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【2023年8月更新】非アクティブなGoogleアカウントが12月から削除される?

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2020年11月11日に、Googleサービスに関わるポリシー変更が発表されました。GmailやGoogleフォト、Googleドライブなどのデータが「長期間の放置により削除される」「容量に制限がかかる」といった内容です。

データの削除条件や削除されないための方法などを詳しく解説していきますので、サービス利用中の方はぜひご参照ください。

※この記事は、2021年1月に公開したものに、2023年8月時点で「非アクティブなアカウントの削除」についての加筆修正を加えています。

※Googleフォトの容量制限に関連して、写真の保存場所(クラウドストレージ)を提供しているサービスを以下の記事で比較しております。よければあわせてご参照ください。

【2021年版】クラウドストレージ比較|Googleフォトの代わりは…?

目次


  1. 新ポリシーの概要と対象サービス
    1-1.Googleフォトの容量が他サービスと共用化
    1-2.共用化により容量上限が15GBまでになる
    1-3.2年間利用がないアカウントのデータが削除される
    1-4.2021年6月1日から適用
    1-5.2023年12月1日からアカウントも消える?※2023年8月更新
  2. データが削除される条件
    2-1.2年間サービスの利用がない
    2-2.容量を超えた保存状態が2年間改善されない
  3. データ削除を防ぐためには?
    3-1.サービス内の操作を行う
    3-2.不要なデータを整理する
    3-3.Google Oneで容量を購入する
  4. 15GBを使い切ったらどうなる?
  5. まとめ

新ポリシーの概要と対象サービス


新ポリシーの適用は2021年6月1日からとなります。大まかな変更点を挙げると、主に以下の3つです。

【変更点】
①Googleフォトの容量が他サービスと共用化
②共用化により容量上限が15GBまでになる
③2年間利用がないアカウントのデータが削除される

対象となるのは「Gmail」「Googleフォト」「Googleドライブ」です。基本的にはサービス内ほぼすべてのデータが容量にカウントされるという認識で大丈夫です。ゴミ箱や迷惑メールといった不要なフォルダに入ったデータも含まれます

Googleフォトの容量が他サービスと共用化

今までGoogleフォトは、以下の3タイプで画像・動画の保存が可能でした。

【従来の保存方法】
①高画質で保存
②エクスプレス画質で保存
③元の画質で保存

そもそもGoogleフォトには「容量無制限の枠」と「15GB以内の制限がある枠」の2種類の枠がありました。

①と②は画像を縮小することで軽量化されるため、「容量無制限の枠」に保存されていました。

一方、③は縮小せずに元のサイズで保存する方法で、たくさんの容量を使います。そこを無制限にするとGoogle側も大変なので、「15GB以内の制限がある枠」に保存される形でした。これはもともと、GoogleドライブやGMailと共用の枠でした。

「軽い画像ならいくらでも保存できるけど、よりきれいな画像の保存がしたいなら、他のサービスと共用スペースである15GB内でやりくりしてね」というスタイルですね。

これが変更になり、「軽い画像もメールもドキュメントも、全部15GBの中でやりくりしてね」という形になりました。

共用化により容量上限が15GBまでになる

軽いサイズの画像や動画だけなら容量を気にせず、しかも無料で保存し放題でしたが、共有化により無料プランでは「一律15GBまで」になりました。

今まで無制限だった分がなくなり、Gmail・Googleドライブ・Googleフォトで合計15GBまでしか使えなくなる、ということですね。

つまり、GoogleドライブやGmailですでに15GBの容量を使っている、という方は、2021年6月1日以降、Googleフォトのデータを追加で保存することができなくなります。

2年間利用がないアカウントのデータが削除される

Gmail・Googleドライブ・Googleフォトの利用が2年間なかった場合、サービス内のデータがすべて削除される可能性があります。

これはサービスごとの削除で、「Gmailはよく使っているけど、Googleフォトは最後に操作してから2年経過している」という場合には、Gmailのデータは残り、Googleフォトのデータのみ削除対象になります。

削除対象となるサービスがある場合、Google側から少なくとも3ヶ月以上前にお知らせがされますので、告知を見逃さないようにしましょう。

2021年6月1日から適用

変更した仕様は2021年6月1日から適用されるので、同年5月31日までは今まで通りの形で利用ができます。5月31日までに保存した容量無制限分のデータが15GBを超えていても、いきなり超過分のデータを削除されるようなこともありません。

5月31日までなら軽いデータは容量無制限分へ、6月1日からはどんなデータでも共用の15GBカウント分へ保存される、ということですね。

「じゃあ、2021年の5月31日中に大量の画像を保存しちゃえば、その分は無料のバックアップとしてたくさんの容量を使える!」と思われるかもしれませんが、おすすめはしません。

というのも、大量のデータを保存したまま2年が経過すると、データの削除対象となるからです。

2023年12月1日から削除される?

