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【図解】slack 一人だけ有料化できる?スラックの課金システムをわかりやすく解説!

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slack(スラック)の課金システムは、ワークスペースごとに料金が発生する形です。

一般的な有料サービスが「1ユーザーごとに課金」するのに対し、slackは「1ワークスペースごとに、使っているユーザー分の料金が発生」します。

今回は、ちょっと特殊なslackの料金システムについて、図解入りでわかりやすくまとめました。

代替ツールとしておススメのサービスは以下でご紹介していますので、よければご参照ください。
テレワーク導入の味方!必見のチャットツールを紹介

※当社はホームページの制作会社です。こちらはSlackについての
 参考記事になります。操作等のお電話でのお問い合わせには対応ができません…
 お手数ですが、Slackの操作方法やその他ご質問は、
 Slackのサポートをご参照ください。
    ↓
 Slackヘルプセンター
 https://slack.com/intl/ja-jp/help

目次


  1. Slackとは
  2. 料金の変更について
    2-1.プロプランの価格が上がる
    2-2.9月1日までに年払いに変えるとお得!
  3. 無料プランの仕様も変更に
    3-1.①ストレージ容量が無制限になる
    3-2.②データの保存が最大90日間になる
    3-3.③クリップ機能が使えるようになる
    3-4.90日以前のデータはどうなる?
  4. データのエクスポート方法
  5. まとめ

1.Slackとは


メッセージや各種データをやりとりできるコミュニケーションツールです。

Mac、Windows、Linux、iOS、AndroidのOSで利用できます。Google ChromeやSafari、Microsoft Edgeといった主要ブラウザはもちろん、各アプリケーションでも利用可能です。

利用ユーザーごとの課金ではなく、「ワークスペース一つひとつに課金する」といったシステムが大きな特徴です。

一般的なサービスではユーザー(アカウント)に無料・有料のランクが付きますが、Slackは「○人で利用するワークスペース」そのものに無料・有料のランクが付きます。

②データの保存が最大90日間になる」でも解説しますが、2022/9/1(木)から無料プランではデータ保存期間が90日までとなるので、以下のような形になります。

Slack料金プランの仕組み

【有料】ワークスペース①
参加ユーザー:ユーザー(A)、ユーザー(B)、ユーザー(C)の計3名
→3名分の利用料をワークスペース①として支払い。90日前のデータも見られる。

【無料】ワークスペース②
参加ユーザー:ユーザー(A)、ユーザー(B)、ユーザー(C)の計3名
→一切の料金が発生しない。90日前のデータが非表示になり、見られない。

ワークスペース①を有料プランにすると、そのワークスペースに参加しているユーザー(A)(B)(C)全員が90日以前のデータも見ることができます。発生する料金はユーザー(A)(B)(C)の3名分です。

しかし、同じメンバーがワークスペース②に参加しても、ワークスペース②が無料プランなので、90日以前のデータは非表示になってしまいます。

※ユーザーごとの課金システムに慣れていると少し戸惑うかもしれません。
※ユーザーA、B、Cごとの有料プランへの変更はできません。
 あくまで
場所を有料レンタルするイメージ
です。

なお、課金されるのはアクティブユーザーのみです。14日以上利用がない場合は非アクティブユーザーとなり、課金対象から外れます。

上の図で例えると「A・Bは頻繁に使うけど、Cは14日以上使っていない」という場合、A・Bの分だけ料金が発生するので、2ユーザー分の料金を支払えばOKです。

参考:Slack のフェアビリングポリシー | Slack
https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/218915077-Slack-のフェアビリングポリシー

2.料金の変更について


価格の変更は2022年9月1日(木)からです。この日以降の更新日から、新プランの料金が適用されます。

2-1.プロプランの価格が上がる

料金プラン | Slack
https://slack.com/intl/ja-jp/pricing

今回料金改定が行われたのはプロプランのみです。

Slackには「フリー(無料)・プロ(850円)・ビジネスプラス(1,600円)・Enterprise Grid」の4つのプランがあります。
※有料プランの料金は、年払い契約した際の月額相当料金です。
※1ユーザーあたりの価格です。

改定前は 月払い960円/年払い契約時月額相当850円 だったのが、改定後は 月払い1,050円/年払い契約時月額相当925円 になります。1,000円のボーダーを超える変更は大きいですね。

変更があるのはプロプランのみで、ビジネスプラスとEnterprise Grid(エンタープライズグリッド)に変更はありません。

2-2.9月1日までに年払いに変えるとお得!

