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前回まで、さまざまな記事でテレワークの特徴やそれに関連した用語、ツールの使い方などをご紹介してきました。
テレワークを導入する際の企業の準備については前回の記事でも一部ご紹介しましたが、そもそも企業にとってテレワークを導入するメリット・デメリットはどんなものがあるのか気になったので、今回は企業に対してのテレワーク導入のメリット・デメリットを企業側・社員側の視点で分け詳しく調べてみました。
前回の記事とあわせて参考になれば幸いです。
目次
1.テレワーク導入のメリット(企業側)
①より良い人材獲得が期待できる
働く場所にとらわれないというテレワークのスタイルは、人材獲得をする上でも非常に効果を発揮します。
テレワークの対象者を育児・介護などを必要とする社員に限定するのではなく、各従業員の就労状況を鑑み、各自が最も効率よく働ける方法を自発的に選択できる仕組みを取り入れることが重要だと言えそうです。
そうした環境の確保は働きやすさの向上につながり、優秀な人材の確保や離職防止といったメリットにつながりそうです。
②コストを削減できる
テレワークにより書類などの紙、オフィススペースなどのコストを削減することができます。
また、上記のように離職率が低下すれば新らに人材の募集をかける必要もなくなり、求人活動や新人の研修などにかかるコストも大幅に削減できると考えられそうです。
さらに、通勤手当を払っている社員については、通勤がなくなることで通勤手は手を払う必要もなくなる点もテレワークの大きなメリットと言えそうです。
③企業イメージの向上が期待できる
介護中や育児中でも安心して働ける環境を整備しているということから、企業イメージの向上が期待できそうです。
また、企業全体のイメージが向上することは前述の求人への応募者の増加や良質な人材の確保につながるとも考えられそうです。
2.テレワーク導入のメリット(社員側)
①ワークライフバランスの向上が期待できる
ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」と訳され、生活と仕事が互いに相反するものではなく、生活の充実に伴い仕事がはかどる、仕事がうまく進めば生活も充実する、という生活と仕事の間に生まれる相乗効果が働いている状態を意味します。
テレワークにより社員が家族と過ごす時間や、趣味についやすための時間をより確保することが期待でき、とくに男性でも育児の時間を取れるように変わり得る点は、子育てについてのよりよい環境の構築、ひいてはワークライフバランスの全体の向上につながると言えそうです。
②育児・介護と仕事の両立がしやすくなる
テレワークにより、家の中での時間をより多く確保することができるようになるため、出産や育児、介護などによりやむを得ず仕事をやめる必要が生まれる状況を防ぐことにも大きくつながりそうです。
また、育児や介護と通勤を両立して行っていた社員についても、テレワーク化することにより大きく負担を減らすことができ、前述のワークライフバランスの向上も期待できると言えそうです。
③社員の病気治療・障がいへの柔軟な対応ができる
病気の治療などが理由で物理的に通勤が困難な方や、障がいをお持ちの方でコンスタントに通勤をすることが大きなストレスになってしまう社員がテレワークになることにより安心して働けるというメリットがあります。
また、そうした環境の整備はダイバーシティ化に対して積極的に取り組んでいる企業として、前述の企業イメージの向上にもつながることが期待できそうです。
3.テレワーク導入のデメリット(企業側)
①プロジェクトの管理が煩雑になり得る
テレワークの業務内容が、複数の部署が協力して行う必要のあるプロジェクトである場合、そのプロジェクトをどう管理するのか、また、そのプロジェクトの進行に伴う細かなタスクをどのように管理をするかとという課題が発生すると考えられそうです。
②朝礼や会議の進め方に工夫が必要になる
テレワークでは、社員が朝礼や会議などをオフィスに集まり行うことができないため、後述のコミュニケーションが直接取りにくいという課題にもつながりそうです。
特にWeb会議ツールを使い会議を行う場合は、対面の会議と違ってどのような点が違うのか、どのようにすれば対面の指示と同じように、スムーズにWeb会議ツールでもやりとりを行うことができるのか、事前によく考えておくのがよいと言えそうです。
4.テレワーク導入のデメリット(社員側)
①時間管理が煩雑になる
テレワークでは始業時間や就業時間をタイムカード管理することが困難になるため、社員が自分自身で勤怠を管理する必要が生まれます。
また、場合によっては始業・就業の明確な区別がなくなり、仕事がプライベートの時間をも占有し、ワークライフバランスの低下につながってしまう可能性も懸念されます。
②コミュニケーションを取るのが難しくなる
同僚と対面で話をしたり、上司に仕事の相談をしたりと、普段オフィスで当たり前にできていたことがテレワークでは困難になります。
もちろん、ズームなどのWeb会議ツールを活用しコミュニケーションを取ることはある程度可能ですが、やはり対面でのコミュニケーションに比べニュアンスが伝わりにくい、または仕事の相談などが言い出しにくいといった問題を簡単に払拭するのは難しいと言えそうです。
5.まとめ
ここまでテレワークを導入する際のメリット・デメリットを企業側、社員側に分けいくつか紹介してきました。
まとめると、テレワークのメリット・デメリットを的確に把握し、その上で自社にとって本当にテレワークは導入するべきものなのかをよく考慮することが重要だと言えそうです。
また、テレワークが抱える課題については、各種Web会議やチャットツールなどのさまざまなツールを利用することで解決できる場合も考えられます。
以下の「あわせて読みたい」の各記事もそうした課題の解決への一助となれば幸いです。
文書:井上
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