新たなポリシーとして、「非アクティブ状態のGoogleアカウントを削除します」という旨のメールが配信されはじめました。

該当するアカウントは、早いものだと2023年12月1日から削除が始まるようです。

このポリシー変更は、2023年5月に新しく発表されたもので、主に「セキュリティ強化のため」という目的です。

削除されないためには、サービス内の操作を行うでもご紹介しているように、ログインした状態で何らかの操作を行う必要があります。

<削除対象外となる条件>

・メールを読む、送信する
・Googleドライブを使用する
・YouTube動画を見る
・写真を共有する
・アプリをダウンロードする
・Google検索を使用する
・「Googleでログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする

Google Accounts Team
非アクティブなGoogleアカウントに関するポリシーを更新します より引用

上記以外にも、自分のYouTubeチャンネルに動画やコメントがある、GooglePlayのギフトカードによる残高がある等、広告収入やアプリの購入といった金銭的なものが関係している場合は対象外になるようです。

データが削除される条件


保存容量に制限がついたことで、一定の条件下にあるデータが削除される仕様となりました。大切な写真や動画、メールなどが削除されないよう、削除条件をよく確認しておきましょう。

2年間サービスの利用がない

Gmail、Googleドライブ、Googleフォト、それぞれのサービス利用が2年間なかった場合、すべてのデータが削除されます。

この「すべて」とは、「2年間利用がなかったサービスのみ」が対象です。Googleドライブを2年間一切使わず、Gmailだけは何度か使っている、という状況なら、「Googleドライブ内にあるすべてのデータ」が削除され、Gmailのデータは残ります。

容量を超えた保存状態が2年間改善されない

2021年6月1日から適用」の項目でも触れましたが、2021年5月31日までは、Googleドライブ内に今まで通り容量無制限でのデータ保存が可能です。

この保存に15GBの上限は関係ありませんが、だからといって2年間そのままにしておくと削除される可能性が高いです。

事前の告知はありますが、「この日までに削除します」という連絡がきてから別の媒体に保存…となると、データの数によってはとんでもない作業量に。2021年5月31日までは「データの移行期間」と考えて、上限の15GBに収まるように整理しておきましょう。

データ削除を防ぐためには?


削除の告知があるとはいえ、一番いいのは削除対象にならないことです。「忙しくしている間に告知の期間を過ぎて削除されてしまった…」なんてことにならないために、予防策をご紹介します。

サービス内の操作を行う

削除対象にならないためには、最後の利用から2年空けずに何らかの操作を行わなければなりません。「年に一度はログインして操作する」「削除通知が来たらすぐに利用する」ということを心がけておくと良さそうですね。

気になるのは、何が操作や利用にあたるのかというところ。具体的には、各サービス以下のような操作をすると「利用あり」とみなされるようです。

【Gmail】
・ログインして開封、アーカイブ、削除、既読、スターを付けるなどの操作
・メールソフトで上記と同様の操作を行う
・メールを送信する
・Gmailアプリで同期を実行する
・メール転送を有効にしておく

【Googleドライブ】
・スマホ、PC、タブレットなどでドライブを読み込む
・ドライブ内のデータを同期する
・ドライブ内のデータをメールで送ったり、プレビューしたりする
・作成、編集、表示、共有、コメントなどを行う

【Googleフォト】
・バックアップしたギャラリーを表示
・データの共有
・アルバム、フォトブックの作成
・データのバックアップを行う

Googleフォト ヘルプ
参考URL:https://support.google.com/photos/answer/9312312

不要なデータを整理する

保存容量の15GBを超えてしまった分は、どちらにせよ2年間改善されないと削除されてしまいます。

不要なデータは削除する、画質が低いものやサイズが軽いものに替える、別の媒体と分けて保存するなど、空き容量を増やす工夫をしましょう。

Google Oneで容量を購入する

Google One(グーグルワン)とは、Googleのストレージサービスのこと。上限15GBというのは、Google Oneの無料プランの容量になります。

有料プランに加入することで、100GB、200GB、2TBと保存容量を増やすことができます。それぞれ月額250円、380円、1,300円で購入することができ、年額支払いでは2ヶ月分お得に利用ができます。

容量は無料プランの15GBを含めたものになるので、月額250円の100GBプランでは「85GBの追加+無料分15GB」で計100GBが使える形になります。

「どうしてもGoogleで保存しておきたいけど、15GBでは足りない!」という方にはおすすめです。

15GBを使い切ったらどうなる?


2021年6月1日以降、15GB以上のデータを保存したまま2年間放置すると削除されてしまいます。加えて各サービス、容量を使い切った時点で以下のような制限がかかります。

【Gmail】
・メールの送受信ができなくなる
・自分宛のメールが届かず、相手に返送される

【Googleドライブ】
・同期やアップロード、新規作成ができなくなる
・スプレッドシートなどを共有しているユーザーも編集やコピーができなくなる

【Googleフォト】
・高画質画像をアップロードできなくなる(2021年5月31日まで)
・写真や動画のアップロードができなくなる(2021年6月1日から)

Google One ヘルプ
参考URL:https://support.google.com/googleone/answer/9004014

まとめ


Gmail、Googleドライブ、Googleフォトの新ポリシーについて解説いたしました。Googleフォトは2021年5月31日まで従来と同じ利用ができますが、同年6月1日からは以下のような変更が適用されます。

【主な変更点】
①Googleフォトの容量が他サービスと共用化
②共用化により容量上限が15GBまでになる
③2年間利用がないアカウントのデータが削除される

2年間利用のないサービスからはデータが削除されるほか、15GBの容量超過を放置したまま2年が経過しても、同様にデータが削除されてしまいます。

削除されたくないデータがあるサービスには定期的にログイン・操作して「利用した状態」にする、15GBを超えないようにデータの整理をする、有料プランに加入して容量を増やす…といった対策で、大切なデータを守る工夫をしたいですね。

告知が来てから慌てることがないよう、事前の対応をおすすめしたします。

ライター:野倉

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