々です。
個人的にはハードディスクやUSBメモリが出た当初より安くなったと思っております。
手帳サイズのものが、マッチ箱サイズになって、しかもコンビニで買えるなんて。
技術の進歩とはすごいものだと思ったものです。
7.まとめ
いかがでしょうか。
円安が続き、国際情勢や原材料費など様々な要因で価格上昇が進んでいます。
一つの商品を生産し、流通させて、店舗やネットで買う。
こんな当たり前のことでも、世界で起きている様々な影響を受けています。
時代が変われば、価格も変わるように、現在手に入りやすい意外なものが、将来高級品になるかもしれないですね。
愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
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コジコジ
デザイナー
2020年入社。20年以上に渡りデザイナーとしてWEBはもちろん、パンフレットや、ロゴ、各種広告など幅広いデザインに従事。デザインの記事をメインに楽して役立つブログを心がけております。