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前回は、「UGC活用ツール」というテーマの前編ということで、UGC活用ツールの必要性や、メリット・デメリットについて解説しました。そこで今回は後編として、実際にUGC活用ツールを選ぶ際のポイントや、BtoBマーケティングで活用しやすいオススメのツールを紹介していきたいと思います。
もし前回の記事をご覧になっていない方は、UGC活用ツールの基礎知識を解説しているので、併せてご確認いただくとより理解が深まると思います。ぜひチェックしてみてくださいね。
▼この記事の前編はこちらから
前編|【BtoB】UGC活用ツールのメリット・デメリットを解説!
■本記事を読む前に・・・
これまで4回にわたって、BtoBマーケティングにおいてUGCの注目度や重要性が高まっていることについてお届けしてきました。下記の記事を読んでから今回の記事を読んでいただくとさらにわかりやすいと思いますので、よければご参照ください。
<関連記事>
1: 【前編】UGCとは?BtoBマーケティングに不向き…はもう古い?!
2: 【後編】UGCとは?BtoBマーケティングに不向き…はもう古い?!
目次
1.1.機能や強み
1.2.費用
1.3.導入実績
1.4.サポート体制
2.1.UGCクリエイティブ
2.2.U-KOMI
2.3.Letro
2.4.YOTPO
2.5.EmbedSocial
2.6.ReviCo
1.UGC活用ツールの選び方
まずはUGC活用ツールをどのように選んでいくのがよいか、について解説していきますね。前編の記事を読んでいただいて「導入してみたいかも・・・」と少しでも思っていただけた方は、ぜひ一緒にチェックしていきましょう!
UGC活用ツールを選ぶ際のポイントは以下になります。
■機能や強み
■費用
■導入実績
■サポート体制
それでは順番に見ていきましょう。
1.1. 機能や強み
導入後に、どんな風にUGC活用ツールを活かしていきたいのか、ツールを使って何をしたいのかによって導入すべきツールは変わります。ここがズレてしまうと、「せっかく導入したのに思ったのと違う・・・」ということになってしまうので、特に意識したいポイントです。
たとえば、
・UGCの取得や、生成の促進を強化したい
・高度な分析がしたい
・サイトへの掲載作業を効率化したい
・許諾関連の機能を重要視したい
・・・など、それぞれに様々な目的や要望があると思いますので、その目的や要望が実現できる機能や強みが備わったツールを選びましょう。
1.2. 費用
UGCの活用や運用は長期的におこなっていくのが好ましいので、長い目でみたときのコストの負担は考えておきたいポイントです。
無料プランがあったり、法人向けのプランがあったり・・・と色々ありますが、法人向けのサービスの場合は、見積りベースでの価格設定となるケースが多いです。
UGC活用ツールの費用については、一般的には以下のような内訳になっています。
■初期費用
■月々の利用費
■オプション
■従量課金
導入する際の初期費用以外にも、ツールを利用するための月額料金、機能やサポ―トを追加したい場合のオプション費用、さらにはセッション数や受注につながった数に応じて費用が発生するような従量課金・・・など、費用形態は導入するツールによって様々です。
利用したいと考えている期間で、どのくらいの費用がかかるのかを事前に確認し、比較検討することが大切ですね。
1.3. 導入実績
機能や費用・・・という観点以外にも、ツールの導入実績に着目して選択することも大切です。
「このツールはどういう業種・業界のどういった課題を解消して成果を出したのか」について事前に確認しておくことで、成果を出すための道筋をイメージしやすくなります。ツール提供会社に依頼すれば、事例を紹介してもらえるので、自社と似た課題を解消した事例などがあるかどうか、確認してみると良いでしょう。
事例を確認しておくことで、ツールがどの業種・業界に強いのか、どういった課題の解決に向いているのかがわかるので、重要な比較・検討材料になりますね。
1.4. サポート体制
最後に、サポート体制についてお話しますね。前回の記事の「3.3. 導入がそのまま成果につながるわけではない」でもお伝えしていますが、ツールは導入することが目的ではなく、成果を出すための手段です。
しかし「分析の仕方がよくわからない」「機能を使い切れていない」といった状況が続くと、せっかく初期費用をかけて導入しても、成果が出る前にツールを使うことを断念してしまうことにもなりかねません。
そうならないためにもツールを選ぶ際には、
・導入後に自社できちんと活用していけるツールなのかどうか
・もしもわからないことや迷ったことが出た場合に、サポートしてもらえるような体制があるのかどうか
といった点も、視野に入れていくことが重要になります。
UGC活用ツールのサポートには、サポートページや、勉強会、チャット等を活用できるものから、UGCの活用について課題を把握したうえで改善提案をしてくれる運用コンサルティングのようなものまであります。
もちろん、サポートの内容が充実すればするほど費用も大きくなりますが、自社のマーケティング施策において、UGCの活用にどのくらい力を入れていくのか、そして、導入したツールを使いこなして成果を目指すためにどうしていくか、という点を吟味して選択していきましょう。
2.おすすめのUGC活用ツール6選
さて・・・選び方のポイントがわかったところで、ここからはタイトル回収!すぐに使いたくなる、おすすめのUGC活用ツールを紹介していきますね!
