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前回は テレワークで押さえておきたい準備と必要なアイテムについてご紹介しました。
今回は「テレワーク」と、ほぼ同じ意味として使われている「リモートワーク」の違いと、それらに関する用語の細かな違いをメインにご紹介します。
前回の記事と合わせて参考になれば幸いです。
目次
1.テレワークのリモートワークの違い
①テレワークとは
テレワークは「遠い場所」を意味するTeleと「働くこと」を意味するworkを合わせた言葉で、「遠隔の仕事」を意味します。
また、テレワークは次の3つの種類に分けられます。
①在宅勤務
在宅での仕事をパソコンとインターネットの他、電話やファックスで連絡を行う業務形態
②モバイルワーク
顧客先や移動中など、社外にいる際にモバイル機器を使い仕事を行う業務形態
③サテライトオフィス勤務
サテライトオフィスなど、勤務先以外の事務所を利用する業務形態
専用のサテライトオフィスの他、数社が共同運営するサテライト、レンタルオフィスなどの施設も利用されます。都市の企業は郊外にサテライトを置き、逆に地方の企業は都市部にサテライトを置く傾向があるようです。
②テレワークという言葉が生まれた背景
テレワークの歴史は古く、もともとは大気汚染を緩和する対策の一つとして1970年代に始まったとされています。
日本では通勤問題を緩和するためサテライトオフィスが設置され、それが国内のテレワークの始まりだとされています。
その後テレワークの意味する範囲はより広がり、今日では総務省のホームページでテレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方であると定義されています。
③リモートワークとは
リモートワークはテレワークと同じく日本語で「遠隔の仕事」を意味します。
リモートワークには次の3つの種類があります。
①テンポラリー・リモートワーク 一部業務を社外で行う
②ハイブリッド・リモートワーク 会社勤務と遠隔勤務を組み合わせる
③フルタイム・リモートワーク 在宅を基本に社外で勤務する
④両者の微妙なニュアンスの違い
「リモート」という言葉は「リモート操作」という用語もあるように、もともとIT業界に馴染みのある言葉であるため、「リモートワーク」という言葉はIT業界で好んで使われているようです。
それに対して、「テレワーク」という言葉は先般ご紹介した通り、もともとは政府が中心となって働き方の改革のために使い始めた言葉であるため、今も政府や政府と関連性が強い大企業で使われている傾向があるようです。
2.テレワーク・リモートワークに関連した用語
①フリーランス
フリーランスは正社員、契約社員、パート、アルバイト、個人事業主などさまざまな雇用形態の内の1つで、企業に属するわけではなく、様々なクライアントから仕事を請け負う契約形態を指します。
フリーランスは、働く場所を自由に選べるイメージがあるかもしれませんが、実際は働く場所を自由に選びながら働いている方もいれば、決まった場所で複数のクライアントから仕事を受け働いている方も多くいらっしゃるようです。
つまり、フリーランスとはあくまでも働いている場所ではなく、契約形態によって定義されるものだと言えます。
②ノマドワーカー
ノマド(nomad)とは日本語に訳すと遊牧民という意味で、遊牧民のように場所を選ばず働くワークスタイルをノマドワーカーと呼んでいます。
限定された場所に縛られずに働くスタイルを意味するノマドワーカーは企業に正社員として属している方も多いのが、フリーランスとの違いと言えそうです。
また、複数のクライアントから仕事受けて働くフリーランスは場所を選ばず仕事を行うノマドスタイルと非常に相性がよいと考えられます。
フリーランスかつノマドワーカーである「フリーランスノマド」と呼ばれる働き方も、近年注目が集まってきているキーワードの一つです。
③アウトソーシング
上記の雇用される側の働き方に関連した用語に対し、 アウトソーシングは後述のクラウドソーシングと共に発注形態の一種である点が大きく異なります。
アウトソーシングはアウト(外部)とソーシング(資源利用)を組み合わせてできた和製英語で、外部委託を意味します。
自社の人員で賄えない業務があった場合に社外に業務を委託するケースの他、そもそも社員が行う必要のない、監視業務、運営業務などは特にアウトソーシングが有効なケースで、それらを比較的安価な料金で請け負う会社が多く存在するため、有効活用すれば会社のコスト削減につながると言えそうです。
④クラウドクラウドソーシング
依頼側が専門業者を選んで個別に発注するアウトソーシングに比べ、クラウドソーシングはインターネット上でクラウド(Crowd =不特定多数、大勢の人を意味します)に仕事を発注し、サービスやコンテンツを制作する仕組みを意味します。
狭義では不特定多数の人に業務を委託するという雇用形態を意味しますが、必ずしも雇用関係を必要とせず、広義では不特定多数の人間によって進められるプロジェクト全体を指す場合もあるようです。
クラウドソーシングはほとんどがオンライン上でやりとりが完結するので、テレワークが前提となっており、今後テレワークの推進と共にクラウドソーシングもより採用する企業が増えると考えられそうです。
では、最後にテレワークを具体的に導入する際に企業が行うとよい準備についてまとめてみたいと思います。
3.企業がテレワーク導入に伴い行うとよい準備
①目的の明確化
まず始めに、テレワークを導入する段階に至った場合、まずその目的を明確化することが重要だと言えそうです。
社内でどのような人がテレワークに適しているかをよく考え、段階的にテレワークへ移行させることで、テレワークで問題が発生した場合のリスクを減らすことができると考えられそうです。
②ガイドラインの作成と研修
テレワークに関する就業規則を定め、対象者や勤務場所、労働時間や休憩時間、出退勤の管理の仕方などを明確にしておくのも重要だと言えそうです。
そして、管理職の方はタスク管理やミーティングの開催などを社員とどのように行うかの確認も含め、一度全体の流れを把握するための研修を開くことが非常に有効だと考えられそうです。
4.まとめ
ここまで「テレワーク」と「リモートワーク」の違いに加え、それらに関するさまざまな用語の細かな違いをご紹介しました。
新型コロナウィルスの影響もあり、企業全体に今働き方の改革が求められいると言えそうです。
その中でもテレワーク・リモートワーク、またそれに関するさまざまな働き方、業務の進め方について深く理解し、それらを有効活用することは、現代の働き方に対しての変化に柔軟に対応している企業として企業価値の向上にもつながると考えられそうです。
今回の記事がそうした変化に対する理解の手助けとなれば大変幸いです。
ライター:井上
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