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PCの不調、実は梅雨のせい?夏に不調が多い理由とメンテナンス方法を紹介!

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じめじめとした雨雲も目立つ頃、だんだんと本格的な夏が近づいてきました。

体調管理ももちろんですが、PCのメンテナンスも、怠ってはいけません。
メンテナンスを放置していると、PCのパフォーマンスが低下したり、異音がしたりなど、下手をすると故障につながります。

近頃は格安なノートPCなんかも登場していますが、性能も含め、決して安い買い物ではないですよね。デスクトップならなおのこと、買い直しは避けたいです……。

しかし、「自分でメンテナンスとかやったことない」「そもそもなんで梅雨に不調が起きるの?」「どうしたら改善できる?」という方も多いと思います。

そこで今回は、どうして梅雨に不調が起きるのか。そして自分でもできるPCのメンテナンス方法をご紹介します。

目次


  1. なぜ梅雨に不調が起きるのか
  2. 具体的な原因と対処法
    2-1.湿気とその対策
    2-2.ホコリの対処法
    2-3.高熱に注意!
    2-4.結露する可能性も……
  3. まとめ

1.なぜ梅雨に不調が起きるのか


ではまず、なぜ梅雨にPCの不調が起きやすいのか。

その理由はひとえに、「湿気が多い」からです。

その湿気が原因で、様々な不調を引き起こしてしまいます。
それに加え、夏に近づくにつれ気温は上昇し、また湿度も高いまま。
PCが苦手な「水分」と「熱」が同時に襲ってくるのが、日本の夏なのです。

精密機器であるPCにとって、より厳しい環境と言えるでしょう。

2.具体的な原因と対処法


湿気が原因ではありますが、それだけを解決すればいいわけではありません。

湿気はあくまでトリガーにすぎず、それによって引き起こされる様々な症状があります。それらにも適切に対処して、PCを守りましょう。

2-1.湿気とその対策

とはいえ、湿気の対策をしないことには話が始まりません。
できる範囲で湿気の対策をとっていきましょう。

PCを使用するうえで、適した温度と湿度が存在します。しかし、湿度は結露しないことが条件ですので、急な寒暖差には気をつけてください。

デスクトップであれば、温度が約10~35℃、湿度が20~80%
ノートであれば、温度が約10~35℃、湿度が20~80%

と言われています。

以下の条件にひとつでも当てはまっていたら、場所を見直してみてもいいかもしれません。設置場所を変えるだけで、湿度や高熱、ホコリから守ることができます。

・窓の近く(直射日光や、雨を防ぐため)
・観葉植物や、水槽の近く(湿気の発生源)
・水道の近く(湿気の発生源)
・部屋干しをする場所(湿気の発生源)
・壁との隙間が10㎝以下(ホコリがたまりやすい)
・床に直置き(ホコリがたまりやすい)

ドアや窓を開けて換気をしたり、除湿器などを活用するのも、いいかもしれません。

2-2.ホコリの対処法

一年中、PCの不調の原因となるホコリですが、とくに湿気の多い季節は注意が必要です。ホコリが空気中の水分を吸収してしまい、重く、大きくなります。

それによって、吸気口や排気口に詰まりやすくなったり、冷却ファンに付着したりと、熱暴走の原因となります。

先述したように、壁に密着するようにPCが設置してあったり、床に直置きなどをしているとさらにホコリがたまりやすくなってしまいますので、もしそうであれば、即座に場所を変えましょう。

とくに空冷の場合は、GPU(グラフィックボード)に付属しているファンも含め、冷却ファンに注意です。

ホコリが付着して隙間などに詰まってしまうと、冷却機能が低下し、熱がこもってしまいます。冷却にパワーが必要なので、いつもより大きい音がなっているときは注意してください。

最低でも、一週間に一回は起動してファンを回してあげることで、改善されると思います。メールを確認するとか、その程度でも大丈夫です!

排気口やファンにホコリがたまっていた場合は、はたきやエアダスター、掃除機などで手入れをしましょう。最近では静電気でホコリを舞わせずにとれるものや、専用の小型ノズルのついたものもあるそうなので、興味がある人は是非調べてみてください。

また、エアダスターを使用する場合には一度ケースを外すなどをして、内側から吹きかけるようにしましょう。外から吹きかけてしまうと、内側でホコリが舞ってしまい、大変なことになります。

2-3.高熱に注意!

CPUやHDDなど、PCには熱に弱い部品が多々あります。

とくにノートPCは、限られたスペースに無理やりパーツを押し込んで作られているので、熱がこもりやすく、すぐに処理が重くなってしまうことも。

夏は室内温度も高くなってしまうので、冷却が非常に大事になってきます。

そのためにも、冷却に大きく関わる排気口や吸気口の詰まりに気を付ける必要があったんですね。排気口や吸気口の周りに物を置いて塞いでしまわないように、気を付けましょう。

ノートPCの排気口や吸気口は、側面や背面などにあります。

最近は上手に組まれているので、パッと見たときにわからないかもしれません。もし、ノートPCで長時間作業をする場合には、とくに気を付けたいですね。

熱でショートしてデータが破損。なんてことになってしまうかも。布団の上や、膝の上での長時間利用は避けたいです。

デスクトップPCでは背面や側面、大きいタワー型のものだと天板などにもある場合があります。天板に物を置いてしまっている人は意外と多いんじゃないでしょうか。

CPUに高負荷をかけてしまうような作業をする場合は、とくに気を付けましょう。

また、先ほど稼働してファンを回すのが大事と言いましたが、サーバー運用されるようなPCを除き、市販のPCのほとんどは、24時間フル稼働できるように設計されていません。冷却装置をたまには休ませることで、パフォーマンスの安定を図りましょう。

2-4.結露する可能性も……

最近のPCは対策もされて、丈夫に作られています。しかし、高温多湿な夏で、室内の状況によっては、100%結露を防げるわけではありません。

強いてあげるなら水冷用のラジエーターやポンプなどが不安でしょうか、結露した液体が垂れて故障につながる可能性があります。

とはいえ余程のことが無い限り大丈夫だとは思いますが……。
可能性としてはあり得ない話ではないので、ご紹介いたしました。

3.まとめ


梅雨は非常に湿気がたまりやすい時期です。
そんな湿気が原因で、PCに様々な不調を引き起こしてしまいます。

今、自身のPCが置かれている環境はどうですか?

これからまただんだんと暑くなってくるので、利用環境は十分に気をつけていきましょう。
簡単でもいいので、定期的なメンテナンスをはじめ、日常的にも適度な換気や除湿器の利用などをこころがけていきたいですね。


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