今回ご紹介するツールはこちらになります。UGC活用ツールは多数ありますので、今回は機能面やサポート面などを考慮して、BtoBマーケティングで活用しやすそうなもの厳選してみました。
■UGCクリエイティブ
■U-KOMI
■Letro
■YOTPO
■EmbedSocial
■ReviCo
1つずつ順番に解説していきますね!
2.1. UGCクリエイティブ
■特徴・機能
UGCクリエイティブはEC通販(DtoC)の導入実績が多く、レビュー、Instagram・TikTokの写真や動画、縦長のショート動画・・・といったUGCの活用に特化しているツールです。管理画面上で、UGCの収集や自社サイト・LP等のチャネルへの掲載、さらにはUGC投稿者への利用許諾申請をおこなうことができます。UGCの掲載はタグを設置するだけで簡単に対応できる点もうれしいポイント。
その他にも、UGCの自然な生成をフォローしてくれる機能が備わっているので、UGCがまだまだ少ない…という場合にもおすすめです。
また、UGCの分析やABテストによる効果検証も可能です。さらに改善を支援する専任のコンサルタントによるサポートも受けられるので、UGC運用が初めての場合も安心です。
■費用
定額制(サブスク)で機能の制限なく活用できる料金プランがあります。
※金額は問い合わせが必要となります。
■公式ホームページ
UGCクリエイティブ
公式サイト:https://ugc-creative.com/
2.2. U-KOMI
■特徴・機能
U-KOMIは、レビューの獲得率を上げることができる点が強みとなっています。U-KOMI 公式サイトでは、レビュー獲得率は10%前後という案内もあり、一般的なレビュー収集率は1%以下と言われていることを踏まえると、とても高いことがわかります。
U-KOMI独自のメール配信アルゴリズムを活用することで、獲得率がアップします。また、メールだけでなくLINE公式アカウントや二次元バーコードを活用したレビュー獲得も可能です。
その他、収集したUGCをSNSに連携させる機能もあります。さらに、獲得したレビューをAIで分析したり、Googleのオーガニック検索ページやGoogleショッピングの広告等にレビュー点数を表す「★」を表示させたりすることが可能となっています。
プランによっては、専任担当者によるサポートも利用できるので、活用や運用面で不安がある場合でも安心して利用できる点もポイントです。
■費用
料金プランは、スタンダードプラン、ビジュアルプラン、エンタープライズプランの3つを軸としています。初期費用については、お問い合わせが必要です。
・スタンダードプラン
33,000円/月
・ビジュアルプラン
55,000円/月
・エンタープライズプラン
66,000円/月
※金額は税込
※データ通信料によって追加料金が発生する可能性あり
■公式ホームページ
U-KOMI
https://u-komi.com/
2.3. Letro
■特徴・機能
Letro はEC事業に強いツールとして認知度が高く、売上の向上をフォローするサービス提供が特徴です。UGCの生成、掲載、計測・分析、最適化、という一連のPDCAサイクルを回すことができる機能と、経験豊富なカスタマーサクセス担当による支援を強みとしています。
また、ECサイトのカートシステムとのAPI連携※にも対応しているため、製品購入後にレビュー依頼メールを自動送付したり、買い物かごページへUGCを掲載したり、といった対応ができる点も特徴です。
※API連携とは
APIとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略称です。このAPIを使ってソフトウェアやプログラムといったデータを他のシステム等に連携させ、機能を拡張させることをAPI連携と呼んでいます。簡単にお伝えすると、システムが外部のアプリケーションやプログラムと連携して、さらにパワーアップするということです。
■費用
初期費用(※要問合せ)+月額料金(50,000円~)と
