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Microsoft Teamsの無料版が廃止?変更内容を詳しく解説!
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Microsoftはビジネス向けのコミュニケーションツール『Microsoft Teams(マイクロソフト チームス)無料版 ※以下、クラシック版』の提供を2023年4月12日に停止すると発表しました。
4月12日以降はクラシック版にアクセスできなくなり、データが削除されます。
今回は以下のようなお悩みをお持ちの方に変更内容を解説します。
- 現在使用しているクラシック版のデータを引き継ぐには?
- もう無料で使うことはできないの?
- プランを切り替えるならどれがオススメ?
この記事を読めば、クラシック版が廃止されるにあたり、引き続きTeamsを使いたい場合はどんな対応が必要なのかわかります。
目次
Microsoft Teams(マイクロソフト チームス)とは?

Microsoftが提供している、チャットをベースにいろんな機能が利用できるサービスです。
Microsoft365のサービス機能をひとつのアプリに統合した便利なツールです。
例えば、オンライン会議中にMicrosoft 365のドキュメントの編集ができます。
そのため、会議の参加者全員がそれぞれの意見を共通のWordに書き込み、会議を進めながらリアルタイムで議事録を作る、なんてこともできます。
Microsoftの機能がまとまっているので「Excelの更新と送付を繰り返していたら最新版がどれかわからなくなった」「過去に作ったPowerPointの資料はどこに保存したっけ?」というようなお悩みはMicrosoft Teamsを使うと解決します。
業務を効率化するいろいろな方法が備わっており、PCやスマホ、タブレットで使用できます。
2023年4月12日にクラシック版が廃止
2023年2月、Microsoftは同年4月12日にクラシック版を廃止すると発表しました。
この発表に衝撃を受けたユーザーも多いのではないでしょうか?
4月12日を過ぎるとクラシック版にアクセスができなくなり、データは削除されます。
新しい無料版に切り替えることもできますが、クラシック版のデータは自動的に移行されません。
クラシック版で保存したデータを消されたら困る場合は期限までに対策が必要です。
新しい無料版が登場
クラシック版から引き続き新しい無料版を使う場合、新しい無料版のプランにサインアップし直す必要があります。
すでに新しい無料版が公開されているので、クラシック版から今すぐ切り替えることも可能です。
新しい無料版でできること

新しい無料版でできることをまとめました!
- グループ会議は最長60分間
- 1対1の会議は最長30時間
- 1つの会議の参加者は最大100人
- 画面共有や会議予約が可能
- ファイル添付は1ユーザーあたり2GB
- 全チームで使えるファイルストレージが5GB
- 個人用ファイルをOne driveに保存可能な容量が5GB
- ノイズ抑制機能あり
- コミュニティーでの質問、回答またはサポートに問い合わせが可能
プロジェクトチームでちょっとした打ち合わせをする、お客様と会社のアカウント同士で商談するなどの使い方をしたいユーザーには新しい無料版で事足りそうです。
できなくなること
クラシック版ではできていたけど、新しい無料版ではできなくなることをまとめました。
- 同僚や顧客との無制限のチャット
- 会議の参加可能人数は無制限
- ファイル共有
- タスク
- 投票
- 組織の共有ストレージが10GB
- 会議、チャット、通話、ファイルのデータ暗号化といった機能
契約書や個人情報のような重要データをやりとりする、会議をしながら資料を一緒に編集するなどの場合は有料プランにアップグレードするか他のサービスへの移行が必要かもしれませんね。
データの引き継ぎについて

データの引き継ぎについて注意したいポイントをお伝えします!
クラシック版から新しい無料版へ切り替える際、チーム設定やチャネル、チャット履歴、添付ファイルなどは引き継ぐことはできないので、手動で保存して新しいアカウントに転送する必要があります。
有料プランにアップグレードすればデータは自動的に移行するため、手動で転送する手間と時間を省略できます。
ただし、プランごとに使える機能が異なり内容によって料金も変わってくるので、自社が必要とするプランを選びましょう!
引き続き使うためには
引き続きMicrosoft Teamsを使うためには、新しい無料版に切り替える方法と有料プランにアップグレードする方法があります。
Microsoftは現在クラシック版で使用しているデータを自動で引き継げる有料プランへのアップグレードを推奨しています。
前述したように、クラシック版から有料プランにアップグレードした場合は自動でデータの移行が可能です。
そのため、手動でデータの移行をする手間と時間をかけたくない場合は有料プランにアップグレードすることをオススメします。
以下、Microsoftが提供する有料プランを紹介します。
※2023年2月現在の情報です。
Microsoft Teams Essentials
簡単に移行できて、クラシック版で使っていたデータをすべてそのまま使えます。
Microsoftが推奨しているプランです。
- 最長30時間のグループ会議および1対1の会議
- 1つの会議の参加者最大300人
- 条件付きでホワイトボード機能や共有中への描画(共同注釈)が可能
- ファイル添付は1ユーザーあたり2GB
- ファイルストレージが10GB
- 個人用ファイルをOne driveに保存可能な容量が10GB
- すべてのチャット、通話、会議、ファイルのデータ暗号化
- Web、電話でのサポート(24時間年中無休)
- 料金は1ユーザーあたり月430円(税抜、年間契約)
Microsoft 365 Business Basic
「Microsoft Teams Essentials」に含まれるすべての機能に加えて以下の機能が含まれています。
Teamsだけでなく、WordやExcelなどのOfficeアプリを複数使えるプランのなかで、最も安価なプランです。
- 会議のレコーディング、文字起こし
- Web版とモバイル版のMicrosoft 365アプリ
- ホワイトボード機能や共有中への描画(共同注釈)が可能
- 会話内容をリアルタイムで字幕表示可能(日本語対応)
- ファイル添付は1ユーザーあたり1TB
- ファイルストレージが1TB
- 個人用ファイルをOne driveに保存可能な容量が1TB
- 料金は1ユーザーあたり月650円(税抜、年間契約)
Microsoft 365 Business Standard
「Microsoft 365 Business Basic」に含まれるすべての機能に加えて以下の機能が含まれています。
- デスクトップ版のOfficeアプリ(プレミアム機能付き)
- ウェブセミナーの主催が可能
- 出席者登録とレポートのツール
- 顧客アポイントメント管理
- 料金は1ユーザーあたり月1,360円(税抜、年間契約)
まとめ
新しい無料版と有料プランのできることをまとめました。
主にオンライン会議で使える機能やファイルストレージ(容量)、サポート体制に違いが見られますね。
それぞれのプランの特徴を比較し、自社が必要としている機能が備わったプランに変更することが重要です。
現在、クラシック版を使用していてデータを削除されたくないユーザーは2023年4月12日までに対応しましょう!