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※ 2020年10月15日公開記事に一部追記を加え、2020年12月15日に更新しました。
米Googleが現地時間の9月30日に、5G に対応した自社開発の新しいスマートフォンとして、「Pixel 5(ピクセルファイブ)」と「Pixel 4a(5G) (ピクセルフォーエー・ファイブジー) 」 を発表しました。
そして、「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」 共に、10月15日から、Google Storeとソフトバンク、KDDI(Pixel5のみ)から発売が開始されています。
Google Store Pixel詳細ページ
URL:https://store.google.com/jp/product/pixel_5
au Pixel詳細ページ
URL:https://www.au.com/mobile/product/smartphone/pixel5/
Softbank Pixel詳細ページ
URL: https://www.softbank.jp/mobile/products/google-pixel/google-pixel-5/
Googleは他にも「Pixel」と名の付くスマートフォンを過去にいくつか発売しています。今回はそれらの Pixelシリーズと比較しながら、 「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」 にどのような特徴があるのかを調べてみました。
直前に発表されたiPhone12シリーズも含め、この時期にリリースされる新しいスマートフォンが非常に多くあるため、どのスマートフォンを購入しようか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(※iPhone12シリーズの詳細についてはこちらをご参照ください)
今回の記事が、どのスマートフォンを購入しようかと検討している方の参考になれば幸いです。
※記事中の各表はクリックすれば別タブで開きます。(2020年12月15日現在の情報です。)
目次
1.Google Pixel(グーグルピクセル)の概要
①Google Pixel(グーグルピクセル)とは
Google Pixel(グーグルピクセル)(以下 Pixelシリーズと記載)はGoogleが開発したモバイル端末、ノートパソコンなどの製品につけられるブランド名です。
「Pixel」の名称は、2013年にChrombook Pixel(クロームブック・ピクセル)というノートパソコンを発表する際に初めて用いられました。
スマートフォンについては、2016年にPixel(ピクセル)とPixelXL(ピクセル・エックスエル)の2機種(日本未発売)の発表がされたことでPixelブランドが確立されました。
また、余談ですが、ドコモ及びソフトバンクでは、スマートフォンとは別に「Google Pixel」というジャンルに分類されて、HPなどでもスマートフォンとは別ジャンル扱いで紹介されています。(当記事では便宜上、 「Google Pixel」 もスマートフォンとして扱います)
②Pixelシリーズの歴史
Pixelシリーズは、通常モデルと、「XL」をつけた大画面のモデルの2種のラインナップで展開してきました。また、2019年5月には、従来の「Pixel 3 / Pixel 3 XL」の商品名に「a」を付けた廉価版(れんかばん)モデル「Pixel 3a/ Pixel 3a XL」も展開されるようになりました。
③「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」について
今回のモデルの一番の特徴は、「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」共に5G通信に対応していることです。5Gとは何か、具体的にどんなことが便利になるのかについては、こちらの記事でも紹介しておりますので、あわせてご参照ください。
価格は、Google Store(直販サイト)で下記のようになっています。
参考URL:https://store.google.com/jp/
「Pixel 5」 7万4800円(税込)
「Pixel 4a(5G)」 6万500円 (税込)
上記の価格は、5G対応の他のスマートフォンに比べるとやや安価に設定されているようです。5G端末を比較的安価に購入できるのは嬉しいことですね。
④Pixelなら「アダプティブサウンド」など新機能も!
<2020年12月15日更新>
Pixelシリーズは「feature drops」 と呼ばれるGoogleの新機能をいち早く使えるメリットがあります。
先日、12月7日に 「feature drops」 の第5段が発表され、Pixelシリーズのスマートフォンへ順次配信されています。
その中でも「Pixel Buds(ピクセルバッズ)」というGoogleが開発した、完全ワイヤレスイヤホンと連携した「アダプティブサウンド」は中々面白い機能です。
アダプティブサウンドを有効にすると、周囲が騒がしい環境にいると、スマートフォンの音量が自動的に上がって、静かになれば下がります。音楽をよく聴く方には非常に便利な機能ですね。
※「設定」→「着信音とバイブレーション」の中にある「アダプティブサウンド」の項目から有効化できます。
2.「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」その他Pixcelシリーズとの比較
今回は、同じPixelシリーズの比較対象として、 「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」 以外に、「Pixel4a(※ Pixel 4a(5G) とは異なるのでご注意ください)」「Pixel4」、「Pixel4 XL」、「Pixel3」、「Pixel3 XL」 を取り上げました。
※クリックすれば別タブで開きます。
①ディスプレイと本体のサイズ・重量
