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WordPressの編集権限とは?ブログを共同更新するなら誰に何を割り当てる?

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誰でも高機能なサイトやブログ、アプリが無料で作成できるWordPress(ワードプレス)。サイトを作ったら、どんどん魅力的な面白いコンテンツを増やしていきたいですね。

ただ、複数人で運営・コンテンツの制作を行うにはリスクもあります。

大事な記事が消えてしまったり、間違った内容に書き換えられてしまったら…。全ページで共通性を持たせているデザインが、変えられてしまったら…。

そういったリスクを回避できるのがWordPressの権限付与機能です。

この記事では、WordPressを使って作成したサイトを複数人で運営・制作するときに欠かせない「権限付与機能」「編集権限」についてご紹介します。

WordPressの権限とは

WordPressには、使う人によって使える機能を指定できる「ユーザー権限」機能があります。

最初にサイトをつくった人(サイトの所有者)は「管理者」としてすべての機能が使えます。1人でサイト運営を行う場合、ユーザー権限について気にする必要はありません。デフォルト(初期設定)の管理者のまま、1人で運営すればOKです。

サイトを複数の人で運営したいときは、運営者それぞれが個別のログインIDとパスワードを使って、適切に付与された「ユーザー権限」で作業を行うことができます。

この権限には「編集できる範囲」がランクごとに決められています。

「重要な部分を触れる人」には上位の権限を、「記事を書くだけの人」には下位の権限を付与することで、「専門知識を持った人のみサイトの全体を編集できる」といった使い分けが可能になります。

WordPressの権限の種類

WordPress の権限は6種類あります。

特権管理者、管理者、編集者、投稿者、寄稿者、購読者です。

①特権管理者マルチサイト(1つのWordPressで複数のサイトを運営)でのみ使用する権限です。WordPressの全ての操作が可能です。
②管理者WordPressインストール時に最初に付与される権限。マルチサイト以外ではWordPressの全ての操作が可能です。マルチサイトでは、ユーザーの追加と削除、WordPressのアップデートなど一部機能が使えなくなります。
③編集者全ての記事の管理(作成・編集・公開)が可能。ただし、サイト全体に関わる設定はできません。
④投稿者自分が作成した記事のみ、編集・公開ができます。
⑤寄稿者記事の作成・編集ができます。公開はできません。
⑥購読者記事の閲覧と自分のプロフィール編集のみできます。

複数人でサイト運営を行う場合、③編集者、④投稿者、⑤寄稿者の権限を使い分けることが大切になります。

WordPressの権限の使い分け

複数の人にコンテンツを安全に、たくさん書いてもらうためには、権限の使い分けが重要です。

権限は与えすぎるとセキュリティ上の問題が生じますが、不足してもスムーズなサイト運営の妨げになります。「必要な人に必要なだけ」権限を付与していきましょう。

③編集者、④投稿者、⑤寄稿者の権限はどのように使い分けるのか、具体例で見ていきます。

権限付与のポイント

あなたは、自社ブログのリーダーに任命されました。基本的には、ほかのメンバーに記事を書いてもらい、チェックや管理をするポジションです。

ブログ更新チームのメンバーは、あなたを含めた以下の4人です。

<ブログ更新チームメンバー>

あなた…リーダー。全記事の管理を行う。

Aさん…あなたの同僚。サブリーダー。
Bさん…あなたの後輩。入社数年目。
Cさん…今年入社した新人さん。

では、それぞれにどの権限が適切か考えてみます。

権限付与の一例

今回割り振るのは以下の3つの権限です。

③編集者全ての記事の管理(作成・編集・公開)が可能。ただし、サイト全体に関わる設定はできません。
④投稿者自分が作成した記事のみ、編集・公開ができます。
⑤寄稿者記事の作成・編集ができます。公開はできません。

<あなたの権限>

すべての記事を管理する立場なので、③編集者が適当だと思われます。サイト全体の管理をする場合はもっと上の権限が必要ですが、基本的なブログの管理だけなら③編集者で十分です。

<Aさん>

サブリーダーのポジションなので、場合によってはリーダーと同等の判断や作業が必要になることも。更新する記事が多く、2人で分担することを考えると③編集者がよさそうです。

それほど作業を依頼する必要がなく、あくまで「いち執筆者」として参加してもらうだけなら、自分の記事だけ編集・公開できる④投稿者でもOKです。

<Bさん>

後輩で社歴はそこそこのBさん。
あなたが記事の内容をチェックする必要がほとんどないようなら、④投稿者の権限を付与して、編集・公開作業まで任せてもよさそうです。

記事の修正が必要な場合は、そのまま指示を出せば自分で修正してもらえます。

<Cさん>

入社したてのCさんには、ある程度しっかりした管理が必要そうです。

「間違って公開ボタンを押しちゃって、確認前の重要情報が表に出てしまった…!」なんてことにならないためにも、自分の記事の編集のみ可能(公開はできない)⑤寄稿者がピッタリ。

さらに不安な場合は、「権限を使わず、ブログの文章や素材だけCさんにもらって、ほかのメンバーが作成・公開作業を行う」という運用もありですね。

要チェック

通常のワードプレスの設定では「⑤寄稿者」はブログに画像を挿入することができません。ブログに載せる画像はメール等で別にもらって、③編集者以上の権限の人がチェック時に挿入することになります。

権限付与の効果

ブログ執筆者の立場や業務の状況にピッタリ合った権限が付与できると、管理者に業務が集中することなく、安全に、多くの記事をアップできるようになります。

このようにすれば、管理者1人に業務が集中せずに、たくさんの人が色々な情報を書いてくれるブログが実現できますね。

まとめ

今までの内容をまとめると、

  • WordPressの権限の使い分けは複数の人でサイトを運用する時に必須
  • WordPressの権限の使い分けると、たくさんの人がサイトに関わっても安心安全
  • たくさんの人がサイトに関わると、管理者の負担は減り、サイトの内容も充実

ということになります。

運営するサイトに合った権限の付与を行うと、複数の人で適切な更新作業が行えるようになります。

WordPressの権限の使い分けは、管理者が全部チェックしなくても、魅力的なコンテンツがどんどん増えていくサイトをつくる、最初のステップになります。

ぜひ上手に使い分けて、みなさんで協力してステキなサイトにしていってください。

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person_editこの記事を書いた人
ライター のっくん
プロフィール写真

2020年にWWGへ入社。Webサイトの文章作成をはじめ、キャッチコピー、Web記事、座談会ページ、インタビュー、校正など、ライティング関係の業務を担う。趣味の個人サイトをWordPressで作ったのでコーディングを勉強中。最近「.htaccess」がわかりはじめたマイレボリューション。

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