前回の記事ではテレワークで非常に多く導入されているWeb会議ツール「ZOOM」についてその機能や料金プランをご紹介しました。

しかし、テレワークをこれから導入しようと考えている方の中には、アプリの使い方とは別に、テレワークを行うためにはどんな準備をして、何を購入しないといけないかわからず悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、テレワークで押さえておきたい準備と必要なアイテムをいくつか調べてみました。テレワークを始める際の参考になれば幸いです。

目次

1. テレワークとは？
2. 在宅勤務での準備・ポイント
   ①十分なスペックなPC
   ②作業に適した机と椅子
   ③ヘッドセットやマイクなどの周辺機器
   ④安定したネット環境
3. 自宅以外の勤務での準備・ポイント
   ①Wi-Fiの設定確認
   ②充電器、モバイルバッテリー
   ③セキュリティリスクへの注意
4. まとめ
   

こちらの記事でも少し紹介しましたが、テレワークとは、リモートワークなどとも呼ばれ、オフィスに出社せず自宅またはそれ以外の会社とは別の場所での勤務を指しており、場所に制限されずに時間も融通が利きやすいため近年注目を集めている勤務形態です。

①十分なスペックのPC

テレワークを行うには、PCの準備が欠かせません。

会社からノートPCを支給されている場合は、それを利用すれば大丈夫です。もしプライベートで使用しているパソコンを利用する場合は、業務内容によっては、スペックが不足している可能性も考えられるため、事前に業務に対応できるPCかどうか、会社に確認を取っておいた方がよさそうです。

②作業に適した机と椅子

意外と注意が必要なのが机と椅子がテレワークに適したものかどうかです。ローテーブルなどで長時間の作業を行うと、首や腰など、体を痛める可能性も懸念されます。

長時間のPC操作が想定される場合は、やはり適切な高さの作業スペースの広いテーブル、長く座っていても疲れにくいクッション生地の椅子を準備する方がよいと考えられます。

③ヘッドセットやマイクなどの周辺機器

ノートPCにはマイクやカメラ機能があらかじめついているものもありますが、音質がよくなかったり、周囲の音も拾ってしまうといった心配もあります。その場合は新しく専用のマイクやカメラを購入することも有効な策だと言えそうです。

また、新たに購入したマイクやカメラを含め、マウスやキーボードなどの周辺機器も問題なく使えるか、事前にテストを行っておく方がよさそうです。

④安定したネット環境

インターネットが利用できる環境であることは必須条件ですが、通信速度が十分かどうかも非常に重要な点です。

特にモバイルルーターなどで自宅のインターネットを賄っている人は、普段のプライベート利用とは異なる大きなデータ通信、長時間のデータ通信に対応できない可能性も考えられます。こちらも周辺機器と合わせてテストをしておくとよいと考えられます。

サテライトオフィスやコワーキングスペースなどの自宅以外の場所でのテレワークを行う場合、原則として揃えるべきものは前述の在宅勤務で必要なものと大きくは変わりはません。

しかし勤務場所が自宅でない分、少しだけ在宅勤務とは別に注意するとよい点もあります。

①Wi-Fiの設定確認

自宅以外のテレワークの場合、サテライトオフィスやコワーキングスペースによってはWi-Fiスポットを無料で利用できるところがほとんどですが、念のためどのような設備が整っているかは予め確認しておいた方がよいと言えそうです。

②充電器、モバイルバッテリー

ノートPCの充電器を持ち歩くのは、モノによってはACアダプタが非常に重く負担になる場合があります。

また場所により、給電用のコンセントが確保できるか心配な場合はモバイルバッテリーを携帯しておくとよいと言えそうです。最近は大容量で、軽量、小型化の進んだモバイルバッテリーも多く販売されているため、コネクタ部分の形状などをよく確認しご自身の用途にあったものを選ぶのがよいと考えられます。
（接続するUSBの規格についてはこちらの記事をご参照ください）

③セキュリティリスクへの注意

セキュリティリスクへの注意は、物理的なモノの準備とは異なるため意外と見落としがちですが、自宅以外のコワーキングスペースを利用する際には社外の人間にPC内の情報を見られる可能性を考える必要があります。

自身がどのようにデータを管理すべきなのか、社内のコンプライアンスをあらかじめよく確認し、周囲の環境、デバイスやデータの取り扱いに十分注意し、情報漏洩が起こらないように細心の注意を払うことが重要だと考えられそうです。

今回はテレワークで押さえておきたい準備と必要なアイテムについて詳しく調べてみました。

まとめると、PCやネット環境などはそれ自体のスペックが業務内容に対応できるものであるかをあらかじめ確認することが重要であり、加えてコワーキングスペースを利用する場合は在宅勤務とは異なるセキュリティリスクに留意することが重要だと言えそうです。

ライター：井上

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