ディスプレイサイズはPixel5より若干Pixel 4a 5Gの方が大きいですが、今までのPixelシリーズと大きな差はありません。
また、 Pixel5・Pixel 4a 5Gどちらの本体サイズ、重量についても、スマートフォン市場全体が大きなサイズの機種を発売している現在の流れの中では、比較的コンパクトで持ち運びやすい端末だと言えます。
②CPU、メモリ、ストレージ、OS
CPU、メモリ、ストレージ、OSなどは少し専門的でわかりにくい内容でもあるので、例えを交えながら簡単にご紹介します。
①CPU(中央処理装置)
CPUは、人間で言うと頭脳に当たります。CPUがより良いものになるということは、人間で例えると、より賢い脳を持っていることに似ていて、スマートフォンの各動作をより素早く行うことができるということです。
また、Snapdragon(スナップドラゴン)は米・クアルコム社によるモバイル端末向けのCPUで、一般的に「700番台」より「800番台」のSnapdragonの方が処理能力は高いと言われています。
Pixel5・Pixel 4a共にSnapdragon 765Gを搭載しており、 Snapdragon855 搭載のPixel4のなどに比べると、処理性能自体はやや抑え目であると言えそうです。
しかしSnapdragon 765Gも、Snapdragonのシリーズの中では真ん中以上の性能を持つCPUです。
そのため、 Pixel5・Pixel 4a共に、「スマートフォンでそこまで負荷の高いゲームはしないけど、普通に使っていて動作がモタつくのは嫌だから、そこそこの性能はスマートフォンにほしい」というユーザーにとっては、十分快適に使えるCPUを搭載していると言えます。
②内臓メモリー
内臓メモリーはよく作業用の机に例えられます。
内臓メモリーが大きくなると、私達が普段仕事をする作業スペースが広くなり、そこに書類を広げて、同時にいろいろな仕事を進められるように、 スマートフォン上で同時に複数のアプリを立ち上げても快適に利用できるようになります。
Pixel5よりPixel4 の方がメモリーは大きく、アプリを同時に併行して利用するのには向いていると言えます。
③内臓ストレージ
内臓ストレージはクローゼットに例えるとわかりやすいです。
内臓ストレージが大きくなることは、クローゼットに物をたくさん収納できることに似ていて、スマートフォンの中に写真や動画、音楽などのファイルを多く保存できることになります。
この 内臓ストレージ はPixel5・Pixel4(5G) 共に128GBで大きな違いはありません。
④OS
OSは、アプリケーションなどの内部のソフトウェアを動かすために必要な司令塔のような役目をしています。
パソコンで言うと、Microsoft Windows、mac OSなどが有名で、スマートフォンにおいては、iPhoneではiOS、それ以外の端末ではAndroidが使用されることがほとんどです。
また、Androidのバージョンが新しいほどより多くの機能が使えるようになります。 Pixel5・Pixel4(5G) だけでなく、それより以前に発売された表に記載のPixel端末は、全て最新のAndroid11にアップデートできるようになっています。
③カメラ、バッテリー性能など
Pixel5・Pixel4(5G) のカメラは、特に前モデルから大きな変化がありました。今までも、Pixel4 ・ Pixel4XLでアウトカメラ(背面カメラ)を2つ搭載したことはありましたが、標準カメラ+望遠カメラという組み合わせでした。
しかし、望遠より広角カメラの方が需要があったことを受け、今回 Pixel5・Pixel4(5G) では標準カメラ+超広角カメラが搭載されました。この変化は、広い景色を広角で撮りたいユーザーにとっては福音と言えるかもしれません。
バッテリーについても Pixel5・Pixel4 は前モデルより少し強化されているのがポイントです。
また、人によって好みが分かれる生体認証の種類や防水性能の有無、イヤホンジャックの有無は、Pixelの各モデルごとにかなり異なりますので、表を参考に検討しているモデルが、ご自身の希望に合っているかどうかよく確認することをお勧めします。
3.スマートフォン以外のGoogleの新製品
また、Googleでは「Pixel5・Pixel4(5G) 」 の発表に合わせて、新型のChromecast(クロームキャスト)や、Google Nest Audio(グーグル・ネストオーディオ)と呼ばれる枕のような形をしたGoogle Homeの後継モデルにあたるスマートスピーカーなども発表しています。
Google Nest Audioについても10月15日から発売されており、今後、新型のChromecastの日本国内発売も含め、どのような機能が盛り込まれた製品になっているのか、スマートフォン以外のGoogleの製品にも今後注目が集まりそうですね。
4.まとめ
今回は「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」、その他Pixelシリーズについて詳しく比較してみました。
まとめると、 「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」 の違いとしては、 「Pixel 5」 は防水対応、3.5mmイヤホンジャック非搭載、 「Pixel 4a(5G)」 は 防水非対応、 3.5mm イヤホンジャック搭載という点がやはり大きいと言えそうです。
また、一時期話題になったPixel4に搭載されていたSoliレーダー(ハンズフリーで音楽再生時に曲の先送りなどが行える機能)は 「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」「Pixel 4a」いずれにも搭載されておらず、 用途によってはPixelシリーズの中でも Pixel4など以前のモデルを購入検討するのも一案と言えそうです。
今後、Pixelシリーズ以外にも、iPhoneの次期モデルが5G対応になるかどうかという話題もあり、これからの5Gスマートフォンの進化がどうなっていくのかとても楽しみですね。
ライター:井上
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