突然ですが、集客がうまくいかないなぁ・・・というお悩みを抱えていませんか？
（全然、売り込みではないので、ご安心ください）

Web上に情報があるのが当たり前になった現代。せっかく自社の情報を発信しても数えきれないほどの他の情報に埋もれてしまい、届けたい顧客まで届かない・・・ということもしばしば。

そんなときに注目したいのが、Googleビジネスプロフィール。そう、Google検索やGoogleマップで「○○市×カフェ」などで検索するとヒットするあれです。実はこれがBtoB企業の集客にも役立つんです。

ということで今回は、Googleビジネスプロフィールを活用して、届けたい相手に、自社のサービス・価値を届けていくコツについて解説していこうと思います。

【前編】
・Googleビジネスプロフィールの重要性や効果

【後編】
・BtoBマーケティングでの活用方法や活用例

という形で、2回にわたって丁寧に解説していきます。すでにGoogleビジネスプロフィールを登録しているけど、イマイチ効果を感じられていない・・・という方も、活用のポイントを押さえられているかどうかぜひチェックしてみてください！

目次

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1. GoogleビジネスプロフィールがBtoBでも重要な理由
2. Googleビジネスプロフィールで得られる効果

2.1.クチコミの活用で信頼性が向上
2.2.リピーターやファンの獲得
2.3.MEO対策に有効、地域的なビジネス展開が可能
2.4.広告との相乗効果でプレゼンス（存在感）が高まる
2.5.分析でビジネスの改善に繋げられる

3. まとめ

まず、そもそもなぜBtoBでGoogleビジネスプロフィールの活用が重要なのかについて説明していきますね。

Googleビジネスプロフィールとは、GoogleマップやGoogle検索で企業や店舗の情報を表示させるためのツールです。Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できます。

Googleマップ・・・と聞くと、BtoCの店舗で位置情報などを登録しておくようなイメージが強いかもしれませんが、実は最近ではBtoBでも集約力を強化していくうえで非常に重要なツールとなっています。


そしてBtoB業界でこの考え方が重要だと気づいている企業は（増えていますが）実はまだまだ少ないため、今のうちから先手を打って対策していくことで、将来的に大きな成果につながる可能性もあります。（競合が少ない今がチャンス！）

BtoBマーケティングでGoogleビジネスプロフィールの活用が重要な理由は、主に以下2点になります。

今の時代、何かを買う（EC含む）、サービスを受ける、求職活動時の参考・・・という場合に、事前にネットで調べてリサーチをおこなうという習慣は当たり前になりました。そしてBtoB業界の場合、リサーチフェーズが長くなるため、より慎重に情報を収集します。

ひと昔前までは、営業担当者が製品やサービスを売り込むのが当たり前でしたが、経済産業省の「令和5年度デジタル取引環境整備事業（電子商取引に関する市場調査）」によると、EC^※使用率は「BtoB-ECで40.0%（前年比2.5ポイント増）と増加傾向にある」と報告されており、Web上で取引が行われるケースも増えています。

※EC（イーシー）とは：電子商取引のこと。インターネットを介し、モノやサービスを売買したり、契約を交わしたりすることを示す言葉です。

こうした時代背景もあり、BtoB業界でもWeb上の情報を重要視し始めているというわけです。たとえば地域に根ざした取引先企業を探す場合に、Webで「業種×エリア」などで検索して上位にヒットする情報は真っ先に検討層の目に留まります。

そして同時に、第三者の意見が反映された「クチコミ」への注目度も増しています。

みなさんは、何かサービスを受けたり、商品を買ったりするときに、クチコミを確認しますか？私は、クチコミを必ず確認します。良いクチコミも悪いクチコミも確認したうえで、買うのか、買わないのか、などを決定することがほとんどです。

この習慣・考え方は、購買プロセスのWeb化が進むBtoB業界にも徐々に浸透しつつあり、「この企業は信頼できる企業なのか」をクチコミから確認することも増えています。そしてこのクチコミの内容が、その後の顧客の意思決定にも影響を与えるようになってきています。

