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WWGでは近年、仕事納めの日にInstagram(インスタグラム)運営チーム主導で書初めをするのが恒例になっています。(1年の終わりですが、筆と墨汁を使って文字を書くのはこの時が初になるので書初めと言ってもいいでしょう!)
利き手とは反対の手で書くなどの制限付きで毎年大いに盛り上がるのですが、その際に改めて思うのは「手書きの文字ってものすごく個性が出る」ということです。
筆跡鑑定なんてものもあるくらいなので当然ではありますが、本当に一人ひとりまったく違う味があってとてもいい!
そんな味の出る手書き文字なので、お客様のご希望でデザインに使用することもあります。
デザイナーさんがお客様のイメージに近い文字を書けるスタッフのところに紙とペンを持って行って、書いてもらったものをデザインに反映します。
そこで気になったのが、人によって筆跡が違うのはもちろんとして、道具ではどれくらい変わるのかということです。
弘法大師なら筆を選びませんが、一般人なら何で書くかによって多少なりとも変わってしまうのでは?ということで、今回はいろいろな筆記用具を集めて文字の書き比べをしてみました。
目次
1.ラインナップ
今回使用する筆記用具をご紹介します。
写真左から、
・シャープペンシル(以下、シャーペン)
・ボールペン
・サインペン
・ガラスペン
・タッチペン
タッチペンは番外編でタブレットに書きます。
普段使用するのは、走り書きならシャーペン、丁寧に書くのはボールペンが多いです。
今回は一律、お客様にお渡しするのを想定した丁寧さで書きます。
検証する文字はビジネスの定番のこちら!
「いつもお世話になっております 株式会社WWGのキャサリンです」
漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットとすべて入っていていい感じです。
それではやっていきましょう!
2.書き比べてみた
2.1 シャーペン
学生の頃の授業ノートなども含め、人生で一番使っているであろうシャーペン。
思い返すと、自分用のメモに使用するのが主で、丁寧さを意識して書く機会は意外と少なかったかもしれません。
そしていざ丁寧に書こうとすると、芯のとがり具合が途中で変わっていくのが気になる……!
書き始めのシャープさが徐々になくなり、書き心地も文字も平たくなっていくのがわかります。
私の脳裏に三菱鉛筆さんのクルトガが浮かびました。
2.2 ボールペン
ファンレターを書きたいタイプのオタクの私が、人に見せるための文字を書くのに一番使っているボールペン。
シャーペンと違い、途中で文字の太さが変わってしまうことがないのがいいですね。(代わりに、途中でインクが出なくなってイライラすることもよくありますが)
見たところ、シャーペンで書いたものとほとんど同じです。
どちらも「とめ・はね・はらい」のコントロールがしやすいという点が同じ(※個人の感想)なので、書ける文字も似てくるのでしょうか。
2.3 サインペン
だいたいボールペンで済ましてしまうのであまり使う機会のないサインペン。
紙(コピー用紙)との相性が悪いのか、ペン先がひっかかってはらいが難しいです。
加えて、シャーペンやボールペンよりペン先が太いため、スペースが足りなくなることを恐れて気づくと文字が小さめになっていました。
文字が太い分、先の2つよりも気持ち柔らかな印象です。
2.4 ガラスペン
今回のラインナップで一番の難所、ガラスペン。
何しろ私、ガラスペンを触るのは今回が初めてです。
セリアでペンもインクも110円で売っているのを見かけて勢いで購入したので、まずは使い方からよく読まないといけません。
ペン先をインクに浸したら後は書くだけらしいですが、インクを開けようとすると一瞬で指にインクが…これはまずい。
何故この人はこんな真っ白な服を着ているときにやり始めてしまったのでしょうか。
文字を書く以外の動作も慎重にしなければいけません。
そして書き始めると、あれ?書けない?
試行錯誤した結果、どうやら書くときのペン先がまっすぐすぎたようです。
斜めにするのは説明を読んでわかっていたのですが、思ったよりももっと斜めでした。
インクを付けて書くものなので、書き始めからだんだんインクが少なくなって文字も細くなっていきます。
コピー用紙だとインクの量にもよりますが、けっこう滲みますね。
おっかなびっくり書いていたので、一画一画をとめて終わりがちです。
2.5 タッチペン
最後は番外編、タブレットとタッチペンです。
売り場で一番安かったタブレットとダイソーで買ったタッチペン、正直書きやすくはないので、どこまでアナログの筆跡に近くなるのかが気になるところですが……?
点のような短い線が書きづらいのと、自分でペンを持って書いているのに自分で制御しきれていない感じがしてもやもやします。
「い」の左側がはねすぎで「レ」みたいだし、「式」の点がドットだし、本当はもっとバランスよく書けるのに!!(これ、お店でタブレットに署名を求められたときも毎回思っています。)
ただ、悔しいことに比較的アナログと近い雰囲気にはなっている気がします。
3.まとめ
今回書いた文字をすべて並べたものがこちらです。
慣れない道具を使うと文字が小さくなりがちだったり、「とめ・はね・はらい」などの細部に違いは出ますが、クセは同じように表れることがわかりました。
「な」の右上の点はどれも完全につながっているし、「ま」は上が飛び出せていないし…改めて書いてみると、自分ってこんなクセがあったんだと初めて気づくことばかりです。
こんな一人ひとりのクセが出る手書き文字だからこそ、出せる雰囲気があるんですね。
気になったお客様はぜひお気軽にご相談ください!
余談ですが、ガラスペンを初めてご使用の際は机の上を片付けて、インクの開閉時に万が一こぼしても大丈夫なよう、そして書き終わったペンを安全に置いておけるよう、スペースを確保してからご利用ください。私は大変なことになりました。
愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
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キャサリン
営業アシスタント
企画・開発部所属、2018年入社の営業アシスタント。
社内イチ業務内容が多岐にわたり、「制作以外のすべてを担う」と言われている、らしい。