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今回は、最近特に話題によく挙がる「違法音楽アプリ」と、それに関する10月1日から施行された「改正著作権法」についてご紹介します。
みなさんが、著作権と違法音楽アプリについて今一度深く考えるきっかけになれば幸いです。
目次
1.改正著作権法の概要
①何が一番変わった?
権利者から許諾を得ていない音楽アプリの規制を強化する内容が大きく変わったのが今回の改正における一番のポイントです。
それに伴い、日本レコード協会は特設サイトとして「あの音楽アプリは、もう違法。」を開設して注意喚起をしています。
URL:https://www.noinfringingapp.jp/
②具体的な内容
権利者に無断でネット上に音楽、映像をアップロードしたり、コンテンツが違法アップロードされたものだと知りながらも、それをダウンロードしたりする行為は既に違法とされていました。
それに加え、今回の改正著作権法の中でも気になる変更点は、
許可なくコンテンツを配信するアプリの運営や提供、
さらには「許可されていないコンテンツへ誘導するリンクを違法音楽アプリに行う」こと、も
罰則の対象になったことです。
直接違法音源を配信する者はもちろん、それをリンクで誘導することも罰則の対象になったことからその厳しさの程がうかがえます。
また罰則も、
違法音楽アプリの運営、または提供元は5年以下の懲役か500万円以下の罰金、違法アップロードされたものへのリンクを違法音楽アプリ上に掲載すると3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が科せられるなど、非常に厳しい内容になっています。
2.「Music FM」は違法
①Muisc FMとは
Music FMは中国を中心にして、2012年頃から別名「Music Box」としても出回っているアプリで、アーティストの著作権者に許可を取っていないまま楽曲を配信しているのが以前から問題視されていました。
広告は表示されるものの、無料で音楽が聴き放題なため、いわゆるサブスクリプション型の音楽サービスとして、若い世代を中心に多くの利用者が存在します。
そして、残念な事にMusic FMは、アプリ名やアイコンなどを変更しながらも現時点でもダウンロード可能な状態にあります。
②MusicFMの何が問題?
MusicFMを含む違法ミュージックアプリの場合は、通常のサブスクリプションサービスと違い、アーティストや、その事業者が得られる本来の「収益」が入らないのが一番の問題です。その分、違法アプリの運営者側がアプリに広告を表示させることにより、不正に利益を得ているという仕組みになっているからです。
アーティストにとっては、作った音楽をタダで販売しているのと近い状態になり、将来アーティスト自体が活動を続けていく資金がなくなり、場合によっては活動の中止をせざるを得なくなることも考えられるため、非常に深刻な問題だと言えます。
③App Storeからの追放
今年7月、一般社団法人日本レコード協会が、音楽事業関係の4団体に加え、LINE MUSIC AWA、KKBOX、楽天の4社とともに、アップルに対し、 無許諾音楽アプリの対策強化についての要望書を提出したと発表がありました。
この要望書は、「MusicFM」を始めとする無許可で音源を配信する音楽アプリのApp Storeでの配信停止を求めるものです。
このように、多くの会社がAppStoreから根本的に無許諾音楽アプリを追放しようとする動きがあったことからも、事の深刻さがうかがい知れます。
3.違法音楽アプリ関するよくある疑問
最後に、この章ではこれらの違法音楽アプリ、著作権に関するよくある疑問と正しい回答について簡単にまとめました。
①聴くだけでも刑罰の対象になるのか
「違法音楽アプリだと知らずに音楽を聴いたり、それをダウンロードして楽しんでしまった!」このような行為は刑罰の対象になるのでしょうか。
答えは、音楽をストリーミングで聞くだけであれば違法にはならず、刑罰の対象にもなりません。
しかし、市販のCD・DVD、有料配信されている音楽・映像を違法にアップロードされたものだと知りながらダウンロードする行為については、著作権法では 「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方」 の罰則規定があります。
②無料で音楽を聴けるアプリは全て違法か
無料ということは、アーティストにお金がいかないため、違法ではないのかと考える人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この疑問については「すべてが違法というわけではない」というのが回答です。正規の音楽アプリで無料で楽しめるもの、例としてSpotifyなどは無料プランであっても広告付きでずっと利用することができます。
これは、楽曲を配信しているアーティストが、この広告により発生した収益をライセンス利用料として還元してもらえるため、無料利用であっても違法ではなく、アーティストにとっても問題はないのです。
③公式ストアから入手したものは問題ないのか
AndroidであればGoogle Play、iOSユーザーであればAppStoreが公式のアプリストアになりますが、ここから入手したアプリであれば問題はないのでしょうか。
これは、残念ながあら公式のアプリストアであっても、必ずしもすべてがアーティストやレコード会社などの許諾を受けているものとは限りません。
利用するアプに、正規配信コンテンツの識別マーク「エルマーク」が表示されているか確認するのが好ましいと言えます。「エルマーク」の詳細については下記をご参照ください。
URL:https://www.riaj.or.jp/leg/lmark/
4.まとめ
今回は違法音楽アプリと、改正著作権法について詳しく調べてみました。
まとめると、
違法アプリ利用の根本的な問題は、まずそのアプリから発生する広告収益がアーティストの収入につながらないこと、それによりアーティストの音楽活動に支障をきたす可能性があるということを強く認識するのが大切です。
その上で、違法アプリを利用しないことはもちろん、エルマークなどを参考に、MusicFM以外にも知らない内に違法アプリを利用していたということにならないよう気を付けていくのが重要だと言えます。
今後、一人一人がより違法音楽アプリについての問題意識を強く持ち対策を行うことで、一刻も早く違法アプリが根絶することを願っています。
ライター:井上
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