当ブログではこれまでにZOOM（ズーム）についてのさまざまな記事をご紹介してきました。

そのZOOMの最新バージョン5.3が先日リリースされ、さまざまな新機能が加わりましたので、今回はその詳細についてご紹介します。

ZOOMをさらに便利に使うための参考にしていただけると嬉しいです。

※本記事の内容は2020年9月29日現在の情報です。

目次

1. ZOOM(ズーム）5.3アップデートの概要
2. ミーティングスケジュール時にできるようになったこと
   ①ホスト・参加者ごとのビデオ設定
   ②接続オーディオの選択
   ③言語通訳者のアサイン設定
   ④リマインダー機能
3. 強化された背景とフィルター、ブレイクアウトルーム機能
   ①ビデオフィルターの種類の追加
   ②グリーンスクリーンの設定項目の追加
   ③参加者によるブレイクアウトルーム作成
4. まとめ
   

今回のアップデートでできるようになったことは大きく分けて下記の2つです。

①ミーティングスケジュール時に特定の機能を選択
②より強化された背景やフィルターとブレイクアウトルーム機能の利用

具体的なアップデート方法は、アプリの設定から「バージョン」という項目を選択することで簡単に行えます。また、今回初めてZOOMをダウンロードする方は、以下の記事をご参照ください。

ズームいくつ知ってる？ZOOMでスグに役に立つ機能の一覧＆料金プラン比較

では、次の章からそれぞれの機能を詳しくご紹介していきます。

①ホスト・参加者ごとのビデオ設定

ZOOM会議によっては、ホストのみビデオをオンにし、参加者は音声のみでビデオをオフにした状態で会議を行うという使い方をしたい場合もあるかと思います。

今までは会議の度にビデオの設定画面が表示され、会議のホスト、参加者ごとに個別に操作を行う必要がありました。

しかし、今回のアップデートでは、設定項目に
「ホスト：オンorオフ」「参加者：オンorオフ」のように
ホストと参加者ごとに予めビデオの使用を設定することができるようになりました。

これで、会議が始まってから各自が慌てて設定をする必要がなくなりますね！

②接続オーディオの選択

普段パソコンで使用しているオーディオとは別に、ZOOM会議はサードパーティ製のオーディオ（ZOOM会議用に購入したヘッドセットなど）を使いたいという方には、朗報とも言える内容です。

ミーティングスケジュール時に、設定項目として

オーディオ　
□ 電話　 □ コンピュータオーディオ
□ 電話とコンピュータオーディオ　 □ サードパーティ製オーディオ

のように、予め利用するオーディオを選択するチェックボックスが選択できるようになったので、ここで使用したいオーディオを選んでおけば大丈夫です。

③言語通訳者のアサイン設定

ZOOM会議で通訳を用意する場合、下記のように事前に通訳をアサインする参加者と、通訳を行う言語の設定ができるようになりました。

通訳
□言語通訳を有効化
【メールアドレス】 【中国語】←→ 【日本語】

通訳者は複数人追加できるので、外資系の取引など外国語をよく使うZOOM会議では非常に便利な機能ですね。

④リマインダー機能

ZOOM会議が始まる前にリマインドを好みの時間で設定できるようになりました。5分前、30分前など自由に設定できるので、この機能を活用すればうっかり会議に遅刻してしまうといった事態を防ぐことができそうです。

①ビデオフィルターの種類の追加

ビデオフィルターの種類がいくつか増えました。また、BETA版の機能ではありますが、ヒゲをはやしたり、 眉毛の形を好みのタイプに変えたり、 リップの色を選べるという機能まで加わりました。

②グリーンスクリーンの設定項目の追加

今までもバーチャル背景として、さまざまな写真を背景に設定することができましたが、このバーチャル背景の機能に、「グリーンスクリーンがあります」という選択項目が追加されました。

これにより、もともと自動的に人物の背景を検知し背景をあてがっていたバーチャル背景の機能ですが、ご自宅にグリーンバッグ（グリーンスクリーン）の環境があるという方は、そのグリーンバッグに合わせてバーチャル背景を設定することができるようなりました。

AIの自動検知による人物と背景の境界線よりも、実際のグリーンバッグを元にした境界線でバーチャル背景を施す方が仕上がりはより正確なものになるので、背景にこだわりたい人にはオススメの機能と言えそうです。

③参加者によるブレイクアウトルーム作成

参加者側で、手動にて自分が移動したいブレイクアウトルームを設定できるようになりました。 ブレイクアウトルームとは、ミーティング中に部屋を分けて、その中で個別のミーティングを行うことができる機能です。

ホスト側で、「参加者によるルーム選択を許可」にチェックを入れておけば、参加者で自由にブレイクアウトルームを作成できるようになりました。

この機能を活用することでホストの手間が減るので、頻繁にブレイクアウトルームを利用するユーザーにとっては重宝する機能になりそうです。

今回はZOOM（ズーム）のバージョン5.3へのアップデートに追加された新機能ついて詳しく調べてみました。

まとめると、
ミーティングのスケジュール時に、オーディオやビデオの設定が細かくできるようになったこと、参加者でブレイクアウトルームの作成ができるようになったことなど、今回のアップデートでは、既存の機能にさらに追加で細かな設定をできるようになったのが大きな特徴と言えます。

これからも、ZOOMの各種機能がより使いやすく、より細かな設定ができるようにアップデートされていくのが楽しみですね。

ライター：井上

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