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4分33秒の間、全く演奏しない曲がある!?音楽の歴史 【後編】

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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>

・西洋の近現代の音楽にはどんな歴史があったんだろう?

・日本ではどのように音楽が広まって行ったんだろう?

 

当記事は、音楽の歴史について解説する記事の後編です。

よければ前編もあわせてご参照ください。
「ドレミ」は古代ギリシャから存在した!?|音楽の歴史【前編】

後編では、西洋の近現代の音楽史と日本における音楽史をご紹介します。

※2021年5月24日現在の情報です
※便宜上当記事では、西洋におけるクラッシックを主体とした音楽を「西洋音楽」として記載しています。

目次


  1. 国民楽派(こくみんがくは)音楽と近現代音楽
    ①国民楽派音楽
    ②近現代音楽
  2. 日本の音楽史
    ①古代の音楽
    ②中世の音楽
    ③近現代音楽
  3. まとめ

1.国民楽派(こくみんがくは)音楽と近現代音楽


①国民楽派音楽

国民楽派の音楽家と代表曲は次のようなものが挙げられます。

・「チャイコフスキー」による「白鳥の湖」
・「スメタナ」による「我が祖国」
・「ドボルザーク」による「新世界」

19世紀中ごろから20世紀にかけて、自国の歴史や風土を強く表現しようとした、民謡をもとに発展した音楽、「国民楽」がロシア、ボヘミアなどで広がりました。

特に、この頃にはロシア帝国(現ロシア連邦)で独自の音楽性を強く表現しようとする動きが起こりました。

その結果、アレクサンドル・ボロディン、ツェーザリ・キュイ、 ミリイ・バラキレフ、モデスト・ムソルグスキー、ニコライ・リムスキー=コルサコフからなる「ロシア5人組」という作曲家集団が誕生し、様々な作品を残しました。

②近現代音楽

近現代の音楽家と代表曲は次のようなものが挙げられます。

・「ドビュッシー」による「ベルガマスク組曲」
・「ラベル」による「ボレロ」
・「ブリテン」による「青少年の管弦楽入門」

近現代の音楽は、自然の中にある光や海などから感じたものを美しく表現しつつも、今までの調性(音づかいによる明るさや暗さの表現)から脱した、無調(むちょう)音楽や十二音(じゅうにおん)音楽という特殊なジャンルも確立しました。

さらに、アメリカの現代音楽家である「ジョン・ケージ」は「4分33秒」という曲を作曲し、演奏時間4分33秒の間に演奏者が音を全く出さない「沈黙としての音楽」を表現しました。

この「4分33秒の間、全く何も演奏しない音楽」という発想には、思わず驚いてしまいますね。


…ここまで西洋を中心に音楽の歴史を振り返ってきました。次の章から日本では音楽はどのような歴史をたどってきたのか、それを順番にご紹介します。

2.日本の音楽史


①古代の音楽

7世紀の推古天皇の時代には、百済(くだら)から、 仮面を用いた無言野外劇である「伎楽(ぎがく)」が伝来します。

※百済…4世紀前半から660年まで栄えた古代の朝鮮半島南西部の国家

さらに、8世紀にはチャンパ王国(現ベトナム南部)の音楽「 林邑楽(りんゆうがく)」が伝来し、後の宮廷で演奏される「雅楽(ががく)」へ伝承されていきました。

②中世の音楽

日本における中世の音楽の大きな特徴は、8世紀頃に中国から日本に伝来した「琵琶(びわ)」という現代でいうところのギターのような弦楽器が盛んに使われた点です。

また、この時代の音楽の種類としては「平曲 、能、歌舞伎踊(かぶきおどり)」があります。

平曲は「平家物語」を語るもの、能は田植行事としての田舞(たまい)や、ものまね芸などが他の音楽と交わったもの、歌舞伎踊は流行歌謡などに合わせて踊るものとして日本中に広まっていきました。

③近現代音楽

ここまで紹介してきたように、中世までの日本の音楽はアジア方面の影響を受けて発展してきました。

しかし明治時代の文明開化以降は、ヨーロッパを中心とした西洋音楽の影響を強く受けるように変わりました

そして、第二次世界大戦後には、西洋と日本の音楽を混ぜた「現代邦楽」というジャンルが確立されました。

それらは後に、より親しみやすい「ポピュラー音楽」「歌謡曲」などと呼ばれる大衆向けの音楽に発展していき、より音楽が気軽に楽しめるものになるという大きな変化をもたらしました。

さらに1990年代前半には、メロディーやリズムがより洋楽的(西洋的)な音楽を「J-POP」と呼ぶようになり、今日の私たちが聞いている音楽ジャンルの一つとして定着しました。

3.まとめ


今回は、西洋の近現代の音楽史と日本における音楽史について調べてみました。

まとめると、
西洋では、国民楽派がロシアなどで活躍し、その後調性などの既存の音楽から脱する現代音楽という実験的な音楽へ発展しました。

また、日本では古代~中世でアジアから、近現代では西洋から音楽を取り入れ、最終的にJ-POPなどのキャッチーで比較的歌いやすい音楽へと発展しました。

…このような歴史があるからこそ、現代の私たちが聞いている音楽が成り立っていると思うと、なんだか感慨深いものがありますね。

ライター:井上

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