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【初心者向け】アーンドメディアとは?オウンドメディアとの違いや役割を解説

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アーンドメディアは、トリプルメディアのひとつで「ユーザーから信用を獲得(アーンド)するメディア」です。

具体的には、口コミサイトやSNSなどといった、第三者であるユーザーが主体となって発信するメディアのことを指します。また、一般人に限らず、テレビなどで報道された場合もアーンドメディアになります。

今回はそんなアーンドメディアについて、オウンドメディアとの役割の違いや、それぞれのメリットデメリットなどを解説していきます。

「これからSNSをマーケティングに活用していきたい」「でも運用の方法が分からない」「アーンドメディアは始めるべき?」「オウンドメディアとどう違うの?」といった方々の役に立てたら幸いです。

こんな方におすすめ!

・アーンドメディアとは何か知りたい
・オウンドメディアとの違いを知りたい
・アーンドメディアのメリットやデメリットを知りたい

メモ

※本記事は2023年4月3日に公開した内容を、最新の情報にアップデートし公開しております。(最終更新日:2025年9月15日)

アーンドメディアとは?

アーンドメディアとは、企業に直接関わりのない第三者(顧客や社会)が発信するコンテンツによって信頼を獲得していくメディアのことです。

たとえば、口コミ評価やSNSなどの「ユーザーが主体となって発信されるメディア」などがアーンドメディアとして挙げられます。また、金銭のやり取りが発生せずに、他のメディアに掲載された記事もアーンドメディアとなります。

<アーンドメディアの例>

  • 口コミやレビューサイト
  • SNS
  • ブログやメディアの記事

ちなみにアーンドメディアは、SNS(TwitterやInstagramなど)と同義として使われる場合もあります。

このように、アーンドメディアにはいろいろな種類がありますが、今回はイメージしやすいように「SNS」に焦点をあててお話していきたいと思います。

■アーンドメディアとシェアードメディアの違い

なお、SNSはアーンドメディアではありますが、近年では「シェアードメディア」として区別して扱われることもあります。シェアードメディアとは、第三者がシェア(共有)することで情報を発信するメディアです。

たとえば、消費者によってSNSで投稿された口コミを第三者がシェアする光景はよく見受けられますが、これがシェアードメディアに該当します。

本記事では、アーンドメディアの一例として、SNSの例を挙げながらお話してきますが、アーンドメディアの中でもさらにシェアードメディアという考え方があるとご理解いただければと思います。

アーンドメディアのメリット

アーンドメディアのメリットには、以下のような点が挙げられます。

  • 客観的な情報としての信頼性が高い
  • いわゆるバスりを利用することで爆発的な注目を集められる
  • ユーザーが発信するので、自動的に情報が広がっていく

現代では、誰もが気軽に情報を発信することができ、とくにSNSはユーザー人口がとても多いです。そのため、インフルエンサーなど、人の目に触れた場合の拡散スピードは非常に早く、短い期間で注目をたくさん集めることができます。

企業が自社の商品やサービスの販売を促進するために実施するマーケティング施策としては、広告出稿が一般的な手法です。しかし最近では、広告へのイメージが時代とともに変化している背景もあり、このアーンドメディアの重要度も高まっています。

また、広告出稿には出稿費用がかかりますが、アーンドメディアの場合は金銭のやり取りが発生せずに認知を拡大することが可能です。この点もメリットと言えますね。

さらに、SNSで拡散されたユーザー発信のコンテンツに対して、企業側からコミュニケーションを取ることができるので、ユーザーのエンゲージメントやブランドイメージ向上を後押しできる点もアーンドメディアの特長です。

後ほどご紹介するオウンドメディアをSNSなどで拡散することで、ユーザーのリアルな意見が視覚化します。それによって、企業自体や商品、提供するサービスに対する信頼性につながっていくのです。

アーンドメディアのデメリット

アーンドメディアのデメリットは、情報のコントロールが難しく、意図していない受け取り方をされる場合がある点にあります。

あくまでも第三者(顧客や消費者)発信のメディアであることや、拡散によって不特定多数の人が目にすることで、本来とは違った形で情報が伝わってしまうリスクもあります。いわゆる炎上につながってしまう場合も…。その結果、ブランドのイメージが悪くなってしまう…という可能性もゼロではありません。

また、オウンドメディア自体に問題が無くても、時事的な問題(情勢や災害、事件事故など)のタイミングによっては、マイナスな拡散をされてしまう可能性があります。

リターンはとても大きいのですが、情報をコントロールできないその分、多少のリスクがあるメディアともいえるでしょう。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社から発信される広告紙、パンフレット、またウェブサイトをはじめとするブログやSNSなどのデジタルコンテンツを含めた総称です。

オウンドメディアの大きな特徴として、以下が挙げられます。

  • 情報のコントロールがしやすく、リスクが少ない。
  • 人の目に触れるまで、かなり時間を要する
  • 自社のブランディングに向いており、集客で効果を発揮する

オウンドメディアは、「時間がかかるが、安定したメディア」と言えます。人の目に触れ、安定してアクセス数が伸びるまでに必要な期間は約一年以上と言われており、その期間も根気強く更新し続ける必要があります。