このように、BtoB業界であっても、Web上で確認できる情報が集客に大きく関わるようになってきているため、Google検索やGoogleマップで上位表示を狙えるGoogleビジネスプロフィールを活用する重要度が増しているというわけです。

「うちはWebからの取引はないし、関係ない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、情報収集方法のWeb化が進む今、新規顧客を獲得したい場合には、自社の情報をWeb上で届けるべき潜在層にきちんと届くよう発信していくことが重要になります。

Googleビジネスプロフィールに登録されている情報は、GoogleマップやGoogle検索で上位にヒットされやすくなっているため、オンライン上で顧客に見つけてもらうためには、非常に有効な手段です。

※ちなみに・・・Googleビジネスプロフィールの詳細や登録方法、利用時の注意点などをまとめた記事もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください！

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【BtoB必見】Googleマップに会社情報を登録すべき理由

Googleマップに会社情報を登録する方法

BtoB業界でもGoogleビジネスプロフィールをうまく使うことが大切だということを、おわかりいただけたでしょうか・・・？

「重要なのはなんとなく分かったけど、具体的にどういう効果があるの？」と思った方のために、続いて効果について解説してきます。

BtoB企業がGoogleビジネスプロフィールで得られる主な効果は以下になります。

順番に見ていきましょう。

2.1. クチコミの活用で信頼性が向上

Googleビジネスプロフィールを登録すると、Googleユーザーが自由にクチコミを投稿できるようになります。

先ほどもお伝えした通り、クチコミは顧客の意思決定に関わる重要な情報です。BtoB業界の場合、裁量権を持つ担当者や経営者は他の企業の意見も参考材料にするケースが多く、クチコミをきちんと活用できればビジネス拡大に役に立ちます。

「より良いサービスを提供し、満足してもらえたらクチコミの記入を依頼する」というサイクルを生み出していくことで、良質なクチコミの数も増え、Google検索・Googleマップでの上位ヒットにも良い影響を及ぼします。

また、低評価のクチコミが付いてしまっても、誠意を持って対応することで企業イメージの向上に繋がることもあります。万が一、事実と異なる誹謗中傷などが書き込まれてしまった場合は、Google側に削除申請することも可能です。
（※すべての申請が承認されるわけではありません。）

クチコミを介して、顧客とコミュニケーションを取っていくことで、潜在顧客に安心感や信頼感を与えることができます。

2.2. リピーターやファンの獲得

リピーターを獲得するうえでも、Googleビジネスプロフィールが役に立ちます。その理由は、顧客に情報を発信するための便利機能が備わっていることにあります。

Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使うと、自社のイベント情報や、最新情報を手軽に発信することができます。たとえば、「〇月〇〇日に新商品の説明会セミナーを開催します！」「待望の○○が提供できるようになりました！」など、既存の顧客に届けたい情報を、ビジネスプロフィール上に掲示することができます。

さらに、メッセージ機能があったり、自社をお気に入り登録してくれているユーザーに通知を届けたり・・・と、顧客接点を増やす便利機能が備わっている点もポイントです。

顧客接点を増やす観点では、自社のSNSを活用するなどの方法もありますが、それらはフォロワーを増やしていくために継続的な投稿をしなければいけないなど、運用の負担もあります。

一方、Googleビジネスプロフィールであれば「自社のプロフィールを最新の情報にメンテナンスしていく」という感覚で管理できるので、手軽に始められる点もうれしいですね。

2.3. MEO対策に有効、地域的なビジネス展開が可能

MEO（エムイーオー）対策という言葉をご存じですか？あまり聞きなれない言葉ですよね。MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略称で、日本語にするとマップエンジン最適化という意味になります。わかりやすく言うと、Googleマップで「地域×特定のキーワード」と検索をかけた際に、検索結果上位にヒットされるように対策することです。

地域に根ざすようなビジネスを展開している場合、企業（もしくは店舗）がどこにあるのかが重要視されるケースも多く、探す側が手軽かつ有効に活用できるのがGoogleマップです。そして、Googleビジネスプロフィールを登録し、運用することがそのままMEO対策にもなります。

