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今回はこれからデザイナー・コーダーの仕事をしたい、勉強を始めたいと思っている方向けに「Windows・Macのどちらを使って始めればいいのか」を紹介したいと思います。
個人的な感想も含みますが、これからデザイナー・コーダーを目指される方のお役に立てばと思います。
自分はデザイナーとして10年、コーダーとして5年お仕事をしています。
どちらのお仕事でも使用していたWindowsの方が馴染みがありますが、今回はそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
目次
1.「Windows」「Mac」それぞれのメリット・デメリット
まずは最初に「Windows」「Mac」のメリット・デメリットを紹介していきます。
結果を先にお伝えしておくと、最終的には「どちらも使えるようになっておいたほうがいい」です。
お客様とのやり取りの中で「Mac の safari で見た際にレイアウトが崩れている」「動的な部分でスライダーが正しく動いていない」等、Windows・Macによって表示や動きに誤差が出てしまう事も。
Windowsをメインで使用するにしても、最終的にはMacの操作方法も最低限覚えていく形になるでしょう。
「Windows」のメリット・デメリット
Windowsの強みは、やはり使用しているユーザーも多く、操作方法にも馴染みがある点です。
昔からWindowsを使用していて基本的な操作方法を熟知しているなら、最初に操作方法でつまずく事もありません。
ホームページ制作をご依頼されるお客様の多くはWindowsを使用している事が多く、制作したホームページを同じ環境で確認してもらえる為、便利です。
シェア率が高いぶん、「パソコンを買おう!」となったときにも、選べるマシンが多いのが魅力的です。特にフリーランスを検討されている方は、「どんな環境で仕事をするか」に合わせて細かく選べるのがうれしいですね。
一方で、「Macとのやりとりがうまくいかないこともある」という難点も。
「Macで圧縮したファイルをWindowsで解凍すると文字化けする」「解凍した際にWindowsにとって不要なファイルが生成される」など、その仕様を知らない方からすると困惑してしまいます。
自分も最初はその仕様を知らず、「お客様から頂いたデータを解凍したら文字化けしてしまった」ということが何度かありました。解凍フォルダ内に複数ファイルが存在している際は、中身を開いて自分で分かりやすいファイル名に再度変更し直す作業も必要になります。
「Mac」のメリット・デメリット
Macのメリットは、標準でインストールされているフォントが豊富なことです。
特に、デザイン関係のお仕事を行う上でプロが良く使用する「ヒラギノ角ゴシック」が入っているのは魅力的ですね。
Windowsで「ヒラギノ角ゴシック」を使用する為には、フォント自体を購入しなければいけません。価格も3万円程とそれなりなので、Macはフォントに関してとても優秀だといえます。
現在ではGoogle fontで日本語から英語まで様々なフォントがある為、そちらを運用すればWindowsでもそれほど問題ありません。ですが、標準で高品質なフォントがインストールされているのはありがたいですよね。
また、高解像度で綺麗な発色のモニターも良いとされています。
コーダーというお仕事に対してはそれほど重要ではありませんが、デザインカンプに対して構築していく上で、質の高いモニターはないよりあった方が絶対に良いです。
ただ、自分はWindowsを長く使用していてモニターに関してはそれほど気になった事もないので、業務内容によっては、最低限のモニターであればWindowsでも問題ないと思いました。
そして、仮想化ソフトの「Paralells」というものを利用する事で、Mac単体でもIE等を使用することができます。WindowsではIOSを使用することができないので、Windows・Macと行き来する必要がないという点はすごく羨ましいですね。
ただし、クリエイティブな仕事をする上で性能の高いものを求めるとなると、それなりに高額となってしまうのが少し難点です。
2.デザイナーに向いているのは「Windows」「Mac」?
デザイナーに関しては、フォントが充実していて高解像度で綺麗なモニターのMacが良いかなと思います。
もちろんWindowsに慣れているならWindowsで問題もないのですが、有料フォントを購入しなけばいけなかったりというデメリットがあるからです。
デザイン制作の現場であればWindowsであっても会社から支給されるパソコンには「ヒラギノ角ゴシック」が購入・インストール済みの場合がほどんどですので、あくまでこれからWEBデザイナーを目指す方で、パソコンの購入を検討されている方に限られます。
デザインを制作する上で、読み込みに時間がかかってしまうようなスペックが足りないパソコンで作業する事がなければ、慣れている方でWindows・Macどちらでも良いのかなと自分は思います。
3.コーダーに向いているのは「Windows」「Mac」?
コーダーに関しては、デザインカンプをデザイナーから貰い構築していくのが主ですが、Illustrator・Photoshopスキルも最低限必要となります。
画像の書き出しを適切な拡張子・サイズで行う為には基礎操作の習得が必須となります。
デザイナーがMacでデザインカンプを作成される際は、受け取り側もMacである方が良いです。
上記でもありました「ヒラギノ角ゴシック」を使用して作られたものですと、Windowsで開いた際に、都度フォントがありませんと表示が出てしまうからです。
会社でお仕事であればPCは支給される思いますが、場合によっては自分のノートパソコンを持ち込んだ入りもします。
個人でフリーランスも考えている方であれば、メインはWindows、サブでMac等、両方持っておくのもいいかもしれません。
4.結局はカタログスペック次第で慣れている方で大丈夫
長々と紹介してきましたが、お互いに長所・短所があり絶対的に譲れない点というのも自分にはない為、結局は使い慣れた方で良いのかなと感じました。
これからWEBデザイナー・コーダーの勉強を始める為にPCの購入を検討されている方は、単純に「作業を行う上で必要なスペックを兼ねたパソコン」を購入する事が一番大事かなと思いました。
デザインカンプのデータを開く為のIllustrator・Photoshop。
コーディングをする為のDreamweaver等、複数のソフトを開いて作業を行う為、処理が追い付かず読み込み、立ち上げに時間がかかってしまったり、画面が固まってしまう、最悪ソフト自体が作業途中で落ちてしまう事もざらです。
その為、まずは自分が何がしたいか、コーダーから始めてデザインもしてみたい、動画編集もできるようになりたい、プログラミングスキルを習得したい等、先を見据えた上でPCの検討されるといいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
結果としては「慣れている方でいい」というシンプルな結果でしたが、Windows・Macどちらにもメリット・デメリットがあります。自分の中でそれらを比較したとき、どちらにより魅力を感じるかという事になります。
ひと昔前は「クリエイティブな仕事はMac」というイメージも強かったですが、今はWindowsでも全然問題なく、現場でもWindowsで統一されているも多いです。
弊社でも、使用パソコンはWindowsがメインで、サブがMacという形になります。
今回気になって調べた内容をまとめて記事とさせていただきましたが、自分の中では「どちらもいい点・悪い点がある」という印象だったので、しばらくは今のままで良いのかなと思いました。
愛知県内から名古屋市を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社 WWG(ダブルダブルジー)
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カピバラさん
コーダー兼デザイナー
WEB業界歴5年のコーダー。広告代理店でもデザイナーとして10年勤務していたことのある自分ですがWEB業界は奥が深い!新しい事の発見の毎日ですが皆さんのお役に立てる情報等を少しでも発信していけたらと思っていますので宜しくお願い致します。