WWGでも度々話題にしているChatGPT（以下、チャットGPT）。

こういったチャットボットは、質問の仕方によって回答が大きく変わることがあります。
質問の仕方が悪いと、意図とは違う回答が返ってきて「そうじゃないんだよな～！」となることもしばしば。

そこで今回は、どういう点に気をつけて質問をすればいいのかを検証してみます。

その他にもChatGPTやGoogleBard（グーグルバード）などのAI記事を作成していますので、よかったらあわせてご参照ください！

目次

1. とりあえず本人（？）に聞いてみる
2. 名古屋でおすすめの観光スポット
3. 2022年に流行するスイーツ
4. まとめ

チャットGPTのことはチャットGPTに聞け。
ということで、一旦チャットGPTに質問してみます。

「チャットGPTに質問をするうえで気を付けた方がいいことはありますか？」

1、2、3については、使用上の注意のようなものですが、4の「質問の明確さ」というのは今回のポイントの一つになってきそうです。

例えば、今回の「チャットGPTに質問をするうえで気を付けた方がいいことはありますか？」という質問は、質問の仕方についてを聞いたつもりでしたが、「質問をするうえで」という曖昧な表現をしたため、信頼性や情報源の確認といった、意図とはズレた回答が出たと考えられます。

今回知りたいのは「4.質問の明確さ」の部分なので、そこを詳しく教えてもらいましょう。

やはり状況、条件を限定した質問をすることが重要なポイントとのこと。

人間同士だとクッションとしての役割りを果たすこともある曖昧な表現も、AIにとっては正確な回答の妨げになるのですね。

これを踏まえて実際に質問をしてみましょう！

WWGは名古屋の制作会社！
ということで、情報の正確性の判断がしやすい名古屋の観光スポットについて聞いてみましょう。

まずは、普通に質問してみます。

「名古屋でおすすめの観光スポットを教えてください」

チャットGPTは2021年までのデータを使用しているため、最新のスポットを回答することは難しいことを考えると、メジャーなところをしっかり押さえているのではないでしょうか。さすがです。

よみがなが違ったり、豊田市が混ざっていたり、ところどころ怪しいところもありますが、無料で、質問一つで得られる回答としては十分ではないでしょうか。

次は、先程のポイントを元により限定的な質問にしてみました。

「名古屋市で、女性が一人で行っても楽しい観光スポットを教えてください」

一瞬それらしい答えだと思ったのですが、調べてみると「スパ・ラクーア」は東京、「テクニカルミュージアム・オブ・ジャパン」は名称通りのものは検索で出てこず、「オリエンタル通り」も検索で出てくる範囲では名古屋市にはなさそうでした。

限定しすぎて該当する答えが少なくなると、間違った情報で補ってしまうのでしょうか？

ちなみに、こういった"いかにもそれらしく事実とは異なる内容を回答されるのはチャットGPTあるあるだと思うので、調べもの用として利用する際には事実確認も大事になってきます。

では、先程もらった回答の修正をお願いしてみましょう。できるかな？

修正はされましたが、最初の答えと代わり映えしなくなりました。

明確な質問、難しいですね…。普段、いかに周りの人の察しの良さに助けられているのかを痛感します。

観光スポットという、どちらかというとナウな情報が重要な質問だったのが良くなかったのかと思い、次はこんな質問をしてみます。

「2022年、日本の若い女性の間で流行しそうなスイーツは何ですか？ジャンルではなく、具体的な名称で教えてください」

2021年までのデータを使用していることをふまえ、未来予測風にしてみました。
今回はあらかじめ明確さも意識しています。

すべてが本当に流行っていたかはあまり記憶にありませんが、どれも美味しそうですね！
中でもフルーツサンドはよくテレビで紹介されていた気がします。

ちなみに、「2022年、日本の若い女性の間で流行しそうなスイーツは何ですか？」までだと「ビーガンスイーツ」「ヘルシースイーツ」など、固有の名称ではなくジャンルの名称を中心に回答されました。
詳細部分を知りたいときはそう指示する必要があるようですね。

今回、ご紹介したもの以外にもいろいろと質問をしてみてわかったことは、チャットGPTには正確に回答できることが多い得意ジャンルと、事実と異なる想像でそれらしく補ってしまう不得意ジャンルがあるということです。

例えば、条件を指定して「おすすめの小説を教えて」や「店舗・企業を紹介して」のように質問をすると、かなりの確率で回答の作品や店舗は実在しませんでした。

作品と作者、店舗とURLを合わせて教えてもらうと、どちらかが間違っていることも多かったです。
作品については、作者を指定したり、普及の名作のようなものをおすすめしてもらえばまた違ったのかもしれません。

逆に、ネット上に学習元になる事実に基づくデータが豊富にありそうな歴史や文化、科学や技術系については詳細な回答が期待できそうでした。

それを念頭に置いた上で、

・具体的な質問をする
・背景や文脈を提供する
・質問の範囲を明確にする
・質問を文章の形式にする

これらのことも意識して活用するのが良さそうです。

今回は質問の形式のみで使用しましたが、チャットGPTは他にも誤字脱字のチェックや文章の形を指示通りに整えるなどの使い方をすることもできるので、それはまた次の機会に挑戦してみようと思います！

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キャサリン

営業アシスタント

企画・開発部所属、2018年入社の営業アシスタント。
社内イチ業務内容が多岐にわたり、「制作以外のすべてを担う」と言われている、らしい。