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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>
※操作説明や機能説明は申し訳ございませんが行っておりません…
・Wi-Fi(ワイファイ)ルーターってどんな種類があるの?
・「Wifi6」って何?今までとどう違うの?
普段私たちが当たり前のように使っているWi-Fi(ワイファイ)。
時には 「Wi-Fiの調子が悪くて、ホームページがなかなか表示されない」なんてこともありますよね。
そのような場合は本当にWi-Fiに問題があるのか、他のところに問題がないか、原因の切り分けをしっかりと行うことが大切です。
その上でWi-Fiルーター自体が不調の原因だとわかった場合、設定などの見直しでうまく改善されない時には、Wi-Fiルーターの買い換えに至るというケースもあると思います。
今回はWi-Fiルーターの種類と選び方についてご紹介します。買い替えを検討している方は是非参考にしてください。
※2021年6月4日現在の情報です。
※当記事では便宜上、会社や自宅からのインターネットへの接続=光通信での接続として解説します。
目次
1.Wi-Fi(ワイファイ)ルーターとは?
Wi-Fiルーターとは会社や家の中で使う「Wi-Fi」という通信をまとめて、光回線へ繋げてくれる「ONU(オーエヌユー)」にパスをする「通信のまとめ役」のようなものです。
では、詳しくそれぞれの用語を解説していきます。
①Wi-Fi
念の為「Wi-Fiとは何なのか」を先にご紹介したいと思います。
「Wi-Fi」は無線LANに関する登録商標で、無線LANとは企業や家庭で使用されるコンピュータネットワークのことです。
つまり、「会社や家で使う通信の一つを”Wi-Fi”と呼びましょうと決めた」というイメージになります。
②ルーターとは?
例えば「家の中でインターネットを使いたいな‥」という時、パソコンからインターネットに接続する人、スマホからインターネットに接続する人…何人かが家の中でWi-Fiに接続しようとしている状況を考えてみます。
その際には、各通信をインターネットの世界に送り込む「まとめ役」が必要になります。Wi-Fiルーターは「Wi-Fiのまとめ役」とも言い換えられます。
または、たくさんの電波を「こちらですよ」と道案内をしている人がルーターだとイメージするとわかりやすいかもしれません。
③モデム、ONU(オーエヌユー)とは?
ちなみに、Wi-Fiルーターからいきなり光通信を使ったインターネットの世界に接続できるわけではありません。
そこで必要になるのが「モデム」という信号の変換装置です。
モデムは「パソコンのデジタル回線の信号」を「電話回線やケーブル回線などのアナログ回線の信号」に変換する役割を担っています。(逆にアナログ→デジタルへの変換も行います。)
ちなみに「パソコンのデジタル回線の信号」と「光回線のアナログ信号」を相互変換しているものは「ONU(オーエヌユー)」と呼ばれます。
※ONU…Optical Network Unit(オプティカル・ネットワークユニット)は、「光回線終端装置(ひかりかいせんしゅうたんそうち)」のことを意味します。
「モデム」という言葉は「光通信」を使う場合だけ「ONU」という名前に変わると覚えておくとわかりやすいかもしれません。
また、最後にモデムからインターネットに接続する際に「プロバイダー」と呼ばれる改札口のような場所を通ります。インターネットに接続するためにはプロバイダーの契約が必須ということになりますね。
整理すると、
→パソコンやスマホ
→ルーター(電波をまとめる役割)
→モデム(信号を変換する役割)
→プロバイダー(インターネットの世界へ繋ぐ改札口のような役割)
インターネット
上記のような流れで、私たちはスマホやパソコンからインターネットの利用ができているということになります。
そして、その中でも電波をまとめる役割をしている「ルーター」が今回の主役になります。
2.Wi-Fiルーター選びでチェックしたい項目
①話題の「Wi-Fi6(ワイファイシックス)」
Wi-Fiにも古い規格、新しい規格があります。
同じ電車でも、「在来線」「新幹線」「リニアモーターカー」のような種類がありそれによってスピードが変わってくるという仕組みに似たイメージです。
そして、Wi-Fi6というのは「リニアモーターカー」のように新しくて速い通信です。
ポイントは、Wi-Fi6にルーターが対応していることはもちろん、Wi-Fiに接続するスマホやパソコンもWi-Fi6に対応していないと、Wi-Fi6の利用はできません。
逆に言えば、スマホやパソコンがWi-Fi6に対応していれば、ルーターをWi-Fi6に対応しているものに変えるだけで通信速度の向上が期待できるということになります。
②MU-MIMO(エムユーマイモ)
スマホやタブレット、パソコンなど複数の端末を使っている人にとって、MU-MIMOは重要なポイントになります。
従来はSU-MIMO(エスユーマイモ)という一対一で通信を行うルーターが主流でした。
SU-MIMOの例えとして、レジが1列しかないコンビニを想像してみてください。たくさんの人がレジに並んでも、一人ずつレジを済ませるので時間がかかります。
これに対してMU-MIMOは、レジが2列、3列あるコンビニのようなイメージになります。レジに人がたくさん並んでも、複数人に対して同時にレジを済ませられるので早く会計が済みます。
同じように、MU-MIMOは複数のデバイスの通信を早く処理することができるので、複数デバイスを同時使用する人はMU-MIMOに対応したルーターを選ぶのがおすすめです。
※MU-MIMO…Multi-user MIMO(マルチユーザーマイモ)、SU-MIMO…Single-user MIMO(シングルユーザーマイモ)のこと。
MIM(マイモ)は、multiple-input and multiple-output(マルチプルインプット・アンド・マルチプルアウトプット)の略で、送信機と受信機の双方で複数のアンテナを使って通信品質を良くする仕組みのことを意味します。
③メッシュWi-Fi
自宅でWi-Fiを使っている時に「自室では問題なくつながるけど、リビングだと電波が弱くてつながりにくい」というように、家具や壁などの障害物によって電波がさえぎられて、場所によりWi-Fiがつながりにくいというケースがあります。
メッシュWi-Fiは親機と子機がセットになっていて、親機を1階に、子機Aを玄関に、子機Bを書斎に…というように、たくさんの子機を家中に設置することで、それぞれが繋がり合い、電波の届かない範囲をなくす仕組みのことです。
一部のご家庭では「中継機(ちゅうけいき)」という、2階、3階などのWi-Fiが届きにくい場所にも電波が届くようにルーターを設置しているご家庭もあるかと思います。
中継機は親機との間でしか通信ができないので、中継機A→中継機B→親機という通信を構築することはできません。しかし、メッシュWi-Fiでは、子機A→子機B→親機というようにリレー形式で電波を飛ばせるので、中継機より広い範囲をカバーできます。
そのため、お家が広い方や今まで中継機を使ってもWi-Fiが届かないところがあったという方は、メッシュWi-Fiを検討してみるのもよさそうです。
3.まとめ
今回はWi-Fiルーターとその関連用語について詳しく調べてみました。
まとめると、
Wi-Fiルーターはスマホやタブレット、パソコンなどがWi-Fiで接続を行う際に、それらをまとめる役割を担っています。
そして、
Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントとして、新しいWi-Fi6という規格、多数の通信を一度に処理できるMU-MIMO、Wi-Fiの届きにくい場所もカバーするメッシュWi-Fiという仕組みに着目するのがよいということもご紹介しました。
Wi-Fiルーターの性能をしっかり確認し、ご自身にピッタリのWi-Fiルーター選びができるとよいですね。
ライター:井上
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