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意外と知らない!?ディスプレイ端子のさまざまな規格

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<当記事はこんな疑問にお答えします>

・VGA、DVIってどう違うの?

・ディスプレイポートとHDMIはどう違うの?

・これからどんな種類の規格が主流になっていくんだろう?

当ブログではUSBケーブルの種類など、身近なPC周辺機器について解説してきました。

今回はディスプレイケーブルのさまざまな種類について調べてみました。ディスプレイの買い替えや増設の際に参考になれば幸いです。

※2020年12月8日現在の情報です

目次


  1. VGA(ブイジーエー)
  2. DVI(ディーブイアイ)
    ①DVI-A
    ②DVI-D
    ③DVI-I

  3. HDMI(エイチディーエムアイ)
    ①HDMI
    ②miniHDMI
    ②microHDMI
  4. DisplayPort(ディスプレイポート)
    ①DisplayPort
    ②miniDisplayPort
  5. その他のケーブル
    ①USB type-C
    ②Thunderbolt(サンダーボルト)
  6. まとめ

1.VGA(ブイジーエー)


VGA端子はアナログRGB端子やD-SUB(ディーサブ)などとも呼ばれ、 コネクタ部分は15ピンで構成されており、 当時はパソコンとCRTディスプレイ cathode-ray tube カソードレイチューブの略=ブラウン管の意)と呼ばれるアナログ信号を用いるディスプレイに映像を出力することを想定されていました。

しかし2000年代に入り、パソコンのディスプレイが、CRTディスプレイから液晶ディスプレイへ移行するのに伴い、2015年にIntelとAMDが自社製品での採用を終了し、VGA端子は今ではほとんど使われる機会はなくなりました。

2.DVI(ディーブイアイ)


DVI 端子とはDigital Visual Interface (デジタル ビジュアル インターフェース)の略で、VGA端子がアナログ通信であったのに対し、DVI端子はデジタル通信に対応しているのが特徴です。

DVI端子は1999年に登場し、コネクタ部分は細かい種類ごとにさまざまなタイプがあります。さまざまなディスプレイケーブル端子の規格をこの後もご紹介しますが、HDMIやDisplay Portといった規格もこのDVIを発展させたものです。

下記の DVI-D、 DVI-A、 DVI-Iという種類の他に、「シングルリンク」「デュアルリンク」と呼ばれるコネクタ形状による分類があります。この2つの違いは対応している解像度にあり、下記のように異なります。

シングルリンク(WUXGAとも呼ばれる)=1920×1200ピクセルまで
デュアルリンク (WQXGAとも呼ばれる)= 2560✕1600 ピクセル まで

①DVI-A

アナログ信号のみ対応しており、今ではほとんど使用されない端子です。

②DVI-D

デジタル信号対応であることが特徴です。

また、DVI-Dオスコネクタは、DVI-Dまたは後述のDVI-Iどちらのメスコネクタにも差し込めるのが特徴です。アナログ信号を使わない場合は、DVI-Dコネクタのケーブルを選べばよいと言えます。

③DVI-I

DVI-IのIはIntegrated(インテグレイティド、統合された~の意)を表しており、デジタル・アナログ信号両対応の規格です。

アナログVGA信号の通信を行うためにDVI-D端子からさらに5ピンが追加されているのが特徴です。 DVI-Iコネクタに変換アダプタを使えば、VGA端子を持つ機器と接続して使うことができます。

3.HDMI(エイチディーエムアイ)


2002年に登場したHDMI端子は、DVIを基に音声伝送機能や著作権保護機能、 色差伝送機能を加えるなど、オーディオ・ビジュアル家電向けに改良したものです。HDMIは非圧縮のデジタル形式の音声と映像を通信するため、データの劣化の心配がないのが大きな特徴です。

また、音声出力機能もついているのが特徴で、ディスプレイからの音声出力を楽しむことができます。ただし、スピーカーと併用したい時はパソコン側で設定が必要になる場合もあるので注意が必要です。

さまざまなタイプがありますが、主に下記の3種類がよく使用されます。

①HDMI

標準タイプのHDMIは、テレビ、パソコン、Blu-rayレコーダーなどに主に使用されます。

②miniHDMI

ビデオカメラなど小型の機器で使用されることが多いです。

③microHDMI

スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなどに使用されることが多い規格です。

4.DisplayPort(ディスプレイポート)


DisplayPort(ディスプレイポート)は液晶ディスプレイなどのデジタルディスプレイのために設計された映像出力インターフェースの規格です。二次的な仕様ではあるものの、音声信号(機器により対応・非対応あり)や汎用データの転送も可能です。

HDMIに比べ、ディスプレイが高解像度出力に対応している場合、より高解像度の映像を映すことができ、その点でもHDMIよりDisplayPortの方が優秀だと言えます。 また、長方形の1角が欠けたような形をした、幅16mmの20ピンコネクタが特徴です。

①DisplayPort

そのスペックの高さを活かし、光学式のディスクプレーヤー、パーソナルビデオレコーダーなどの高解像度コンテンツを有するデバイス間の接続に主に用いられます。長方形の1角が欠けたような形をした、幅16mmの20ピンコネクタが特徴です。

②miniDisplayPort

ノートパソコンなどで主に使用されるHDMIを小型化したもので、機能はDisplayPortと基本的には変わりません。

5.その他のケーブル


①USB type-C

USB type-Cケーブルは次世代の規格として非常に注目を集めています。接続部がシンメトリーな形状になっており、向きを気にせずに接続できる点で非常に便利になっています。

コネクタ形状がデバイス側とホスト側で全く同じになっているため、従来のように複数のケーブルを用意する手間も省けるのは大きなメリットだと言えます。

②Thunderbolt(サンダーボルト)

Thunderboltは、インテルがアップルと共同開発した規格で、 Thunderbolt1、 Thunderbolt2の端子はmini Display Portケーブルと端子の形状が同じで、
Thunderbolt3、 Thunderbolt4の端子はUSB Type-Cと形状が同じなので注意が必要です。

Thunderboltケーブルは映像データを通信する機能だけでなく、ハードディスクなどの周辺機器と接続することで、データの通信を行うことができるのが特徴です。

さらにUSBと比べ、ディジーチェーンと呼ばれる同じインターフェースを持ったデバイスを経由して数珠つなぎにパソコンへ接続する技術をサポートしている点で高機能であると言えます。

6.まとめ


今回はさまざまなディスプレイケーブル端子ついて詳しく調べてみました。

まとめると、ディスプレイの端子はさまざまな種類があり、それぞれ特徴や対応しているデバイスも異なります。購入の際には、何と何を接続するためにどのディスプレイ端子(ケーブル)を使用するのがよいか予め確認しておくのが良いと言えます。

また、最近はコンシューマ向けのパソコンではHDMI端子を搭載しているものが多く、法人向けパソコンはDisplayPortが主流になってきており、未だに規格が統一されていないのが一つの課題だと言えます。

今後、 アップルが推進するThunderbolt端子なども含め、どの規格が主流になっていくのか楽しみですね。

ライター:井上

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