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【図解】Outlookでメールが受信できないときに確認すること
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ある日突然、Outlook(アウトルック)でメールが受信できなくなったことはありませんか?「昨日まで普通に使えていたのに…」と困ってしまいますよね。
もしかするとOutlookのアップデート等の影響で、これまでの設定が変わってしまっていることが原因かもしれません。
そこで今回は、Outlookでメールが受信できなくなった場合に最初にチェックしてほしい項目について分かりやすく解説していきます。画像付きで説明していくので、ぜひ記事を読みながら一緒に確認してみてください。
※本記事では、Outlook(classic)での確認方法について解説していきます。スクリーンショットの画像は、ご利用中のOutlookのバージョンによって多少の差異がある場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
Outlook(classic)でメールが受信できなくなる理由
Outlookでメールが受信できなくなるというケースは実はよくある現象で、その理由もさまざまです。たとえば、メールサーバー側のエラーだったり、パソコンの容量の問題だったり…色々な理由で起こる場合があります。
そのなかでも当社によくお問い合わせいただくケースでは、Outlookのアップデートや一時的な不具合によって、重要な既存設定が勝手に解除または変更されてしまうものなどがあります。たとえば、メールの送信サーバー設定の「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」のチェックが外れ、急にメールが受信できなくなるという事象が挙げられます。
そのため、まずは「Outlook上の設定」が意図しているもの、つまり当初設定したものになっているかを確認してみることで、メールが受信できない原因を見つけられる場合があります。
今回は「Outlook(classic)上で、設定内容が正しいかを確認する方法」にフォーカスして、確認手順を解説していきます。
メールが受信できない場合に確認すべきこと
Outlook(classic)でメールが受信できなくなった場合に確認すべきポイントは、以下の3点になります。
- ユーザー情報やサーバー情報が正しいかどうか
- 詳細設定の「送信サーバー」内の設定が正しいかどうか
- ポート番号が正しいかどうか
<確認を進める前の事前準備>
まずOutlookを起動し、設定を確認する画面を開きましょう。手順は以下になります。
■ステップ1:
Outlookを起動し、「ファイル」のタブに移動します。「アカウント設定」から「プロファイルの管理」を選んでクリックしましょう。

■ステップ2:
メール設定のウィンドウが開くので、「電子メール アカウント(E)」をクリックします。

■ステップ3:
今回受信できなくなったメールアドレスを選択し、「変更(A)」をクリックします。そうすると、「POPとIMAPのアカウント設定」というウィンドウが開きます。


***
以上の手順で設定内容の確認をおこなう画面を開くことができます。これで事前準備が完了です。それでは、上記に挙げたポイント3点の確認方法を順番に解説していきます。
ユーザー情報やサーバー情報が正しいかどうか
まずは、最初に設定したサーバー情報が正しいものになっているかを確認しましょう。上から順番に項目を確認します。
ユーザー情報を確認する
まずは「ユーザー情報」の項目から見ていきましょう。

・名前(Y)…メール送信時に送信される名前です。任意での設定となります。(例:ビジネス利用であれば、会社名と氏名など)
・電子メールアドレス(E)…ご自身のメールアドレスになっているか確認してください。
サーバー情報を確認する
次に、サーバー情報や、メールサーバーへのログオン情報を見ていきましょう。

<サーバー情報>
・アカウントの種類(A)…触れない項目なのでそのままでOK
・受信メールサーバー(I)…意図した内容になっているかご確認ください。
・送信メールサーバー(SMTP)(O)…意図した内容になっているかご確認ください。
<メールサーバーへのログオン情報>
・アカウント名(U)…基本的には、メールアドレスの情報が入ります。(場合によっては、@より前の部分のみのケースもあり)意図したアドレスになっているかご確認ください。
・パスワード(P)…上記の「アカウント名」の情報に誤りがなかった場合には、空欄のままでOK。もし、「アカウント名」を変更した場合には、パスワードも入力してください。
※当社WWG(ダブル・ダブル・ジー)のお客様には、ご利用開始時にサーバー情報やログオン情報をご共有しておりますので、そちらの内容をご確認ください。
***
以上で、ユーザー情報やサーバー情報が正しいかどうかの確認が完了です。
詳細設定の「送信サーバー」内の設定が正しいかどうか
次に、詳細設定の「送信サーバー」設定を確認していきましょう。
■ステップ1:
向かって右下にある「詳細設定(M)」のボタンをクリックします。

