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ホームページ制作、よく起こる問題と対策…どうしたらいい!?

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前回までホームページ制作の大まかな流れや制作期間についてご紹介してきました。

今回は、ホームページの制作を依頼した後にトラブルにあってしまった、またはトラブルに遭わないか心配だという方のために、ホームページ制作で起こりえる問題と対策を細かく分類しながら解説します。

目次


  1. お金のトラブル
    ①見積もり時とは異なる料金を請求された
    ②制作会社への依頼内容が後から出てくる
  2. 契約のトラブル
    ①リース契約のトラブル
    ②契約解除のトラブル
    ③著作権・所有権のトラブル
  3. 品質のトラブル
    ①成果物が思っているものと比べかなり違った
    ②検索してもサイトが表示されない
    ③ホームページの文言をなかなか修正してもらえない
  4. まとめ

1.追加事項のトラブル


①見積もり時とは別の追加料金が発生する

原稿を制作会社側が作成する場合、画像素材や原稿の費用を、制作会社側か依頼側、どちらが負担するかしっかり決めておかないとトラブルになるケースがあります。

その他にも、スマホ対応やさまざまなOSやブラウザへの対応などを追加で行うことになった場合も、発注時点で明確に費用負担について決めておかないと後に料金トラブルになる可能性も考えられます。

また、サイト公開後の運用や管理費なども問題になる場合があります。予めホームページ公開後の運用や管理にどのくらいの費用がかかるのか、発注時点で確認しておくのが良いと考えられます。

②制作会社への依頼内容が後から出てくる

ホームページ制作の後、 ネット広告 やSEO対策(Googleなどのサーチエンジンにホームページが上位表示されるようにページを最適化すること)等についても依頼したいと思った時、それが打ち合わせの段階を過ぎてからだと、別途お見積りになります。予算を再度とらないといけなくなったりしますので注意が必要です。

さらに、SNS広告など、ホームページ制作に伴って一緒に行いたいマーケティング要素があれば、しっかりと打ち合わせの段階でこれらも相談するようにし、後から依頼内容が出てこないようにした方がスムーズに進められます。

2.契約のトラブル

①リース契約のトラブル

初期費用無料という謳い文句を使っているところに多いのがリース契約に関するトラブルです。

リース契約後に発生する問題として「リース契約をして、高額な請求をされてしまった」というケースや「リース契約をキャンセルしたいが、高額な中途解約料が発生すると言われた、または中途解約できないと言われた」といったケースまであります。

もともとホームページはリースできるようなものではないため、基本的にリース契約を結ばないものとして気を付けておくのが良いと言えます。また、特にこういった契約内容も含め、業務委託契約書は重要なのでしっかり目を通しておくと良いです。

②契約解除のトラブル

ホームページの公開後に運用に関しての契約を結ぶ際に運用期間に対してしっかり確認を行えていなと起こり得るトラブルです。

例として、そもそも中途解約ができない運用契約になっていたケースから、支払いは月々でも、契約は年単位で決められていたり、中途解約すると違約金が発生すると言われたというケースもあります。

3.品質のトラブル


①成果物が思っているものと比べかなり違った

ホームページ制作において、出来上がったデザインを見てみると、思っていたデザインと大きく異なると感じ、修正を依頼したら、デザイン修正の依頼回数が多く、これ以上の修正は厳しいと言われたというケースもよく聞かれます。

これは発注者にも問題があると言えそうです。発注時点で、発注側のチーム内で完成のイメージや、搭載したい機能などが曖昧になってしまっているケースや、大まかなイメージのまま「あとはお任せ」と制作会社に丸投げしてしまっているケースが考えられるためです。

発注の際には、「だいだいいい感じのイメージになるように」などとあいまいなデザインを伝えず、デザイン例などを参考に「このサイトのこのデザインのようにしたい」などと明確に伝えることで、修正のトラブルが起こる確率を減らすことが期待できます。

②検索してもサイトが表示されない

これは必ずしも成果物であるホームページ自体に問題があるとは言えません。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、それら独自のアルゴリズムでホームページの表示順位を変えているので、「東京 SIer」などのキーワード検索で、自社のホームページが検索結果のトップページに簡単に表示されるようにはできません。

もし、そういった検索結果で上位表示をさせたいのであれば前述のSEO対策などを予め、打ち合わせの段階で相談してみるのがよいと言えます。

ただし、ホームページ制作後に会社名などの固有名詞で検索したにも関わらず検索結果にホームページが表示されてこない場合は、検索エンジンがそのサイトを正しく認識できないようなトラブルが発生している可能性も考えられます。その場合は、一度制作会社に確認を取ってみるのも有効な手段だと言えます。

③ホームページの文言をなかなか修正してもらえない

例えばある文章の文言を、一部分だけ変えたいと依頼した場合であっても、それだけで数週間かかったりしてしまうというトラブルは避けたいものです。

運用に関する契約で、このような文章修正について明記されていればいいのですが、明記されておらず、ホームページを納品された後にこのように対応がいきなり悪くなる会社に当たってしまった場合は、状況に合わせて制作会社を切り替えることを検討するのも良さそうです。

4.まとめ


今回はホームページ制作で起こりえる問題と対策ついて詳しく調べてみました。

まとめると、
業務委託契約書をしっかり確認し、業務範囲を明確にしておくことが重要だと言えます。

また、依頼する側も、どこまでを依頼範囲とするか予め明確にしておくことで、お互いの作業範囲があいまいな事から発生する主要なトラブルを防ぎやすくなると考えられます。

今回の記事がホームページ制作において問題の解決への一助となれば幸いです。

ライター:井上

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