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みなさんは今どのような立場で仕事をしていますか?
新入社員、指導員、管理職、色々な立場の人で組織は成り立っていますね。
特に新入社員の方は、これからどうやって仕事をしていこうか手探りでやっていることもありますよね。
そんな悩みを解消してもらうために行うことの一つが社内研修だと思います。
本日は、新入社員(中途・新卒)へ向けての社員研修資料の作り方をご紹介します。
目次
1.社員研修資料の作り方、準備
1.1研修のゴールを設定する
まず、一番初めにやることは、社員研修のゴールを設定することです。
新入社員研修の場合、目的は「業務ができるようになること」にあると思います。
しかし、「業務ができるようになること」というと漠然としていて、結果が分かりくいですよね。
ですので、もっと具体的にゴールを設定する方が効果的です。
例えば、サッカーの練習方法を考える場合、ゴールは「リフティングができるようになること」なのか、「シュートを決められるようになること」なのか「試合に出られるようになること」なのかで、練習のメニューが変わってきますよね。
それと同じで、社員研修でも具体的なゴールを決めると受講者も研修に取り組みやすくなります。
ゴールは、「研修を受けた後、社員にどうなっていて欲しいか」ということを軸にすると考えやすくなると思います。
ゴールを設定することで、研修の構成やテーマ設定も明確になっていくので、ゴールはしっかり決めましょう。
1.2構成を作る
次に、研修内容の構成を考えましょう。
研修の目的(ゴール)を決めて、「研修を受けた後、社員にどうなっていて欲しいか」という着地点が決まったら、それに向けて構成を考えましょう。
構成の組み方で重要なのは、一番初めに受講者に「研修の目的(ゴール)」を共有することです。
目的を明確にすることで、受講者も自分が何を求められているのかが分かりますよね。
1.3情報を集める
構成が決まったら、研修の目的に合わせて情報収集をしましょう。
掲載する情報は多ければ多いほど良いわけではありません。
一般的な知識に加え、新入社員時代に分からなかったことを社内で聞き取りをして情報を集めた中から内容を決めていきましょう。
2.「見やすい資料」を作るポイント
PowerPointなどで資料を作るとき、「見やすい資料」を作ることを心掛けましょう。
では、「見やすい資料」とはどういうものでしょうか?
2.1文字を少なくする
「見やすい資料」とはすなわち「分かりやすい資料」です。
文字数が多いと受講者はどこが大切なのかが分からなくなります。
極力、表示する文字は少なくして、自分でメモを取れるように余白を設けた状態のものを資料として配布するのがオススメです。
こうすることで、受講者がメモをとりながら受講できるので、理解に役立ちます。
2.2レイアウトを統一する
「見やすい資料」を作るためには、レイアウトを統一する必要があります。
特にフォントを統一することは、「見やすい資料」の第一歩です。
スライドでは明朝体よりもゴシック体を使う方が見やすくてオススメですよ。
そして、「見出し」、「小見出し」、「本文」でフォントサイズを変えると、さらに「見やすい資料」に近づきます。
また、使用する色は3色程度に収めるとまとまりが良くなります。
2.3図解を盛り込む
数字で伝えたいことがあるときには図を使うのがオススメです。
例えば、文字で入社時キャリアについて説明するとき、業界経験者の割合20%、職種経験者40%と書かれるよりもグラフで表した方が分かりやすいですよね。
視覚に訴えることもでき、印象にも残りやすくなります。
3.基本的にあると良い項目
3.1業界についての説明
業界についての説明や、専門用語はできる限り載せると分かりやすい資料になりますよ。
研修する側は、忘れがちですが、新入社員は知らないことが沢山あります。
ですので、前提となる「業界について」は序盤で説明するよいと思います。
業界の背景について理解することで、受講者の理解もより深まって効果的です。
3.2結論(まとめ)を入れる
構成は導入→結論→具体例→結論という文章の書き方を意識すると良いと思います。
研修内容を最後におさらいできるので、必ず「結論(まとめ)」を入れましょう。
「結論(まとめ)」は受講者それぞれに書いてもらい、発表してもらうという方法も効果的だと思います。
4.新卒採用者の社内研修
では、新卒採用者の社内研修はどのようなことを行ったらよいのでしょうか?
4.1企業理念の理解
「企業理念の理解」というと難しそうに聞こえますが、自社への理解や社内のルールなど自分の会社に対する理解を深めることと考えるといいと思います。
自社への理解は、円滑な業務の遂行につながります。
始めは何もかもが不安な新入社員に、社内のルールを教えることで、安心して業務に取り組める環境を提供することができます。
「企業理念の理解」は、自社の考え方を共有するともに、新入社員の不安を軽減する機会ともなります。
4.2ビジネスマナー
ビジネスマナーを学ぶことは、社内外の人への敬意にもつながります。
言い方ひとつで、トラブルになることもありますし、逆に良い効果を生むこともありますよね。
コミュニケーションをとる人同士が気持ちよく、交流できるようにビジネスマナーを研修に取り入れましょう。
4.3OA操作
「スマートフォンネイティブ」と呼ばれるように、物心ついたころからスマートフォンに慣れ親しんだ若者も最近は多いですよね。
それゆえに、パソコンの操作があまり得意ではないという人も多いそうです。
WordやExcelやPowerPointなど、業務で必要となるアプリケーションについての研修は、今後何年と役立つことになるので、しっかりと行うと良いでしょう。
5.中途採用者の社内研修
新卒採用の社内研修と中途採用の社内研修では、やることは同じでも目的は少し異なります。
5.1企業理念の理解
「企業理念の理解」は先ほど、新卒採用の章でも触れましたが、仕事をともにする仲間として、ビジョンを共有する必要があるため、できるだけ行った方が良いでしょう。
組織が変われば考え方も変わりますので、「この組織が大切にしているもの」を分かってもらえるように研修を進めましょう。
5.2仕事の進め方
組織が変わると考え方が変わるのは、実務の面でも同じですよね。
前職でのやり方が、今の組織では非常識になるということも十分あり得ます。
このすり合わせができるかどうかで、中途採用の社員がスムーズに仕事を進められるかどうかも変わってきます。
また、分からないまま仕事を進めると大きなトラブルにつながる可能性もありますので、そういったことを防ぐためにも仕事の進め方については、研修を行うことをおすすめします。
5.3ビジネスマナー
ビジネスマナーは、当たり前と言っても、職種によってマナーが変わることがありますね。
また、前職は全く違う業界だったため、研修を受けたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
研修を行う側も、転職者にとっては当たり前が当たり前ではなくなるということを念頭に置いておきましょう。
6.まとめ
■研修を行うときはしっかり準備をする
■スライドは「見やすい資料」を意識する
■新入社員にとっては、当たり前が当たり前でないということを念頭におく
新しい仲間を迎えるにあたってできる限りの不安は取り去りたいですよね。
新入社員は私たちが思っている以上に不安な気持ちを抱えているかもしれません。
そんな悩みを解消できるような社員研修ができるといいですね。
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