アーンドと比べるとローリスクではありますが、目に見えるような爆発的なリターンを得にくいという特徴があります。

「集客のために、自社でブログを始めよう!」と意気揚々と始めたとしても、すぐに成果が出にくいため、インターネットではよく「意味がない」と言われてしまうことも。

しかしそんなことはなく、企業からでしかアピールできない側面はたくさんあります。そのような情報を自社サイトや、SNSなどアーンドメディアと組み合わせて活用することで、注目を集めることができるのです。すぐに成果が見えなくても、“自社ならではの情報発信”を根気強く続けることが、オウンドメディアを運用するうえで大切なことです。

また、最近では、自社の記事をGoogleなどの検索結果上位に表示させるSEO(エスイーオー)対策の重要性もあらゆるところで語られています。

闇雲に記事を作成するのではなく、SEOを意識した適切なキーワードを設定し、質の高いコンテンツを発信することで、ターゲットとなる顧客に見てもらえる機会を増やすことが可能です。

※SEO対策ってなに?と思った方へおすすめの記事

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ペイドメディアとは?

トリプルメディアの最後の一つ、ペイドメディアです。


費用を払って(ペイド)広告するメディアのことで、いわゆる、テレビのコマーシャルや、雑誌や新聞、ウェブなどにも掲載されている広告のことです。

4マス広告などと呼ばれることもありますね。スポンサーなどもここに含まれます。多くの人の目に、安定して映りますが、費用が大きく、情報が一方的になってしまいます。

「インフルエンサーに依頼して、自社の商品を紹介してもらう」といった施策もここに含まれます。

このように、デジタルメディアでマーケティングをする際は、これらトリプルメディアすべてが重要になっていきます。

それぞれの役割をしっかり把握したうえで、活用していきたいですね。

アーンドメディアの活用、運用の仕方

基本的にユーザーが発信してくれていると、自社でなにか特別なことをしなくても、アーンドメディアになります。しかし、口コミや、ユーザーの注目を集めるために、自社でSNSアカウントなどを運用するのは有効な手段です。

たとえば、オウンドメディアとして商品やサービスの宣伝はもちろんのこと。企業によっては、口コミなどの投稿に「いいね」を押してみるのもいいかもしれません。

それだけで、企業アカウントという機械的なイメージから、SNSを運用している身近な人のようなイメージに変わることも。自社のイメージやブランディングの方向性と照らし合わせつつ、実行してみてはいかがでしょうか。

また、ハッシュタグや、拡散企画(拡散してくれた人に抽選で賞品が当たるなど)をうまく活用することも、効果的です。X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどといったフィールドで自社からも発信することにより、より多くのファンを付けることができると思います。

その際は、オウンドメディアと一体して運用することがポイントです。

※ユーザーによって生成されたコンテンツのことをUGC(ユージーシー)と呼びます。 UGCはアーンドメディアと深く関わっているので、併せてチェックしておくのがおすすめです。下記の記事で詳しく解説してますので、ぜひチェックしてみてください。

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アーンドメディアによるSEOへの影響

ユーザーの口コミなど、SNSの投稿による被リンクは、SEOにはほとんど影響しないと言われています。

しかし、それらユーザーによる投稿でサイテーションを獲得することによって、間接的にSEOに対する影響が期待されます。

サイテーションとは、企業や商品のURLではなく、名前や住所・電話番号といった基本情報が投稿されることです。たとえば、

「この商品がすごい! 〇〇商品のURL〇〇」 が被リンクで、
「A社の商品がすごい!」 がサイテーションです。

実は、GoogleからサイテーションによるSEOへの影響は言及されていません。しかし、プラスイメージのサイテーションによるユーザーの認知度が上がることで、SEOに悪影響が出るとは考えにくいです。基本的に良い影響が期待できると思います。

まとめ:各メディアの役割を理解して適切に運営しよう

アーンドメディアはある程度リスクはあるものの、うまく活用すればとても大きな効果が期待できるものです。SNSは無料ですぐに始めることができますし、オウンドメディアを拡散する場所として、検討してみてはいかがでしょうか。

トリプルメディアはすべてにちゃんと役割があり、メリット、デメリットもそれぞれありました。それらの性質を理解し、運営していくのがポイントです。しかし活用する場合は、しっかりと企業の方向性と相談、判断したうえで、戦略を立てて運用していきたいですね。

また、アーンドメディアによって認知度が高まると、自社のホームページに訪れるユーザーも増加します。そして、自社への興味関心が高まったユーザーに対し、より自社の魅力を知ってもらえるようなホームページを準備しておくことで、さらにファンを増やすきっかけになります。

当社WWG(ダブル・ダブル・ジー)では、企業の魅力を最大限に引き出すホームページを制作をおこなっています。とことん親身になって、抱えられているお悩みやご要望をお聞きしますので、お気軽にご相談ください。

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ライター おっしー
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WWGのブログ記事作成専門チームに所属するWebライターです。ホームページ制作やWeb・AIに関することをはじめ、デザイン・コーディング・SEO・人材採用・ビジネス・地元についてのお役立ち情報やニュースを発信しています。【最近のマイブームはChatGPTと雑談をすること】

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