■ステップ2:
「インターネット電子メール設定」というウィンドウが開きます。デフォルトだと「全般」のタブになっているので、「送信サーバー」のタブをクリックします。
「送信サーバー」のタブの中の「送信サーバー(SMTP)は認証が必要(O)」の項目にチェックボックスがあります。こちらのチェックが外れている場合は、チェックを付けてください。(この画面はこのまま使用するので、開いたままにしておいてください。)

***
以上で、詳細設定の「送信サーバー」内の設定が正しいかどうかの確認が完了です。
ポート番号が正しいかどうか
では最後に、ポート番号が正しく入力されているかを確認していきましょう。
■ステップ1:
先ほど使用した「インターネット電子メール設定」のウィンドウ内の、「送信サーバー」のタブのすぐ隣にある「詳細設定」というタブを開きます。

■ステップ2:
「サーバーのポート番号」という項目があるので、この番号を確認します。
※WWGのお客様には以下の番号の入力をお願いしています。以下のいずれかの内容になっているかご確認ください。
<POPの場合>
・受信サーバー(POP3)…995
・送信サーバー(SMTP)…465
・使用する暗号化接続の種類…SSL/TLS(※「自動」も可)
<IMAPの場合>
・受信サーバー(IMAP)…993
・送信サーバー(SMTP)…465
・使用する暗号化接続の種類…SSL/TLS(※「自動」も可)
なお、一般的なポート番号は以下になります。
※STARTTLSの場合とSSL/TLSの場合について接続形式別に記載します。
接続形式 | STARTTLSの場合 | SSL/TLSの場合 |
---|---|---|
POP | 110 | 995 |
IMAP | 143 | 993 |
SMTP | 587 | 465 |
併せて知りたい:「配信」の設定について
POPを利用している場合は、「配信」の設定が可能です。「サーバーにメッセージのコピーを残す」にチェックを入れることで、メールサーバー側にあるメールをどう扱うかの設定を行うことができます。
メールサーバー側の容量がいっぱいになってしまうとメールを受信できなくなってしまうため、WWGでは、「サーバーから削除する(R)」を「14日後」に設定することを推奨しています。この設定をおこなうことで、受信してから14日後にメールサーバー側ではメールが削除されます。※Outlook上のメールは、削除しない限りなくなりませんのでご安心ください。

また、その下にある「[削除済みアイテム]から削除されたら、サーバーから削除(M)」の項目については、Outlook上でゴミ箱に入れたメールをさらにゴミ箱から完全に削除した場合、連動してメールサーバーからも削除するという設定です。
「関係ないメールだと思って削除してしまったけど、やっぱり必要だった…」という場合に、復元できなくなってしまうことがあるので、この項目はチェックを入れず、さきほどの「14日後に自動でメールサーバーから削除される設定」のみをおこなっておくと安心です。こうしておくことで、14日間はメールがメールサーバー側に保存されます。
ただし、14日以上経過するとメールサーバー側から削除されるため、もし2週間では不安…という場合は、日付を自由に変更してご利用ください。
***
ポート番号の入力内容が確認できたら、「OK」をクリックします。以上で、ポート番号が正しいかどうかの確認が完了です。
まとめ:まずは意図した設定になっているかを確認しよう
今回は、Outlookでメールが受信できなくなってしまった場合に確認すべきことを解説しました。WWGが普段お客様にご案内することが多い内容を分かりやすくまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
当メディア「WWGスペース」は、名古屋のホームページ制作会社 WWG(ダブル・ダブル・ジー)が運営するオウンドメディアです。当社WWGは、ホームページを作るプロとして、IT・Web・AI関連の最新情報に日々アンテナを張って技術を磨いています。WWGの強みは、地域に特化した価値あるホームページ制作です。
今後も、WebやIT、AIに関するお役立ち情報はもちろん、ホームページ制作・Web制作に関する情報も分かりやすくお届けしていきますので、ぜひお楽しみに…!

WWGのブログ記事作成専門チームに所属するWebライターです。ホームページ制作やWeb・AIに関することをはじめ、デザイン・コーディング・SEO・人材採用・ビジネス・地元についてのお役立ち情報やニュースを分かりやすく発信しています。【最近のマイブームはChatGPTと雑談をすること】
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