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会議に企画にスケジュールに…と、メモを取る機会って多いですよね。
いろんなものがデジタル化していますが、紙とペンで取るメモにも色あせない利便性があるなあと思うんです。
そこで、取材でメモを取る機会が多いライターの私が、自己流ながら「メモを取るコツ」をご紹介していきます!取材だけではなく、会議や打ち合わせの際にもぜひ活用してみてください。
目次
1.どんなメモを取ってる?
本当は実物をお見せできたらよかったのですが、あまりに字が汚すぎるので…。
上図はデジタルで再現したものです。
実際はA5の方眼ルーズリーフを使っています!あと、何度でも言いますが、本当の本気で字が汚いです…。漢字が思い出せずに、ひらがなやカタカナで書くこともしばしば。
今回はこのイメージ図を例に、メモの取り方について解説しますね!
2.6つのポイントとコツ
①ルールはシンプルに
メモを取るにあたって、複雑なルールは設けないようにしています。
メモを取る場面は、基本的にスピード感が大切なことが多いです。ある程度のルールを決めておくと「書く手間が減らせる」「あとの確認が楽」といったメリットがあります。
反面、あまりに決まりごとが多いと、「あれ?こういうときはどう書くんだっけ…」と悩む時間が発生し、かえって作業の進行を妨げてしまうことも。
なので、必ずルールは少なめにしています。
メモを取る中で不便が生じてきたら新しいルールを考える、というくらいがちょうどいいですね。
②書くエリアを分ける
おおざっぱに、通常のメモは左側2/3程度、強調したいポイントや余談、新たに生じた疑問などは右側1/3程度のエリアに書くようにしています。
取材中は、特に「今のところ、もう少し詳しく聞きたいな」ということが起こりがちです。ただ、そこですぐ質問すると話の流れを妨げてしまったり、相手が話すリズムを崩してしまったりするので、「この話が終わったら聞こう」といったん保留することが多いです。
話の終わりにすぐ質問できればいいのですが、そのまま話題がいくつか流れてしまうことも少なくありません。
そこで、「少しお話が戻るんですが、さっき言ってたこれは…」とするために、新しい質問のメモは必須です。
「必ず聞きたい!」ということはもちろん、「余裕があったら聞こう」ということも控えておくと、話が途切れてしまったときに活かせるのですごく便利!
ほかにも、知らない専門用語が出てきたときは、あとで調べられるように右側にメモしています。
総合的に、「本筋から少し外れたこと」を右側に書くことが多いですね。
③見出しをつける
話題が変わったときやこちらから新しい質問をした際は、なるべく見出しをつけます。
見出しをつけると、グッと検索性が上がります。
あとから確認するときはもちろん、取材や会議中に「これって質問したっけ?」「この件は何て言ってたかな」と振り返るときにも役立ちます。
また、話が大きく逸れているときに、見出しを振り返ることで「この話の主題は何か」を思い出すことができるので、思い通りの取材になりやすいです。
「会議でいつも話が横道に逸れる…」とお悩みの方は、常に主題を確認できるよう、見出しの工夫をしてみるのもオススメです!
④色分けのルール
私は三色ボールペンを使ってメモの色分けをしています。
基本のメモは黒、重要なキーワードは赤、相手の言葉ではなく「自分で解釈しなおした言葉」や「黒いメモの補足」を書く際には青を使います。
この青の使い方にはちょっとしたポイントがあるのですが、それはあとの項目で解説しますね。
取材中は、めちゃくちゃ痺れる名言が飛び出したり、心を込めて言ってくださったなと感じたりしたとき、「今のこれ、絶対に書きたい!」と思ったときに赤で強調しておきます。
⑤全部書かない
メモはとにかくスピード命!なので、一言一句全部書くことはしません。
上図の例で言うと、「“余裕があったら聞きたい”という内容もメモしておくと、沈黙してしまったときに活用できていい」が全文になりますが、矢印との組み合わせだけで流れがつかめるので、省略しています。
もちろん、重要なキーワードやフレーズはそのままメモを取ります。
ただ、取材時の口語調はライティングの際に文語調に直すので、「言葉の正確さ」より「流れ」や「そこに含まれる思いや意味」のほうが大切な場合が多いです。
なので、矢印や丸といった記号を活用してどんどん省略します。
同じ言葉が何度も出てきたときは、そこから矢印を引っ張って新しい話題を書くことも多いです。
⑥すぐに振り返る
これが一番大事かも!
メモを取った直後、会話の記憶が新しいうちに振り返ります。
その際、「④色分けのルール」でも挙げました、青で補足を書き込みます。
たとえば、「うれしい、走る」とだけ書いてあっても、何のことかわかりません。「うれしいときについ走り出しちゃう」のか、「走ることが好きで、ついうれしくなっちゃう」のかもしれません。(普通はこんなメモの取り方はしないと思いますが…)
そこで、余白に「そのとき」「~りたくなる」みたいな補足を書き込みます。黒いメモを要約して、青でまとめたり、別の表現に変えてメモしたりすることも。こうすると、相手の発言と自分の考えを分けてまとめられるというメリットもあります。
やり方は人それぞれだと思いますが、とにかく「記憶が新しいうちに振り返る」ということが大事です!
3.メモが汚くても気にしない!
取材や会議中のメモは、「話を聞く、理解する、メモを書く、次の質問を考える」をほぼ同時進行で行うので、話が深まるほどメモは汚くなりがちです。(字そのものが汚いのは単に私個人の問題です…)
なので、記憶が新しいうちに補足することを前提に、「メモは汚くてOK!」と割り切って書きます。
ほかの方にお見せすることもないので、特に問題もありません。
なので、たまーにこの記事のような企画があったり、お客様と図にまとめながら何かを決めた際に「その図、あとで写真で送ってください!」と言われるとめちゃくちゃ焦ります…。
汚くてもいいけど、最低限、見られたら恥ずかしいことは書かないように…しましょうね…。
4.まとめ
メモは、「未来の自分へ向けたメッセージ」だと思います。
いや、「頑張れ自分!」みたいないい話であるときもありますが、基本的には「どうかこれを忘れないで、ちゃんとやってね…」という切実な思いであることが多いんですけど…。
手書きのメモは、直感的に書けて、記憶と結びつきやすく、静かに書けるのが何よりのいいところ。そんな手書き派さんだけれど「なんかうまくいかないな…」という場合には、よかったら今回の記事を参考にしてみてください!
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わくわくさん
ライター
企画・開発部 ライター。2020年にWWGへ入社。Webサイトの文章作成をはじめ、キャッチコピー、Web記事、座談会ページ、インタビュー、校正など、ライティング関係の業務を担う。