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LINEやTwitterはSNSじゃない!? SNSとソーシャルメディアの違い

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「SNS」「ソーシャルメディア」という言葉が一般的になり、ユーザー以外の人でもTwitterやLINE、Instagramのような特定のサービスを思い浮かべると思います。

ですが、SNSとソーシャルメディアは別の意味を指す言葉であり、厳密に定義すればTwitterとLINEはSNSではないってご存じでしたか?

今回は、混同されがちな「SNSとソーシャルメディアの違い」「そもそもSNSとは何か」といった内容をわかりやすく解説します。

目次


  1. ソーシャルメディアとSNSの違い
    そもそもメディアとは?
    ソーシャルメディアとは?
    SNSとは?
  2. LINEやTwitterはSNSじゃない?
    LINEは「メッセンジャーアプリ」である
    Twitterは「情報ネットワーク」である
  3. まとめ

ソーシャルメディアとSNSの違い


「SNSとはソーシャルメディアの一種である」という見方が一般的です。

例えるなら、動物というジャンルの中に犬というサブジャンルがあって、さらにチワワやトイプードル、柴犬…といった細かい分類が存在する、というのと同じことです。ソーシャルメディアというジャンルの中にSNSというサブジャンルがあって、さらにTwitterやInstagram、Facebook、LINE…といった細かい分類が存在します。

なので、「SNS(犬)はソーシャルメディア(動物)である」とは言えますが、「ソーシャルメディア(動物)はSNS(犬)である」とは言えません。

そもそもメディアとは?

「じゃあ、具体的にSNSとソーシャルメディアは何が違うのか?」を考えるために、「メディア」という言葉そのものについても触れておきます。

そもそも「メディア(media)」とは、「情報を伝えるための媒体や手段」を指します。

これには、テレビやインターネットはもちろん、新聞やラジオ、馴染みはないですが、広義には手紙なども含まれると言えます。デジタル・アナログを問わず、情報を伝えるためのものはすべてメディアに当てはまるということですね。

ソーシャルメディアとは?

「ソーシャルメディア(social media)」とは、「社会的なコミュニケーションをとれる情報伝達媒体」のことです。基本的にはインターネットを用いたものを指します。

原則として「双方向のコミュニケーションがとれる」ことが前提にあります。

なので、一方的にメールを送信し情報発信するメールマガジンのようなものは、これに当てはまらないと言えます。

主にソーシャルメディアとして扱われるのは、誰でも書き込める電子掲示板や、コメントで閲覧者とやりとりできるブログ、動画配信サイトなどです。その他にも、SNSはもちろん、商品や店舗のレビューサイトなどを含むこともあります。

SNSとは?

SNSとは、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service)」の略です。「サービス」の部分は、用途によって「サイト(site)」や「システム(system)」を指す場合もあります。

ソーシャルメディアの中でも、特に「社会的ネットワークを形成するもの」を区別してSNSと呼びます。

社会的ネットワークとは、考え方や趣味・特技、所属、出身地、取引関係などの共通点からできるコミュニティのこと。簡単に言えば、「料理が趣味の人の集まり」「経営者同士の情報交換の場」といったくくりです。

つまりSNSとは、「インターネットを通じて、共通点がある人同士で繋がるためのサービス」ということになります。

ユーザー間でのフォローやDM(ダイレクトメール)などを使ってコミュニケーションをとったり、投稿のシェアから新しい出会いを見つけたり…といったことが可能な会員制のサービスが、大まかなSNSの定義だと言えそうですね。

主なサービスとしては、「Twitter(ツイッター)」「Facebook(フェイスブック)」「Instagram(インスタグラム)」「LINE(ライン)」などが挙げられることが多いです。

LINEやTwitterはSNSじゃない?


SNSの代表として取り上げられるLINEやTwitterですが、厳密にはSNSではないのだそう。

現在はどちらのサービスもSNSとして浸透しているので、カテゴライズとしてSNSと呼ぶことはまったく問題ありません。ですが、SNSの定義についてより理解しやすくなるので、簡単にですが触れておこうと思います。

LINEは「メッセンジャーアプリ」である

LINEの分類は本来「メッセンジャーアプリ」です。これはあくまで「連絡手段」を提供するサービスであり、「社会的ネットワークの形成」は目的としていませんでした。

「電話帳やアドレスリストのようなもの」と言われると、何となくイメージしやすいかもしれませんね。グループトーク機能こそありますが、ベースには個別のトーク画面があり、あくまで他人と連絡をとるためのツールだということがわかります。

ユーザーの需要などから、タイムラインやシェア、オープンチャットの機能が増え、現在はSNSの代表格として名前を挙げられています。

Twitterは「情報ネットワーク」である

Twitterは一般的にはSNSに分類されていますが、Twitter社内では「情報ネットワーク」を提供するサービスという認識なようです。

Twitterはもともと、140字以内でユーザーの現在の気持ちや行動をツイートして(=つぶやいて)発信するというサービス。ツイート画面に表示される「いまなにしてる?」の文言は、ユーザーにとっては馴染み深いものです。

リプライ(コメント)やDMといった機能で他者とのコミュニケーションは可能ですが、どちらかと言えば「情報の発信・共有」に重きを置いているようです。

「つぶやき」という言葉の通り、街中で誰かが「いい天気だなあ」とこぼすことで、それを聞いた通りすがりの人も空を見上げて「あ、本当ですね」と応えるような感覚が近いかもしれませんね。「天気がいい」という情報をシェアするだけで、つぶやいたユーザー同士の共通点は問いませんし、「誰がつぶやいたか」ということにすら注目されません。

現在は様々な機能の追加で使用感も大きく変わりましたが、サービス提供のスタート地点がこうした「つぶやき」だからこそ、「ソーシャルネットワークではない」という意識があるのかもしれませんね。

参考 Twitter's not a social network?
https://www.cnet.com/news/twitters-not-a-social-network/

まとめ


今回は、SNSとソーシャルメディアの違いについて解説しました。
ソーシャルメディアとは、相互にコミュニケーションがとれる社会的情報発信媒体のことで、SNSはソーシャルメディアの中でもコミュニティ形成に重点を置いたサービスです。

そして、SNSの代表格として挙げられるLINEは本来連絡手段である「メッセージアプリ」で、Twitterは「情報ネットワーク」としての側面が強い、という点をご紹介しました。

ですが、近年サービスの機能も多岐にわたって増え続けており、それにともなって「SNSなのかどうか」の境界もあいまいになっています。言葉や定義は日々変化していくものですから、円滑なコミュニケーションのためにも、なるべく正しい認識を持っておきたいですね。

ライター:野倉

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