BtoC市場ではすでに、Googleマップで美容院や飲食店など行きたいお店を探すのは当たり前になっていますが、地域に根ざすようなBtoB市場においても、Googleマップで手軽に希望のエリアにある取引先企業を検索したいニーズはもちろんあります。

地域に根ざすという観点以外に、ある特定の業種・業界に特化したビジネスを展開したいケースにも、このMEO対策は有効です。隙間市場を狙っていきたい場合には、まず自社を見つけてもらうことが重要なので、「業種名×地域・エリア」で検索した際に上位に表示されることで、集客がスムーズになります。

MEO対策の重要性に気づいているBtoB企業がまだまだ少ないということもあり、競合が少ない市場で先手を打てる点も注目すべきポイントですね。

2.4. 広告との相乗効果でプレゼンス（存在感）が高まる

自社ホームページへの集客を増やすために、特定のキーワードが検索された際に広告を表示するようなGoogleのリスティング広告などを活用した経験がある方も多いのではないでしょうか？

実は、Googleビジネスプロフィールを活用すると、こうしたGoogle広告との相乗効果を発揮し、オンライン上でのプレゼンスが高まる場合があります。

具体的な効果は以下の2点です。

Googleビジネスプロフィールに自社の情報を登録した状態でリスティング広告を利用することで、リスティング広告・自社ホームページ・ビジネスプロフィール情報が、検索結果に表示されます。

リスティング広告で選ぶキーワードをきちんと選定することで、これらを同時に表示させることもできるので、存在感が増しユーザーの印象に残りやすくなります。

Googleビジネスプロフィールを登録しておくと、リスティング広告の広告表示オプションで「ローカル検索広告」を利用できるようになります。

ローカル検索広告とは、リスティング広告に「特定の地域・エリアの概念」が追加されたものをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

たとえば、Googleで、「〇〇市　カフェ」などの検索をかけた際に、Googleマップの画面と一緒に店舗の基本情報一覧が表示された経験はありませんか？そしてその中に「広告」や「プロモーション」という表示がされた店舗情報が並んでいる場合があります。

これが、ローカル検索広告による表示になります。Googleマップを使った位置情報と、Googleビジネスプロフィールに登録された情報（営業時間やクチコミなど）をシンプルに表示させる仕様で、ユーザーの位置情報によって検索結果が変化するのが特徴です。

地域・エリアの情報が重要視されるローカルビジネスにおいて、位置情報とともに自社の基本情報や特徴・クチコミを届けられるローカル検索広告は、有効的な手段と言えるでしょう。

ただし、ローカル検索広告は単体での利用はできません。あくまでもリスティング広告の中の「広告表示オプション」という位置づけになるため、リスティング広告の配信が必須となりますのでご注意ください。

2.5. 分析でビジネスの改善に繋げられる

Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」という機能を利用すると、Googleビジネスプロフィールを閲覧したユーザーの動向や傾向をデータ化して分析することができます。特別なツールなどの導入は不要で、Googleビジネスプロフィールの標準機能として備わった分析ツールを利用できるのはとても助かりますよね。

たとえば、自社のビジネスプロフィールを閲覧したあとに電話などの行動につながっているのかどうか、自社ホームページのリンクはどのくらいクリックされたのか、どういう検索で自社のビジネスプロフィールにたどり着いたのか、などの分析が可能となっています。

「なんとなくこう思う」という主観だけでなく、データに基づいた客観的な視点も踏まえた施策を考えることはとても重要です。

ビジネスを拡大していくためには、自社の長所を伸ばすことと、課題を解消していくことが重要なので、こうしたデータ分析ツールは積極的に活用していきたいですね。

いかがでしたか？今回は、GoogleビジネスプロフィールがBtoBの集客にも役立つ理由や効果について解説しました。

クチコミの注目度が増し、多くのユーザーのクチコミを集められるGoogleビジネスプロフィールへの注目度も増してきています。Googleビジネスプロフィールは無料で活用できるツールなので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

後編では、BtoBマーケティングでのオススメの活用方法や活用例について解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてください。※後編の記事は、11月19日(火)に公開予定です。

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