2022年9月1日(木)以降の更新日から新料金が反映されます。

つまり、9月1日までに年間契約に変更すれば、まるっと1年間は旧料金で利用することが可能です。

2022年8月23日に年間契約に切り替えれば、2023年8月22日までは月額850円相当の価格で利用できるということですね。

2022年9月1日(木)までに年間契約をされた方は、2023年8月中は旧料金のままになりますので、ご安心ください。

3.無料プランの仕様も変更に


プロプランの料金変更に伴い、フリープランの仕様にも一部変更がありました。発表されているのは以下の3点です。

①ストレージ容量が無制限になる
②データの保存が最大90日間になる
③クリップ機能が使えるようになる

メリット・デメリットともにある変更ですので、一つずつ解説していきます。

3-1.①ストレージ容量が無制限になる

これまでは容量上限が5GB、メッセージ数の上限が1万件でしたが、これが無制限になります。

容量に含まれるデータは、PDF、画像、動画、音声ファイルなどです。5GBの上限を超えると古いものから順次非表示になる仕様でしたが、すべてのデータが閲覧可能になりました。

3-2.②データの保存が最大90日間になる

データ容量・メッセージ数が無制限になった一方で、90日以上前のデータは非表示になる仕様に。

どれだけ大量のデータを保存していようが、数件のやりとりだけであろうが、90日を超えたら見ることができなくなります。「そんなに長く保存されなくてもいいから、一度に大量のデータをやりとりしたい!」という方にとっては使い勝手がいい変更かもしれません。

ただし、こちらはあくまで非表示になるだけです。アーカイブとして検索も閲覧もできない場所に保存されているだけなので、有料プランにアップグレードすれば再度表示されます

3-3.③クリップ機能が使えるようになる

有料プランのみ利用可能だったクリップ機能が使えるようになります。
クリップ機能とは、音声や動画のメッセージのことです。その場で録音・録画して送ることができます。

文章や画像だけでは説明が難しい内容など、「口頭で話せたらすぐなのに」というテレワークの不満が解消できる機能です。

期間内でしたらいつでも視聴できるので、相手の時間を拘束しない分、口頭より便利な場面もあるかもしれません。

3-4.90日以前のデータはどうなる?

②データの保存が最大90日間になる」でも解説しましたが、90日以前のメッセージやファイルも削除されてしまうわけではありません

アーカイブとして、検索や閲覧ができない状態で保存されています。なので、そのワークスペースを有料プランに移行すれば、非表示になっていた過去のデータが参照できるようになります。

一度無料で使ってみて、「どうしても過去のデータが必要な場面が多い」となれば、有料プランを検討してみてもよさそうですね。

4.データのエクスポート方法


9月1日以降、フリープランでは90日以前のデータは非表示となります。「データを保存しておきたい!」という方のために、簡単にですがエクスポート方法をご紹介します。

①画面の左上にある任意のワークスペース名→「設定と管理」→「ワークスペースの設定」をクリック

②右上にある「データのインポート/エクスポート」をクリック

③「エクスポート」タブを選択し、エクスポートする範囲を選択→「エクスポート開始」をクリック

データは「JSON」という形式でダウンロードされます。普通に開くとタグだらけのデータですが、Excel形式に直すことも可能です。

5.まとめ


Slack(スラック)におけるプロプランの価格変更、フリープランの仕様変更についてご紹介しました。以下、簡単に内容をまとめます。

■プロプラン

【~2022年8月3日】月払い960円/年払い契約時月額相当850円
   ↓
【2022年9月1日~】月払い1,050円/年払い契約時月額相当925円


■フリープラン

①ストレージ容量が5GB/メッセージ1万件→無制限に
②データ保存制限が90日間までに
③クリップ(音声・動画メッセージ)機能が利用可能に


■有料についての考え方

(1)有料ユーザ(アカウント)、無料ユーザ、の考え方はありません
(2)有料の選択は、ワークスペース1つずつです
(3)ワークスペースの中の小分類も含んで、ワークスペースになります。


*ビジネスプラスとEnterprise Grid(エンタープライズグリッド)には変更はありません。
*バックアップデータも注意が必要です。JSONは使い勝手がわるいです。
*有料の考え方が、ユーザなのかスペースなのか、を注意。

該当するユーザーの方は、9月1日までにしっかりと準備をしたいですね。

ライター:野倉

※当社はホームページの制作会社です。こちらはSlackについての
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愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
愛知県 名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F

TEL: 052-890-7007(2021-12/16~変更)
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わくわくさん

ライター

2020年入社。業界未経験ながら「文章が好き!」という勢いだけで入社。人見知りですが、取材のテクニックを日々研鑽中です。「読みやすくて思いが伝わる文章」を心がけてがんばっています!

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