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【基礎的解説!】ホームページ制作会社の選び方。失敗しない方法を現役デザイナーが考える。

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【 基礎的解説!】ホームページ制作を依頼するならどんな会社がいい?現役デザイナーが何を基準に選定するかを考える

企業のホームページを作る際、一番のお悩みどころは、どこの制作会社に依頼するかだと思います。出来上がりを大きく左右する最重要課題であるため、制作会社選びは慎重になりますよね。けれども、何を基準にして選べばいいのかも難しい問題です。

ホームページ制作会社で現役デザイナーをしている私が、制作会社を選ぶなら何を基準にするかを考えてみました。一つの方法として、ぜひ検討項目に入れてみてください!

現役デザイナーが考える最低限で最重要な条件

即答でなんですが、結論から申し上げますと「長いお付き合いができる会社かどうか」がポイントになるかなと思っています。

現役デザイナーが考える最低限で最重要な条件

■その1 金額面 制作費だけでなく、公開したあとのサポート費用も含めて精査する。

■その2 信頼面 長い付き合いになることを前提に選定する。

■その3 技術面 外注に出さずに自社で制作しているか。

上記を詳しく解説いたします。

金額面:制作費だけでなく、公開したあとのサポート費用も含めて精査する。

制作費の値段だけをみて、そのあとの保守費用を念頭に置かずに制作会社を決めてしまうと、大損する可能性があります。これは、ホームページを作っても損するだけなので、基本的にしないほうがいいです。なぜなら、ホームページは制作して公開したあとが大事だからです。

公開した後がなぜ大事なのかを知るには、ホームページとは何ぞや?を知ることから始まるのですが、ホームページをWEBという大海原にプカプカ浮かぶ船に例えると分かりやすくなります。船(ホームページ)の運行は、どんなふうにカスタマイズするか、いかに良い漁場に近づけるか、どんな撒き餌をするか、などを工夫することで結果を得ます。

このWEBという海は、常にレッドオーシャンで生存競争の激しい状態にあり、なおかつ潮の流れがめちゃくちゃ早いので、船を2~3年おきには最新状態にしないと座礁してしまうという恐ろしい海になっています。残念ながら、WEBは「船を作って浮かべておしまい」というような生易しい環境ではないのです。

WEBという大海原を渡るポイント。船をカスタマイズする→ホームページ制作。良い漁場に近づける→上位で検索される。撒き餌→SNS運用・広告など。船の修理・修繕→保守・更新。

船(ホームページ)に定期的な保全・修理が必要な理由を補足しますと、WEBという海がものすごい速度で変化し続けているため、環境に即してエンジン部分を更新していかないと、動きが悪くて止まってしまう船、安全ではない弱い船になってしまうことがあるのです。

実は、船のエンジンはひとつではなく、様々なエンジンの集合体で作られています。これらのエンジンのどれかが最新で、どれかが古いとアンバランスな状態になって、表示や動作に不具合が出てしまいます。例えば、スマートフォンの更新をしなかったら、ある日突然開くこともできなくなった!という話を聞いたことがありませんか?船も同じように環境に即して更新する必要があります。

また、WEBを安全に運行するためのルールは、Googleなどの運行管理機関によって常に見直されています。これに即した状態に更新することも必要です。なぜならGoogleなどによって、良い漁場から遠ざけられてしまうから。「これは良い船です」と認められる状態にしておくようにしましょう。

そう考えると、ホームページは制作して完了!というわけにはいかないことが分かります。その後の保守費用は必要経費なので、「長いお付き合いができるかどうか」がやっぱり重要かなと考えます。

長い付き合いになることを前提に選定する。

ホームページ制作において、長いお付き合いになると何が重要になってくるかを考えてみました。

絶対外してはならないのは、この3つです。 かっこいいデザインを作る、提案が最先端をいく、金額が安いなどで決めるより、根本のところでしっかりした会社かどうかを選択基準にするのが大事! この3つだけは絶対に確認しましょう!

お問い合わせや相談時にチェックしておきたいポイント

■コミュニケーション能力 ・ヒアリングが丁寧で、こちらの意図をくみ取ってくれる ・レスポンスが早く、進行にストレスがない ・専門用語を使わず、分かりやすい説明をしてくれる

■提案力 ・豊富な実績があり、具体例を挙げて提案している ・言われたことだけではなく、提案や代替案が必ず出る 説得力がある ・目的(集客・採用・ブランディングなど)に応じた設計ができる

■費用と運用体制の明確さ ・費用の内訳がクリアで、分かりやすい ・公開後の保守、修正、更新サポートなどの運用体制がきちんと整っている ・公開後も相談にのってもらえる

技術面:外注に出さずに自社で制作しているか。

これは意見が分かれるところかと思います。
なぜなら、知識豊富で優秀なディレクターさえいれば、進行管理と目的遂行、技術面のチェックをきちんと取りまとめてくれる可能性があるからです。ただ、技術の推移が日進月歩のWEB業界で、全制作を専門職並み・プロ並みに監督するのは本当に可能なのかな?と疑問に思っています。

これは、実際にあってビックリしたことです。 制作するだけで公開後の更新は一切しない、という制作会社さんで作ったサイトでなかなか集客できないとご相談を受けたことがありました。

蓋を開けてみたら、見た目は普通でも中の構造がぐちゃぐちゃでビックリ!専門知識がないと分からないところの部分がかなり適当に作られていました。

恐らく数多のフリー外注さんへ割り振りして「つぎはぎ」で作ったのでしょう、ちょとやそっとでは更新できないほど迷宮のような状態で構築されていたのです。もちろんGoogleが推奨している構造になっていないため、評価が低く、検索上位には入りません。中身は専門職でないと分かりませんので、注意が必要です。

外注を使ってホームページを作ることに、私が疑問に思っているのは以下のことです。

◆ デザイナー、エンジニアと共に一本化して制作しないと、ホームページを目的に沿って作るのは難しい? ◆ 後々、更新しやすい構造にできる?構造のルールはどのように決める? ◆ 細かなニュアンスまで伝達することが重要なホームページ制作において、やり取りが円滑にいく?

私が外注のデザイナーだったら、結構難しい…と感じながら制作に携わることになっていると思っています。それぐらい、共に制作をしているメンバーとの阿吽の呼吸は、制作する人間にとって重要なことです。

サッカーチームを思い浮かべてみてください。ものすごく強い選手が加入しても、すぐに結果を出すことって意外と少ないですよね。チームの状況・戦略、コミュニケーションの取り方、指示の受け方、行動のルールを知ってはじめて戦力になります。それぞれの専門職(ディレクター・デザイナー・エンジニア)がその能力を最大限生かせるのは、常日頃から同じルールの下で制作に携わり、お互いがよく分かっていることに他ならないと思っています。

まとめ:大切なのは「長くお付き合いできる会社」かどう

信頼できるかどうかを見極めて、長いお付き合いができる会社を探すのは難しいかと思います。しかし逆に言えば、そこさえクリアすれば、ホームページ制作と運用に失敗はないかと思います。頼れる制作会社さんと末永くホームページを運用できるように、見極めを頑張りましょう!

ホームページ制作についてお悩みなら、もちろん自社WWGへの相談もお気軽にどうぞ!ホームページを活用した戦略まで、お客様と二人三脚で考えて実行していく姿勢が特徴です。

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person_editこの記事を書いた人
デザイナー はしむー
プロフィール写真

2022年3月入社。WEB制作アシスタントとして3年の経験を積み、WWGへ。本格的にデザイナーとして働き始めました。3年目にしてリーダーの役職がつき、チーム運営に乗り出しています。WWGで背の順一番前。

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