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「ドレミ」は古代ギリシャから存在した!?|音楽の歴史【前編】

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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>

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当ブログでは音楽に関する様々なテーマを記事にしてきました。

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今回は、前回の「音楽機器の歴史」に続き「音楽の歴史」について、前編・後編に分けてご紹介したいと思います。

前編では音楽の起源からクラシック音楽のロマン派時代までをご紹介したいと思います。

※2021年5月21日現在の情報です

目次


  1. 音楽の起源
    ①古代文明
    ②グレゴリオ聖歌
    ③ルネサンス音楽
  2. クラシック音楽
    ①バロック音楽
    ②古典派音楽
    ③ロマン派音楽
  3. まとめ

1.音楽の起源


①古代文明

世界で最も古い文化の一つとされているメソポタミア文明(紀元前3000年頃に栄えたとする説が有力)の遺跡から、笛や太鼓などを演奏している人々の姿をした彫刻が発見されています。

また、紀元前300年ごろの古代ギリシャ文明においては、ピタゴラスにより今の「ドレミファソラシド」に近い「音の高さ」が定義されたそうです。

これらの時代は楽譜が残っていないため、どんな音楽を演奏していたのかはわかりませんが、遥か昔から楽器が演奏され、音の高さも定義されていたというのは驚きですね。

②グレゴリオ聖歌

音楽の歴史の中でもポイントになってくるのが「キリスト教の信仰」です。

5世紀頃から15世紀頃までキリスト教は深く信仰され、それを中心に音楽が発達しました。

9世紀ごろには神をほめたたえる「グレゴリオ聖歌」という、一つのメロディーを一人、または複数人で歌うという形式が確立されました。

そして、この頃には「教会旋法(きょうかいせんぽう)」という、その後の音階の発展に大きく影響する、ピアノの白鍵だけを使って作られる7つの音づかいが発見されました。

また、 「グレゴリオ聖歌」 のメロディーにもう一つ別のメロディーを重ねて歌う「オルガヌム」という方法も誕生しました。

そしてそれをきっかけに、いくつかのメロディーを重ねる和声(ハーモニー)が発展していきました。

③ルネサンス音楽

15世紀から16世紀のルネサンス時代に作られた音楽のことを「ルネサンス音楽」と呼びます。

この時代では音楽家の多くは教会に雇われており、ルネサンス音楽は教会の典礼(キリスト教の決まった儀式のこと)のための音楽として発展しました。

この時代において有名な音楽家として挙げられるのが「デュファイ」です。※代表曲「アヴェ・レジーナ・チェロールム」など

デュファイは「カエルの歌」のように一つのメロディーを、後から他のパートで同じようになぞる形式の音楽を発展させました。

そして各地にひろまった教会音楽は各地の世俗音楽(より大衆的な音楽)と融合し、祝祭やダンスに使われる世俗は、これまでとは違った「愛」などについて母国語を用いて歌うということも行われるようになりました。

しかし「ルネサンス音楽」、次に紹介する「バロック音楽」の頃まで、音楽の中心は教会のための音楽でした。

では、次の章からいわゆる「クラシック音楽」と呼ばれる音楽の歴史と、今までの教会のための音楽からどう変化したのかをご紹介します。

2.クラシック音楽


①バロック音楽

時は流れ、17世紀から18世紀にかけて「バロック音楽」と呼ばれる音楽が発展しました。

ちなみにバロック音楽の「バロック」とはもともと「形の悪い真珠」という意味で、後の古い形式を重んじる音楽家から、音楽の表現が逸脱していると受け取られたからです。

それほどまでに、自由な表現をしたバロック音楽とはどのようなものだったのでしょうか。

バロック時代で有名な音楽家と代表曲として次のようなものが挙げられます。

・「ヴィヴァルディ」による「四季」
・「バッハ」による「トッカータとフーガ ニ短調 」
・「ヘンデル」による「メサイア」

この時代には「合奏協奏曲」と呼ばれる、弦楽器を中心にチェンバロなどを加えた編成により、合奏と独創が交互に演奏される形式も誕生しました。

②古典派音楽

古典派時代で有名な音楽家と代表曲として次のようなものが挙げられます。

・「ベートーヴェン」による「交響曲第5番 運命」
・「モーツァルト」による「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

この時代に教会のための音楽が、徐々に民衆のためのものに変わっていきます。

これには、1789年から1795年まで続いた「フランス革命」で、王侯貴族の権威に対して、民衆が権利を主張するようになり、民衆の立場が上がってきたという背景があります。

音楽的には、市民にわかりやすい「シンプルで激しい、印象に残りやすい」という音楽が生まれました。古典派音楽の代表的な曲「運命」のメロディーは、まさにこの時代の特徴を表していますよね。

③ロマン派音楽

ロマン派時代で有名な音楽家と代表曲として次のようなものが挙げられます。

・「シューベルト」による「魔王」
・「ショパン」による「ノクターン 第2番」
・「リスト」による「ラ・カンパネラ」

ロマン派音楽はロマン派主義の精神を体現した音楽だと言えます。

ロマン派主義は、18世紀末から19世紀で起こった「理性」や「現実」といったものより、「感受性」や「空想」といったものに重きを置く考え方です。

この時代の特徴としてピアノ曲の活躍があります。18世紀の初めに発明されたピアノが、19世紀の中ごろには演奏会にたえるような楽器になり、ロマン派の音楽家たちが、ピアノの魅力的な音色を活かし作曲をしました。

また、音楽家「リスト」によって「交響詩」と呼ばれる「文学的なテーマ」と「音楽」を合わせて一つの作品とする形式も確立されました。

このロマン派時代に活躍した音楽家や、新たな音楽形式は非常に多く、ここでは紹介しきれないほどです。機会があれば、今回ご紹介した以外のロマン派の音楽家も聞いてみるのをおすすめします。

3.まとめ


今回は、音楽の歴史を古代メソポタミア時代からクラシックのロマン派の時代までご紹介しました。

まとめると、
古代メソポタミア文明やギリシャ文明で音楽は誕生し、その後クラシック音楽の中で 「理性」や「現実」を重んじた形式から「感受性」や「空想」などを自由に表現する形式に変わっていったということになります。

当記事の中で新たな発見や、ためになる知識が見つかれば嬉しい限りです。

ライター:井上

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