スターター、スタンダード、プロフェッショナル、という形で目的に応じた3つの基本プランが用意されており、詳細は問い合わせで確認する形となります。
■公式ホームページ
Letro
https://service.aainc.co.jp/product/letro/
2.4. YOTPO
■特徴・機能
YOTPOは、InstagramのUGC収集・活用をメインとしており、管理画面上からハッシュタグで検索をかけ、そのままUGC投稿者へ二次利用の許諾申請を送ることができます。
YOTPO最大の強みは、レビュー収集率の高さです。YOTPO公式ページでは、収集率は最大で10%としており、一般的なレビュー収集率が1%以下と言われていることを踏まえると、とても高い水準となっています。
さらに、ECサイトの買い物かごページに効果的なUGCを掲載し、カゴ落ち防止・アップセルを狙う施策も可能です。
■費用
無料版と有料版のプランがあります。無料版は使用できるプランの制限がありますが、使い心地や利用イメージを無料で試せるのは助かりますね。
※有料版の料金については、問い合わせで確認する形となります。
■公式ホームページ
YOTPO
https://www.yotpo.jp/
2.5. EmbedSocial
■特徴・機能
EmbedSocialは、SNSとの連携が強みで、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、Youtube、TikTok、Googleレビュー、Linkedin、…といったあらゆるSNSと連携させることが可能です。連携できるSNSの種類の豊富さは注目すべきポイントですね。UGC投稿者に対する利用許諾の申請機能も搭載しています。
SNS上で収集したUGCを自社のサイトに埋め込んで表示させることできます。その他にも、クチコミへの返信内容を自動作成したり、投稿内容を自動で翻訳したりするなど、AIを活用した機能もあり利便性が高いのも特徴です。
■費用
料金プランは、以下の5つになります。
・FREEプラン
0円/月
・PROプラン
7,150円/月
・PRO plusプラン
18,700円/月
・プレミアムプラン
34,650円/月
・エンタープライズ
お見積り
※金額は税込
無料で試せるFREEプランがあるのはうれしいポイントですね。その他、管理画面の設定代行や、高度なサポートサービス、UGC活用コンサルなどのオプションも用意されています。
■公式ホームページ
EmbedSocial
https://embedsocial.jp/
2.6. ReviCo
■特徴・機能
ReviCoは、EC事業者のお悩みをもとに開発されたツールとなっており、「ほしかった!」と思わせるような便利機能が搭載されているのが特徴です。とくに、購入者からレビューを収集するための機能が充実しています。
さらに収集できたレビューを、購入前の不安やお悩み対して的確に表示させることで、検討層からの注文率向上にも働きかけることができます。今後EC事業を強化していく場合に、ぜひ利用してみたいツールですね。
■費用
費用は、問い合わせで確認する形となります。
■公式ホームページ
ReviCo
https://www.revico.net/
3.まとめ
いかがでしたか?今回は、「すぐ使いたい!UGC活用ツール6選!」ということで、機能面やサポート面などを考慮し、BtoBマーケティングでも活用しやすそうなものを抜粋してご紹介しました。
UGCを活用していくためには、まずUGCの収集が必要ですが、収集からサポ―トをしてくれるツールも多数あるので、これからUGCに力を入れていきたい場合にはツールの導入も検討してみるとよいでしょう。
ぜひ「どのようにツールを活用していきたいか」を明確にして、自社の目的や予算感にあったツールを選んでみてくださいね!
▼この記事の前編はこちらから(UGC活用ツールのメリット・デメリットを解説)
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