昨今では5Gに対応した端末も増えてきているので、5Gの利用者も増加しているかと思います。

しかし残念なことにその5Gが繋がらない「パケ止まり」という現象が発生しているようです。

「アンテナは立ってるのにネットに繋がらない」「5Gにしてから繋がらないことが多い」

それパケ止まりかもしれません。

今回はパケ止まりと、その対処法などをご紹介します。

目次

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1. パケ止まりとは？
   1-1.パケ止まりの影響
2. なぜ起きるのか
3. パケ止まりの対処法
   3-1.携帯キャリア側
   3-2.ユーザー側
   3-3.優先ネットワーク変更手順
4. まとめ

パケ止まりとは、アンテナは立っていても通信が全くできない状態のことです。特に4G→5Gといった通信の世代が変わるタイミングで起こる通信不良を指します。

世代をまたいでエリアを拡張する時期には、どうしても起こってしまう携帯各社共通の課題です。

5Gの利用者が増えてきた2021年の春ごろから、パケ止まりが起きた声が挙がってきているようです。そのため、携帯キャリアのDoCoMo、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社は春以降、対策に力を入れています。

以前はパケ詰まりといって通信が非常に遅くなってしまう状態になったようですが、今回は全くつながらなくなるパケ止まりの状態になっているようです。

1-1.パケ止まりの影響

通信が全くできないと聞いただけで、不便そうなのは伝わってきますが、具体的に何ができなくなるのか確認してみましょう。

・メールやLINE
・買い物や電車、バスなどで利用できるおサイフケータイ
・オンラインでの音楽や動画の視聴
・調べものや予約などネット検索全般
・ネットゲームへのログイン

などなど。

こうしてみると、普段使っているほとんどの機能が使えなくなってしまいます。

なぜ5G切り替えのタイミングでパケ止まりが起きてしまうのでしょうか。

確認したところ、

・5Gの高い周波数は距離による減衰が大きく電波が届きにくい
・5G基地局の不足
・5Gエリアの端は電波の品質が悪くなる

といったことが影響しているようです。

5Gの特性、基地局、電波の品質、これらが原因であればユーザー側でできることがなさそうに思えてしまいますが、我々ができる対策はないのでしょうか。

3-1. 携帯キャリア側

DoCoMoなどの携帯各社はそれぞれ対応を示しています。

・基地局の増設
・送受信性が高いアンテナへの変更
・5Gの通信速度悪化に伴って4Gへの切り替える設定の変更

基本的には基地局を増やして密度を高め、端がないようにするといった対策のようです。5Gの周波数は直進性が高く建物などの障害物を回り込みづらいといった特性もあるそうなので、4Gの時よりも大変な気もします。

携帯各社にはぜひとも頑張ってもらいたいですが、すぐに解決というわけにはいかなさそうです。

3-2. ユーザー側

根本的な解決に向けては携帯キャリア側での対策が必要になるので、我々にできることは限られてしまいます。

それでも対処として有効と思えるものを挙げますので参考にしてみてください。

・優先ネットワークの変更
・機内モードのON/OFF
・モバイルデータのON/OFF
・端末の再起動
・場所の移動

優先ネットワークの設定変更は、詳しくない場合にはあまり操作したくないかもしれません。状況が変われば元に戻すという作業も発生します。

そのため、まずは機内モードやモバイルデータのON/OFFを試してみてはいかがでしょうか。機内モードなどのON/OFFは繋がりやすい基地局へつなぎ直す動作ですので、試す価値は十分にあるかと思います。

それでもダメなら端末ごと再起動してみて確認。改善が見られないのであれば、可能な範囲で移動してまたON/OFFを試してみてください。

3-3. 優先ネットワーク変更手順

優先ネットワークを変更したい方のために手順も記載しておきます。

※Android1.0の場合の手順になります。バージョンが違えば画面が異なる可能性があります。

①設定の画面から「ネットワークとインターネット」を選択

②「モバイルネットワークを選択

③詳細設定を選択

④「優先ネットワークタイプ」を選択

⑤5G以外の4Gなどを選択し完了

パケ止まりとは5Gへ移行するタイミングで起きる通信障害です。アンテナは立っているにもかかわらず通信が全くできない状態になります。

・メールやLINE
・買い物や電車バスなどで利用できるおサイフケータイ
・オンラインでの音楽や動画の視聴
・調べものや予約などネット検索全般
・ネットゲームへのログイン

など、日ごろしていることがほとんどできなくなってしまいます。

パケ止まりは、5Gの周波数の特性、基地局、電波の品質が影響しているので、キャリア側の対応がないと根本的な解決には繋がりません。

そこで携帯各社は、

・基地局の増設
・送受信性が高いアンテナへの変更
・5Gの通信速度悪化に伴って4Gへの切り替える設定の変更

といった対応を示しています。

我々ユーザーにできる対応としては、

・優先ネットワークの変更
・機内モードのON/OFF
・モバイルデータのON/OFF
・端末再起動
・移動

があるので、可能なものから試してみてください。

せっかく5G対応の端末にしてもつながらなければ意味がないですよね。

とにかく今は携帯各社も対応しているようなので、ひとまずは広まるまで待つことになりそうです。

通信が遅かったり繋がらなかったりするとイライラしてしまうかもしれませんが、優先ネットワークの変更などできることはあります。

新しい技術やサービスに障害はつきものだと割り切って、上手にパケ止まりを乗り切りましょう。

ライター：彦坂

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